ゴーオンゴールド/須塔大翔

登録日:2021/05/23 Sun 20:53:50
更新日:2023/05/03 Wed 13:44:31
所要時間:約 4 分で読めます




美羽!!

須塔(すとう)大翔(ひろと)は『炎神戦隊ゴーオンジャー』の登場人物。

演:徳山秀典

【概要】

ゴーオンウイングスの片割れで、ゴーオンゴールドに変身する青年。
ゴーオンシルバーに変身する須塔美羽の兄でもある。
オープニングクレジットでのキャッチフレーズは「PHILOSOPHER」(哲学者)。確かにメンバーの中では知的な方なんだが…

美羽からは「アニ」、トリプターからは「兄貴」と呼ばれている。
金のメッシュが入った茶髪が特徴。
よく間違えられるが、「須藤」ではなく「須塔」である。
須藤だと蟹刑事霧彦さんになってしまう。

2年前光を失ってやさぐれた兄貴と比べて、こちらは「光を取り戻しすぎた兄貴」と言われる事もある。


【人物】

非常にクールで冷静沈着な、プロ意識が高い性格。
当初はおバカ揃いでアマチュアなゴーオンジャーを思い切り見下しており、衝突することも少なくなかった。
しかし、次第に彼らの良さに気付き、ヒラメキメデスとの決戦以降はかなり丸くなった。

妹の美羽のことは誰よりも大切に思っている面倒見の良い一面もある。
単刀直入に言うとシスコンなんだが。
それ故に、GP-29で美羽がハンマーバンキに重傷を負わされた時は、かつてないほど激昂し暴走してしまった。

特技はボクシングで、戦闘スタイルにも反映されている。シャドウ時代の経験今は亡き弟の戦い方を参考にしたのかもしれない。
他にも外国語の本を読んだり、絶品カレーを作れたり、歌が上手かったりと多才な兄貴。
その才能に目を付けた各業界からスカウトされることが多いが、大翔は自分たちにしかできない「オンリーワン」を求めている。
ウイングスとなって闘うと決めたのもそのため。


…と、初期はご覧のようにクールで天才なキャラクターだったのだが、後半ではコミカルなシーンが増えていった。

  • ロムビアコが登場した時は、ギターを弾きながら一人熱唱。
    かなりの美声を披露し、ロムビアコを満足させる…かと思いきや、ギリギリで満足させられずに落ち込む。この時一部のファンからは、またやさぐれないかと心配された。
  • 早輝の姉の早苗の美貌にメロメロになってしまい、美羽に耳を引っ張られる。
    さらに、ヒーターバンキのせいで髪を焦がされてしまった。
  • シャワーバンキの能力で固まってしまい、他の男性陣共々女装させられる。
  • ひょんな事からワメイクルの親代わりを務めることになり、「チビ」と名付ける。
    チビが泣き出した時は変顔であやした。
  • 向かうところ敵無しの兄貴かと思いきや、お化け嫌いという笑撃の弱点が発覚。
    幼少期に祖父から怪談を聞かされたせいでトラウマになってしまったらしい。
    遊園地のお化け屋敷すらアウトで、ビビって動けなくなってしまう。
    それを見た年下の早輝に叱咤された挙げ句、以降は呼び捨てで呼ばれるように。
    ただ、おかげで弱点は克服できた。知らなかったとはいえ、お化け屋敷の係員をぶっ倒したがな。
  • 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!」では茉子源太と共に兄妹そろってクリスマスワールドに飛ばされた。
    「……らっしゃい」と呟く兄貴のサンタ姿はどうみてもホストです、ありがとうございました。
  • 「10 YEARS GRANDPRIX」では、事故でベアールと激突してジャンクワールドに吹っ飛ばされる。
    なお、ヒューマンワールドでは自爆テロで死んだことになっていたので、その半年後、連絡を寄こさなかった事にぶちギレた美羽にぶん殴られた。
    その後、事の経緯を説明したが、あまりにお間抜けだったので走輔と範人に爆笑され、「笑ってくれ…」とまさかのセルフパロディを行った。


もちろん、カッコいいシーンも沢山あるのでご安心を。



チェンジソウル、セット!

レッツ!ゴー・オン!

メット・オン!


ゴーオンゴールド



ブレイク限界。 ゴーオンゴールド!!


SA:渡辺淳

大翔がウイングトリガーにチェンジソウルをセットする事で変身した姿。
本作の追加戦士枠。
相手の先を読む冷静な戦いを得意とし、自身と武器の限界を引き出して戦い、ボクシング殺法や空中攻撃を駆使する。
美羽が変身したゴーオンシルバーとのコンビネーションも抜群。

【余談】

スーパー戦隊で初めてゴールドと名前が入った戦士(色が金色の戦士は多数いるが)。

企画段階ではジェットラスが彼の炎神になる予定だったが、大翔とジェットラスのコンビだとあまりに濃すぎて美羽とトリプターが薄くなってしまうということで、双方の炎神が入れ替えられたらしい。

上述の通り、かなりの歌唱力と美声の持ち主であるが、演者の徳山氏は実際に歌手としてシングルをいくつか出しており、バルカやマッハルコンの担当声優の出演していた某アニメの主題歌も担当している他、ゴーオンジャーにおいても、ロムビアコ回で披露したオリジナルソングや、G5プリンスの楽曲の作詞・作曲も担っている。
そのバルカの担当声優である保志総一朗の自宅は徳山氏の自宅の近所であり、プライベートでも親交が深く仲睦まじいことでも有名である。

演者の徳山氏が大翔役に抜擢されたのは、過去に出演した仮面ライダーカブトのプロデューサーからの推薦によるもので、曰く「『おバカ戦隊』というフレーズのゴーオンジャーだけど、初期メンバーの5人(の演者)がホントにちょっとおバカだから、現場をシメてほしい」という理由からだったそうで、実際徳山氏が初めて打ち合わせの為に撮影所を訪れた際には、撮影を終えた軍平役の海老澤健次氏が缶ビールを持ったまま挨拶にやってきたのを見て、徳山氏はプロデューサーの言葉の意味を理解したのだそうな…

尚、徳山氏によると劇中で大翔のキャラが段々崩れていったのは台本にそういった記述がされていたためで、アドリブによるものではないとの事(徳山氏は台本通りに演じるタイプでアドリブはほぼ入れないらしい。因みに矢車の演技も台本段階で明記されていたものだったらしい。)。

後に同じゴールドで妹持ちの輩達が現れた。

大翔(ひろと)」という名前は、本作が放送された2008年に生まれた男の子に付けられる名前で上位を取った。



貴様ァ……今、美羽を笑ったな……?


追記・修正は、地獄から這い上がって光を取り戻し、ついでに可愛い妹と弟分を手に入れた人がお願いします。

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最終更新:2023年05月03日 13:44