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仮面ライダーザビー

登録日:2009/06/27 Sat 21:31:36
更新日:2026/08/18 Tue 17:12:46NEW!
所要時間:約 9 分で読めます




仮面ライダーカブト』に登場する2号ライダーだった仮面ライダー。(詳細は後述)
スーツアクター:伊藤慎、渡辺淳(ガタック共演時)




【概要】

第6話〜第10話、第13話~第16話、第18話、第20話~第22話、第24話~第26話、第28話、第32話、第33話、第44話に登場するスズメバチをモチーフにしたライダー。
ザビーは「THE() BEE(ビー)」と書くが、BEEはミツバチを指す言葉で、本来スズメバチはWASP(ワスプ)である。

MFの複眼は蜂の巣を思わせるハニカム構造。
キャストオフ時の音声は『CHANGE WASP』。

ZECTにとって危険因子になったカブトを抹殺(多分変身者だけだが)する為に開発したライダー。
劇中の台詞から開発自体は進められていたようだが、カブトがZECTにとって予想外の敵となってしまった為、急遽開発を急いだような描写がある。
専用バイクのマシンゼクトロンが量産型であったり*1、目立った武器がないのもその為かも知れない。


【変身者】

と合計4人が変身した(公式ではないが5人目として田所さんがライブステージで変身しており、地方でのショーでは岬優月が変身した例もある)。
ゲームでは三島以外は使用可能。

資格者は身体にザビーの紋章が浮かび上がり、同時に精鋭部隊「シャドウ」の隊長も任される。
変身者はザビーゼクターが選ぶが、条件が厳しい(?)のか変遷が激しい。*2

しかし、資格者となる条件が厳しいと目される割に、選んでも物語後半でやさぐれたりヘタレだったりするため、『カブト』に登場する仮面ライダーの中では不遇というか、影が薄くなりがち。装着者の大半が後に別のライダーになっているのも大きい。
一応、資格者を選んだり見捨てるのはザビーゼクター自身であり、人を見る目がなかったザビーゼクターの身から出た錆とする意見もあるが、
自ら資格を捨てた加賀美や、近くを飛んでいたザビーゼクターを無理矢理とっ捕まえて変身し、その後資格者の座を影山に返した三島については、
ザビーゼクターが乗り換えたわけではなく、むしろフラれたり(加賀美)、向こうの都合で強制変身させられた(三島)ようなもののため、
確かにザビーに変身した登場人物は多いが、そこだけを見てザビーゼクターを「尻軽」等と揶揄するのは少し酷である。
ただ、一番長く変身していたのがよりによって影山だった辺り、
「ザビーゼクターは人を見る目がなかった」という点については流石に否定しづらいのも事実ではあるのだが。
このように様々な人間の元を転々とするのはザビーゼクターだけであり、個性と当時に最終的に空位となってしまった影の薄さの原因でもある。

なお、影山が敗れた際に自ら天道の元に飛んでいった描写から、恐らく天道も資格者の素質があると思われる。
モモタロス「都合が悪くなったらコロコロ資格者、替えるのかー!」


【戦闘能力】

飛び道具などの武装が一切ないので徒手空拳での格闘戦を行う。ライダースティングのゼクターですらまずパンチしないといけない。
設定上は専用のゼクトマイザーを持つが本編未使用。*3

軽装な分、カブトや他のライダーに比べ動きが俊敏なのが特徴。

何かと弱いイメージがあるが、初期はカブトと互角に渡り合ったり、変身する人によってはワーム必殺技無しで倒したりしているので決して弱くはない。っていうか影山が……

武器がない分、変身者の能力やセンスがダイレクトに反映され、戦闘スタイルも資格者によって大きく変わる。
  • 矢車:得意のパンチ以外に、蹴りなどを織り交ぜたキックボクシングに似た総合スタイル。
  • 加賀美:勢い任せのケンカスタイル。
  • 影山:ボクシングに似たパンチ主体の残念スタイル
  • 三島:手数より重い突きを重視した空手スタイル。

戦力的には

三島>矢車>加賀美>>(越えられない壁)>>影山

といったところ。2m近く垂直跳びとかやらかす三島に至ってはライダースティングを使わずともパンチ数発の連打で成虫ワームを撃破するなど恐ろしく強い。


【必殺技】

必殺技は左腕のザビーゼクターから針を放ち相手に刺す「ライダースティング」。
約17tの破壊力を持ち、相手を原子崩壊させる。
劇中ではサナギ体ワームを次々に倒すシーンやカウンターで倒すシーンがある。

またカブトがまともに食らった数少ない必殺技(ただしカブトが余所見してたり数の暴力だったりするが)でもある*4
ただしダメージを負わせてはいるものの特に変身解除される事なく戦闘を続行してたりするので、直撃してるのに仕留められない微妙な威力ということに……やっぱ影山が……
一応ワーム相手なら一撃で撃破できるため、十分すぎる破壊力ではあるが。

矢車は無駄のないスマートな左ストレート、影山はフックとアッパーの中間のような斜め下からの掬い上げ、加賀美は思い切り振りかぶるテレフォンパンチなど、こちらも資格者により撃ち方に個性が出る。


【劇中での行動】

劇中は初めこそカブトのライバルかつエリート的な立ち位置でデザインの良さもあり活躍が期待されたが、
加賀美初変身回をピークに他のライダーが次々現れていく内に噛ませ化、いらない子的な扱いをされ始める。

そして第33話でキックホッパーと入れ替わる形で降板。第44話で影山が変身し再登場するもすぐに返り討ちにされ、影山から資格を完全に剥奪、以後ザビーに変身する人間は二度といなくなった
この時、ザビーゼクターは矢車とよりを戻そうとしたが軽くあしらわれている。

ドレイクサソードには終盤でも見せ場があったがザビーにそんなチャンスはなく、もっぱらパーフェクトゼクターの強化パーツとしてゼクターが飛んでくるしか出番はなかった。
まともな変身者がいなかったから仕方ないが…


【映画において】

劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』でも矢車想(非やさぐれ)が変身するライダーとして登場。
ZECTの戦力としてネオZECTと敵対し、ネオZECTのリーダーであるヘラクスとも互角の戦いを繰り広げたが、一瞬の隙を突かれて、ヘラクスのライダービートを受けて敗北した。


【2号ライダー?】

劇中では2番目に登場した仮面ライダーでありマスクドライダーシステム第2号であるため、作中で「2号ライダー」と呼称された。
しかしファンの間や『仮面ライダージオウ』以降の商業上では、準主人公である加賀美が変身した仮面ライダーガタックがポジション的な「2号ライダー」として扱われている。
一応ストーリー上の立ち位置次第では、『ジオウ』以降の公式の扱いに沿わない仮面ライダーを2号ライダーと見なす意見が出ている例もある*5が、先述の通り、ザビーはストーリー後半で離脱してしまったため、2号ライダー扱いされることはほぼなくなった。

そのため、劇中3番目に登場した仮面ライダーでありマスクドライダーシステム第3号であるドレイクの出番があまり多くないということもあって、比較的出番が多かったザビーが3号ライダーと見なされることがある。
一方で、資格者が一定せず最終的に資格者がいなくなってしまったことから、ザビーを番外戦士として扱い、ドレイクを3号ライダーとして扱う意見もある(そもそも公式では『カブト』にポジション的な3号ライダーは設定されていない)。


【客演】

仮面ライダーディケイド

第16話に登場。変身者は眼帯を身につけた男、弟切ソウ。
部下のアラタが変身するガタックと協力してワームを撃破しただけでなく、ディケイドを相手に有利に立ち回り、ファイズ・アクセルフォームにフォームライドしたディケイドとも互角に戦う。

さらには腕からニードルを発射するという新技も見せてくれたが、後から現れたカブトにあっさりあしらわれて変身解除。

その後ソウがソウジに擬態したワームだと判明、以降は全く変身されなかった。


オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

バースから呼び出されたサブライダーの一人として登場。
全ライダーと共に「オールライダーブレイク」を決めた。

仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦

直接登場はしないが、トーナメントの「チーム昆虫」の黄色枠として参加していた。
しかし、初戦で「チームカード」に敗北した模様。相手チームに同じ黄色枠のオーディンがいたので勝つのは厳しかったかもしれない。

【ゲーム作品】

代役が多くなりがちな放映後のゲームでも全員オリジナルキャストとなっている。

仮面ライダーカブト(PS2)

前述の通り矢車ザビー、加賀美ザビー、影山ザビーの3人を使用可能。ライダースティングの打ち方もそれぞれ再現されている。
このゲームでは基本的に同キャラ対戦はできないが、ザビーの中身違いは別キャラ扱いになっているので共闘や対戦ができる。

超クライマックスヒーローズ

サソードやドレイクなどのカブト勢の大量参戦に合わせて登場。矢車ザビーと影山ザビーの2人。こちらでは1キャラから選択という形式を取っているのでザビー同士のタッグなどは不可。
矢車はサポートでゼクトルーパー、影山はクロックアップという形でバトルスタイルが分けられており、超必殺技のライダースティングでも矢車はゼクトルーパーと連携するが影山は支援を制止してスタンドプレイに走るなどの違いがある。

ガンバライド

ライダーフォームがシャバドゥビ4弾で参戦。一番時期の長い影山で登場した。
ライダータイプは相手の能力を下げるのに特化した幻惑。数多の資格者を渡り歩いた様は確かに惑していると言えるかもしれない…
ライダースティングは特定の誰々や何話の再現という感じではなく、猛ダッシュで相手に駆け寄りながらパンチというダイナミックな感じになっている。
この時期のカブト勢の慣例で「クロックアップ」も必殺技になっており、こちらではクロックアップしつつ影山らしいボクシングスタイルでの拳打からハイキックで相手に攻撃。
そして両者をくっつけた「クロックアップ&ライダースティング」が最強技で、上記のクロックアップからスローで吹き飛ばされる相手にライダースティングを叩き込むコンビネーションとなっている。


『ガンバライジング』

バーストライズ4弾で参戦。前作と同じくライダーフォームで登場。
LRで収録されたが、何と矢車ザビー、影山ザビー、三島ザビーが一枚のカードに詰められており、カードをレーンに置くたびにランダムで1人が登場する選択形式。つまり3人いっぺんに作られた。


必殺技は表が「シャドウゼクトルーパー」
ザビーの指示でゼクトルーパーが一斉射撃するが、それぞれ微妙に仕草が異なる。

裏面が「ライダースティング」*6
こちらは装着者毎に、第7話(矢車)、第13話(影山)、第16話(三島)の動きを再現している。
数少ない活躍を強引に技にしているので三島はライダースティングですらないが…

メモリアルチェンジ枠(レジェンドレア限定)なのでキャンペーンカードの仮面ライダー雷、同じくレジェンドレアのオーズサゴーゾコンボ白魔法使い(コヨミ)、ドライブタイプスペシャルと共にバーストライズ4弾のスキャンコンプリートでは面倒な不協和音でもあった。

3人纏めて同じレジェンドレア1枚という枠のためザビー同士の同時出しはできす、(同じカードを場に並べられない)メモリアル枠の弊害として低レア落ちもしなかったが
ゲキレツグランプリ1弾で参戦済みカブトキャラがランダムに選ばれる「ゼクターに選ばれし者」が登場。ザビー3人も選択肢に入っており、(レジェンドレア2枚というちょっとリッチな前提条件があるが)上のザビー単独版とは別カードなためザビー2人の同時出しが可能になっていた。

『ガンバレジェンズ』

2弾でライダーフォームが正式参戦。こちらは初代の矢車となっている。
変身シーンもようやく再現されたがマスクドフォームのグラフィックがないので少し変な感じ。

前作(ライジング)のカードを使えばレジェンズ未参戦のキャラでもガワだけは呼び出せるのだが、前作のザビーは矢車で固定のため影山と三島ザビーは現状使えない。*7

【余談】

ザビー変身者は岬を除いて全員ザビー変身後に別の姿に変身している。

終盤の番組開始前のジャンクションで全ライダーが揃うカットがあり、そこには当然ザビーもいるのだが、ザビーの資格者だった矢車、加賀美、影山は別のライダーに変身しているため誰が変身しているのかは不明。

1回だけ変身した三島か、ライブステージで変身した田所だろうか?

レッツゴー仮面ライダーでも同じ事が起きていたが、やはり矢車、加賀美、影山以外の誰かなのかもしれない。


追記・修正は最後までザビーの資格者だった人にお願いします。


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最終更新:2026年08月18日 17:12

*1 尤も、これはザビーに限った話ではなく、専用のバイクがあるのはカブトとガタックだけである

*2 一応ZECTに所属する人間のみを資格者として選定するように設定されていたらしいが。

*3 マイザーボマーはハチ型のザビーボマーで、食品玩具バンダイキャンディートイにて登場。

*4 因みに三島以外の全変身者がカブトに当てている

*5 例えば『仮面ライダー剣』の相川始/仮面ライダーカリスは、商業上は3号ライダーであってもキャストクレジットの順番やストーリー後半の活躍を根拠に2号ライダーとする意見もある。

*6 カードでは、「ザビーゼクターに選ばれし者」表記。

*7 ゼクターに選ばれし者は当然主役のカブト