登録日:2011/10/07 Fri 20:07:38
更新日:2024/11/09 Sat 21:26:19
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その猫は環境を制覇するべく
そして
このような力強い仲間を連れて戦いに出かけました。
そして激戦の末、見事環境を制覇したのです。
猫「私に勝てる奴はいるかニャー」
しかし……
コンマイ「すみません、うちの猫が色々ご迷惑を…」
コンマイ「というわけでしばらく外出禁止ね(^^#」
猫「(゜ロ゜;」
こうして猫は姿を消しました……
その後、去勢されてすっかり大人しくなったらしい。
それから時が経ち……今ここに、猫の遺志を継ぐ小動物が現れたのです!
レスキューラビット「よろしくウサ!」
《レスキューラビット》は、PHOTON SHOCKWAVEに収録されたモンスターである。
テキストはこちら
星4/
地属性/
獣族/攻 300/守 100
このカードはデッキから特殊召喚できない。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル4以下の同名の通常モンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
しかし、《レスキューキャット》は環境で大暴れして禁止になったカード。
なのでこの兎、猫に劣る部分がいくつか存在する。
- 自身をデッキから呼び出せない(《召喚僧サモンプリースト》等でリクルートできない)
- 効果で特殊召喚できるのは通常モンスター、かつ同名カード2体のみ。
- このカード1枚ではS召喚できない(チューナーを呼ぶとチューナー2体になってしまう)。
よって、このカードは猫の劣化版になる……
というより《
凡骨の意地》を入れた【凡骨ビート】専用カードといった所
かと思われた。
が、コイツは猫の劣化カードにはならなかった。
その大きな理由が、猫が暴れていた時代に無かった新たな召喚方法が生まれていたからである。
猫が1枚でS召喚を成し遂げたように、このカードは1枚でX召喚を可能にする。
ここではその使用例をアニメ風にあげてみよう。
※これはあくまでも例です。実際のキャラと性格が違ったり、デッキ内容が異なる場合があります
(冥ω殿)「ふはははは!これでお前のライフは残り100ポイントだ。
手札とフィールドに何もない状態からどう逆転する?ターンエンドだ」
UMA「俺は諦めないぜ! かっとビングだ、俺ー!ドロー!」
アストラル「このカードは!? ――遊馬、そのモンスターを召喚して効果を使うんだ」
UMA「……? ……わかったぜ!俺は《レスキューラビット》を召喚、効果発動! デッキから《ハープの精》を2体特殊召喚!」
(冥ω殿)「効果のない雑魚モンスター2体? そんなカードで何が出来る」
アストラル「いくぞ遊馬!」
UMA「ああ!レベル4の《ハープの精》2体をオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!!」
(冥ω殿)「何だと!?」
UMA「現れろ!《No.39 希望皇ホープ》!!」
みたいなことが出来る。
《レスキューラビット》で特殊召喚されるモンスターは同名モンスターなので当然レベルは同じ、
効果がないことも自壊するデメリットもX素材にすれば一切問題はない。
何よりも決定的な、そして猫にないアドバンテージはレベル4を呼べるということ。
Sモンスターはレベル8が花形ではあったが、レベル6にも
一部大変強いモンスターを擁していた。
一方、Xモンスターは
ランク4がレベル8シンクロに迫る万能性を有したのに対して、ランク3はかなり控えめであった。
兎は一応レベル3以下も呼べるのだが、ステータスの高いレベル4ならともかくレベル3以下はなかなか積みたくないのもあって、実際に呼ぶことはあまりなかった。
更にもう一つ、猫と違ってどんな種族のモンスターも呼べることも大きかった。
Xモンスターは汎用だらけだったシンクロに比べて種族や属性を指定するものが目立ち、
しかもその性質上シンクロと違って複数体を同条件で指定するので、それを一発でクリアできるという点が完璧に噛み合っているのである。
ラギア「呼んだ?」
となる。
先攻1ターン目に召喚すれば相手が嫌な顔すること間違いなしである。
また、上でこのカード1枚ではシンクロすることが出来ないと書いたが、それはあくまでも《レスキューラビット》1枚だけの時のこと。
チューナーを用意しておけば、あるいはチューナーを呼び出すことで(ただしレベル4通常チューナーが登場したのは大分後のことになる)
猫より高レベルのシンクロ素材を揃えられるのである。
例えば相手の場のみにモンスターが存在し手札に(効果未使用の)《アンノウン・シンクロン》がいるなら
プレイヤー「手札から《アンノウン・シンクロン》特殊召喚、《レスキューラビット》効果でレベル4を2体出しますシンクロで」
トリシューラ「呼んだ?」
となる。
汎用性の高さは猫に負けずとも劣らない。
これらのことから、《レスキューラビット》がただの劣化《レスキューキャット》ではないことがわかる。
これらの通常モンスター2組合計6枚と兎3枚を積むのがデフォ。
このうち、2017年に登場した《メガロスマッシャーX以外はX全盛期からの現役である。
海外では【兎ジュラック】があの【昆虫装機】を抑えてトップメタに君臨した。
単なる通常モンスターサポートカードに収まらず、猫同様トーナメントレベルのカードである。
これから新しいXモンスターが現れるたびに、《レスキューラビット》が活躍する舞台も増えるだろう。
こうした活躍もあり、しばらく準制限カードにされていたが、2014年7月から解除されることに。
一方、海外では逆に制限カードにまで規制されている。
遊戯王マスターデュエルにおいては、なんと初期から使用できるメイト(対戦中にフィールドの傍にいるマスコットのようなもの)の1体に抜擢。
現実並のガチデッキが日々飛び交う激戦地で、のんびり体操するうさぎに癒やされる決闘者も多いとか。
そういう人に限って他のメイトに課金する余裕が無い程のガチプレイヤーだったりもするが。
マスターデュエルのグローバルリリース1000日突破を記念して配布されたアイコンにも描かれている。
「《レスキューラビット》効果発動!デッキから2体のwiki籠りを特殊召喚!そして2体のwiki籠りをオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れよ、追記編集!」
(冥ω殿)「何!?」
「追記編集の効果を発動だ!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、wiki内の未編集の項目を良項目へ変更するぜ!」
- 強いことは強いが禁止レベルじゃないのがいいとこでもあり厄介 -- 名無しさん (2013-08-31 13:34:56)
- 新しい動物はハムスターとなった -- 名無しさん (2014-06-27 07:07:44)
- TF6だと凄まじい強さ。シンクロメタに強く、墓地に依存せず、事故にも強い。 -- 名無しさん (2014-06-28 05:48:32)
- ラッキーパンチとダックドロッパーのイラストには笑った -- 名無しさん (2017-11-16 13:57:53)
- 猫に劣る部分として「効果で特殊召喚できるのは通常モンスター、かつ同名カード2体のみ。」ってなってるけど、リクルート対象の多さでは兎に分があるし「2体とも同じかどうか」の柔軟性では猫に分があるわけだから、単純には優劣はつかないのでは? -- 名無しさん (2020-06-27 10:22:21)
- ↑2 負け癖の付いた某百獣の王はもっと位の高い獣王様の庇護を求めに行った模様。 -- 名無しさん (2021-09-21 02:26:25)
- 2体のスターヴヴェノムの大親友…お手軽に呼び込める。 -- 名無しさん (2022-04-18 01:32:11)
- アルバス+ルベリオン採用でデッキタイプ次第ではあるが使い回しが効くように。 -- 名無しさん (2022-08-03 13:15:10)
- 名前だけを見てレスキュラー・ビットと空目した。ウサギじゃなくて閃刀機ーホーネットビットの様な小型自律端末機。 -- 名無しさん (2023-02-11 17:59:21)
- MDで高いランクのときにこのメイトに当たったら一気に緊張感走る -- 名無しさん (2024-11-09 21:14:09)
最終更新:2024年11月09日 21:26