登録日:2021/11/21 Sun 02:27:09
更新日:2025/03/21 Fri 20:21:35
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☆特徴☆
地属性といえば一般的に連想されるのは
ゴーレムやタイタンといったゴツメン、あるいはノームや
ドワーフといった妖精だろうか。
しかし
遊戯王ではパッと見普通の人間や動物っぽい奴をはじめ他の属性を連想させる要素がないモンスターはその多くが地属性に分類される。
ポケモンで言う所の
じめんタイプ・
いわタイプだけでなく
ノーマルタイプ的な面子も地属性に含まれることが多い。
ルール上
無属性が存在しないためこういう扱いになるのだろう。
アニメ版の【クリアー】モンスターは完全に無属性だったのだが
そのため地属性モンスターの総数はかなりのもの……それでも
闇属性の後塵を拝しているのが
遊戯王らしいが。
ステータス的には、攻守に恵まれた下級モンスターが特に多い。
《
ジェネティック・ワーウルフ》をはじめ攻撃力の高い
通常モンスターのほか、岩石族を中心に守備力の高いモンスターも多い。
【凡骨ビート】【ローレベル】といった
バニラデッキに地属性の要素を盛り込むことも容易。
モンスター効果は多種多様だが、破壊やバウンスと言った除去効果持ちの下級モンスターが比較的多い。
また反転召喚時に効果を発動する
サイクル・リバースモンスターは地属性と闇属性が大半を占める。
こういった特徴から、一口に【地属性】と言ってもデッキ構築の幅はかなり広いと言える。
《ミリス・レディエント》や《
デザート・ツイスター》等、カード効果において
風属性と対の扱いを受けることが比較的多い。
☆主な地属性デッキ・テーマ☆
アダマシア…デッキをめくって出てきた岩石族を次々に展開していく、運に左右される面もあるが拡張性が高い可能性の塊。
メガリス…儀式魔法が不要な上に相手ターンにも召喚できる特性を持つ儀式モンスター達。
化石…自分か相手の墓地に存在するモンスターを素材にしての
融合が基本戦術。
十二獣…下級1体の召喚から効率的なエクシーズ召喚に繋げられる特性を持つ。
アマゾネス…ダメージ反射や
バーン等、手札奪取といった癖のある効果が多い。
ウォークライ…攻撃力強化に長けるほか、下級モンスターは墓地に送られると上級を特殊召喚する効果を持つ。
マドルチェ…召喚時に効果を発動するほか、破壊されると墓地へは行かずデッキに戻る特性を持つ。
スクラップ…機械族や獣族が多めだが種族は多岐に渡り、自壊や墓地からのサルベージ・蘇生といった効果を持つ。
ナチュル…植物族・昆虫族・岩石族で構成され、相手の召喚・攻撃・効果の発動といったアクションに反応する効果を持つ。
蟲惑魔…植物族・昆虫族で構成され、「
落とし穴」系罠カードへの耐性やそれらのカードに関連する効果を持つ。
☆主なサポートカード☆
●《ギガンテス》/《岩の精霊 タイタン》
どちらも自分の墓地から地属性モンスター1体を除外することで特殊召喚できるモンスター。
ギガンテスは1900という下級モンスター上位の攻撃力に加え、戦闘で破壊されると大嵐の効果が発動する。
召喚した時点か攻撃が通る前に除去されることも多いので、囮として割り切って使うのも手。
相手に相応の対処を迫る分、この手のモンスターの中では優秀な方。
岩の精霊 タイタンは《イフリート》の地属性版。
素の攻撃力は1700で自分のバトルフェイズのみ2000になるが、アタッカーとしては力不足なので基本的にはコストとなるための存在。
ギガンテスに比べて地味だが、魔法・罠の維持が重要なデッキやカード名の違うモンスターを併用する必要がある場合に使える。
●
《ジェム・マーチャント》
手札から捨てることで自分の場の地属性通常モンスターの攻撃力を1000アップする、地属性版の劣化《
オネスト》。
絶対魔法禁止区域を使うなど、強化を魔法カードに頼らないバニラデッキでの採用となるか。
●
《トロイホース》
最上級モンスターをこれ1体のリリースでアドバンス召喚できるという
ダブルコストモンスターの地属性版。
しかし、光・闇属性が比較的戦闘に強い攻撃力1700、炎・水・風属性がサーチ・リクルートしやすい攻撃力1500なのに対し、このカードは攻撃力1600なので使いづらい。
もっとも現在は汎用・専用を問わずより使いやすい召喚サポートが豊富なのでダブルコンストモンスターの大半が不遇だが。
●《ブロック・ゴーレム》
自分の墓地に地属性モンスターしかいない場合、リリースすることで同名カード以外のレベル4岩石族モンスター2体を蘇生できる。
ただし、蘇生したモンスターはそのターン中に効果を発動できない。
完全に地属性・岩石族で統一したデッキ以外にも、岩石族モンスターが多めの【地属性】なら比較的採用しやすい蘇生サポートカード。
蘇生したモンスターはランク4以下のエクシーズ召喚等に利用できる。
●
《古代の機械箱》
サーチ・サルベージ時に攻撃力か守備力が500の地属性・機械族モンスターをサーチできる。
《
マシンナーズ・フォートレス》のコスト確保のほか、融合の補助などにも使える。
当初から
アンティーク・ギアよりも出張先での活躍が目立っていた。
●《巨大ネズミ》
戦闘で破壊され墓地に送られた時、デッキから攻撃力1500以下の地属性モンスターを攻撃表示でリクルートする。
選択肢はかなり豊富だが、現環境ではこの手のリクルーター自体が下火なのが気がかりか。
なお《荒野の女戦士》という属性だけでなく種族まで戦士族に限定されたカードも存在する。
単独では下位互換だが、《不死武士》や《
一族の結束》などの種族サポートを重視する場合に採用を検討できる。
●
《融合呪印生物-地》
融合素材代用モンスターとして使えるほか、正規の融合素材と共にリリースすることで地属性の融合モンスターを特殊召喚できるカード。
他に光版と闇版が存在する…というか、
全属性対応でもないのに光と闇と同列の召喚サポートを用意されるという異例の優遇と言った方が正しいか。
主な狙い目は高攻撃力と耐性効果で制圧力の高い《
地天の騎士ガイアドレイク》や《ナチュル・エクストリオ》、バニラだが攻撃力4000超えの《マスター・オブ・OZ》辺りか。
●《ガイアパワー》
地属性モンスターの攻撃力を500上げ、守備力を400下げるフィールド魔法。
【ビースト】のようなデッキ以外にも、地属性は汎用性の高いモンスターも多いので構築次第で役立つことも。
相手に利用されてしまう可能性も考えられるが、闇属性・光属性よりは危険性が少ない傾向にある。
《アシッドレイン》という攻守逆版も存在するが、防御重視なら《聖域の歌声》や《断層地帯》を使った方が良いだろう。
●
《大地讃頌》
奈落との契約の地属性版で、レベルの合計を丁度合わせる必要があるが地属性の儀式モンスター全てに対応する。
しかし《
カオス・ソルジャー》やメガリスには他に有用なサポートがあり、他のマイナーなバニラ儀式も高等儀式術の方が相性が良い。
イマイチ使い所のないカード。
●
《クリアー・ワールド》
地属性のサポートカードではなく、各属性ごとにデメリットを強いるフィールド魔法。
地属性は特にデメリットが軽微なので場合によっては使ってみても面白いか。
詳細は
個別項目を参照。
●
《地霊術-「鉄」》
自分の場のモンスター1体をリリースし、自分の墓地から地属性の下級モンスターを完全蘇生させる通常罠。
当時は「霊術」シリーズの罠の中でも優秀な効果と評されサクリファイス・エスケープを基本とすれば【地属性】で採用する価値はあるとされた。
しかし、現在は《
リビングデッドの呼び声》の呼び声が制限緩和、その他にも有用な蘇生カードが増えたため殆ど使われなくなった。
環境の変化とは恐ろしい。
☆作中の主な地属性使い☆
5D's
龍亞、
牛尾哲、
ホセ、ミゾグチ、
瓜生、鷹栖(
C)、ジル・ド・ランスボウ、屑山鉄三、ルドルフ・ハイトマン(古代の機械)
輝く大地に新たな希望!
追記と修正で未来を拓け!!
- アニメの地属性使いってアマゾネス使いの舞、ジム、タイラー姉妹、スペクターであってる? -- 名無しさん (2021-11-21 23:55:35)
- ↑他には古代の機械使いのクロノス先生とオベフォ、ゴヨウ使いの牛尾さんとデュエルチェイサー、HC使いのゴーシュとかがいる -- 名無しさん (2021-11-22 01:24:08)
- 超重武者ェ… -- 名無しさん (2021-12-01 23:27:00)
- お前【地属性】だな?これで春化精とも縁が出来た! -- 名無しさん (2022-03-14 11:34:30)
- 他のゲームで無属性にあたるカードに付与されるイメージ。 -- 名無しさん (2024-07-14 11:27:48)
最終更新:2025年03月21日 20:21