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地属性(遊戯王OCG)

登録日:2021/11/21 Sun 02:27:09
更新日:2026/06/20 Sat 20:45:29
所要時間:約 14 分で読めます





現れろ、大地にとどろくサーキット!


地属性とは、『遊戯王OCG』におけるモンスターの属性の1つ。
風属性とは対の扱いを受けている。



概要


地属性といえば一般的に連想されるのはゴーレムやタイタンといったゴツメン、あるいはノームやドワーフといった妖精だろうか。
しかし遊戯王ではパッと見普通の人間や動物っぽい奴をはじめ他の属性を連想させる要素がないモンスターはその多くが地属性に分類される。
ポケモンで言う所のじめんタイプいわタイプだけでなくノーマルタイプ的な面子も地属性に含まれることが多い。
ルール上無属性が存在しないためこういう扱いになるのだろう。
アニメ版の【クリアー】モンスターは完全に無属性だったのだが

そのため地属性モンスターの総数はかなりのもの……それでも闇属性の後塵を拝しているのが遊戯王らしいが。

光属性との繋がりが強い雷族天使族炎属性の要素が強い炎族水属性になりがちな海竜族魚族水族を除いた、多くの種族が多数の地属性モンスターを擁する。
岩石族は特に密接な関係にあるが、他にも獣族獣戦士族鳥獣族の【ビースト】組に植物族昆虫族恐竜族といった自然系、さらには戦士族機械族も地属性が多い。
下記の通り、属性と種族を縛るデッキテーマも数多く存在する。

ステータス的には、攻守に恵まれた下級モンスターが特に多い。
ジェネティック・ワーウルフ》をはじめ攻撃力の高い通常モンスターのほか、岩石族を中心に守備力の高いモンスターも多い。
【凡骨ビート】【ローレベル】といったバニラデッキに地属性の要素を盛り込むことも容易。

モンスター効果は多種多様だが、破壊やバウンスと言った除去効果持ちの下級モンスターが比較的多い。
また反転召喚時に効果を発動するサイクル・リバースモンスターは地属性と闇属性が大半を占める。

こういった特徴から、一口に【地属性】と言ってもデッキ構築の幅はかなり広いと言える。

《ミリス・レディエント》や《デザート・ツイスター》等、カード効果において風属性と対の扱いを受けることが比較的多い。


代表的な地属性関連カード


個別項目のあるものは下線付きで表記。これ以外は タグ:地属性 も参照。

メインデッキの地属性モンスター

通常モンスター

原作及びアニメで遊戯が使用した通常下級モンスター。2000という高い守備力が特徴。
「月に攻撃」のシーンは色々な意味で有名だろう。
かなり初期に登場したモンスターながら、現在でも《ゴルゴニック・ガーディアン》や《E-HERO ダーク・ガイア》の素材など色々なデッキで活躍できるスペックを持つ。

効果モンスター

  • 《ジェム・マーチャント》(☆3)
手札から捨てることで自分の場の地属性通常モンスターの攻撃力を1000アップする、地属性版の劣化《オネスト》。
《絶対魔法禁止区域》を使うなど、強化を魔法カードに頼らないバニラデッキでの採用となるか。

  • 《ブロック・ゴーレム》(☆3)
自分の墓地に地属性モンスターしかいない場合、自身をリリースすることで同名カード以外のレベル4岩石族モンスター2体を蘇生できる。
ただし、蘇生したモンスターはそのターン中に効果を発動できない。
完全に地属性・岩石族で統一したデッキ以外にも、岩石族モンスターが多めの【地属性】なら比較的採用しやすい蘇生サポートカード。
蘇生したモンスターはランク4以下のX召喚等に利用できる。

  • 《融合呪印生物-地》(☆3)
融合素材代用モンスターとして使えるほか、正規の融合素材と共にリリースすることで地属性の融合モンスターを特殊召喚できる*1カード。
他に光版と闇版が存在する…というか、全属性対応でもないのに光と闇と同列の召喚サポートを用意されるという異例の優遇。
…といっても、このシリーズの起動効果で特殊召喚できる融合モンスターの数は闇属性に次ぐ2位なので、至極順当ではあったのだが*2
主な狙い目は高攻撃力と耐性効果で制圧力の高い《地天の騎士ガイアドレイク》や《ナチュル・エクストリオ》、バニラだが攻撃力4000超えの《マスター・オブ・OZ》辺りか。

  • 古代の機械箱(アンティーク・ギアボックス)》(☆4)
サーチ・サルベージ時に攻撃力か守備力が500の地属性・機械族モンスターをサーチできる。
マシンナーズ・フォートレス》のコスト確保のほか、融合の補助などにも使える。
当初からアンティーク・ギアよりも出張先での活躍が目立っていた。

  • 《巨大ネズミ》(☆4)
戦闘で破壊され墓地に送られた時、デッキから攻撃力1500以下の地属性モンスターを攻撃表示でリクルートする。
選択肢はかなり豊富だが、現環境ではこの手のリクルーター自体が下火なのが気がかりか。

なお、《荒野の女戦士》という属性だけでなく種族まで戦士族に限定されたカードも存在する。
単独では下位互換だが、《不死武士》や《一族の結束》などの種族サポートを重視する場合に採用を検討できる。

  • 《トロイホース》(☆4)
最上級モンスターのA召喚を1体で賄えるダブルコストモンスターの地属性版。
しかし、光・闇属性が比較的戦闘に強い攻撃力1700、炎・水・風属性がサーチ・リクルートしやすい攻撃力1500なのに対し、このカードは攻撃力1600なので使いづらい。
もっとも、現在は汎用・専用を問わずより使いやすい召喚サポートが豊富であり、ダブルコンストモンスターの大半が不遇だが。

  • 《マルチャミー・ニャルス》(☆4)
増殖するG》に代わるドロー系手札誘発・マルチャミーの地属性担当。相手が墓地・除外ゾーンから特殊召喚を行う度にドローできる。
蘇生に長けた【アンデット族】や、除外からの帰還を多用する【M∀LICE】といったデッキに対しては特に効果的。
一方でこれらを使わないデッキも少なくないので、刺さらない相手には全く刺さらない。
マルチャミーの中ではとりわけ使う相手を選ぶ効果と言え、基本的にはサイドデッキ向けのカード。

ポット(ポッド)モンスターの代表格。リバース時にお互いに手札を全て捨てさせ5枚のドローを行わせる強制効果を持つ。
5枚というドロー枚数は当時としても驚異的で、デッキ破壊能力の凶悪性から20年近くに渡って制限カードの座に居座り続けた。
手札誘発による防御手段も多様化した現在は効果を通すのが難しくなった事などもあり、現在は制限解除となっている。

  • 《ギガンテス》(特殊召喚・☆4)
  • 《岩の精霊 タイタン》(〃)
どちらも自分の墓地から地属性モンスター1体を除外することで特殊召喚できるモンスター。
《ギガンテス》は1900という下級モンスター上位の攻撃力に加え、戦闘で破壊されると大嵐の効果が発動する。
召喚した時点か攻撃が通る前に除去されることも多いので、囮として割り切って使うのも手。
相手に相応の対処を迫る分、この手のモンスターの中では優秀な方。

《岩の精霊 タイタン》は《イフリート》の地属性版。
素の攻撃力は1700で自分のバトルフェイズのみ2000になるが、アタッカーとしては力不足なので基本的にはコストとなるための存在。
《ギガンテス》に比べて地味だが、魔法・罠の維持が重要なデッキやカード名の違うモンスターを併用する必要がある場合に使える。

儀式モンスター




エクストラデッキの地属性モンスター

融合モンスター

E-HEROの1体で、悪魔族と岩石族の融合モンスター。
融合素材の攻撃力の合計が自身の攻撃力になるため、爆発的な攻撃力を得る事ができ、さらに攻撃時には相手を強制的に攻撃表示にする効果を持つ。

シンクロモンスター

チューナー・非チューナー共に地属性を指定する獣族シンクロモンスター。
魔法カードを発動した際、墓地肥やし2枚+その魔法の無効化という二重のメリットに等しい能力を持つ。
魔法カードの使用全般に対するコントロール性能は高く評価され、【ナチュル】の切り札という以上に汎用枠で活躍した。

エクシーズモンスター

ZEXAL』に登場したギラグのエースである岩石族エクシーズモンスター達。
相手の効果の発動に際してカードの効果無効化でカウンターする、牽制・コントロール向けの効果を持つ。
オーバーハンドレッドナンバーズの中では最速グループのOCG化になったことでエクシーズ素材がゆるめなど奏功した点もあり、2020年代の実戦派デッキでも採用が見られる。

リンクモンスター

  • 《ミセス・レディエント》(L2)
属性強化リンクモンスターの地属性担当。
「地属性モンスター2体」をL素材に指定する。《ミリス・レディエント》のリメイク。
相反する風属性モンスターを弱体化しつつ、強化と回収という2つの効果で地属性をサポートする。




魔法・罠カード

  • 《ガイアパワー》(フィールド魔法)
地属性モンスターの攻撃力を500上げ、守備力を400下げるフィールド魔法。
【ビースト】のようなデッキ以外にも、地属性は汎用性の高いモンスターも多いので構築次第で役立つことも。
相手に利用されてしまう可能性も考えられるが、闇属性・光属性よりは危険性が少ない傾向にある。

《アシッドレイン》という攻守逆版も存在するが、防御重視なら《聖域の歌声》や《断層地帯》を使った方が良いだろう。

  • 大地讃頌(だいちさんしょう)》(儀式魔法)
《奈落との契約》の地属性版といえる儀式魔法。レベルの合計を丁度合わせる必要があるが、地属性儀式モンスター全てに対応する。
しかし《カオス・ソルジャー》や【メガリス】には他に有用なサポートがあり、他のマイナーなバニラ儀式も《高等儀式術》の方が相性が良い。
イマイチ使い所のないカード。

地属性のサポートカードではなく、各属性ごとにデメリットを強いるフィールド魔法。
地属性は特にデメリットが軽微なので場合によっては使ってみても面白いか。

  • 《地霊術-「(くろがね)」》(通常罠)
自分の場のモンスター1体をリリースし、自分の墓地から地属性の下級モンスターを完全蘇生させる通常罠。
当時は「霊術」シリーズの罠の中でも優秀な効果と評され、サクリファイス・エスケープを基本とすれば【地属性】で採用する価値はあるとされた。
しかし、現在は《リビングデッドの呼び声》さえ無制限カード。その他にも有用な蘇生カードが増えたため殆ど使われなくなった。
環境の変化とは恐ろしい。



地属性テーマ


(※:地属性以外の属性との混合テーマ)

地属性のチューナーとそれ以外の属性の非チューナーで構成されている、岩石族統一テーマ。
デッキをめくって出てきた岩石族を次々に展開していく、運に左右される面もあるが拡張性が高い可能性の塊。

戦士族獣族で構成されている、地属性統一テーマ。
ダメージ反射やバーン、手札奪取などといった癖のある効果が多い。

地属性・ドラゴン族ペンデュラムモンスターのみで構成されたテーマ。
共通のP効果により毎ターン捻出しなければならないリリースコストと引き換えに、相手のEXデッキ封じという強力な特性を持つ。

大半が地属性で構成されている、機械族統一テーマ。
古代の機械巨人》およびそれを融合素材とする高火力の融合モンスターを擁し、高い貫通性能を誇る。

地属性・戦士族統一テーマ。
攻撃力強化に長けるほか、下級モンスターは相手の効果で墓地へ送られると上級・最上級を特殊召喚する効果を持つ。

  • U.A.(ウルトラアスリート)
地属性・戦士族統一テーマ。
スポーツにおける選手や攻守の交代の如く、手札と場のテーマモンスターを、その得意分野や状況に応じて入れ替えつつ戦う。

様々な種族で構成されている、地属性統一テーマ。
名称ターン1のない蘇生役やサルベージ役のモンスターたちを駆使した、先攻全ハンデスループが有名。

地属性・岩石族で統一されている「化石」融合モンスターを中心とするデッキ。
専用魔法《化石融合-フォッシル・フュージョン》を使い、自分か相手の墓地に存在するモンスターを素材にしての融合が基本戦術。

地属性・機械族統一テーマ。
モンスターの表示形式に関連する効果を数多く持ち、エースとなるSモンスターは表示形式の変更をトリガーとしてドローや除去を行う。

地属性・機械族統一テーマ。
「機械族版の生きた《増援》」とも言える《ギアギガント X》を筆頭に、相互のサーチや特殊召喚に長ける。

地属性・昆虫族統一テーマ。
相手の効果でフィールドを離れると2体の後続を裏側守備表示で特殊召喚でき、リバース効果と物量で相手を追い詰める。

植物族昆虫族で構成されている、地属性統一テーマ。
「ホール」通常罠・「落とし穴」通常罠への耐性や、それらのカードに関連する効果を持つ。

様々な種族で構成されている、地属性統一テーマ。
自己特殊召喚可能な上級・最上級サイクル・リバースモンスターの「サブテラーマリス」を擁する。
《サブテラーの導師》の登場以降は、そちらを軸とした【メタビート】寄りの構築が主流となっている。

地属性・植物族統一テーマ。関連モンスターの「サンヴァイン」・「サンシード」も含む。
サンヴァイン以外は全て攻撃力0という特徴も持つ。
回復からのコントロール奪取や、切り札の《聖蔓の剣士》で攻めるのが勝ち筋。

地属性・獣戦士族のレベル・ランク4で統一されたテーマ。
メインデッキの十二獣1体からX召喚に繋げられるという、従来のX召喚とは一線を画す特性を持つ。

テーマデッキではないが、いずれも地属性・サイキック族である《沈黙のサイコウィザード》・《寡黙なるサイコプリースト》・《静寂のサイコウィッチ》の3体を主軸とするデッキ。
自分のカードを除外する効果からS召喚に繋げていく。

様々な種族で構成されている、地属性統一テーマ。
自壊や墓地からのサルベージ・蘇生といった効果を持つ。

植物族昆虫族を中心に様々な種族で構成されている、地属性統一テーマ。
相手の召喚・攻撃・効果の発動といったアクションに反応する効果を持つ。

地属性・天使族統一テーマ。
地属性以外のモンスター効果への縛りと引き換えに、あらゆる地属性モンスターをサポートできる。

地属性・雷族統一テーマ。
フィールドのカードを破壊しつつ、手札から雷族モンスターを展開することに特化している。

地属性・機械族統一テーマ。
素の攻守は僅か500だが、効果により圧倒的な攻撃力を得る。

天使族を中心に様々な種族で構成されている、地属性統一テーマ。
召喚時に効果を発動するほか、破壊されると墓地へは行かずデッキに戻る特性を持つ。

地属性・機械族統一テーマ。
X召喚L召喚を繰り返しフィールドを制圧する。

様々な種族で構成されている、地属性統一テーマ。
リバースモンスターが主軸のテーマだが、相手の場に裏側表示でリバースモンスターを送りつけ、相手にデメリット効果を発動させるという異色の戦術が特徴。

地属性・岩石族統一テーマ。
儀式テーマでありながら専用儀式魔法が存在せず、モンスター効果で儀式召喚を行うという独特の動きが特徴。



原作・アニメでの主な使用者


武藤遊戯磁石の戦士ガジェット)、孔雀舞(アマゾネス)、イシズ・イシュタールヴァロン(「アーマー」モンスター)

クロノス・デ・メディチ(古代の機械)、三沢大地(磁石の戦士)、前田隼人、ジム、ナポレオン、タニヤ(アマゾネス)、岩丸

龍亞牛尾哲ホセ、ミゾグチ、瓜生、鷹栖(C)、ジル・ド・ランスボウ、屑山鉄三、ルドルフ・ハイトマン(古代の機械)

三沢六十郎、オボミオービタル7(SDロボ)、ミハエル・アークライトゴーシュ神月アンナ、油圧ショーベェ、矢最豊作、ポン太

山城タツヤ(ブンボーグ)、光津真澄ジェムナイト)、刀堂刃(X-セイバー)、茂古田未知夫(クックメイト)、神月アレン、タイラー姉妹(アマゾネス)

鬼塚豪(剛鬼ダイナレスラー)、スペクター(聖天樹/聖蔓/聖種)、アース(Gゴーレム




輝く大地に新たな希望!
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最終更新:2026年06月20日 20:45

*1 ただしこの特殊召喚は融合召喚扱いではないため、墓地に送られた後の蘇生等はできない。

*2 登場当時、光属性の起動効果対応融合モンスターは6属性中5位だったので、その面では光属性の優遇に近い。