ガマゴン大王

登録日:2021/06/25 (金曜日) 17:26:10
更新日:2023/05/25 Thu 13:04:44
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我が友、ガマゴン大王だ……!


出典:(1)宇宙刑事シャリバン/東映/第49話「ガマゴン」/1984年2月10日放送
出典:(2)宇宙刑事シャリバン/東映/第50話「海坊主」/1984年2月17日放送


宇宙刑事シャリバン』の第31話「みゆきは今?さまよえる幻のクリスタル」、第49話「ガマゴン」、第50話「海坊主」に登場した宇宙怪物。

声:西尾徳


【概要】

2601年という時間軸の異次元に存在するガマゴン星のガマラ王国の支配者で、軍師レイダーの友人。
緑色の巨大なガマガエルの頭のような生物で、手足や胴体が無い頭だけの非常に気味の悪い姿をしている。
大王と呼ばれて支配者の地位に君臨しているが、人間の言葉は一切喋らない。
不気味な唸り声をあげるのみで意志疎通が図れるのかは不明だが、レイダーの頼みでイガクリスタルを探しているので少なくとも他人の話を理解できるだけの頭はあるようだ。
また、ガマゴン大王なりのコミュニケーションなのかも知れないが、他人に対してすぐに舌を伸ばしてくるためにドクターポルターを始めとするマドーの女性陣からは激しく嫌われており、魔王サイコに追放してくれるように直訴されるほど。

武器は三本の舌で、それを長く伸ばして絡み付かせて攻撃する。
舌からは放電を行う事もできるほか、第31では差し出されたガマゴン星人の女性を、第50話では自分とレイダーの動きを監視していたミスアクマ2を食べてしまった。
普段は四人の従者が担ぐ輿に乗って移動するが、戦闘時には瞬間移動を使って素早く移動する。
に敏感な習性を持ち、その能力を使ってイガクリスタルを発見した。

レイダーからは「我が友」と呼ばれていたが、イガクリスタルを発見した後は「もう用はない」とシャリバンへの捨て駒扱いだったので、結局は利用されるだけの存在に過ぎなかったようだ。
レイダーによると、性別は男らしい。

ガマゴン星人は地球人と同じ姿をしており、ガマゴン大王とは全く違う姿をしている。
顔も地球人と似た者もいればエイリアンのような者まで存在するが、ガマゴン大王とは似ておらず、もしかするとガマゴン大王は異星からの侵略者なのかもしれない。


【活躍】

第31話で、電を過去の時代にタイムスリップさせて赤射を封じようとするドクターポルターのタイムマシンの事故によって、電が転移したガマゴン星の支配者として登場。
捕まえた電を王宮に引っ立てると闘技場に閉じ込め、原始人のようなモンスターと戦わせて従者達と見物する。
モンスターを倒した電を食べようとするが、そこに転送されてきた魔怪獣コダイビーストの邪魔によって食べる事ができず、直後に電が転移して出番は終了した。

第49話で、魔王サイコの指示でイガクリスタルを捜そうとするレイダーによって召喚されて再登場。
その光に敏感な能力を使ってイガクリスタルを感知して探しだそうとする。
イガクリスタル捜索に失敗して戻って来たドクターポルターやガイラー将軍を尻目にレイダーと共に出動すると、あっという間にイガクリスタルを発見してみゆきやイガクリスタル親衛隊を蹴散らして手に入れてしまう。

登場したシャリバンとレイダーが戦闘に突入し、その隙を突いてイガクリスタルを横取りしようとして来たドクターポルターやミスアクマ達をものともせずに撤退。
イガクリスタルを幻夢城に持ち帰る事に成功する。

その後はイガクリスタルを奪った第一の功労者として幻夢城にとどまり、魔王サイコの命令でレイダーと共にシャリバン打倒に動き出す。
しかし、実はこの命令はレイダーが何か企んでいると気付いた魔王サイコが幻夢城にいさせないように指示したものであった。
ドクターポルターは二人の行動を監視するようにミスアクマ2に指示するが、発見されてガマゴン大王に食べられてしまう。

監視から逃れた二人は訓練中のみゆき達を襲撃し、駆け付けたシャリバンと対決に突入。
レイダーはサイコゾーンを発生させてシャリバンを幻夢城に誘い込もうとするが、魔王サイコが幻夢界を作り出して遮断。
幻夢界でシャリバンとレイダー、ガマゴン大王との決戦に突入し、シャリバンがガマゴン大王の三本の舌による攻撃で圧倒されるとレイダーは幻夢城に戻って魔王サイコに反旗を翻す。

ガマゴン大王の猛攻に圧倒されていたシャリバンだったが、両親の面影を胸に奮起。

負けてたまるか…!負けて……!

出典:(2)宇宙刑事シャリバン/東映/第50話「海坊主」/1984年2月17日放送

聖なる剣よ!

聖なる剣を召喚したシャリバンはガマゴン大王の舌を切断し、クライムバスターで反撃。

レーザー・ブレイド!

出典:同上

さらに、レーザーブレードとの二刀流でガマゴン大王を斬りつけ、頭に飛び乗ると二本の剣を突き刺して大ダメージを与える。

出典:同上

シャリバン・クラッシュ!

出典:同上

そこに必殺のシャリバンクラッシュが炸裂し、遂に怪物ガマゴン大王は撃破された。
そして、幻夢城では姿を現した魔王サイコの化身であるサイコラーによってレイダーが粛正され、シャリバンとマドーの最終決戦が始まるのだった。


■宇宙刑事シャリバンNEXT GENERATION


ごきげんよう、ガイラ~!

出典:宇宙刑事シャリバンNEXT GENERATION/東映/2014年10月10日発売

声:井戸田潤(スピードワゴン)


ネオマドーのボス、ガイラー将軍と違法薬物「ハイパーM」の取引を行う宇宙マフィアとして登場。名前に「大王」はつかず、単に「ガマゴン」と呼ばれている。
テレビ版のガマゴン大王の同族だが、巨大な頭だけだったテレビ版と違って人間がガマゴン大王の形をしたヘルメットを被ったような姿をしている。
目から破壊光線を発射して攻撃するほか、幻夢界発生装置で幻夢界を発生させてパワーアップする事ができる。
幻夢界では、テレビ版と同じように巨大な頭だけの姿で飛び回って攻撃した。

ガイラー将軍との取引現場にシャリバン達に踏み込まれ、逃走を図るが追ってきたシャリバンとの戦闘に突入する。
目から破壊光線を発射して攻撃するが通じず、「シャリバンキック」を受けて追い詰められると幻夢界発生装置で幻夢界を発生させて反撃。
しかし、グランドバースのバースビームで幻夢界を破壊されると、再び幻夢界を発生させようとするが、幻夢界発生装置が暴走して爆発し、死亡した。

終盤、実はリザードダブラーやガイラー将軍と同じくホラーガールに洗脳された存在だったらしい事が明らかになった。


【その他】

ガマゴン大王のデザイン画は未発見らしい。

「NEXT GENERATION」のガマゴンは、デザインの篠原保氏によると頭の大きな目はダミーでその下の黄色いスリットが本当の目という解釈との事。


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最終更新:2023年05月25日 13:04