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フリーズドライ(ポケモン)

登録日:2026/08/17 Mon 22:00:00
更新日:2026/08/19 Wed 14:16:22NEW!
所要時間:約 7 分で読めます




みずタイプにも効果抜群となる。



フリーズドライとは、ポケットモンスターシリーズの技の一つ。

【わざの基本データ】

威力:70
命中:100
PP:20
タイプ:こおり
分類:特殊
範囲:単体
追加効果:10%の確率で相手をこおり状態にし、水ポケモンにも効果抜群となる。*1
初登場:第六世代

【概要】

ポケモンシリーズの技の一つで、こおりタイプの特殊技の一つ。

わざの特徴


最大の特徴は、通常のタイプ相性判定に優先して水タイプに効果抜群となることである。

タイプ相性上、水タイプのポケモンはこおりタイプのポケモンに水攻撃で等倍のダメージを与えられるが、逆にこおりタイプのポケモンはこおり技で水タイプのポケモンにダメージを与えても効果はいまひとつとなってしまう。

こおりポケモンは複合タイプ持ちのポケモンでない限り、水タイプに有効な電気技草技を習得できない傾向が強く、水タイプに対しての有効打を長年持てずおり、対抗策はめざパ頼りにならざるをえず、こおりポケモンは弱点こそつかれないが、水ポケモンの相手は苦手としていた。

しかし、この技の登場で、こおりタイプがタイプ一致で水タイプに弱点をつけるようになったことから、対戦環境に大きな影響を与えた画期的な技なのである。
こおり技で水タイプに対して効果抜群となるということは、もう一つのタイプでこおり弱点を誤魔化して等倍にできた水ポケモンに4倍弱点をつけるということも意味する。

フリーズドライで4倍弱点をつける のは、水草、水地面、水飛行、水ドラゴンの4タイプである。
この4タイプに該当する、進化途中以外のポケモンというと、
となる。
いずれも氷耐性抜きで優れたタイプ耐性や積み/流し性能を持っている。
対戦でも多く使われている面子がそれなりに混じっているあたり、フリーズドライの存在はプレイヤーに無視できない影響を与えたといえるだろう。

無論この技自体はこおり技なので、水タイプ関係ないカイリューボーマンダドダイトスガブリアスグライオンと言った素で氷4倍弱点を持っている面子にも4倍弱点ダメージを与えられる。
4倍弱点をつける相手の多さではポケモンの技の中でもトップクラスであることは間違いない。

あくまでこおりタイプの技に「ダメージ計算時みずタイプの分の相性が必ず抜群になる」効果が付与されているので、
さかさバトルなどの相性が変化する状況でみずタイプに当てても倍率は2倍のままだし、「きけんよち」や「テクスチャー2」ではみずに抜群と扱われない。

また、相性を変更するという仕様のため、結果的に効果抜群となるのであれば、使う側の「たつじんのおび」や、受ける側の「ヤチェのみ」「じゃくてんほけん」「ハードロック」「フィルター」などの効果は発動する。


わざの弱点・不安点


そんな水ポケモンにも弱点をつけるフリーズドライだが、この技にも弱点がないわけではなく、一番の弱点は威力70という絶妙なパンチ力不足。
言うまでもないが単純な威力ではふぶきやれいとうビームといったライバルには大きく劣る。
正に『弱点をついてなんぼの技』と言えるだろう。
また、水タイプのポケモンは特防が高い傾向にあるため、使う側の火力がないと弱点を突いても2発では確定では倒せないこともあったり。



他の不安点としては、水ポケモンならどのポケモンでも抜群となるわけではなく、水&複合、水&こおり複合、水&複合の3タイプには効果抜群のダメージを与えられず、等倍扱いになってしまうことである。(※それでも1/4が等倍まで上がるので有効ではある)
具体的なフリーズドライ等倍水ポケモンは、
である。
いずれも耐久自慢なポケモンが多く、フリーズドライが対水ポケモンに対して万能な技では決してないことをプレイヤーは理解する必要があると言える。

さらに現時点ではわざマシン化されていないので、良くも悪くも習得可能なポケモンが限られている技である。
仮にわざマシン化されていたら完全に革命を与えたと言えるほどのとんでもないことになっていた可能性はある。

結局、氷技は普通に冷ビを覚えさせておき、例えばギャラドスを呼びやすいポケモンを使っているならば電気タイプのサブウェポンで4倍を突いた方が早い…なんてことも十分あり得る。
そのポケモンが覚えられる技の種類にもよるが、電気や草の刺さり具合と環境ポケモンを上手に秤にかけながら選択していきたい。


とはいえ、全ポケモンで数が一番大所帯といえる水タイプに対して効果抜群になるアドバンテージは非常に大きく、更に元々こおり技であることからフリーズドライで弱点をつけるポケモンは非常に多い。
そのため、ライバルのれいとうビームより価値が高いと認めるプレイヤーも多く、フリーズドライとれいとうビームを天秤にかけるならフリーズドライを取るというのが主流になっている。
何なら氷技の耐性の一つであるみずタイプに弱点を突くサブ打点としての価値を保っている都合、サブウェポンが少ないこおりタイプは他の氷技と同時に採用していることもわりとザラだったりする。

また「れいとうビーム」に比べ技のPPも20と多めなので旅パでも使い勝手は良い優秀な技である。

XY出身の技ということもあってかZAでも登場。れいとうビームが直線状の軌道での攻撃、ふぶきが地点指定の範囲攻撃なのに対して、フリーズドライは自身の周りに炸裂させる技となっている。
その一方で、こおり技の中でも射出がかなり早く、ランクマッチで人気の高いギャラドスやガブリアス、ラグラージなどに弱点をつけることから、こおりタイプのポケモンは半ばこの技を目当てに採用されていることもちらほら。

チャンピオンズでは項目にあった相手をこおり状態にする効果が削除された。
れいとうビームとの差別化前作でテツノツツミに凍らされまくった人たちの怒りのためと思われる。



【主な使い手ポケモン】

現状では習得ポケモンはこおりタイプに限られており、採用理由にも繋がるこおりタイプの特権といえる。
搭乗から結構時間が経過しているものの同タイプでも習得者は限られており、ルージュラトドゼルガのように今に至るまで覚えられないポケモンもそれなりにいる。
上記の通り素の威力は70とそれほど高くないため、特攻の高いポケモンなら相性がいい。

初代から氷タイプの顔役としても知られるのりものポケモン。
実装当初から遺伝技で習得可能。「10まんボルト」「かみなり」などの電気技も使えた為みずタイプ対策としては選択肢となるが、技枠を抑えられる都合水技+「フリーズドライ」が基本ベター。
近年では「剣盾」のキョダイマックスわざ「キョダイセンリツ」の性能で環境に食い込んだ実績があるが、一方キョダイマックス状態では「フリーズドライ」の元々の性能が消滅してしまうという致命的な問題点があり、低威力も祟ってこの時期は電気技に採用率を取り返されていたことも。

初代の準伝説の三鳥のうちの一体。名前の通り習得可能。
持ち前の耐久性能が「ゆき」天候の防御上昇ありきな都合「SV」ではテラスタルもこおりで採用するのが主流であり、これがサブウェポンをほぼ持たない都合「ふぶき」「フリーズドライ」「れいとうビーム」等で固めて火力を伸ばす方向とベストマッチし、レギュレーションFダブルでは突如大流行し環境を猛吹雪で荒らした実績を持つ。
「こおりタイプはフリーズドライ+こおり技で攻撃範囲を確保している為サブウェポン不足を解消している」ことを環境に知らしめた1匹。

53万様とは無関係。
なお、1997年発売のポケカの拡張パック第3弾「化石の秘密」で、同名の技を持つ「フリーザー Lv35」のカードが登場している。
水エネ3つで30ダメージと威力は物足りないかもしれないが、コイントスで表ならマヒの追加効果を与えることができる技。

第三世代出身の顔面氷。基本技として習得可能。*2
オニゴーリの強みは特性「ムラっけ」による能力上昇で運次第で相手を全員倒し切れる点にあるが、「まもる」「みがわり」で技スペースを二つ潰す都合残り2枠でしか攻撃ができない。
その為全盛期には「こおりのいぶき」による下振れの補完と「ぜったいれいど」の上振れ狙いか、「フリーズドライ」「じしん」で可能な限り攻撃範囲を確保するかの2タイプに分かれていた。

第四世代出身のブイズの一角。
当初は習得できなかったが第八世代以降は習得可能になりグレイシアのメインウエポンに。
特攻130という値からも特殊技のフリーズドライとは非常にマッチしている。

第五世代出身の禁止級。
ブラホワ2のパッケージも飾ったことで有名。
グレイシアと同じく第八世代以降習得可能になった。特攻の高いホワイトはまず持っていると見ていい。

キュレムと同じく第五世代出身のアイスポケモン。
特性ゆきふらしとフリーズドライを両立しているポケモンの中では最も特攻種族値が高い。

第六世代出身の氷・複合という複合タイプ耐性は壊滅的なピーキーな氷竜。
こちらもゆきふらし+フリーズドライを両立出来る。
有名な使い手としてはカルネを思い浮かべるプレイヤーも多いだろう。

第七世代出身のキュウコンのリージョンフォーム。ゆきふらし+フリーズドライが両立出来る。
フリーズドライ使いとしては後述のテツノツツミ・コオリッポ(ナイスフェイス)に次ぐ3番手の素早さを持ち、原種譲りの豊富な補助技や天候特性と共に相手を翻弄していく。
一方で哀しいほど火力が不足気味であり、フリーズドライの威力不足と相まって二倍弱点程度で倒し切れない……なんてことも。

ブラックな噂に事欠かない第八世代出身の化石ポケモン
両刀向き種族値で攻撃の方が高く、メインウェポンが専用技の物理攻撃「でんげきくちばし」なので物理型で使いたくなるところだが、特攻もそれなりにあるおかげで特殊型も視野に入れられる。
他のフリーズドライ使いにない強みとして、タイプ一致ででんき技を使える唯一のポケモンであるのが最大の長所。
フリドラが4倍で決まる複合タイプは、実はひこう複合を除くと3タイプともでんきを等倍以下にしてしまうタイプであり、フリドラを一致補正の乗るサブウェポンのような感覚で振り回すことができる。
また、フリドラを等倍にするみず複合はもう片方がでんきを素通しにするタイプであるため、そちらには一致でんき技で弱点を突けると隙も少ない。
でんきが通るならでんき技、通さないじめん複合にはこおり技、4倍を狙えるならフリドラ・・・といった具合でみずタイプに対してとことん強いポケモンと言える。

第八世代出身のバリヤードのリージョンフォームのガラルバリヤードの進化系。
氷・エスパーという複合タイプから上記のアマルルガと同じく耐性面は残念なコメディアン。

第九世代出身のパラドックスポケモンで水複合。
外見はジョウト初出のサンタさんとそっくりだが、外見とは真逆に種族値は雲泥の差。
ラプラスらと同じく水複合だが水攻撃は『なみのり』や『ねっとう』といった安定技を使えず『ハイドロポンプ』頼みにならざるをえないため、水攻撃は苦手で氷攻撃の方を得意としている。
フリーズドライの使い手としてよく挙げられ、実際フリーズドライと水タイプ技で全タイプに等倍以上という通りの良さの持ち主。


他にもフリージオセグレイブマンムーも習得可能である。




【余談】

  • そもそもフリーズドライってなに
フリーズドライとは「真空凍結乾燥」とも呼ばれる、主に食品などに用いられる乾燥技術。


フリーズドライは「乾燥」技術であり「冷凍」技術ではない。出来上がるものは乾燥したものであり、「フリーズ」は「ドライ」するための過程である
冷凍することは必要だが技術的なブレイクスルーだったわけではなく、その後の真空を維持したり僅かな熱で氷を除去したりすることのほうがめちゃくちゃ凄いのである。
理屈がわかると長年こおり状態の追加効果があったのが実に不思議に思えるだろう。むしろ「しめりけ」や「みずあそび」を無効化する方が自然

もしポケモン達が本当に「フリーズドライ」の名前の通りの事をしているのだとしたら、単にみずポケモンに効果抜群になる以上の物凄い事を100%の命中率でやってくれているということになるので、戦闘後には褒めてあげるようにしてね。


追記・修正はこおり技で水ポケモンの弱点をついてからお願いします。

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最終更新:2026年08月19日 14:16

*1 氷の追加効果はチャンピオンズ以降は削除

*2 あくまでオニゴーリの基本技であり、同種の別系統進化であるユキメノコは習得不可能。