裏梅(呪術廻戦)

登録日:2021/06/26 Sat 11:27:20
更新日:2025/04/12 Sat 22:32:25
所要時間:約 2 分で読めます





引っ込め三下 これ以上私を待たせるな


裏梅(うらうめ)とは、漫画・アニメ「呪術廻戦」の登場人物の一人である。



※この項目はアニメ未収録の情報を含みます


目次

概要

偽夏油に加担する呪詛師達の一人。
外見は背面に薄い赤が混ざった白髪頭で、袈裟を着用した中性的な外見の人物。
作中で実際にそう呼ばれていたかは不明だが、原作237話のナレーションによると凍星(いてぼし)という異名を持っているらしい。

元々は千年前の平安時代を生きた呪術師で、羂索との契約により蘇った受肉体。
本来の性別は男だが、現代では氷見汐梨(ひみしおり)という女性の肉体に受肉している*1。何気に器と呪物の性別が異なる唯一の事例でもある。



人物像

必要以上の事を話さないクールかつミステリアスな性格。
普段は冷静だが、主である宿儺関連のことでは感情的になることも。(自分にとって大切な存在であるため無理もない)

千年前から呪いの王・両面宿儺に仕えるただ一人の側近。
宿儺にはその料理の腕前*2を買われて側に立つことを許されており、裏梅自身も未だに忠誠を誓っている。
宿儺の器となった虎杖悠仁の体は宿儺のものだと思い込んでおり、重傷を負いながらも無理に動こうとした際には不快感を露わにしながら「誰の体だと…!!」と毒づいていた。
一方でその他の人物にはほとんど関心が無いらしく、戦いの際には呪詛師らしく容赦なく殺しにかかる。協力者であるはずの偽夏油にもぞんざいに接している。


戦闘能力


伝達役(メッセンジャー)なんて 虎杖悠仁一人で 事足りるでしょう!!


術式の特性上中・遠距離戦をメインに戦う。その呪術センスは1級術師である日下部をして「呪術のスケールが段違いだ」と言わしめる程。
体術の素養も高いらしく、西宮の「鎌異断」を素手で払いのける場面を見せており、総じて底知れない力を秘めている。
また呪霊の加工技術にも長け、呪霊を消滅させないよう生きたまま解体して濾し呪力の溶液に加工する優れた技量を持つ。

氷凝(ひこり)呪法(じゅほう)

裏梅が操る生得術式。
呪力を超低温の冷気に変え、物体を凍らせたり生み出した氷を武器に用いる氷の術式。
一瞬で広範囲を凍結させるなど広域制圧に長ける他、
  • 指先に刃物のように加工した氷を構築して敵を刺し貫く
  • 身の丈以上の大きさの巨大な槍のような氷柱を形成し、撃ち出すことで肉体を穿つ
など距離を問わず多様な使い方ができる。
他にも呪霊の核に当たる部分だけを凍結させて活け締め感覚で呪霊を解体したりとかなり器用な真似も熟す。

一方で毒によって体調を崩したり自身が結界内に囚われると氷が全て溶ける場面があり、生み出した氷は空気中の水分を凝結させている可能性が高い。

  • 霜凪(しもなぎ)
過冷却状態の呪力を敵目がけて吹き付け、広範囲の敵を瞬時に氷結させる技。
「氷凝呪法の真髄」と評されるだけあって下手に動けば肉体が割れ損壊しかねないほどの超低温を持ち、周囲一帯を巨大な氷塊で覆い尽くすことも可能。

  • 直瀑(ちょくばく)
相手の頭上に無数に出現させた鋭利かつ巨大な氷塊群を相手目掛けて落下させ圧殺する。


反転術式

「負のエネルギー」である呪力を掛け合わせることで「正のエネルギー」を生み出す高等な呪力操作による治癒。
特級呪霊のようにある程度の傷なら瞬時に再生・回復できる高い練度を持つ。しかし毒物には対処できない模様。


活躍


交流会

初登場は京都姉妹校交流会編だが、この時は組屋からの言及と顔出し程度にとどまっており、名前の公開もセリフもなかった。

渋谷事変

本格的な活動は渋谷事変から。重面春太に黒スーツの人間(補助監督)を殺すように指示していた。
そこから余り音沙汰がなかったが漏瑚を殺害した宿儺とおよそ千年振りに再会。
しかし宿儺は伏黒の危機を察知したためその場から離れる事になる。*3

それから渋谷事変が終盤に突入した134話にて、夏油の正体を知り怒り狂う脹相の前に姿を現す。
氷凝呪法による大規模攻撃で一同を苦戦させるも、脹相の毒により体調を崩してしまいフェードアウトした。

死滅回游

その後は毒から復帰したらしく、羂索とともに凄惨なお家騒動が起きた禪院家を来訪。訓練部屋を見て「宿儺様が満足のいく”浴”ができる」と意味深な台詞を言い残したが…?

余談


カラー版の姿が判明したのはアニメ版が初。
その際髪色が白と薄い赤の組み合わせだと判明した事により「イチゴかき氷」というあだ名をつけられた。

実は268話にて胸回りにサラシか包帯らしきものを巻いた姿が描かれていた。受肉を中断して首から下を氷見汐梨のままにしていたのだろうか? あるいは五条に殴られた傷が癒えていなかったのだろうか?
いずれにせよこれがミスリードとして機能していたのは確かで、28巻のおまけページで男性だと判明して驚く読者もそこそこいたようだ。




追記・修正は宿儺に見込まれてからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 呪術廻戦
  • 呪詛師
  • 氷属性
  • 氷凝呪法
  • ミステリアス
  • 白髪
  • かき氷
  • 料理人
  • 斎賀みつき
  • 氷見汐梨
  • 受肉体
  • 反転術式
  • 呪術師
  • パチンカス
  • 噛ませ犬
最終更新:2025年04月12日 22:32

*1 単行本28巻のおまけコーナーより

*2 特に人肉料理

*3 この時宿儺は「ゆめ準備を怠るな」と告げているが詳細は不明