虎杖悠仁(呪術廻戦)

登録日:2019/10/17 (木曜日) 23:50:00
更新日:2019/10/31 Thu 12:01:24
所要時間:約 10 分で読めます





自分が死ぬ時のことは分からんけど 生き様で後悔はしたくない


虎杖(いたどり)悠仁(ゆうじ)とは「呪術廻戦」に登場するキャラクターであり、同作の主人公である。


所属―宮城県仙台市杉沢第三高校一年生→東京都立呪術高等専門学校一年
身長―173cmくらい
体重―80kg以上
体脂肪率―1桁
好みのタイプ―ジェニファー・ローレンス
イメージソング―9mm Parabellum Bullet『ハートに火をつけて』、□□□『いつかどこかで』


【概要】

仙台の杉沢第三高校*1一年生。部活は心霊現象(オカルト)研究会に所属。
家族は入院中の祖父が1人だったが1話で他界。両親はいない。
描写がなく生死も不明で、亡くなった祖父は何らかの事情を知っていたようだが、悠仁は「興味ねー」と聞きたがらなかった。
短髪頭と目の下の傷が特徴の少年で、パーカーをよく着用する。
目の下の傷は後述の両面宿儺に憑依されて以降のもので、恐らくは宿儺の第三、第四の目が開いた痕跡にあたるもの。

ある日、高校の百葉箱に保管されていた特級呪物「両面宿儺の指」を偶然拾ったことが、全ての発端となる。
両面宿儺の指を回収するために派遣された呪術師・伏黒恵から「呪い」の存在を聞かされ、最初は半信半疑だったが、学校でオカルト研究会の先輩達が指の封印を解いてしまったことで、無数の呪霊を呼び起こしてしまう。

呪霊に襲われた先輩と負傷した伏黒を助けるためには呪力が必要と考えた彼は、その場にあった両面宿儺の指を飲み込む。
本来、特級呪物は猛毒も同然であり即死するはずだったが、なんと指は悠仁の体に適合。
呪霊を退けることには成功したが、代わりに指に封じられていた両面宿儺の魂が覚醒し受肉してしまう。
史上最悪の特級呪霊が復活するという最悪の事態になりかけたが、悠仁は宿儺から肉体の主導権を奪還。

実は、悠仁は特級呪物の耐性と宿儺を取り込んでも自我を保てる「器」としての素質を持っていたことが判明。
その異常な体質を怖れた呪術界は彼を秘匿死刑に処そうとするが、特級呪術師・五条悟の提案により、「二十本ある宿儺の指を全て取り込ませてから死刑」という執行猶予が与えられる。

祖父の「オマエは強いから人を助けろ」「大勢に囲まれて死ね」という遺言に従い、死刑には不満はあるが宿儺の指を全て取り込むことを決意し、東京都立呪術高等専門に編入する事となる。


【人物像】

基本的に明るくフレンドリーな性格であり、初対面の人物ともすぐ打ち解ける。
ノリもよく五条と一緒にドッキリをしかけたり、微妙なモノマネレパートリーも多数保有している。*2
地方民だったためか、東京に来たときは色々な名所に行きたがっていた。*3
また、家族が祖父一人だったためか芸能関係に明るいテレビっ子であり、高専で割り当てられた寮の自室にも入居早々グラビアのポスターを貼っている。

仙台に居た頃は祖父の見舞いが日課であり、悪態をつかれながらも毎日見舞いに来ていた。後述するように卓越した身体能力を持ちながら運動部ではなくオカ研に所属していたのも、5時までに帰宅して見舞いに早く行くため。*4
オカ研の先輩達とは2ヶ月ほどの付き合いだが仲良く活動しており、前述のように先輩達が異常事態に巻き込まれたときは状況が不明ながらも迷わず助けに行こうとした。
このように心優しい性格をしており、周りからは「善人」「呪術師には珍しい根明」と評価されている。

祖父の死と遺言を受けてからは人を「正しい死」に導く事にこだわり、呪いによる「間違った死」から人を助けることを目標にしている。
呪い相手には異形かつ害をなす存在であるとはいえ躊躇なく殺しにかかったり、呪物をためらいなく取り込むことから五条からは「イカれている」と評される。
ただし、少年院にて特級呪霊と相対し絶体絶命になったときは死にたくないと泣きじゃくる面もあり、人並みの恐怖心も持ち合わせている。
また自分が「間違った死」という引き金を引かないために、絶対に人は殺さないと誓っていた。

女性の好みは「(ケツ)身長(タッパ)のデカい女の子」(ジェニファー・ローレンスなど)。共通の趣味を持つ1級術師・東堂葵とは出会ったその日に親友にされてしまったとなった。


【宿儺との関係】

前述したように宿儺の魂を押さえ込み自我を保つ「器」としての素質を持つ「千年生まれてこなかった逸材」
なお宿儺の指を取り込んでからは、毒に対する高い耐性や、別の魂を内部に宿しているがゆえに「魂の輪郭」を捉え知覚できる才能を副産物として得ており、毒の術式を使う術師や呪霊、直接魂に干渉されない限り不死身である真人相手には絶大なアドバンテージを持つ。

宿儺の魂そのものは押さえ込まれているとはいえ未だ健在であり、悠仁の意思で肉体の主導権を入れ替えることが出来る。また宿儺も悠仁の体の表面から口や目を生やすことで悠仁や外部と(勝手に)コミュニケーションを取る。
悠仁との関係は劣悪の一言であり、自ら行動を起こすことはないが虎視眈々と肉体の主導権を奪おうと狙っている。
「凶悪な魂を内部に宿している」点ではと共通しているが、仮にも宿主に対して戦闘面での助言はするあちらに対し、宿儺は「呪いの王」と呼ばれ呪いのなんたるかを熟知しているにも関わらず悠仁に助言するような行動は一切せず、それどころかとある人物が死にそうになって助けを懇願する悠仁を「惨め」だとゲラゲラ笑う外道である。

少年院での戦いでは、やむを得ず宿儺に替わって特級呪霊を退けたが、「縛り」なしで入れ替わってしまったせいでしばらく肉体の主導権を奪われてしまう。
宿儺の魂が表に出ている場合は悠仁の肉体そのものが死亡しても活動できるため、宿儺は悠仁の心臓をえぐり取り、永続的に主導権を握るつもりだったが、
最終的には悠仁が自滅覚悟で主導権を奪い返したことで画策は失敗、同時に悠仁は死亡してしまう

その後は宿儺の生得領域に引き込まれ、「宿儺が『契闊』と唱えたら1分間肉体を明け渡す」「この契約を忘れる」「1分間、宿儺は誰も殺さないし傷つけない」という条件で、
(半ば翻弄される形で)生き返ることとなった。……悠仁からすればとんだ災難である


【能力】

最大の特徴は人間離れした身体能力にあり、「砲丸を30メートル以上投げ飛ばし、進路上のゴールポストを捻じ曲げる*5」「地上から校舎4階までジャンプする」「コンクリートを素手でぶち抜く」などを呪力なしでやってのける。
戦闘でもその身体能力を駆使した肉弾戦が得意で、地形を利用した攻撃や次の攻撃の組み立てなど戦闘センスも極めて高い。
伏黒からは「呪力なしでの肉弾戦なら高専で一番強い」と評され、東堂からもその実力を高く評価されている。
地の文においてもそのフィジカルは天与呪縛によって人並み外れた身体能力を持つ真希以上であることが明言されており、半ば人外レベルと言える。
身長の割に体重が重いのも人並みはずれた筋肉故。

反面、生まれつき刻まれる「術式」は一切持たないため、他の呪術師のように呪術を行使することはできない。そのため五条から「体術に呪力を上乗せする」戦い方のアドバイスを受け、呪力を放出する訓練を得て「逕庭拳」といった技を取得する。
また、将来的には宿儺の術式が刻まれることが示唆されている。

  • 屠坐魔(とざま)
高専に編入したばかりの悠仁に五条が与えた呪具。短剣の形状をしている。
低級の呪霊なら容易く切り裂けるが、特級呪霊にはあっさりへし折られた。
実は真希の物を五条が又貸していたことが後で判明する。

  • 逕庭拳(けいていけん)
呪力のコントロールを身につけた悠仁が使用する技。術式の類いではなく現象に近い。
呪力をこめて殴るというシンプルな技なのだが、悠仁は身体能力が高すぎるため、悠仁の放つパンチに拳に込めた呪力が追いつかずパンチがヒットした後に呪力が遅れて流れてしまう。
そのため結果的に、「通常のパンチ」と「遅れてきた本命の呪力」との二度のインパクトが発生し、相手からすれば一度のパンチで2度も打撃を受けたことになる
(七海曰く「やられる方は想像以上に嫌」。)

五条からは「大きな武器になる」と評価された反面、東堂からは「悪癖」「その程度では特級には通用しない」と手厳しく評価された。
逕庭拳はあくまでも変則的な呪力が生み出す対応の難しさこそが強みであり、それ自体は破壊力の増大にほとんど寄与しないというのが酷評の一因と思われる。
また、東堂は下記の黒閃を虎杖に経験させる前提で彼を指導していた、というのも酷評に繋がった要因と見ていいだろう。


  • 黒閃(こくせん)
悠仁が東堂との蜜月特訓を得て、100%の打撃に100%の呪力を乗せるのに成功したことで新たに会得した技。こちらも正確には技ではなく現象である。
打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生まれる空間の歪みにより、打撃を大きく強化する。
その威力は通常の打撃の2.5乗というとんでもない数値であり、ただでさえ桁違いの筋力を持つ悠仁の打撃が圧倒的な破壊力を帯びる。
なお打撃がヒットした瞬間、呪力が黒い稲妻のように光り輝く

悠仁特有の技術ではなく、打撃技を使う呪術師ならだれでも黒閃を発生させることはできるが、その発生条件の厳しさから狙って出せる呪術師は存在しない。
ただし、一度黒閃を発生させるとアスリートでいう「ゾーン」に入った状態に陥り、その日の内なら連発して出すことも可能。
これまでの最高記録は七海の4連発だったが、悠仁も黒閃を取得したその日に4連発を成し遂げた。

実力でもまぐれでも、黒閃を発生させた呪術師は自らの呪力の性質を真に理解し、世界が自分中心に立ち回っているかのような全能感を覚えるという。
事実、黒閃を発生させた呪術師とそうでない呪術師とでは呪力の核心との距離に天と地ほどの差が生じるため、黒閃を発生させたことは呪術師として大きな成長を遂げたことを意味する。

その中でも悠仁は地の文にて「黒い火花に愛されている」と称されており、狙って出す事こそできないものの実戦において抜群のタイミングで黒閃を決めるため、事実上彼の必殺技と言える。



追記修正は宿儺の指を飲み込んでからお願いします。

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