声優ラジオのウラオモテ

登録日:2021/07/26 (月) 01:30:00
更新日:2021/07/28 Wed 14:19:11
所要時間:約 5 分で読めます






ギャル&地味子の放課後は、

超清純派のアイドル声優!?





『声優ラジオのウラオモテ』は電撃文庫から発売されているライトノベル。
既刊5巻。


作者  :二月 公
イラスト:さばみぞれ




【概要】
「メチャクチャ仲の悪い声優達が一緒にラジオ番組をやったら」という独特過ぎるコンセプトで作られた青春エンタメ小説。
声優業界に身を置く現役女子高校生の主人公2人が、衝突したり助け合ったりしながら成長する姿を描いた作品。

声優ラジオという一風変わったテーマの作品だが、ラジオだけでなく声当てやライブイベントなど声優業全般も題材になっている。
タイトルの「ウラオモテ」は主人公達が本当の性格を隠しながら声優活動を行っている事、仲の悪さを隠しながらラジオ収録に勤しんでいる事を表している。

第26回電撃小説大賞選考会において、2年振りに現れた大賞受賞作品。
『このライトノベルがすごい!2021』では文庫部門で第15位、新作部門で第8位にランクインした。




【あらすじ】
「夕陽と〜」「やすみの!せーのっ!」
「「コーコーセーラジオ〜!」」
偶然にも同じ高校に通う仲良し声優コンビが教室の空気をそのままお届けしちゃう、ほんわかラジオ番組がスタート!
でもパーソナリティふたりの素顔は、アイドル声優とは真逆も真逆、相性最悪なギャル×根暗地味子で!?
「……何その眩しさ。本当びっくりするぐらい普段とキャラ違うな『夕暮夕陽』、いつもの根暗はどうしたよ?」
「……あなたこそ、その頭わるそうな見た目で『歌種やすみ』の可愛い声を出すのはやめてほしいわ」
オモテは仲良し、ウラでは修羅場、収録が終われば罵倒の嵐!こんなやつとコンビなんて絶対無理、でもオンエアは待ってくれない…!
プロ根性で世界をダマせ!バレたら終わりの青春声優エンタテインメント、NOW ON AIR!!
(公式HPより)




【登場人物】

佐藤(さとう) 由美子(ゆみこ)
(CV:伊藤美来)
芸能事務所『チョコブラウニー』所属の現役JK声優。
プライベートでは元気で明るいギャルだが、裏では清楚が売りのアイドル声優『歌種(うたたね)やすみ』として活動している。ファンからの愛称は「やすやす」。
芸歴3年目を迎えるものの、仕事が思うように増えない事に悩み中。
ある日クラスメイトの渡辺千佳と諍いを起こすも、その後の仕事現場で千佳が人気声優『夕暮夕陽』である事、二人でラジオ番組『コーコーセーラジオ』のパーソナリティを務める事を知らされる。

学校内でのキャラクターは絵に描いたような陽キャであるためか、ガチガチの陰キャである千佳とは犬猿の仲。事あるごとに言い争いを繰り返している。
その一方で千佳の声優としての実力は認めており、知名度や人気で大きく水をあけられている事に強いコンプレックスを抱いている。


渡辺(わたなべ) 千佳(ちか)
(CV:豊田萌絵)
芸能事務所『ブルークラウン』所属の現役JK声優。
プライベートでは地味目な根暗女子だが、裏ではおっとり系のアイドル声優『夕暮(ゆうぐれ)夕陽(ゆうひ)』として活動している。ファンからの愛称は「夕姫(ゆうひめ)」。
仕事の少ない由美子と異なり、若手の中でもかなりの人気を誇る売れっ子。ただしアイドル声優として素の暗い性格を隠しながらファンを獲得している状況には思うところがある様子。
ある日学校で由美子と口論になった後、仕事現場で由美子と共にラジオ番組のパーソナリティを任される事を知る。

学校内では典型的な陰キャとして通っているが、気が強く口が悪いという一面もある。口癖は「あなたのそういう所、本当に嫌い」。
ゴリゴリの陽キャである由美子とはとことん馬が合わず、常に喧嘩が絶えない。
その一方で由美子の声優としての実力は評価しており、時たま自分を上回る演技を見せる由美子を強くライバル視している。


桜並木(さくらなみき) 乙女(おとめ)
芸能事務所『トリニティ』所属の声優。21歳。
確かな演技力、歌唱力で同世代の声優の中でもズバ抜けた知名度と実績を持つ超人気声優。
穏和な性格で後輩思いの人。事務所こそ違うものの由美子と非常に仲が良く、プライベートでもよく遊びに行く間柄。
由美子からは以前共演したアニメの役柄になぞらえて「乙女姉さん」と呼ばれている。


朝加(あさか) 美玲(みれい)
放送作家。20台半ばの童顔な女性で、『コーコーセーラジオ』の企画・構成を担当している。
由美子と千佳のやり取りを一番間近で目にしており、顔を合わせる度に罵声を浴びせ合う二人にいつも肝を冷やしている。
激務な職種のせいで身嗜みに気を使う余裕が無く、髪はいつもボサボサで目の下のクマも消える事がない気の毒な人。自宅も相当な汚部屋で、たまに由美子が掃除や洗濯などを手伝ってあげている。


加賀崎(かがさき) りんご
由美子のマネージャー。チョコブラウニー社内ではかなりの敏腕マネージャーとして有名で、様々なコネクションを駆使して由美子の仕事を取ってくる優秀な人。
由美子の実力には期待を寄せている一方、タレントとして以上に一人の人間として由美子の事を思いやってくれる。
由美子からの信頼も篤く、「りんごちゃん」と呼ばれ慕われている。


川岸(かわぎし) 若菜(わかな)
由美子の学校の親友。由美子と同じく陽キャギャル。
陽キャ陰キャ問わず分け隔てなく接する朗らかな性格で、人付き合いの苦手な千佳とも良好な関係を築けるコミュ力の持ち主。
アニメはジブリ作品ぐらいしか知らない。当初は由美子の仕事についても何も知らなかったが、声優業の事を知った後は由美子の出演作品を一緒に観たりしている。


柚日咲(ゆびさき) めくる
ブルークラウン所属の声優。20歳で、同じ事務所の千佳にとっては年齢芸歴共に直接の先輩にあたる。
卓越したトーク力、MC力を持ち、普通の声優業以外にもラジオやイベントの司会などといった仕事を多く任される実力派。
声優業に対しては非常にストイック。それゆえ仕事に不誠実な人物には棘のある言動を取ってしまう事も。
ある意味主人公以上にウラオモテの激しい人。




【余談】
・文化放送の声優ラジオ「Pyxisの夜空の下de Meeting」とコラボが行われた。
現実のラジオのパーソナリティをしている伊藤美来豊田萌絵の2人が架空のラジオのキャラクターを演じるという奇妙な企画。
由美子と千佳のウラオモテを演じ分ける2人の演技は必聴。

・作者の二月先生はSSを書くのが好きである事を公言しており、Twitterでも本作のキャラのSSなどをちょくちょく投稿している。
短いとはいえキャラ同士の掛け合いは本編の温度感と近いので、購入するか迷っている方は試しに読んでみるといいかも。




追記・修正は声優ラジオを聴きながらお願いします。


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最終更新:2021年07月28日 14:19