へんな動物(吸血鬼すぐ死ぬ)

登録日:2021/10/14 Thu 23:21:06
更新日:2025/04/16 Wed 23:03:34
所要時間:約 5 分で読めます





いまエッチな話しませんでした?


へんな動物とは、漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の登場人物……人物なのかどうか限りなく怪しいが、登場キャラクターである。

CV:高戸靖広



概要

新横浜界隈に住む吸血鬼の一人……一人?
本名は「フォン・ナ・ドゥーブツ」。「へんな動物」は「名前が長いから」という理由で呼ばせている自称全然略せていないのは気にしない
ロナルドなどは大体「へんな」と呼んでいる。
本来の姿は白人系の貴公子然とした美青年だが、後述の変身能力が常にバグっているため、基本的にはゾウとイモムシを掛け合わせたような異様な外見をしている。
その異形っぷりたるや、初見では見ただけでドラルクが即死するほど。

何気に私生活については不明な部分が多いが、特に仕事をしているわけではないようである。父親(後述)が金持ちっぽいので、ニートをやっているのかもしれない。
なぜか道端でエロ本を読んでいたり、廃墟に大量のエロ本を隠していたりと、金持ちそうな割には妙なところでみみっちい。
ロナルドと貸し借りできるほど自前のコレクションがあったり、特定の作家を追って購読できていたり、特に経済的に困窮してるわけではない様子。
おそらく、秘密基地に集めたエロ本を隠れながら読みふける少年のごときリビドーを重視しているからこその行動なのだろう。普通に迷惑行為?それな

人物


えっ 私のグロくてデカいのがスゴいですって!?


危険な吸血鬼も多い本作の世界観の中では、比較的穏健派な吸血鬼であり、基本的に人間を襲ったり人間社会を破壊したりするつもりはさらさらない。
物腰も意外と丁寧であり、ドラルクとロナルドにも基本敬語で接するなど、基本の人格は割と常識人寄り。
ただ変身能力がバグったドラルクには舐めた口調で接しているので、一応彼の中でもそれなりのランク付けはあるようである。かよ。
ロナルドに化けた際は一応は真面目にインタビューに答えようとしており、責任感も人並みにはある。

が、彼の唯一最大の趣味と言えるエロ関係となると話は別で、エロが絡むと途端に大暴走を始める
少しでもエロに繋がるワードが飛び出せばどこからともなく出現しては、無意味に話に絡むのがお約束。
直接エロに絡まなくても、「パの字が抜けたパチンコ屋の看板」や「神奈川県のマーク」、「二つ並んだガスタンク」などといったなんとなく、言われてみればレベルのエロい程度でも妄想を爆発させてしまうタイプなので、その妄想力はとどまるところを知らない。

前述のように、基本的には人間社会には迎合していくタイプだが、Y談おじさんと邂逅した際は完全に意気投合し、街をメチャクチャにする手伝いをしていたこともある。
ちなみに常に煩悩丸出しなので、Y談波を食らっても全く変化がなかった。

反面、本質的には単なる耳年増であり、本物の女性と触れ合った経験は皆無な童貞であるため、実はエロ関連の耐性は中学生並み。
現にマリアとター・チャンがタオル一枚で男湯に突入してきた際には親父共々幸せそうな顔で即死した

モテモテフェロモンを発する寄生型吸血鬼を嬉々として身に着けていたこともあるため、「モテたい」願望そのものはあるようだが、実際に作中でメインの女性キャラにそのようなモーションをかけたことはほとんどない。
ドラルクからも指摘されているが、意外と奥手なタイプなのかもしれない。

ロナルドとは意外と馬が合い、エロ本やAVの貸し借りをする仲。人魚っぽい吸血鬼(※実態は男性型)がいるというだけの理由でロナルドのハントに同行したこともある。
ロナルドやショットなどのモテない男たちとエロトークを始めると、そのエピソードの知的レベルが加速度的に低下する傾向がある。

ちなみに吸血もできるが、「血の美味しい美女」でないと吸う気にならない様子。本当に美女から吸血した経験があるのかは謎
なお、ドラルク(血や牛乳しか飲めない)と違い、普通の食事もできる。

能力

意外かもしれないが、こんな見た目でも高等吸血鬼の一角であり、非常に歴史の古い血族の末裔。

血族としての能力は「変身」。これ自体は多くの吸血鬼が備える能力*1だが、彼の一族はその方面に極めて特化しており、ほとんど制限なくあらゆるものに変身する能力を持つ。
能力単体で見れば作中でも屈指の強能力であり、さすが名家の子息といったところか。

ただしへんな動物の場合は前述のように変身能力がバグっているため、ほとんど活用できていない

なお、これは単に「エッチなことを常に考えているせいで集中が乱れている」というわけではなく、父親曰く、「HTP(エッチシンキングパワー)」が暴走しているためらしく、「エッチなことを考えて変身する」ことそのものは彼の血族としては普通の事らしい……。
そのため、萎えるレベルでエロから離れると途端に本来の姿の美青年に戻る。
かと言ってエロすぎると暴走状態に陥るため、現状狙いの姿に変身するには「エロそうでエロくないでも実はちょっとエロい」という絶妙なラインを維持する必要がある極めて面倒くさい能力者。

一応、登場当初と比較するとロナルドたちの身を挺した協力で多少はコントロールできるようになってきてはいて、やろうと思えば(顔以外)ドラルクに変身可能なまでに制御出来ている。

記憶喪失になった際はエロ関係に普通にドン引きする健全な普通の青年になってしまったせいで、全く変身能力が使えなくなっていた。

逆に「何がエロなのか?」「フェティズムとは何か?」のような深淵な問いかけにハマってしまうとエロパワーが暴走し、周囲の普通の人間まで含めてことごとく変身させる危険な状態になる。

能力とは関係ないが、なぜか彼の血を吸った下等吸血鬼はやたら美味になる。
他にも赤ん坊の仮性吸血鬼に血を吸われたりと、なぜか吸血鬼の癖に血を吸われる描写が妙に多い

一族

デッケー・ナ・ドゥーブツ

CV:こばたけまさふみ

へんな動物の父親。またの名をディックちんちん!
へんな動物と違い能力を完全にコントロールできているため、普段はダンディで渋いモノクルをかけた壮年男性の姿をしている。
が、へんな動物とほとんど同じ外見になることもできる。
自身の変身だけでなく他者への干渉もお手の物で、息子の変身を外部から完全に掌握してしまうあたりやはり大物には違いない。

古き血の吸血鬼に多い印象だがこちらもまた親バカであり、
ドラルクやロナルドからすればさっさと帰れでしかないへんなのの問題に震えながら涙を流していたり等、
ドラルクと同じくへんなのがああいう性格になったのがなんとなく伝わる親子関係である。

感性については息子とほとんど同レベルであり、どんな話題でもエロに繋げてしまう厄介な性質の持ち主。
大のエロゲ好きでもあり古いエロゲを現代のPCのOSで遊ぶ方法にも精通している。
ただ、こんなんでもドラルクの父親のドラウスなどと並び称される古い吸血鬼なだけはあり、変身能力そのものは完璧。
老いてなお健在……と言うべきかは甚だ疑問だが、妻子持ちなのにある意味息子と同レベルの思考の持ち主であるために、
上述のようにエッチとは何か?と思索モードに入ると暴走しかねない。未熟な息子であれなのだから絶対ロクなことにならない。
嵐の海で見つけたエロ本っぽいもので死にかける高等吸血鬼

揺らぐ影」という妙にかっこいい二つ名を持つ。
どこぞのY談野郎とは違い、素で失礼ではあるものの積極的に迷惑をかけないせいか、
話すことは8割方エッチなものながら古き集まりにも呼ばれる社交性がある。
ちなみに、旧友の中で名前を出すだけで微妙な空気になるY談に対しては「私はあの人好きですけどね」と好意的。
……そりゃY談仲間だしね!

何かと息子関連で無理難題をロナルドに押し付けてくるため、ロナルドからはあまり好かれていない。

チッジョー・ナ・ドゥーブツ

CV:神田みか

へんな動物の母親。おさわりOKな人妻を自称する夫及び息子と同レベルのエロ感性の持ち主。
曲がりなりにも人妻だし、夫は夫で他の女に熱を上げっぱなし。
そんな調子で夫婦仲は大丈夫なのかと思われるが、そこはそれ、とても睦まじい様子。
スケベ紳士と痴女淑女、ある意味とてつもなく懐が深い同士……なのだろうか。
やはり変身能力を持ち、息子と同様の姿に化けることも可能。大変な美女であるが流石に若作りすぎて違和感ありありである。

息子の性癖に理解がありすぎる別の意味でリアルに嫌な母親。

夫と同じく、息子関連で無理難題をロナルドに押し付けがち。



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最終更新:2025年04月16日 23:03

*1 一応ドラルクも使えるが雑魚なので狙ったように変身出来ない上死なないと解除されない。ドラルク本人が明確に自覚している弱点の一つでもある