帰ってきた鎮守府秋刀魚祭り(艦隊これくしょん)

登録日:2021/11/05 Fri 01:16:00
更新日:2025/07/10 Thu 07:45:28
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Sanma Operation

the Pacific Saury Fishing Support Operation


艦隊これくしょん -艦これ-の2021年秋に開催されていた期間限定イベント

2年ぶりとなる恒例の鎮守府秋刀魚祭りではあるが、
秋刀魚祭りのイベント化という掟破りの形式であり、イベント開始告知は10/25(開始4日前)というとんでもない状況から始まった。
厳密には秋イベントの前段作戦のみが秋刀魚祭りとして実装、後段作戦が秋刀魚祭り終了後という流れでの実装ではあったものの、インターバルが1ヶ月未満の状態でイベントが開催されたのは2期以降では初。
何より、秋イベが普通に秋に始まったという異常事態である
前回のイベントが非常に高難易度であったため資源回復が完了していない提督も多く、告知直後は阿鼻叫喚になったものの後段開始までは間があると判明して落ち着いた。

開始時刻は10/29の20:00。
前回が小規模にもかかわらず遅延したことで心配する声もあったが、定刻通りに終了。メンテ延長をせず、事前告知時間通りにイベント開始できたのは数少なく、20年春の菱餅イベント以来1年半ぶりである。
秋刀魚漁の終了時期については11月中旬終わりごろと予告され、その後11月19日と確定した。
その後、11/19のメンテナンスを以て後段作戦に切り替わった。

同月にアーケード版でも『鎮守府秋刀魚祭り』が開催されていたので、一部提督は2か月近く秋刀魚漁をすることになるのであった。

開始後は史上最高の漁獲量に加えてイベント海域に札無しということで漁業と攻略が類例のないほどに加速。
特に漁獲量は半日で全ノルマ達成可能なほどの大盤振る舞いであり、よほど時間が無いわけでもなければすぐさま終わる。

ぶっちゃけて言えば超簡単な菱餅
任務で奔走する羽目になったあちらと違い、今回の任務は、前段開始時点では普通に秋刀魚を集めるものと、秋刀魚を消費しての装備転換任務のみ。イベント海域は出撃しなくても達成できる。
同時期のアーケード版限定海域が「出撃!北東方面 第五艦隊」なので、戦闘海域がほぼ同じという珍しい事態になっている。おまけに士魂部隊が貰える事まで共通している。
シレっとアーケードのイベントとぶつけられたというのも菱餅と共通していたりあとブラウザ側は新艦が秋刀魚祭りの間はいないという点も

主な新要素






任務解説

秋刀魚漁のため任務も存在。
過去の秋刀魚漁と同じく鎮守府近海と北方海域、中部海域の一部(6-1と6-5)で秋刀魚が取れる。
秋刀魚を集めるだけならイベント海域に行く必要は全くないが、E-1でも同じく秋刀魚が入手可能。ドロップ率が高い上入手箇所も複数あり、漁獲量が非常に多いため攻略がてら集めてもよい。
とはいえ、冒頭で述べた通り単純に漁獲量がとんでもない量なのでウィークリー&EOをこなしているだけで規定量はまず問題ない。
爆雷漁に手を出す必要すらなく半日で集まるといえばその異常さもわかるだろうか。

任務条件に関しては5尾・11尾・33尾となるが、前述した通り終わるので特に意識する必要はない。
33尾の任務で改装設計図x2か試製甲板カタパルトが取得可能という大盤振る舞いなので、是非達成しておきたいところ。

また工廠任務として秋刀魚13尾とSwordfish Mk.Ⅱを消費してSwordfish Mk.Ⅲ(熟練)を獲得できる。
MkⅢは対潜支援・欧州特効などで使い道が多いものの、改修可能な日数が非常に限られている(金・土・日だけ)上にネジ消費も激しいので注意。
とはいえデイリー改修に拘らなければすぐ終わる………Ark Royalさえいれば



新規実装艦娘

秋刀魚漁(前段作戦)の段階では、新規艦は存在しない。
後段作戦での実装が予告されており
  • 日振型海防艦「昭南」(E-2ドロップ)
  • Gato級潜水艦「Scamp」(E-3報酬)
が実装された。

Scampに関しては、秋刀魚漁終了時期の告知とともに「あの潜水艦型」が実装と追加情報があった事、わざわざ「あの」と言われる、そして敵潜が跋扈するというイベント予告内容から、あまたの日本海軍艦と因縁深いGato級、Balao級の実装は予測されていた。
その勢いであの「アルバコア(SS-218 USS Albacore)」がTwitterトレンド入りするほどだったが、実際に実装されたのはその僚艦「SS-277 USS Scamp(スキャンプ)」だった。
伊168=イムヤを撃沈した艦であり、最期は八丈島付近で第四号海防艦(=よつ)によって撃沈された、因縁はアルバコアやハーダーほどではないがなかなか深い。
ちなみにスキャンプとアルバコアは幾度も作戦を共にしており、戦没時期も近いため、ひょっとすると…。

なお、有力候補と見られ年内後半実装と告知されていた大鷹型、年度内実装予定とされていた松型駆逐艦は今回実装されなかった…。
このうち大鷹型は年末アップデートで実装されると告知され、なんとか年内に間に合った様子。となると松型駆逐艦は既に実施が告知されている冬イベか。

BGM


新規BGM


  • Trick or Fleet!:E-1マップ画面
  • 根室沖の輝き:E-1道中

これまでは秋刀魚がメインで影の薄かった艦これでは珍しく、今年はハロウィン仕様のグラフィックの艦が多数実装され、
BGMでもハロウィンBGMも追加。今までの曲調とはやや毛色が違っている。
道中は慣例通りの秋刀魚用BGM

既出BGM

  • 北方艦隊決戦:E-1-1ボス
  • 泡沫のシャングリア:E-1Mマス
  • 第五艦隊の奮戦:E-1-2ボス

近年になってボスマス別でBGMが変えられるようになってきたが、
道中のギミックマスでもBGM変更されたのは今回が初めて。



出撃制限

秋イベントの前段作戦が秋刀魚漁マップとして扱われており、(E-1時点では)札が存在しない
札のないイベント海域は20年菱餅イベント以来、複数海域イベントで最終海域以外で札がない海域となると、16年冬の礼号作戦イベント以来、実に5年半ぶり。
このため甲作戦であっても気兼ねなく戦力を投入可能。

その後のアナウンスで秋刀魚漁終了までは札が付与されないという仕様が告知。
突破状況は保存されるため、よほど時間が無い場合を除いて秋刀魚漁が実施されているうちにE-1は突破しておきたい。
赤城・翔鶴・伊勢型改二などの強力な艦を気兼ねなく投入できるからこそ簡単な部分も多分にある。
逆に、二軍戦力で突破を図ろうとすると少々厳しい面もある。

海域解説


海域数は現時点では1。とはいえ前段作戦が1個であったイベントは前例がなく、本番の秋イベントも後段1海域のみでは?と推察されていた。
文字通りの小規模という告知までも追加で行われたが、他方で「小規模」な前回が地獄だったため提督諸氏も簡単に信じ切れなかった様子。
結果的には後段は2海域だが、難易度は相当低く抑えられて報酬もおいしいイベントであった。
詳細は後段紹介項目を参照していただきたい。

前回が凄まじい高難易度であったためか、それとも前段が秋刀魚漁であったためかは分からないが、秋刀魚漁(前段作戦)は報酬に比して難易度が非常に低い。
前述した通り秋刀魚漁の期間中は札が存在しないことも相まって3時間ほどもあれば終わってしまうだろう。

また秋刀魚漁もイベント海域での取得に限定されていなかったため、イベントを無視して警戒陣で秋刀魚を取るという芸当も可能。
実質的に警戒陣を使える期間が長くなっただけとも言え、単発任務の攻略にはうってつけの状態である。

詳細な解説

※解説は甲作戦選択時の難易度を基準にしています。
便宜上、戦力ゲージ1本目をEx-1、2本目をEx-2と呼称します。

E-1『北海道沖秋刀魚漁支援』-三陸沖/北海道根室半島沖-






追記・修正は秋刀魚を釣り終わってからお願いします
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最終更新:2025年07月10日 07:45

*1 春雨:初出14年夏E-1報酬、山風:初出16秋E-2ドロップ