レーシェン

登録日:2022/03/25 (金曜日) 01:12:34
更新日:2024/12/18 Wed 23:56:34
所要時間:約 5 分で読めます




レーシェン』(Leshen)とは、『ウィッチャー3 ワイルドハント』に登場する怪物。
分類は遺存種。

概要

スラヴ神話の森の精霊レーシーに由来する怪物であり、その姿はまるで樹木が生きているかのよう。
人の手が付かない深い森を住処としており、魔法能力で縄張り内の動植物を意のままに操るといわれている。
そのため、若干ながら「強い雑魚」要素があり、油断すると物語の幕を閉ざされる
しかし対抗策はあり、火に弱くイグニの印で簡単に引火してしまう。
DLC「血塗られた美酒」で追加され、同じく森を住処とする遺存種「スプリガン」とは、頭部に鹿やトナカイのような角を有することが大きな違い。

依頼クエスト「森の主」では、固有名を持つレーシェンの「ケルナン」が討伐対象として登場する。
また、レーシェンの強化個体として「エンシェント・レーシェン」も存在し、通常種よりも樹齢の長い樹木のような姿になっている。
エンシェント・レーシェンはアーンスクロン城の廃墟のリスポーンしない個体と、依頼クエスト「森の中心にて」で登場する個体しか存在せず、後者の個体には「森の精霊」という固有名もあるのだが、ストーリー分岐次第では戦闘を回避できてしまう。


追記・修正お願いします。












































…と、これだけではウィッチャー3で登場する怪物の中の一種に過ぎず、イマイチパッとしないのだが、その後状況は一変する。

MHWorld

モンスターハンター:ワールド』のタイトルアップデート第5弾*1でウィッチャー3とのコラボが実現したのだが、そのコラボコンテンツ実装にあたり、なんとレーシェンに白羽の矢が立ったのである。

古代樹の森の異変調査

上位 ★★★★★★★★★
特殊クエスト
依頼:古代樹の森の異変調査
目的地 メインターゲット 報酬金 19800z
古代樹の森 任務を達成する
制限時間 受注・参加条件
60分 HR16以上
参加人数1人まで
依頼主 総司令
全調査員に告ぐ。古代樹の森にて異変が発生した。
怪物退治の専門家であるウィッチャーをサポートし、
事態の調査、解決を急げ。
※本クエストはリヴィアのゲラルトを操作する
クエストとなります
タイトルアップデートと同時に追加された1本目の依頼クエスト。
コラボコンテンツであるが、期間限定ではない

MHWorldではタイトルアップデート第3弾で追加されたナナ・テスカトリを含め、9割以上のクエストがマルチプレイ対応であるのだが、このクエストは例外的に完全ソロ専用になっている。
というのも、通常のクエストは各プレイヤーが分身として作成した「5期団の青い星」操作するのに対し、依頼文の通りこのクエストで操作するのは、転移の門でMHWorldの世界に来たゲラルトさんである。
そしてゲラルトさんがこのクエストで異変の元凶を突き止める事になるのだが、その異変の元凶となっているがレーシェンである。

ゲームシステムからして大きく異なる作品であるため、MHWorldのレーシェンは独特の味付けがされており、魔法で環境生物の「ニクイドリ」を操ったり、古代樹の森に棲む小型牙竜のジャグラスをどこからか召喚したりもする。
一方でゲラルトさんもまた同様に、本家の対抗策であった「イグニの印」が使えるほか、本家じゃまず有り得なさそうな乗り攻撃も仕掛けることが可能であり、成功すれば頭に乗ることが出来る。

また、このクエストの完了までの流れはウィッチャー3側の仕様に合わせてあるようで、道中で幾つかサイドクエストが発生し、成果次第でクエストの結末が変わるようになっている。
そのうちの1つでは、ゲラルトさんはプケプケと共闘してレーシェンの討伐に挑むことになる。
共闘するプケプケはレーシェンの弱点である毒を付与してくれる心強い味方であるものの、とある事情で体力が低く気を抜くとすぐ死んでしまう。
古代樹の森を歩き回って生命の粉塵を用意しておくなど、しっかり準備して挑みたい。

ちなみに古龍種認定されたベヒーモスと違い、レーシェンは原作準拠の遺存種として図鑑に登録される。

森の精霊

上位 ★★★★★★★★★
討伐クエスト
依頼:森の精霊
目的地 メインターゲット 報酬金 36000z
古代樹の森 エンシェント・レーシェンの討伐
制限時間 受注・参加条件
50分 HR50以上
依頼主 総司令
<門>を使い、古代樹の森に怪物が現れた。
森の精霊とも呼ばれ、崇め恐れられる非常に危険な存在だ。
十分に留意し討伐するよう。
※ウィッチャー3難易度「デスマーチ」相当の高難易度クエスト
タイトルアップデート後に追加された2本目の依頼クエスト。
本家でも特殊個体扱いされていたエンシェント・レーシェンだが、MHWorldにおいてもその扱いは変わらず、「古代樹の森の異変調査」の個体とは別種扱いで討伐数が記録される。
「古代樹の森の異変調査」は完全にソロ専用だったのに対し、こちらは「5期団の青い星」で挑む普通の討伐クエストであり、多くのクエスト同様マルチプレイ対応。というよりマルチプレイ推奨仕様。
イベントクエスト枠を使用しているため、Ver15.10アップデートまでは配信期間が限定されていた。

特殊個体扱いは伊達では無く、「古代樹の森の異変調査」の個体より遙かに攻撃力が高い。
拘束攻撃を繰り出してくるが、MHWorldの通常の拘束攻撃とは仕様が異なり、捕らえたハンターのスリンガーを含めた一切の行動を封じてしまう
更に、マルチプレイ対応にあたり、まるでFF14のような敵視のシステムまであったりする。
(※敵視のシステム自体はタイトルアップデート第4弾のベヒーモスで取り入れられており、それに近い)
体力も非常に多く、ソロ戦では黒龍をも超える多さ。
ただし参加人数による体力補正が無く、肉質は対弾丸が少し低い程度なので、マルチプレイではそこまでダメージが通らないわけではない。
極めつけは、ニクイドリを全方位放出するという、ガード不能な即死級の大技である。
ベヒーモスの「エクリプスメテオ」のような演出が行われることから、一部では「エクリプスカラス」と呼ばれているとか。
ただし、MHWorldにはエクリプスメテオの他にも「王の雫」や「エスカトンジャッジメント」といった、当たれば文字通り即死の大技があるが、それらとは異なり、緊急回避やモドリ玉で回避可能性はあったり、マスターランク防具の防御力やスキルを以て耐え抜くことも可能と、まだ有情なほうではあるのだが。

クエストの依頼文に記載されている難易度「デスマーチ」はウィッチャー3の最上位難易度で、MHWorldにこれらのコンテンツが追加された当時は上位クエストの文字通り最上位難易度であったのだが、MHW:Iで更に上の「マスターランク」のクエストが追加されたため、MHW:Iまで含めてしまうと最上位難易度ではなくなってしまう。
普通に考えてもMHW:Iで追加された黒龍や歴戦王冰龍のほうが明らかに上であるし…
とはいえそこいらのマスターランクモンスターのマルチ補正より高い体力や1000を超える防御力でも安心できない攻撃力、捕捉しづらい瞬間移動など装備が変わっても厄介さは変わらない要素が多く、ソロにおける狩猟は今も高難度の部類に入る。


追記・修正は森の中心にてお願いします。

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最終更新:2024年12月18日 23:56

*1 PS4版では2019年2月、Steam版では2019年5月にそれぞれ実施