クンチュウ(モンスターハンター)

登録日:2022/05/13 Fri 22:47:50
更新日:2025/05/22 Thu 01:49:12
所要時間:約 4 分で読めます




クンチュウ(Konchu)とは、『モンスターハンター』シリーズのモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンター4』(MH4)。

【概要】

盾虫(たてむし)」の別名を持つ、ダンゴムシに似た甲虫種の小型モンスター。
モンスターの死骸や廃棄物を食すので生息範囲はかなり広く、外殻の色もフィールドによって異なっている。

普段は大人しく、そこまで好戦的ではないもののやはりハンターを見かけると身体を上げて威嚇行動をとってくる。
それでも立ち去らない場合、丸まって転がりハンターに突撃してくる。
しかし当たってもこける程度で威力はそこまでではないため、「単体」ならばそこまで脅威にはならない。

また、大型モンスターに直接貼りついてまで老廃物を摂取しようとする個体もいる。
そんなクンチュウの特徴だが…

硬い

硬い

バカみたいに硬すぎる


外殻の肉質は切断だとなんと伝説の黒龍の尻尾と同じなので、斬れ味が紫でも余裕で弾かれる。
打撃でも白ゲージ未満は厳しい。
幸いにも腹部の肉質はかなり柔らかく、一度外壁に攻撃を加えるとすぐにひっくり返ってくれるので討伐自体はかなり楽な方。
しかし、ひっくり返ってジタバタしている様子は人によっては気持ち悪いらしい
キックでもひっくり返ってくれるのはありがたい。

一方で「じゃあ雑魚だから無視すればいいじゃん」と思ったそこの貴方、甘い。
クンチュウはとにかく外敵に敏感で、ハンターを見つけるとコロコロ転がっていく。まさかのロケット生肉ポジションである。
もちろん大型モンスターとの戦闘中も遠慮なく襲いかかってきて、ハンターを転ばせたり、攻撃を弾いたりやりたい放題。
先述のモンスターに貼り付く習性も、心眼抜きでは大変なことになる。

さらに、他の甲虫種と違う点は、フィールドの移動すら妨害すること。
例えば遺跡平原のエリア7を例にとると…

ハンター「はぁ…はぁ…このフィールドは壁が高くて登るのが大変だ。でも、ようやく頂上に…」

クンチュウ「イエーイ!ハンターさーん、サッカーしようぜー!」コロコロコロコロ

ハンター「えっ!?ちょま」ドカッ

ハンター「嘘だろぉぉおおおおお!?」ヒユゥゥゥ

ただでさえMH4のフィールドは高低差が大きいのに、苦労して壁を登ってきたハンターを無慈悲に叩き落とすなんて…
こんな感じで「硬い・キモい・ウザい」の三拍子が揃った結果、多くのプレイヤーから嫌われてしまい、付いたあだ名は「クチュウ」。
氷海や火山など普通の虫なら生息できないエリアにも体表の色も変えながら適応する恐ろしい繁殖力の持ち主なので、常にこいつの存在は頭に入れておこう。

上位クエストが解放されると、なんと一部の大型モンスターに張り付くようになる。張り付いた部分にはしっかりクンチュウとして当たり判定が存在し、そこに攻撃が当たろうものなら当然弾かれるという、別名の通りモンスターの盾となる。誰が呼んだか<<クンチュウアーマー>>
攻撃を当てれば剥がれ落ち逃げていくが、心眼など弾かれ無効がないと相当厄介なことには変わらない。あと寄生しているようで見た目も気持ち悪い。

【利点】

実は、モンスターの中では珍しく鎧玉を剥ぎ取れる。
もしかしたら、異常な外殻の硬さは鎧玉が原因かもしれない。
上位、G級ではそれぞれ上鎧玉と尖鎧玉も剥ぎ取り可能。
序盤はどうしても鎧玉が不足しがちなので、足りなくなったらクンチュウを積極的に狩って集めよう。
とがった牙やモンスターの体液など、他の素材も高く売れる方なので金策にも使える。

また、防具のクンチュウアームは序盤に作れる物にしては防御力が高い。
ジャギィ装備やカブラ装備までの繋ぎになるが、防御を重視したい人はぜひ作成してみよう。
なお、MHXX時点ではクンチュウの防具は頭と腕しかない。

【天敵】

みんな大好きクック先生。
なんとクンチュウは先生のおやつだそうで、スタミナが減ると地面を掘り起こして美味しそうに召し上がる。
クンチュウ自慢の外殻も、丸呑みが主流の先生には無意味。クンチュウに苦しめられた人達から拍手を送られたのは言うまでもない。
ちなみに、イャンクックはどんな地面からでもクンチュウを掘り起こせるため、イャンクックは空腹になったらその場で即座にスタミナを回復できる性質を持っているという点は狩猟において気に留めておきたい点。
またイャンクックのG級個体は、掘り起こしたクンチュウを転がして飛び道具に利用してくる。詳細はイャンクックの項目にて。

どうも制作側からは「クック先生=クンチュウイーター」的なイメージを持たれているらしい。
クンチュウが初登場したMH4では、イャンクックは登場ムービーから早速、初共演となるクンチュウを捕食しはじめる。しかも、クンチュウの捕食に夢中でムービーが終わってもハンターたちに気づかずに食べ続ける
外伝作品の『ストーリーズ』でも影響を受けており、クンチュウ自体も4色それぞれ登場しているが、イャンクックの絆技「リバースボール」では、戦闘中に余所見をしてクンチュウを食べているのをライダーにど突かれ、その勢いで吐き出したクンチュウをぶつけて攻撃するというシリーズ屈指のギャグ技になっている。
絆技で吐き出されるクンチュウが通常は火属性のところ、MHSTでは「伝承の儀」でクック先生の属性を変えている場合、水/雷/氷/龍属性を纏うようにもなる。
火だるまやら氷漬けやらで飛ばされるクンチュウ達の姿は哀愁を誘う……かも。

4シリーズ最凶候補の教官。
こちらもクンチュウを食べるが、クック先生に比べると印象が薄い。

他にも大型モンスターの攻撃に巻き込まれて死ぬこともあり、特に攻撃範囲が広くアクロバティックに戦うティガレックスに吹っ飛ばされがち。





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最終更新:2025年05月22日 01:49