アイリス(ロックマンXシリーズ)

登録日:2022/05/23 Mon 19:29:22
更新日:2022/07/06 Wed 23:29:26NEW!
所要時間:約 4 分で読めます





兄さんと…戦わないでとあれほど言ったのに!

アイリスとはゲーム『ロックマンX4』に登場するキャラクター。
CV:水谷優子(X4,Project X Zone)/遠藤綾(X DiVE)

【概要】

レプリフォースに所属。

漫画版のマーティやティル等を除けば、Xシリーズ初の人型女性レプリロイド
似ても似つかないがカーネルの双子の妹で、本来はオペレーター等を担当している。
スカイラグーン事件で負傷したところをゼロに救助され、そのままイレギュラーハンターに保護された。レプリフォースの反乱を受け、ゼロに兄と戦わないように説得するも「反乱を阻止しなければならない」という言葉に言い返す事が出来ず、レプリフォース大戦を見守るしか出来なかった。
分からず屋の兄と、現実主義者のゼロに板挟みにされた彼女はどんな想いだったのか…ゼロの方はそれなりにアイリスの気持ちを察していた模様で、決戦の際にゼロはカーネルに一応の説得を試みている。
だが、結局カーネルはゼロに倒されてしまい、ゼロに愛憎入り交じった感情のまま兄の残骸を取り込んでゼロに戦いを挑む。

合体形態はどこからともなくライドアーマーのような装甲が出現する。操縦席がなく直接装着されているのでライドアーマーそのものではないようだ。ボスとしての弱点は龍炎刃。
放出される機雷を処理しつつ、時折出てくる菱形のクリスタル(のような物体)を攻撃しないとダメージが通らない。本体からの横方向、クリスタルの縦方向からの時間差レーザー攻撃には注意。
余談だが、後述の漫画版ではなんとゼロの裏拳で粉砕されて内部のアイリスを救出された。

敗北後、ゼロはアイリスのもとへ駆け寄る。満身創痍のアイリスは「ゼロと共にレプリロイドだけの世界で暮らしたかった」と思いを語り、ゼロの手を取り微笑むと、そのまま息を引き取った…
アイリスを自らの手で殺めてしまったゼロは、「俺は、俺は……いったい何のために戦っているんだ!」と慟哭、心に深い傷を負う事となる。
さらにいうとゼロは「レプリロイドだけの世界など幻想」という考えだったので*1、結局最後まで2人は分かり合えなかったのだ…。

元々カーネルとアイリスは、恋しさと切なさと心強さと強さと優しさを持ち合わせた伝説のロボット(=ロックマン)の再来を願って開発されていた、一体のレプリロイドだった。
が、開発中にプログラムが拒絶反応を起こしたため『強さ』をカーネル、『優しさ』をアイリスに分けて二人のレプリロイドとなった。
…なるほど、徹底したタカ派のカーネルと比べて、彼女はレプリフォースの良心とさえ云えるのはこのためか。違い過ぎである。
尤も、彼女は彼女で「レプリロイドだけの世界」に理解を示しているなど結構アレなところもあるのだが。

なお、ロックマンX4のCMではゼロがアイリスを抱き上げ、慟哭するアイリスの死亡シーンが流れ、これを見て本作品を購入したユーザーも多い。
そのため彼女はX4のみならずXシリーズの真のヒロインだと今なお呼び声が高い。一方、エイリアは公式でもヒロインっぽくない的なことを言われたり。

また、前日談である『ロックマンX2 ソウルイレイザー』ではオペレーターとして登場しており*2、エックスとも面識があったことが明らかとなった。
胸が小さいなどボディのデザインが若干違う。X4までの間に豊胸新型ボディに取り換えたのかもしれない。

漫画版


でもそれでよかった…
私が私だからあなたに逢えたんだから
私が私だったから芽生えた想い

スティングレン戦後のゼロを救ったことで知り合う。岩本先生の画力も相まって非常に可愛い。
また、後述の自分が生み出された経緯をゼロに語る際、カーネルを茶化して「あんなカタブツ」と称するなどお茶目な一面も持っていた。
レプリフォースの反乱後は自分の部隊を率いて中立に属し、敵味方を問わず戦いで傷つき倒れた者達を介抱し、これが自分の意思と貫き通す、優しさと気丈さを持った女性として描かれている。
また、ゼロとカーネルの戦いを止めようとした際には戦いをやめないと自殺すると脅すなど無茶もやらかす。
サイバー・クジャッカーが今際の際に放った”バグ”をゼロを庇って受けたことで昏睡状態に陥ってしまう。
そして、別経路でワクチンプログラムを手に入れ、鉢合わせしてしてしまったゼロとカーネルは治療中のアイリスの目前で交戦状態に突入。*3戦いの末、カーネルがゼロに殺される瞬間に意識を取り戻してそれを目の当たりにし、悲しみの感情から兄の残骸を取り込んで暴走(ゲームとの最大の違いとして、ゼロを憎んだ上での行動ではない)。
他にも「レプリロイドだけの世界」へ理解を示している様子もなかったり、悉く負の一面が削除されており、最期も互いの想いが通じ合い、分かり合えたまま静かに機能を停止した。
…逆にアイリスを救えなかったゼロの状況はゲーム以上に悲惨な事になっており、アイリスを助ける際に「お前一人の為だけに闘う」と決意していた事もあって
こちらでも「俺は…俺は…いったい何の為に闘っているんだぁあぁあぁぁぁっ!!」と慟哭する事になったばかりか、漫画版における「レプリロイドの中ではエックスのみが涙を流す機能がある」という設定が最悪の形で活きてしまい、
この後合流したエックスに「あの時、あいつのために泣いてやることができなかったんだよ!!」と八つ当たりまでする*4事になってしまった。
なお、漫画版におけるアイリスとカーネルは、かつて「レプリロイド」という言葉の存在しなかった頃に居た優しさと強さを併せ持った伝説のロボットを再現しようとして生み出されたというバックボーンがあり、アイリス自身も彼のことを口添えで聞かされていたと思われる描写があった。


そして私はこの『想い』を信じる…
いつか皆で笑いあえる日がまた来る───って…

どんな障害にも負けない『愛』がきっとあるって

【余談】

ゼロが死んでも死んでもホイホイ蘇ってるのでアイリスの復活を願うファンも少なくない。実際に『Project X Zone』ではゼロの前に再び姿を現し…

ロックマンゼロ2とあるキャラは彼女ではないかという噂もある。

ちなみに、彼女を元にした同名のキャラがロックマンエグゼ6に登場している。
エグゼ版でもカーネルの妹で、元々一つの存在(カーネルの「良心」にあたるプログラム)から分かれて誕生したという設定。

後半の展開を意識していたのか不明だが、植物のアイリスの花言葉の一つに「復讐」がある。


でも、一緒に追記と修正をしたかったの...レプリロイドだけの記事を

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最終更新:2022年07月06日 23:29

*1 実際にアイリスに対して否定している。

*2 レプリフォースから研修の一環としてイレギュラーハンターに派遣された。

*3 この際、「カーネルの負傷箇所に対応してアイリスの身体が錆びついていく」という、呪いにも似た兄妹のシンクロ性が判明している。

*4 実はゼロがエックスの涙を流せる機能を「羨ましい」と思っていた事は漫画版X1でイーグリードが死んだ時点で語られており、結果としてこの展開の伏線になってしまった。