ロックマンX2 ソウルイレイザー

登録日:2011/04/03(日) 17:48:37
更新日:2018/05/15 Tue 16:43:25
所要時間:約 6 分で読めます




2001年7月19日に、ゲームボーイ用・ゲームボーイカラー対応ソフトとしてカプコンから発売された横スクロールアクションゲームで、『ロックマンX』シリーズの外伝作品。
ニンテンドー3DSバーチャルコンソールでも2013年12月25日から配信中。
ステージの特定地点を通るとセーブされ、中断してもその地点から再開できるオートセーブ機能搭載。
海外でのタイトルはMega Man Xtreme2。

サイバーミッション同様、ロックマンXからロックマンX3の三作品をリメイクして一つの作品へと仕上げている。
前作がどちらかと言えばX1ベースだったのに対して、今作はX2とX3をベースに、更にゼロ専用シナリオの存在・アイリスの登場など、X4の要素も含んでいる。
各ステージにも様々なアレンジが入り、ストーリー面でも大幅にオリジナルの割合が増した。またオリジナルボスも多数登場する。

エックスミッション・ゼロミッション・エクストリームの三つのモードがあり、エックスミッションはエックスのみ、ゼロミッションはゼロのみ、エクストリームはエックスとゼロ両方で全てのステージやボスと戦う総集編となっている。
最初選べるのはエックスミッションとゼロミッションのみで、エクストリームは両ミッションのクリアによって開放される。また、真の最終ボスと戦うのもエクストリームだけである。

最大の特徴として、敵本拠地とエクストリームでは『スクランブルチェンジ』が可能。一部の場面を除き、セレクトボタンでエックスとゼロを任意のタイミングで交代、自由に使い分けられる。
X7に先駆けて実装されたダブルヒーロー制であり、両者のライフや武器エネルギーは別々だが、操作中のキャラのライフが無くなった時点でミスとなってしまうので注意。

また、敵を倒した際に出現する『ソウル』を集めると、ソウルの数に応じた強化パーツを開発できる。開発した強化パーツは各キャラ毎に一定数装備できる。
ちなみにソウルとはレプリロイドのDNAプログラムを抜き出したもの。



◆あらすじ
南洋の孤島『ラグズランド』で、突如レプリロイドのプログラムが消滅して抜け殻となってしまう『イレイズ現象』が大量発生。
ラグズランドへ調査に向かったエックスとゼロは、過去のイレギュラーが次々と復活しているのを目撃する。
そこにガレスと名乗る謎のレプリロイドが現れ「復活したイレギュラー達を倒せば研究所の場所を教える、我々を止めてみせろ」と挑戦してきた。
レプリロイド達の正常なソウルを取り戻すため、エックス達は戦いを受けて立つ。

ストーリー時期としてはX3とX4の中間にあたる。



◆主要キャラクター
主人公。イレギュラーハンター第17精鋭部隊隊長。

イレギュラーハンター第0特殊部隊隊長で、元エックスの同僚。
今回はもう一人のプレイヤーキャラとして登場。
最初からエアダッシュ可能だが、今回二段ジャンプは使えない。

  • アイリス
レプリフォースからの交換研修生で、オペレーターとして研修中。今回のミッションでエックスとゼロをサポートする。
X4では悲劇的なヒロインだったが、今回ファンサービスとしてゲスト出演を果たした。
R20によると、過去なので胸を小さくしたらしい。

エックスにパワーアップパーツを授けてくれる。
そして今回は新たに、ゼロもパワーアップさせてくれる。


  • ガレス
今作オリジナルキャラクター。ゼロミッションで登場。
ベルカナに造られた戦士で、騎士のような鎧を纏っている。その鎧は非常に防御力が高く、並大抵の攻撃では殆どダメージを与えられない。
そして彼の持つジャベリンは自身の鎧を貫くほど高い威力を誇る。つまり…
なお、イラストで並んでいるライオン型メカニロイドは残念ながら登場しない(普段はいるらしい)。

  • ベルカナ
今作オリジナルキャラクター。エックスミッションで登場。
脚が見えないほどのロングスカートに杖を携えた魔女のような姿をしている。
ラグズランドの開発研究員だったという事以外、彼女自身の開発経緯などは謎に包まれている。
戦闘では宙に浮かび、辺り一面に作用する魔法のような攻撃(当たるとボタンまで封じられる仕様)を繰り出してくる。


例によってケツアゴハゲ。今回はX2の頃の姿。
ベルカナと結託し、レプリロイドのソウルを集めて強力なボディを造ろうとした。
勝手な行動ばかり取るベルカナには手を焼いていたらしい。
ついでにX1当時のペットだったベルガーダーも研究所門番として復活している。


◇八大ボス
倒すと特殊武器もしくは必殺技(カッコ内)を入手できる。
ただし、エクストリームではそのボスにとどめを刺した方のキャラでしか、武器or技を得られないので注意。
入手する武器名や性能は、原作とは一部変更されている。

シャイニング・タイガード(レイクロー/ライジング)
エレキテル・ナマズロス(トライアードサンダー)
ランチャー・オクトパルド(マリントルネード/フィッシュファング)
バーニン・ナウマンダー(ファイアウェーブ)

ワイヤー・ヘチマール(ストライクチェーン/ライトニング)
ソニック・オストリーグ(ソニックスライサー/ダッシュ)
エクスプローズ・ホーネック(ボムビー/アースゲイザー)
スクリュー・マサイダー(トルネードファング/ドリルクラッシュ)

エックスミッションでは前半4体、ゼロミッションでは後半4体、エクストリームでは8体全員と戦う。



◆パワーアップパーツ
8ボスのステージ中に全4つのカプセルがあり、それに入ることで入手できる。
基本的にはX2のものと同じだが、全部揃えないと見た目が変化しない。
また今作ではゼロにもパワーアップパーツがあり、エックス同様にカプセルに入って入手する。
と言っても、カードダスの外伝作品『メガミッション』で登場したゼロ専用アーマーと違い、装備しても見た目は変わらない。
以下青字はエックス、赤字はゼロの効果

  • ヘッドパーツ
特定のブロックを破壊可能になる。
効果は同じだが、ゼロミッションでは該当ブロックが登場しないのでエクストリームまで実質意味がない。


  • ボディパーツ
ダメージを半減、ノックバックも小さくなる。
また、ダメージエネルギーを蓄積し、一気に放出して画面全体を攻撃する大技『ギガクラッシュ』が使用可能になる。


  • アームパーツ
エックスバスターのチャージショットが二発分チャージできるようになり、更に二発連続発射すると一発の拡散ショットとしても撃てる。
特殊武器もチャージできるようになる。

『ファイナル』が使用可能になる。
前方の敵めがけてまるで乱舞のように連続攻撃を叩き込むゼロの最強技。ボス相手にも大ダメージを与えられる。


  • フットパーツ
壁蹴りが自動的にダッシュジャンプになり、より遠くへ跳べるようになる。
また、特定のブロックを壁蹴りで破壊可能になる。
更に、左右と上方向にエアダッシュする『バリアブルエアダッシュ』が使用可能になる。

エックスと違って元々エアダッシュ可能な代わり、上方向へのエアダッシュは使えない。二段ジャンプにもならない。
おまけにこれまたヘッドパーツと同じく、ゼロミッションでは該当ブロックが登場しないので実質意味がない。


波動拳昇龍拳
エックスが全パーツを揃えた状態である場所へ行くと隠しカプセルが出現、そこでライト博士がエックスに伝授してくれる。
前作同様、波動拳と昇龍拳を両方とも使えるようになる。しかも前作より威力が上がっている。
会得後、バスターをフルチャージして下に入力しながら発射すると波動拳、上に入力しながら発射すると昇龍拳が出せる。
どちらも地上にいる時のみ限定だが、原作と違ってライフ満タンでなくても撃てる。



◇ソウルアイテム
集めた『ソウル』から作られた強化パーツ。序盤特に役立つ回復量アップ(体力or武器)、攻撃強化や常時三段目固定(各バスター/セイバー別)など効果は様々。
“ハイパーダッシュ”(エアダッシュ含めダッシュ中は無敵状態になる)はシグマ第二形態を筆頭に終盤のボス戦では重宝する。
但し、パーツは各一つしか作れないので、特に共通パーツは慎重に。

……ボスアタック?なにかの冗談でしょ、『ソウル』から作るなんてさ……



◆余談
この作品は、ダブルヒーロー制やボスアタックの導入など、ボリュームの大きさで話題になったが、同時にバグの多さでも話題になった。
特に有名なバグとして、「ライフアップを入手した後にライフが0になると、増えたはずのライフゲージが元に戻り、しかも再入手できない」「ナウマンダーステージとオクトパルドステージのBGMが逆になっている」「最終面の復活ボスとの戦闘中にエスケープユニットを使用するとエンディングに突入する」というものが挙げられる。
ライフアップのバグの被害に対しては、一応「ライフアップを取らずにステージをクリアし、再びそのステージを訪れて入手後、すぐにエスケープユニットで脱出する」という対応手段はあるが…
これらの件について当時のカプコンスタッフは「バグではなく仕様」と回答していたが、該当部分は海外版では全て修正されている。

また本作は外伝という位置付けではあるが、X6のイベント会話でも「過去のイレイズ事件と似ている」という台詞があり、ナンバリングタイトルとはパラレル扱いだったロックマンワールドシリーズと違って、正規のシリーズストーリーとして繋がっているのが分かる*1
Xシリーズ唯一のRPGである外伝『ロックマンXコマンドミッション』でも、(発売時期としても)X7後のストーリーとして位置づけられている。設定上多少の矛盾が生じてはいるが。


追記・修正お願いします。

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