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スフィアザウルス

登録日:2022/07/16 Sat 00:10:03
更新日:2026/08/01 Sat 15:17:08
所要時間:約 3 分で読めます






怪獣…?

電波障害…!
あの怪獣の傍では、遠隔操作は不可能に…!


スフィアザウルスとは、特撮ドラマ『ウルトラマンデッカー』に登場する怪獣である。

【データ】

別名:精強融合獣
身長:68m
体重:68000t
出身地:キングスフィア体内→ソラフネシティ宇宙港付近
スーツアクター:高橋舜
デザイナー:後藤正行
登場話:第1話、第14話、第15話、第21話


【概要】

世界各地で相次いだ『ライラー』による事件から7年後、『トリガー/デッカー』の宇宙の地球に突如出現した怪獣。

突如飛来した宇宙浮遊物体スフィアの母艦キングスフィアから出現。大地を揺るがす巨体を見せつけた
ウルトラマンダイナ』に登場したスフィア合成獣とは異なり、スフィアと別の物体が融合して誕生した怪獣ではなく、複数のスフィアソルジャーが融合し誕生している。


【特徴】

その外見は爬虫類に近い4足歩行怪獣だが、前脚が異様に肥大化している。さらに、クリスタルのようなものが無数に生えており、四本の赤い爪がX状に伸びている。
頭部には剣のような赤い角が生え、青白く発行する眼には瞳がなく、生気が感じられない。言うなればスフィアの操り人形にも感じられる。
また、後頭部から背中にかけて、スフィアを模したような突起が生えている。

知能も優れているのか、その巨大な前脚や赤い角を活かした戦法も見せつける。
赤い角で相手を突き刺し、倒れた相手を前脚で踏みつける追い打ち攻撃が得意。前脚は攻撃を防ぐ盾としても使われる。
また、背中の突起から衝撃波を放って周囲に攻撃。スフィアソルジャーを使役し、ダメージを受けた個所に集めて修復することもできる。
衝撃波は雄叫びからも放たれるが、こちらが一番厄介。
なぜなら、こちらの衝撃波には電磁パルスが含まれており、電子機器の通信を無効化してしまう
そのため、戦力を無人化したGUTS-SELECTにとっては天敵となる怪獣である。


【活躍】


地球に襲来したキングスフィアから投下される形で突如出現。
その後間髪入れずに衝撃波で周囲を破壊し、電磁パルスを放ってGUTSファルコンとナースデッセイ号を機能停止に追い込んで墜落させる。
その後、大地からエネルギーを吸い取ろうとする。

だが、TPUと無関係だった主人公のアスミ カナタが、マシンガンを手に立ち向かう。


いきなり人ん()来て、でけぇ顔しやがって!!

地球人なめんじゃねぇぞ!!


気合とともにスフィアに立ち向かうカナタだが、他のTPU隊員と同様にスフィアソルジャーに取り込まれてしまう。
その中で自我が薄れ行く中、カナタは自身の名を叫ぶ。


俺は……俺だ!

俺は……

アスミ カナタだぁぁぁぁぁっ!!


その声に呼応するかの如く、スフィアだった空間は宇宙となり……光の巨人のビジョンを作り出す。
デッカーと呼ばれた巨人はカナタと一体化し、実体化。
スフィアザウルスと対峙する。

差し向けたスフィアソルジャーはあっさり倒されたが、自身の強靭な前脚による攻撃で圧倒。
そのまま押し潰そうとしたが脱出され、その上チョップで角をへし折られる。
最終的にセルジェンド光線で爆散した。

だがその間にもキングスフィアが地球全体にバリアを張っており、デッカーが気付いた時にはエネルギーが少なく阻止に失敗。
そのためこれらの作業の時間稼ぎが役目だったようで、地球の孤立化や人類の戦力低下等、『始まりの怪獣』……いわば新たなる戦いのための役目を十分に果たしたと言えるであろう。


スフィアザウルスはこの後も物語の節目節目にスフィア側の戦力として新たに生成される形で登場することになる。

【その後の活躍】

第14話「魔神誕生」


SPHERE SAURUS!!

身長68m、体重68000t。
デッカーが初めて戦った怪獣だ!

今回は前よりパワーアップして現れたぞ!

倒したのに復活するとは厄介だよな。

往生際の悪さはカナタ並みだな!

……それ、褒めてないよね?

『ウルトラマンデッカー』第14話「魔神誕生」
「カナタのウルトラディメンションナビ」より

スフィアネオメガスが根を張ったエリアからエネルギーを介し、残された細胞からスフィアザウルスが復活。
宇宙港に初めて姿を現した時のように、再び根を張りエネルギーを送り込む。
新生GUTS-SELECTテラフェイザーと共に迎撃に向かうが、スフィアソルジャーの援護だけでなくスフィアネオメガスの力も上乗せされたこともあり、一進一退の戦いを強いらされる。
GUTSグリフォンを堕とされたカナタはデッカーに変身。ハネジローが操作するテラフェイザーと共に戦うが、TRメガバスター発射直前にアサカゲ博士=バズド星人アガムスの介入によってハネジローが機能停止。
『フェーズ2』に変貌したテラフェイザーはアガムスを乗せ、スフィアザウルスと共にデッカーに襲い掛かる。
後にデッカー・アスミが変身したデッカーが介入。ウインダムミクラスアギラのディメンション怪獣トリオが一時的にスフィアザウルスの相手を務めた。


第15話「明日への約束」

テラフェイザーの援護攻撃でディメンション怪獣が消滅後、スフィアザウルスは再び地中にエネルギーの根を張る。
邪魔する存在がいないのかその範囲はさらに深まっており、地球を覆うバリアもさらに強まっていく。
カナタはデッカー・アスミから未来の戦いとスフィアの真実を知らされる。スフィアの目的は「文明が進んだ星や力を持った生物を取り込み、自分の一部にする」ということにあった。スフィアザウルスはいわばそのアンテナ的存在で、送り込んだ星のエネルギーを一定量にまで集め、背中の突起から放出されることでバリアは収縮。そしてスフィアの本体を呼び寄せることで一体化が実現する。
アガムスが時空転移装置を使いスフィアと共にこの時代に来訪したのは、自身の存在ごと地球を消すことにあったのだ。
だが、カナタが「自分の意志で自分の生きるこの時代を守りたい」と満身創痍のデッカー・アスミに代わりデッカーとして戦うことを決意。ダイナミックタイプとなったデッカーのデッカーダイナミックスラッシュによってスフィアザウルスは倒され、バリア収縮現象はひとまず収まった。

第21話「繁栄の代償」

サイテック・ラボラトリィー本社にて、スフィアの死骸を利用し作られた「Sプラズマ増殖炉」からスフィアジオモスが出現。
周囲の物質や熱・電気などあらゆるエネルギーを吸収し上空で生成したワームホールから、ウラシマ理論のごとき光の速さでスフィアザウルスが出現した。
GUTSファルコンもナースデッセイ号も活動不能に陥った後、スフィアザウルスはスフィアジオモスと共に街を蹂躙。その中心でエネルギーの根を張り、バリアを収縮させていく。
その対策として、新生GUTS-SELECTは破壊を免れた一部の増殖炉から残留したSプラズマを利用。ナースデッセイ号に直結し149倍に威力を増大させたマキシマナースキャノンで、直線状に誘導させたスフィアジオモスごとスフィアザウルスを迎撃する作戦を立てる。
スフィアザウルスの撃破に成功はするものの、スフィアジオモスは無傷でその死骸を取り込み再びワームホールを形成。あわや新たなスフィアザウルスが出現しようとした瞬間、デッカー・アスミの時代で戦う「もうひとりのウルトラマン」ことウルトラマンダイナソルジェント光線で撃破された。



【余談】

  • その外見は前脚がダランビア、全身の突起がネオダランビア、目の色がネオジオモス等、『ダイナ』に登場したスフィア合成獣を彷彿とさせている。

  • 着ぐるみは新規造形で、コンセプトは「とにかく巨大な怪獣」(By武居正能監督)とのこと。新規造形の第1話怪獣は実に『ウルトラマンタイガ』のヘルベロス以来となる。*1


  • 第1話に登場する4足歩行怪獣は『ウルトラマンマックス』のグランゴン以来で、新規の4足歩行怪獣もホロボロス以来となる。
    スフィアザウルスは前脚を巨大化させることで今までの4足歩行怪獣と差別化させている。
    また、このフォルムはスーツアクターも四つん這いではなく直立で演じる事ができるという利点もある。
    ただし軽量化を重視した造形のため、あまり長持ちしないらしい。


追記・修正は電磁パルスをまき散らしてからお願いします。

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最終更新:2026年08月01日 15:17

*1 『ウルトラマンZ』のゲネガーグはマガタノオロチの改造、前作『トリガー』のゴルバーはトライキングの改造であるため。