モーター(ミニ四駆)

登録日:2010/06/27 (日) 11:42:39
更新日:2019/09/04 Wed 09:17:00
所要時間:約 18 分で読めます





概要


ミニ四駆のパーツのひとつ。


ミニ四駆に欠かせないパーツであり、これを交換するだけで走りがガラリと変わる。
まさにミニ四駆の心臓部と言える存在である。

また手入れが大事なパーツのひとつでもあり、
モーターごとに特性がかなり異なるので、たくさんの種類のモーターを使えるようになろうと思うと
やはりそれなりに勉強や経験が必要となる、非常に奥深いパーツ。
一部の実力者には特定のモーターだけを使って大会上位に食い込む猛者がいるが、
基本的に使えるモーターの選択肢は多ければ多いほうが良いので、しっかり知識を身につけよう。

なお、名前に「PRO」と付いているものとそうでないものとがあるが、
これは「PRO」と名のついたものは両軸、即ちモーターの軸が左右両方から伸びているものであり、
原則的にMSシャーシ並びにMAシャーシにしか用いる事ができない。
つまり上記二つのシャーシ専用モーターであり、
その他のシャーシを使う場合は「PRO」と書かれていないものを使う必要がある。
落ち着いて見れば一目瞭然なので、購入時には慌てて自分が使わない方を買わないように注意しよう。

パワーのあるモーターに超速ギアを使う人が多いが、
速さを求めた結果デチューンになりコースアウトしまくりのマシンになってしまう事がたまにある。
どこぞの博士に「ダウンフォースが足りない!!」と怒られる前に自分好みのモーターとそれに合ったチューンをした方が良い。


ミニ四駆がブーム中はタミヤ社から多くの派生モーターが作られていた。
中にはタミヤ非公認のモーターも多く作られており、非公認のモーターは何故かカッコいい名前がいつも付けられていた。

また多くの非公認モーターはミニ四駆の耐久性を無視した作りになっており、
場合によってはミニ四駆本体の故障の原因に繋がる事もあるので注意。

タミヤ主催の大会ではこのような非公認モーターを使うとペナルティをくらい失格になる事もある。
また大会によっては派生モーターが使えず、使えるモーターはノーマルモーター固定の時もある。

まれに同じ種類でも速度が違い、かなり速いモーターがある。

そのようなモーターは当たりモーターと呼ばれており、
ミニ四駆レーサーは一つの当たりモーターを当てるのに50個ぐらい購入することがあるらしい。
それでも当たらないことがあるらしいが……
ちなみに2012年世界チャンピオン曰く
「僕の感覚ではモーターの当たり外れはそんなに無い。どれも回しきれば一定の回転数には達する」らしい。


現在生産されているモーター


ノーマルモーター


スーパーミニ四駆以前のミニ四駆に最初から入っているマブチFA-130型モーター。エンドベルの色は白、
第二次ブームやダンガンレーサーの頃は青色のエンドベルも存在した。
スピードは勿論遅いのでレース用には全くもって向かないが、
その遅さを利用してギヤやシャーシの慣らしに用いたり、分解してピンやらお宝ワッシャーなどの有用パーツを取ったりと
実は幾つあっても困らない優良モーターだったりする。パーツ取りなら他のモーターでも一緒の事だけど。
非公認では、使用モーターをこれに限定して行うレースなんかもあったりする。


トルクチューン2モーター


昔から愛され続けたトルクチューンの後継モーター。2015年に登場。
前作よりかなり恐ろしい性能を誇り、慣らし方によっては無負荷で23000回転に達する事もあり、
コースによってはライトダッシュをも凌ぐほどの凶悪モーターと化した。
どれくらい優秀かと言うと、発売直後の2015ジャパンカップの各地区大会で
ジュニアクラス・オープンクラス共に相次いでこのモーターでの優勝者・入賞者が続出したほど。

両軸のPRO用も存在し、こちらも前作同様にかなりの優良モーターとして名を馳せている。
現代ミニ四駆初心者から上級者まで幅広く使える、オールマイティなモーターと言える。


レブチューン2モーター


前作では(笑)状態だったレブチューンもリニューアル。
エンドベルの色が紫から青に変更された。

回転数・トルク共にかなり改善されたが、このモーターの本領が発揮できるコースは
ほぼイコールでダッシュ系が猛威を振るうコースという事になるため、やっぱり影が薄い…

とは言え前作よりは大分マシになったため、チューン縛りでの高速レイアウトでは登板が見込めるかもしれない。
こちらも両軸のPRO版がある。


アトミックチューン2モーター


チューン系では一歩抜けた性能を誇ったアトミックチューンもリニューアル。
PRO同様の黒いエンドベルに変更された。
前作に負けず劣らずの万能さを誇り、トルク2とは一長一短の存在と言える。
こちらもジャパンカップ2015で多数の優勝・入賞者が使用し、その高性能っぷりを遺憾なく発揮している。

こちらも両軸のPROがry


ハイパーダッシュ3モーター


ハイパーダッシュ2生産終了の訃報の流れる少し前にデビューしたモーター。
ハイパーダッシュ2の後継だけあって優秀であり、先行販売した大規模公認で
早速このモーターを搭載し、優勝ないし入賞したレーサーが続出したほど。
単純にハイパーダッシュ2の代替と切って捨てるには優秀すぎるモーターと言ってよい、立派なガチモーター。

ハイパーダッシュ2と比べると慣らしづらい、消費電力が多いなどの欠点を抱えているが、
反面寿命が延びたので突然死に怯えなくても済むようになったり、
上手く慣らせばハイパーダッシュ2をしのぐほどの性能を発揮できるようになる。


パワーダッシュモーター


二次ブームの人は知らないモーターその1。現在公式戦公認モーターである。
トルクの後継型であり、テクニカルなコースでは無類の強さを誇る。

数年前までは消費電力の高さ故、
決勝では公式アルカリ電池のパワーチャンプGTの使用を強制される公式レースで
使用される事はあまりなかったが、
2016年により強力な性能を誇るパワーチャンプRSが登場、支給電池もそちらに変更されたため
このモーターの強力な性能を遺憾なく発揮できるようになり、
公式大会での使用者も激増、片軸のオーソドックスなモーターの一つとして定着した。


スプリントダッシュモーター


二次ブームの人は知らないモーターその2。現在公式戦公認モーターである。
レブの後継型であり、レギュレーション内でひたすらトップスピードを狙うならこれ一択。
迂闊に手を出すとマグナムトルネード連発するほどの高パワーモーターなので、
ちゃんとチューン系で自分の技術を鍛えてから手を出そう。

パワーダッシュ同様、パワーチャンプRSの登場で
以前よりは公式大会で使いやすくなった…
が、消費電力がパワーダッシュより高く、依然としてシビアな調整が要求されること、
トルクがかなり低い事などから、一気にシェアを広げたパワーダッシュとは異なり
そこまで存在感を示せていないモーターでもある。悪い性能ではないのだが…


ライトダッシュモーター


二次ブームの人は知らないモーターその3。現在公式戦公認モーターである。
性能はハイパーダッシュ2とアトミックの中間。つまりダッシュ系では最も遅い。
逆に言えば非常に扱いやすく、状況を選ばない使いやすいモーターでもある。
現在ではトルク2・アトミ2とほぼ三すくみな状態であり、有力な選択肢の一つと言える。
…が、俗に言う『ハズレ』が非常に多い為、それを嫌って手を出さないユーザーも多い。

両軸のPRO版も存在し、こちらは比較的品質が安定していると言われ、よく使われる傾向にある。
というかデビューは両軸版のほうが先であり、片軸の方が後発だったりする。
ハイパーダッシュPROかトルクチューンPROかの2択だったMSシャーシに幅広い選択肢を授けた良モーター。


ハイパーダッシュPROモーター


ハイパーダッシュの両軸版であり、片軸におけるパワーダッシュに相当する。
元となったハイパーダッシュは禁止だが、こちらは公式でも問題なく使用可能。
両軸中最強のトルクを誇り、当然ながらユーザーからの支持も絶大。

当然ながらこのモーターを積んだマシンをコースアウトさせずにコース内に留めるのは難しく、
かと言ってブレーキを過剰に搭載すると却って遅くなり、
ノンブレーキのトルクチューン2に速度負けしかねない、扱いの難しいモーター。
しかし自在に扱えるようになればこれほど心強い存在も無いため、
両軸シャーシで高みに上るための最大の試練の一つと言える。

2018年現在の公式大会ではMSシャーシが猛威を振るっており、
当然ながらこのモーターの使用率も非常に高い。


マッハダッシュPROモーター


かつての名作モーターだったマッハダッシュの両軸版。こちらは片軸のスプリントダッシュに相当。
そしてこちらも公式大会で問題なく使用できるが、ハイパーPRO同様に扱いが難しい。

ハイパーダッシュ以上にスピードが乗るため、生半可なセッティングでは
レーンチェンジをまともにクリアする事もできずにコース外に散ってしまう事請け合い。
しかし超高速レイアウトではこのモーターを使えなければ話にならない事も多く、
ハイパーPRO同様に両軸ユーザーの心強い味方にして、高い壁でもある。

ハイパーPRO同様、MSシャーシの大躍進に伴い一気に台頭して来たモーターであるが、
回転数は高いがトルクがかなり低く、ハイパーPROよりも一層扱いが難しい。
このモーターの性能を十二分に発揮することができれば、晴れて中級者の仲間入りとも言える。


現在生産されていないが、公式大会で使用できるモーター



ハイパーダッシュ2モーター


ハイパーダッシュ3の前身であり、ハイパーダッシュの後継。
寿命がかなり短く、突然死しやすいという欠点を抱えていたが、
慣らしやすく速度も出しやすいことから非常に高い人気を誇っていた。

しかし、2014年にハイパーダッシュ3と取って代わる形となり絶版となる。
現在でもレギュレーション上は使用できるが、プレミア化が進行している状態。


ハイパーミニモーター


グレードうpパーツ第一弾であり、その能力はアトミックが出るまではまさかのチューン系最強であった。つまり今は無き名モーターの一つ。
田宮は何故廃盤に限って名モーターが多いのか…。
ちなみにこっそり再販されてたりするが、今現在このモーターを選ぶ理由はあまり無い…


レブチューンモーター


爆走兄弟レッツ&ゴー!!の主人公、星馬豪が愛用していたモーターであり、
かつてのブーム世代には絶大な知名度を誇るモーターその1。

…だが、実際は本領を発揮するにはかなりの長さのストレートが必要で、大会にそこまでのロングストレートは滅多になかったこと、
トルクが致命的に低すぎた事、そしてチューン系で何故か最大の消費電流を誇っていた事から
かなりのネタモーターとして認知され、ぶっちゃけ不人気であった。
2015年に絶版となったが、ぶっちゃけ定価以下での入手も全然難しくないという…

その余りの性能のショボさから、「このモーターを使って公式大会で優勝すれば神となれる」とまで言われていたが、
2015年のステーションチャンピオン決定戦(全国のミニ四駆ステーションの代表が一堂に集って雌雄を決する大会)で
オープンクラスのチャンピオンマシンが搭載していたのがまさかのこのモーターだった
(ちなみにジュニアクラスは優勝はなんとノーマルモーターで、
このレブチューン搭載マシンに至ってはギヤ比を最も遅い5:1まで下げていた。
つまりコースレイアウトが鬼畜過ぎて、過剰なデチューンを施さなければ完走すら覚束ないコースだった)。

両軸のPRO版も存在するが、両軸は片軸よりもトルクの高いモーターが選ばれる傾向にあるため
片軸以上に使いようがないという…何故作った?


トルクチューンモーター


レッツ&ゴーのもう一人の主人公・星馬烈愛用のオーソドックスなモーター。
アトミックチューンが出るまでは結構使われていた…が、
やはりこれもアトミックチューンの登場でいらない子扱いが定着してしまった。

両軸のPRO版が出たが、これは慣らせば23000回転くらいまで回る事と、
そもそも前述の通り両軸はトルクの高いモーターが望ましいとされているため、
こちらはかなりの支持率を誇ったが、残念ながら絶版。
とは言え後継のトルクチューン2がかなりの高性能のため、あまり気にする必要も無いが。


アトミックチューンモーター


二次ブーム中盤頃に登場した第三のチューンモーター。
レブとトルクの中間的性能を誇る…と書かれていたが、
実際は完全ないいとこ取りモーターであり、当時のレースシーンをガラリと変えてしまった。
そしてダッシュ系が解禁されるまでは実質これ一択といえる有様であり、
ダッシュ系解禁以降も常に存在感を保ち続けていた名モーター。

2の発売が決定された途端、性能の劣化を危惧したユーザーたちが買占めに走ったが
実際は2も悪くない良モーターだったため、今入手困難なこれを探す意味はあまり無い。
しかし、長年ミニ四駆を支え続けたその性能は本物であり、
2登場後の2015ジャパンカップでも2と共に大活躍を見せていた。

黒いエンドベルの両軸用も存在するが、こちらはかなり性能が抑えられてしまい、
完全にトルクPROの影に隠れる形となってしまっていた。


タミヤ製だが、公式大会では使用できないモーター



ハイパーダッシュモーター

廃盤。現在と違い全体的に真っ黒ぼでぃ。
登場当時から公式で使えなかった上、上位互換のマッハダッシュが産まれてしまったため
解禁レースでもあまり活躍できなかった悲劇の子。
登場が20年早かったと言われており、仮に現在発売されたならば
スペック的にも公式で使用が許可され、かなりの大活躍をしていただろうと言われている。

とは言え、サンダーショットブラックスペシャルをイメージした
赤いエンドベルに黒いカップのその姿はかなり精悍であり、
コレクション用として非常に高い人気を誇る。

現在は後継のハイパーダッシュ2、3、そしてハイパーダッシュPROが公式で使用でき、
頻繁に表彰台を賑わせている。


マッハダッシュモーター


今は無き名モーターの一つ。
現在公認最強と呼ばれるスプリントよりも速く、そして燃費もいい。
ただし、スプリントよりも高性能なのにブラシは銅ブラシ。突然死を招く要因となった。
一時期公式大会で使用する事ができたが、現在は再び使用禁止に。

前述の通り、両軸のPRO版が存在し、こちらは公式でも使用可能。


ジェットダッシュモーター


廃盤。トルクの最後継型的モーター。でも廃盤。
なかなかに使いやすくはあったのだが、廃盤になったのは制作工場が他と違う為と言われている。


ウルトラダッシュモーター


レブの最後継型的モーターで、こちらは今でも生き残っている。
公式戦で使えないのでネタモーターだが、それにしてもプラズマがあるので肩身が狭い。
実はラジ四駆ではプラズマより使いやすいと評され、ガチモーターの一角であった。

チューン系モーターのリニューアルによって唯一のマブチモーターになってしまった。


プラズマダッシュモーター


ブラックモーターとも。
アトミックの最後継型的存在で田宮ミニ四駆モーター最強。徹底的な速度強化と排熱効率に特化し、
おそらく田宮は今後これ以上のものは出さないし、出す必要もない。それほどのモーター。

迂闊にこのモーターを積むと、マジでマシンがどこでコースアウトするか分からないため、
特に自分のコース以外で使う場合は慎重に取り扱おう。

ちなみに交換用ブラシがAOパーツとして単品販売されており、
それを交換する事でかなり長く使えるモーターでもある。
ワークマシンに是非どうぞ。


タッチダッシュモーター

ミニ四駆本体に電源を入れても、そのままでは動かないが
本体に衝撃を与えると動き出し、また衝撃を与えられると止まる、という世にも珍しいモーター。
コースを買って貰えない子供に少し人気があった他、
リレー形式ルールを作りやすい為、創意工夫に自信のあるレーサーたちに根強い人気を誇る。絶版。


ZENチューンモーター

かつて限定販売されていたモーター。元々はトルクチューンらと同様にミニF用パーツであった。
現在となっては結構な希少品で、オークション等でも高値で取引されている。
慣らせば片軸マッハダッシュをしのぐ性能という噂も。


ターボダッシュモーター

公式で発売されたモーターの中で、間違いなく最も入手困難である幻のモーター。
カタログスペックこそZENチューンと同じだが、
ZENチューンが慣らしやすい銅ブラシだったのに対し、こちらは長寿命だが慣らしづらいカーボンブラシ。
当時はモーターの慣らしのノウハウを突き詰めている人間も殆どおらず、
またインターネットが全く普及して居なかったことで情報の共有も成されて居なかったことから、
既に登場していたZENチューンの下位互換とみなされて非常に不人気であり、
一年半ほどしか販売されなかったという悲劇のモーター。

そのような経緯を辿った上、当時は二次ブーム直前で人口もめっきり減っていた事から
生産自体がほとんど成されず、現存数は非常に少ないと言われている。
中古ですらめったに見かけず、未開封品に至っては拝むことすら難しい。



以下タミヤ非公認


  • ぶっとびモーター
キャッチフレーズは「究極の超ハイトルク」。パワーが強すぎで高確率でコースアウトするので文字通り「ぶっとび」である。


  • 覇王
回転数はなんと約10万回転(レブが約2万回転)恐るべき回転数を誇るが、それほど速い印象はない。
値段も1000円と意外に安い。上記の事もあってか覇王(笑)と呼ばれる事も


  • ドラゴンモーター
ミニ四駆の耐久性を無視したモーターのひとつ。電池消耗が激しく長くは使えない。
シャーシが溶けるという報告が多く、中には初回でお亡くなりになることも。


近年モーターの値上がされており、¥315→378に高騰した。
実はそれに伴い、性能もバージョンアップしている。

クラッシュギアやバクシードでも、この規格のモーター使用する事が出来、規格外の性能で走らせる事が可能。

ピニオン


モーターのもう一つの重要な要素として、モーターの軸に差し込むピニオンギヤと呼ばれる小さなギヤが存在する。
モーターほどではないが幾つか種類があり、モーターごとに使い分けるのが良いだろう。


紫ピニオン

現在流通しているキットの大半に付属している紫色のピニオンギヤ。
柔らかい材質でできているので、あまり力のない人でも比較的簡単にモーターに差し込めるが、
破損やズレが起きやすいので激しい回転を伴うダッシュ系モーターには不向き。
しかしかなり軽量なため、チューン系モーターにはよく使われる。
加工しやすいのでギヤ以外のいろいろな用途にも使える便利パーツ。


カーボンピニオン

ARとFM-Aシャーシのみ、このギヤを使用することが強制されるギヤ。
とは言え決して悪いパーツではなく、むしろその頑丈さからユーザーに歓迎されている優良パーツであり
ダッシュ系にはとりあえずこれを付けておけばまず間違いはない。

ちなみに単品版とカーボンクラウンギヤとのセット版とがあるが、
主に使われるのは前者であり、後者は制度が非常に悪いと言われてほぼ使われない傾向にある…

更に言えば現在流通している『カーボンピニオン』は後述のオレンジピニオンと同形状であり、
紫ピニオンと同形状のカーボンクラウンも一時期(ARシャーシ登場当時)も存在していたが
今となっては入手が困難なレアパーツである。


真鍮ピニオン

その名の通り金属でできたピニオンギヤであり、頑丈さは全ギヤ中随一のものを誇る…が、
金属ゆえの重量や着脱の困難さ故に非常に扱いづらいパーツと言われていた。
それなのに一昔前のPRO用チューンモーターには何故か標準装備されており、外すのがとても面倒だったため
当時のレーサーたちからは猛烈に嫌われてすらいたパーツであった…

しかし、2016年頃から
『一度付けたら外すのが非常に困難なほど固い』というネガ要素が
『決してピニオンギヤがモーター軸からズレないから、ダッシュ系を使っても駆動ロスを起こす確率がカーボンピニオンより段違いに低い』
というポジティブな評価に逆転。
特にパワーダッシュなど高パワーのモーターを使うレーサー達の一部から愛されることとなる。
事実、2016年の全国チャンプは勝利の秘訣を尋ねられ
「ピニオンギヤに真鍮ピニオンを採用したことです」と大真面目に語った程である。

それ故、紫・カーボンほどではないが、
以前のように誰も見向きもしないというパーツでは決して無く、
ダッシュ系を気兼ねなくブン回せる上級者好みの玄人パーツとしてまさかの出世を遂げた。


白ピニオン

二次ブーム期までは比較的見かけたギヤ。
白色のピニオンギヤだが紫ピニオンのように洗練された形状ではないため若干重く、
しかも穴がガバガバになりやすいため駆動ロスも大きい。
入手も簡単ではないので、現在使っているユーザーは皆無に等しいし、使う理由も正直特に無い。
使われるとしたらワンウェイホイールぐらいしかないし。



オレンジピニオン

ダンガンレーサー用に開発されたギヤ。
激しいぶつかり合いをテーマとするダンガンレーサーの為に設計されただけあって
非常に頑丈だが、その分重たい。
現在は生産されていないが、同形状のカーボンピニオンを使えば困ることは無いと言える。



追記、修正する時はモーターの熱が冷めてからお願いします。


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