アダムス・ファミリー2

登録日:2022/12/11 Sun 09:53:23
更新日:2024/09/05 Thu 02:29:31
所要時間:約 14 分で読めます




『アダムス・ファミリー2(原:Addams Family Values)』は、1993年に公開された米国のファンタジー、ホラーコメディ映画。
91年に公開されて大ヒットを記録した『アダムス・ファミリー』の続編で、前作の人気から殆ど間を置かずに制作出来たこともあってか、主要キャストばかりか監督以下の主要スタッフの殆ども前作から引き継がれている。(主要な役どころで言えば祖母グラニー役のジュディス・マリナのみが体調不良を理由に降板、キャロル・ケインに交代となった位。)

日本でも前作のヒットを受けて本国公開から約1月弱という、当時としてはかなり早いタイミングで公開されており、前作から僅か1年半程でのスクリーンへの帰還となった。(前作は本国公開から約半年程での日本上陸。)
そのせいか、本国では前作の配給収入には及ばなかったとのことだが、日本では前作以上のヒット作となった。


【概要】

現代版『アダムスのおばけ一家』として、アレンジされた部分も好意的に受け止められてヒットに結びついた前作の楽しさとノリはそのままに、更にハイテンションになった作品となっている。
また、前作を経てフェスターが最初から一家の輪に加わっており、映画の初めから勢ぞろいしたアダムス一家の団結を基盤に、

●ゴメズ&モーティシアの新しいベビーの誕生
●フェスターを篭絡しようとする怪しいベビーシッター
明らかに浮きまくりのサマーキャンプ送りになったウェンズデー&パグズリーの受難

……といった話題が同時進行で、それも過密な程に描き出されては視聴者の腹筋を破壊しに来る。

前作にあったフェスターの正体に纏わる不穏な(詳細な展開は映画や前作の項目参照)要素が消えていることもあってか最初から娯楽作品として純粋に楽しめるようになったとの声も多く、前述のようにキャストやスタッフに殆ど変更が無く、同じクオリティで見られる作品ということもあってか、シリーズ物としては珍しく「『2』の方が好き」という意見も少なくない。
何れにしてもこれから見る、久々に見るという方ならば続けて見た方が楽しめる作品である。

その一方で、内容的には前作よりも更に過激になっているのは間違いなく、特にウェンズデーの魅力爆発のサマーキャンプでの一連の騒動は、当時のまだ色々とユルかった90年代前半にしても映画内でネタにしているあらゆる方面を強烈に皮肉り喧嘩を売りに行っているとしか思えないレベルのブラックユーモアの坩堝となっている。
……そのため、冗談の通じ難くなってきた現在ではコンプライアンスに引っかかりまくるから絶対に地上波は無理と冗談めかして語られる程(褒め言葉)。とか思ってたら金曜ロードショーがやってくれたぜ。多少はカットされてもそういうのでいいんだよ。

何れにせよ、今作でもヒットを記録したことを受けて更なる続編も期待されていたシリーズであった……のだが。
何と、惜しまれつつもゴメズ役のラウル・ジュリアが翌94年に病により54歳の若さにして逝去してしまったことにより、企画が白紙となるとともに、シリーズ自体も事実上の終了を迎えてしまった。

しかし、この90年代版映画シリーズはハマり役過ぎたメインキャストのビジュアルもあってか人々の記憶に根強く残っていくこととなり、寧ろ、そのせいで長年に渡っておいそれと安易な続編やリメイクを作れなくなったのかとも想像させる程。
未だに“アダムス・ファミリー”で検索をかけると真っ先に出てくるのが当時のキャスト&ビジュアルである。

日本でも99年に初代ホンダ・オデッセイのCMキャラクターとして一家(映画と同じキャストはモーティシア役のアンジェリカ・ヒューストンのみだったが)起用されたりしており、如何に人々の記憶に残っていたのかを実感させる、正に忘れ得ぬ名作シリーズであった。

【物語】

前回の騒動を経て、念願だった長兄フェスターの帰還が叶ったアダムス・ファミリー。

家族が勢揃いしてのクリスマスの夜の幸せを噛み締めていたゴメズであったが、ここで今まさに赤ん坊が生まれそうになっていることをモーティシアに告げられる。(※ドMなので、ギリギリまで死にそうになる程の苦しみを一人だけで甘受していたのだと思われる。)
パーティの後のまったりとした空気から一転、今度は家族総出で産婦人科に押しかけてんやわんやのアダムス・ファミリー。この間に同じく新しい弟か妹が生まれることを喜んでいた少女にウェンズデーが家でも弟か妹が出来るの「セックスしたから」と言い放つ…といった爆笑シーンを隙間なく盛り込んでいる。

そこに、無事に出産を見届けてきたゴメズへと投げかけられた男か女かの質問に対して出された解答は……アダムス(Mr.Addams)であった


※以下はネタバレを含む。


【主な登場人物】

※吹替はソフト版/日テレ版。
前作のTV吹替版(日本テレビ版)が人気となった為か、特にモーティシア、ウェンズデー、フェスターは前作のソフト版のキャストから前作のテレビ版のキャストに交代すると共に後のTV版でも続投。

■モーティシア・アダムス
演:アンジェリカ・ヒューストン  沢田敏子
由緒正しい魔女の末裔にして美しくも怪しいゴメズの妻にして、底抜けの優しさを持つファミリーのママ。
前回ラストにて懐妊の事実を告げていた訳だが、その後の妊娠の経緯は愛する夫を初めとした誰にも告げずに出産間近までの苦しみを一人で悦び耐え抜いていた模様。
出産時も陣痛によりリアルタイムで地獄の苦しみを味わっているのだろうに平然とした顔をしており、ドクターから「麻酔は?」と聞かれても「子供達へ」と返した。
相変わらずのんびりしているように見えて危険への察知能力が高く、それも本当の家族の危機となれば“敵”に対して釘を刺すことも忘れない。
一方、家族の不和を敏感に察知して赤ちゃんが異端者の末裔に在るまじき姿になったときには心から落ち込んだ姿を見せていた。


■ゴメズ・アダムス
演:ラウル・ジュリア  阪脩/池田勝
家長の地位こそ兄フェスターに譲ったものの、前作のラストから継続して家族が勢揃いした喜びに浸りまくっていた、瀟洒にして豪快な伊達男ながらもメンタルは激弱なファミリーのパパ。
更に新しい家族まで誕生して正に幸せの絶頂にいた…所からウェンズデー&パグズリーによる赤ちゃん抹殺計画を始めとして、今回も家族の危機となる数々の騒動が連続していき、遂には再びフェスターが自分から離れていったと思った時には我をなくして警察に駆け込み喚き散らし、挙げ句には寝込んでしまった程。
サマーキャンプに我が子らを送り届ける場面での周囲からの浮きっぷりも必見。

■ウェンズデー・アダムス
演:クリスティーナ・リッチ  小林優子
本作では事実上の主人公となるファミリーの長女。
赤ちゃんの誕生により自分達への愛情が減るとしてパグズリーを唆し、何とか赤ちゃんを抹殺しようとしては失敗を繰り返す。
一方、母親譲りの勘の良さ*1からベビーシッターとして潜り込んできたデビーの怪しさに早々に気づいた……まではよかったのだが、注意深いモーティシアとは違い率直に疑問を口にしてしまったことで危険視されてしまい、パグズリー共々に楽しいサマーキャンプ送りとなり地獄のような体験をすることに。
サマーキャンプの集大成として演じられた感謝祭の寸劇(ミュージカル)ではポカホンタスを演じているのだが、本作の時点ではまだディズニーヒロインとなる前なこともあってか“誰もやりたがらない”役として名前が登場している。


■パグズリー・アダムス
演:ジミー・ワークマン  喜田あゆ美/亀井芳子
ウェンズデーの太っちょな弟でファミリーの長男。
相変わらず姉の尻に敷かれており、言われるがままに一緒に赤ちゃんの抹殺をしようとしては失敗を繰り返す。
挙げ句に、当人には全く見に覚えがないのにウェンズデーのとばっちりを食らい、一緒にサマーキャンプ送りとなってしまった。
主役に躍り出て色々とパワーアップしたウェンズデーに比べると今回は大人しい……かと思いきや、やっぱりこいつも“アダムス”の一員だなぁ、と感じさせる場面も。*2
ジョエルと同じく殺人鬼をモチーフとしたトレーディングカード収集の趣味があり、何だかんだで解決への伏線にはなっていないが盛り上げに一役買っていた。
寸劇では丸々と太った身体を活かして七面鳥を演じている。ボク七面鳥!さあ○せ!




■グラニー・アダムス
演:キャロル・ケイン  京田尚子
モーティシアの実母で由緒正しい魔女の末裔というか魔女そのものなファミリーのお婆ちゃん。
フェスターを籠絡したデビーに堂々と呪いをかけた。


■フェスター・アダムス
演:クリストファー・ロイド  青野武
ゴメズの兄でファミリーの長。
正式に帰還したのに伴い、ゴメズに代わってアダムス一家の家長の地位に就いた訳だが、実はこんな見た目でもゴメズ以上に優秀なビジネスマンであるらしく、元からの莫大な資産を更に増やしでもしたのか全米有数の大金持ちとして数多くの経済誌の表紙を飾っていた模様。
実は、毎日のようにゴメズ&モーティシアに充てられていることもあってか独り身であることを悩むようになっており、社交の場では独身故にゴメズ&モーティシアに頼らざるを得ない場合も多く、いつからか自分の伴侶を欲しいと強く願うようになっていた。その割にはその場面で読んでいたのが『奇人変人大全』てどういうことだろう。
……そして、このことで今回も一家を揺るがす大騒動の発端となってしまうことに。


■ピューバート・アダムス
ゴメズ&モーティシア夫妻の間に新たに生まれた赤ちゃんで、生まれつき父親譲りの泥鰌髭が生え、病的に生っ白く、かつ乳児にして驚異的な怪力を発揮したり火を吹いたりする。
ウェンズデー達にギロチンにかけられても自力で防いだり、高所から落とされてもゴメズにナイスキャッチされる等、密かにモーティシアに守られていたり、そうでなくても異常に運がいい性質のようだ。
一応、性別は♂のようだが原語でも吹替でも性別以上に“アダムス”であることを強調されている。
上述のように正に一族の血を色濃く受け継ぐ逸材……だったのだが、フェスターがデビーに篭絡されて家族に不和が起きたときには金の巻き毛に薔薇色のほっぺた、輝く笑顔の理想的なアングロサクソンな赤ん坊の姿に変わってしまい、ゴメズ&モーティシアを嘆かせた。(グラニー曰く末は弁護士か歯医者…或いは大統領になってしまうかも)とのこと。
ピューバートとは“ゲロ”からの命名だと思われる

■ラーチ
演:カレル・ストルイケン
相変わらずフランケンシュタインの怪物チックなファミリーの執事。
高所から落とされた鉄球を受けても物ともしなかった。


■ハンド(Thlng)
演:クリストファー・ハート
冒頭から素晴らしい動きを見せるアダムス一家のペット(?)。
前回同様の神出鬼没&有能ぶりを随所で発揮。
フェスターの危機もほぼ一人(?)で救い出したりと相変わらずのワイルドカードぶりであったが、最終決戦では遂に捕えられて動きを封じられてしまう。


■マーガレット
演:ダナ・アイヴィ  磯辺万沙子/一城みゆ希
前回の騒動を経てカズン・イットと結婚して一族に加わった女性。
今作では元は普通の世界の人間であったとは思えない程に更に“アダムス”に染まった姿を見せており、カズンイットとの間に父親にそっくりな姿の赤ちゃんまでも授かっていた。


■デビー・ジェリンスキー
演:ジョーン・キューザック  小宮和枝
とっくに募集は終わっていた*3のに求人を見てやって来たと嘯き、屋敷へと入り込んできたナイスバディにして美貌のベビーシッター。
ハンドにすら動じない胆力を気に入られ、いよいよウェンズデーとパグズリーの赤ちゃんへの攻撃が洒落にならなくなってきたことから直ぐ様に住み込みで雇われることになる。
その奔放な魅力でフェスターを瞬く間に虜にし、遂には結婚までするが……。

■ジョエル・グリッカー
演:デヴィッド・クラムホルツ  亀井芳子/田中真弓
ウェンズデーがサマーキャンプで出会った眼鏡男子で、見た目からも解るようにサマーキャンプ等という同調圧力甚だしい強制陽キャプログラムには最初から馴染めないだろうな……と理解できる本好きヒョロ眼鏡の陰キャ男子。
テンプレ通りに喘息持ちでもあるようで吸引器も手放せない模様。本人曰く「乳製品はダメ、ウールは着れない、水はミネラルウォーターしか飲めない、洗濯に柔軟剤なんか使われたらタヒんじゃう」らしい。
能力はともかく、そもそもやる気が無いウェンズデーやパグズリーとは違い全く向いていないって話なのだが、ウェンズデーとは一目で惹かれ合いサマーキャンプに居残り急速に距離を縮めていく。
実際、単に陰キャなだけでなくサマーキャンプからの脱出を謀ったり、ウェンズデー達と同様にディズニー(やらサウンド・オブ・ミュージックやらアニー等)に拒否反応を示していたり、前述のパグズリーの項に記したように殺人鬼を題材にしたトレーディングカードを集めていたりと“アダムス”的な意味で見所があった模様。
ウェンズデーもジョエルの鬱憤を晴らすためか助け舟を出して、一緒にフェスターの結婚式に出席するのを口実に一時的にでもサマーキャンプから離れさせている。
そうした交流もあってかウェンズデーとついでにパグズリーともどんどん親しくなっていき、後述の大逆襲の際にも二人と並ぶ主犯として大活躍した。
ジョエルの心配をしつつも結局は無理やりにサマーキャンプ送りにした挙げ句に大金(20,000$)を払って参加させたのに先住民の役にされたことに憤慨していた両親も登場してくるが、この父親役こそがこのイカれた映画(褒め言葉)の監督であるバリー・ソネンフェルド御自身である。
トラウマでもあるのか、室内に貼られていたマイケル・ジャクソンのポスターを見て「ぎゃあああぁぁぁぁぁ!マイケル・ジャクソンだああああああああああ!!!!!」と絶叫していた。


■アマンダ
演:メルセデス・マクナブ  池本小百合
毎年サマーキャンプを楽しみにしているアングロサクソンな陽キャ女子で、つまりは、毎年のように両親がクッソ高い金を出してでも参加させてくれている、運営側としても上客の娘ということから明らかに贔屓されている待遇で、それを進んで甘んじてもいる。
……冷静に考えればアマンダ自身はそこまで悪いことはしていないし、そもそも虐めていたり嫌がらせをしていたのは最初からウェンズデーの方だよなぁ……と思わないでもないのだが、サマーキャンプ自体が極めて偽善的で弱者や集団行動に馴染めない者を自然に虐げる構造になっていたために、自分の置かれている面白くない状況を象徴する存在としてウェンズデーの復讐の代表格とされる。
……いや、既にアマンダと取り巻き達が整形していることを見越して創作怪談を話して驚かせたり、泳げないのを口実に救助訓練で助けないとか的確な煽りとか、ひどいことしてるのはやっぱりウェンズデーの方だった気もするんだけどね。
サマーキャンプの集大成として行われる感謝祭の寸劇ではヒロインとなる開拓者の娘を演じており、同じくアングロサクソンな陽キャ女子の取り巻き達もその仲間の役を独占、ポカホンタス役の問題児ウェンズデーを筆頭に陰キャやマイノリティ、アジア人、障害児は有無を言わさずに先住民族役にされるというナチュラルな差別を見せつけてくるも、大逆襲の餌食となりトラウマ級の恐怖を味わわせられる。
因みに、中の人は前回も殆どアマンダと同じキャラで“ウェンズデーと売買のやり取りをするガールスカウトの少女”として、短い時間ながらも出演しており、この時の印象が強かったのが本作でのメインキャストへの昇格と活躍に繋がった模様。
また、そのまま成長した中の人は後に人気シリーズとなった『バフィー ~恋する十字架~』にて“頭の弱い女の子の演技が上手い”という理由でハーモニー・ケンドール役を射止めることになった。

■ゲイリー・グレンジャー
演:ピーター・マクニコル  田原アルノ
■ベッキー・グレンジャー
演:クリスティーン・バランスキー  安達忍
ウェンズデー&パグズリーが強制参加させられたサマーキャンプの主催者にして、直接に指導員も務める仲良し夫婦であり偽善の擬人化。
画面越しからでも非常にウザい(褒め言葉)。
初めこそ誰にでも公平な人当たりのいい大人を装っていたのだが、ウェンズデー達が逆らいまくっていたこともあってか終盤にかけて徐々に本性が垣間見えていくように。
脱走しようとしたウェンズデー達を小屋に押し込めて強制的にディズニー(やらアニーやら)を見せるという拷問を行った場面は色々な意味で伝説。
上述のようにサマーキャンプのオーラスとして自分達で脚本、演出した欺瞞だらけにして陽キャ>>>陰キャ…etc.の悍ましいカーストを隙なく盛り込んだミュージカルを演じさせようとしていた訳だが、最終的にはウェンズデーの主導による開拓の歴史のタブーにも踏み込んだ虐げられた者による大逆襲を受けて、とっ捕まった上に死なない程度の丸焼きの刑に処された。


【余談】


●前作に引き続き、今回も主題歌が最低主題歌賞を獲得してしまっている。

●デビーがフェスターの死を予定して呼び寄せていた葬儀屋役の男性はイアン・アバークロンビー。後に『STAR WARSクローン・ウォーズ』シリーズにてパルパティーン/ダース・シディアスを演じていた英国俳優である。



追記修正は愛しい人を永遠に自分のものにするために死ぬほどに驚かせてからお願いします。

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最終更新:2024年09月05日 02:29

*1 これが後のドラマシリーズでのモーティシアからウェンズデーに引き継がれた幻視能力という設定に繋がったのだろう。

*2 弓矢の訓練にて絶滅した筈のアメリカハクトウワシを撃ち落としている……尚、ハクトウワシが言わずと知れた合衆国の国鳥であるのが皮肉が利いている所。……因みに、ハクトウワシは実際に映画の公開当時には絶滅危機種であったのだが、その直後の94年から絶滅危惧種に回復しているのでご安心を。……更に言えば、現在のレッドリストでは長年に渡る保護活動の賜により07年以降は絶滅の軽度懸念にまで個体数を回復させることに成功している。

*3 ウェンズデーとパグズリーが赤ちゃんを何とか亡き者にしようとするせいで落ち着いて夫婦の時間が過ごせなくなったのでベビーシッターを雇おうと腕利きを紹介して貰っていたのだが、面接の時点でウェンズデー&パグズリーに脅されて全員が退散していった。

*4 因みに司会者を演じていたのは往年の人気ドラマ『スパイ大作戦(原題:MISSION IMPOSSIBLE)』のジム・フェルプス役で知られるピーター・グレイブス

*5 尚、フェスターを電気や時限爆弾で殺そうとしているが、前作の通りにこの二つはフェスターの“得意分野”であるので極めて悪手と言わざるを得ない。