バハムート降臨

登録日:2022/12/29(木) 00:00:03
更新日:2023/12/25 Mon 15:57:03
所要時間:約 10 分で読めます







それは、創世の竜にして

破壊を司る究極の神

その咆哮は天を貫き

神々をも撃ち落とす

絶対至高の存在を前に

世界に安寧の場所などどこにもない


バハムート降臨/RISE OF BAHAMUT



「バハムート降臨/RISE OF BAHAMUT」とは、CygamesのDCG『Shadowverse』で収録されたカードパック。
2016年12月29日に配信開始。




概要


シャドバの第3弾カードパックで、2016年最後となったパックでもある。
看板カードは《バハムート》。キャッチコピーは「全てを破壊し、勝利せよ」。
パック名・キャッチコピーともに一枚のカードを指している唯一の拡張パックであり、PVもほぼ《バハムート》のことを語っている。
元ネタのタイトル元なだけに、当時如何に看板としてプッシュされていたかが分かる。
今ではお馴染みのキーワード能力「エンハンス」が初登場したり、前弾までなぜか貴重だった「突進」がばら撒かれ始めたのもこのパックからだ。
実装と同時に記念すべき第1弾構築済デッキも販売され、各デッキにはイラスト違いのレジェンドカードも収録された。

全体的なカードの性質としては、少なくとも前弾よりは高性能なものが多く、今弾以降も活躍しているカードも少なくない。
キャラクターとして人気の高いカードも多く、後にリメイクされたカードも多数収録されている。
環境の方も前期はウィッチ・エルフの2強状態が続いたが、ナーフ後の後期環境は極端に勝率の高いデッキがない、かなり拮抗した環境となった。

また、外部作品のカードプールは基本的に今弾までとアニメオリジナルカードで構成されている。
TVアニメ『シャドウバース(以下無印)』『シャドウバースF(以下F)』とNintendoSwitch用ソフト『シャドウバース チャンピオンズバトル』が該当する。



主なカード


特に記載がない場合は、進化後効果を持たずスタッツ補正も+2/+2とする。
能力変更がされた箇所は赤文字で記載。

エルフ

+ ...
  • 古き森の白狼
コスト8 フォロワー レジェンド
4/4
突進
ラストワード 次の自分のターン開始時、コスト最大のエルフ・カード(古き森の白狼を除く)をランダムに1枚、自分のデッキから手札に加え、そのコストを0にする。
森緑の賢者と呼ばれた神狼。力で支配する事しか知らぬ古竜に太古の叡智を説き、森を束ねる者の使命を伝えた。

ラストワードで自分のデッキから高コストのカードをサーチし、そのコストを0にする効果を持つフォロワー。
突進を持ちこのコストを出せる戦況であれば敵の場にはまず攻撃力4以上のフォロワーがいるため、そこに突っ込めば除去ついでに効果発動を狙える。
サーチは次の自分のターン開始時なので少しタイムラグがあるが、効果を使うだけならばある程度容易に扱える。
考えることになるのは、どのカードを持ってくるかあらかじめ決めてデッキを組まなければならない点。
やや使いこなすのは難しいが、見返りはそれなりに大きいテクニカルなカード。
《白銀の矢》をサーチ対象にし、9ターン目に二本の矢を撃ち込んで一気にリーサルに持ち込むのを目指す【白狼白銀エルフ】での使用がベター。

  • 宝石のエルフ CV:牧野由依
コスト5 フォロワー ゴールド
3/4
自分の他のフォロワーが場に出るたび、それは突進を持つ。
「宝石は永遠なのよ?」

如何にも手札に加えた《フェアリー》を突進させようとする意図が見えてくるフォロワー。
システムフォロワーにしてはコストがやや高く、スタッツも控えめなため少々使いにくい。
どちらかといえば盤面が重要になる2-pickで真価を発揮する。

  • マヘス CV:安元洋貴
コスト6 フォロワー ゴールド
5/5
守護
ファンファーレ このターン中に(このカードを含めず)カードを2枚以上プレイしていたなら、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに2ダメージ。
「侵入者は排除する」

エルフでは珍しいAOEを使うことができるフォロワー。
効果は悪くないが、このカードのコストがやや重いため思ったより使うのが難しい。
使うなら少し勿体ないが《エルフプリンセスメイジ》等で手札に加えたコスト0カードを使うとより早く撃つことができる。

元ネタは古代エジプトの嵐と風邪を司る神・マヘス。
イラスト通り雄ライオンの姿をしており、セクメトの息子でもある。
当時エジプトではライオンは神聖で貴重な生き物だった。スフィンクスがライオンの身体なのもそのためである。
実際にライオンをマヘスに見立てて飼い、死後はミイラにして王と一緒に埋葬されていたとか。

  • セルウィンの号令 CV:中村悠一
コスト3 スペル ゴールド
飛翔する狩鳥1体を出す。
エンハンス8;その後、グランドアーチャー・セルウィン1枚を手札に加え、そのコストを0にする。

※飛翔する狩鳥
コスト3 フォロワー ゴールド
2/1
疾走
「逃さん」

やや弱めの《ノーヴィストルーパー》を出し、エンハンスで出せばセルウィンも手に入るスペル。
アグロ寄りのエルフなら難なく採用でき、出てくるフォロワーは疾走なためセルフバウンスとも相性が良い。
エンハンスで出てくるセルウィンも大型を多用するドラゴン等には積極的に使っていけるため、疾走とセルウィンで使い分けもできる。

  • クリスタリア・リリィ CV:井口裕香
コスト2 フォロワー シルバー
2/2
ファンファーレ エンハンス 6; 相手のフォロワー1体をスノーマンに変身させる。
「うぅ~、ここは寒いの!」

ファンファーレ時にエンハンスでフォロワー1体を1/1のバニラに変えてしまうフォロワー。
そのままコスト2の2/2として序盤から使っても良いが、エンハンス時の効果は実質確定除去と言っても良い。
小粒なフォロワーが多いエルフにとっては貴重な効果。
厄介なラストワードも打ち消してしまえる他、フォロワーなのでバウンスして使い回すことも可能。

  • エルフの王子・レオネル CV:鈴村健一
コスト5 フォロワー シルバー
2/2
ファンファーレ 手札のコスト4以下のエルフ・カード1枚のコストを0にする。
「モフモフさんはいないかな?」
「動物たちは僕が守る!」

ファンファーレで手札の低コストのエルフカードをコスト0にするフォロワー。
コスト4以下とはいえ、手札のカードのコストを0にするのはエルフにとって戦術的に有用。
《翅の導き》《リノセウス》など、このカードによって追加効果の発動がさらに容易になるカードは多い。
余談だが、プレイ時のいい感じに気持ち悪いボイスと、進化時の別人としか思えないキリッとした声色は必聴。

  • 天馬のエルフ CV:ひと美
コスト5 フォロワー シルバー
3/3
ファンファーレ 相手のフォロワー1体の体力を1にする。
進化後(4/4)
進化時 相手のフォロワー1体に1ダメージ。
「ぶっ壊れてほしいなぁ…」

スタッツは控えめだが、ファンファーレで相手の体力を1にして進化を切れば確定除去ができるフォロワー。
進化こそ使うが、エルフには貴重な確定除去なためコントロール寄りのエルフでは採用されることもあった。
ファンファーレだけでも体力を1にできる点も強み。

  • ベビーフェルパー CV:金田朋子
コスト1 フォロワー ブロンズ
1/1
ファンファーレ このターン中に(このカードを含めず)カードを2枚以上プレイしていたなら、+1/+1する。
「立派な猫娘になるの!」

コスト・スタッツともに軽量級らしい数値で、条件付きでちょっと大きくなるフォロワー。
とは言えエルフのコスト1には既に《ベビーエルフ・メイ》《ウォーターフェアリー》等が存在していたため、採用されることはほぼなかった。
スピンオフ作品・4コマのバハムートではキモ可愛い腹筋崩壊兵器と化す。
「屈しニャイ!」


ロイヤル

+ ...
  • レヴィオンセイバー・アルベール CV:緑川光
コスト5 フォロワー レジェンド 指揮官
3/5
疾走
ファンファーレ エンハンス9;「このフォロワーは、1ターンに2回攻撃できる」を持つ。ターン終了まで、このフォロワーへのダメージは0になる。
「行くぞ!迅雷が如く!」
「落ちよ雷光、我が身とともに!」
「迅雷が如く駆け抜ける!」

強力なエンハンス効果を持った、新たなロイヤルのフィニッシャーであるフォロワー。
進化すれば9ターン目に相手に10点、しなくとも6点のダメージをお見舞いできる。
その上、状況が厳しい場合は強力なフォロワーや複数のフォロワーをノーダメージで倒す、という使い道もできる。
ただの疾走フォロワーとしても耐久寄りのスタッツではあるが使いやすい。
中盤・終盤のフィニッシャーとして、アグロ~コントロールとほぼ全てのロイヤルデッキをスタン落ちまで支え続けた。
あまりの採用率からこのカードがスタン落ちする際に「ロイヤル大丈夫か?」と心配されたほど。
後継フォロワーが有能で無事杞憂に終わりました

構築済デッキ第2弾にてイラスト違いで実装。このカードは第1弾と違い、ボイスも新録となっている。
さらにリリース1周年記念のリーダースキン投票にて、見事ロイヤル部門の1位を獲得。
『時空転生』にリーダースキン付きの新規イラストで収録された。
そのため、同じカードでありながらイラスト・ボイス違いのものが3種類も存在する破格の待遇を受けている。
流石高性能なだけでなく、神バハもといグラブルでも大人気のキャラクターと言ったところか。

  • ファングスレイヤー CV:梶裕貴
コスト8 フォロワー ゴールド 兵士
3/8
突進
必殺
攻撃時 フォロワーへ攻撃したなら、相手のリーダーに「このフォロワーの攻撃力の値」と同じダメージ。
「死にたくなかったら退いてな!」

突進、必殺、耐久寄りのスタッツとそれだけでも使いやすいフォロワー。
しかもおまけに敵フォロワーに攻撃した場合、相手のリーダーにも自分の攻撃力分のダメージを与えるという効果も持つ。
一粒で何度もおいしいフォロワーである。
コストは高いので序盤に何枚も来られると腐ってしまうが、《バハムート》などの高スタッツフォロワーへの対策としては入れておきたい。

  • 白銀の騎士・エミリア CV:沢城みゆき
コスト4 フォロワー ゴールド 指揮官
3/4
ファンファーレ サブリーダー・ゲルト1枚を手札に加える。相手の場にフォロワーが3体以上いるなら、そのコストを0にする。

※サブリーダー・ゲルト CV:江原正士
コスト2 フォロワー シルバー 兵士
2/2
ファンファーレ 自分の場に指揮官・カードがあるなら、+1/+0して、守護を持つ。
「仲間との絆が、私を強くする!」
「エミリアお嬢さんに、手出しはさせん!」

レオタード姿が眩しい、中コスト帯のフォロワー。
効果はやや地味だが、逆に言えば進化権や盤面を考えずに使用できるため意外と汎用性は高い。
当時のロイヤルのコスト4と言えば進化で横展開ができる《フローラルフェンサー》か突進を持つ《レヴィオンヴァンガード・ジェノ》が主流だった。
それらを採用しないorそれらと共存ができるデッキに採用されたこともあった。

ちなみに《サブリーダー・ゲルト》は専用トークンではなく普通に同じ弾に収録されているカードである。

  • 天空城
コスト3 アミュレット ゴールド
カウントダウン 15
自分の場にフォロワーが出るたび、このアミュレットのカウントダウン を1進める。
ラストワード 自分のロイヤル・フォロワーすべては+1/+1されて、疾走 を持つ。
大地を睥睨す、天空の城。超常の力を抱き、今はまだ眠る。

ラストワードで場に強力なバフを与える、ロイヤルの浪漫砲なアミュレット。
カウントダウンは長いものの、フォロワーが出るたびにカウントが進むためある程度コントロールができる。
とは言え、このカウントダウンをコントロールしながら相手の盤面とも戦っていかないといけない。
さらに割れるタイミングで最高のアドバンテージが出るようにフォロワーを配置して初めて真価を発揮する。
そのため使用難度はかなり高い。

  • 蒼穹の提督・モニカ CV:辻あゆみ
コスト5 フォロワー シルバー 指揮官
4/4
ファンファーレ ナイト1体を出す。
進化後(5/5)
進化時 相手のフォロワー1体に、「自分の場のフォロワーの数」と同じダメージ。
「この姿を見て侮るなよ!」

神バハ・グラブルでお馴染みの提督。神バハ版なため巨乳ではない
当時のロイヤルでは珍しい進化時に相手フォロワーにダメージを与えられるフォロワー。
《フローラルフェンサー》《ドラゴンウォーリア》を足して2で割ったような効果を持っている。
同じ進化効果持ちの《フローラルフェンサー》とはコストこそ違うが、盤面処理に長けた能力を持っているのは同じ。
そのためコントロール寄りのロイヤルでは併用されたことも。

  • レヴィオンヴァンガード・ジェノ CV:鈴村健一
コスト4 フォロワー シルバー 兵士
4/3
突進
ファンファーレ エンハンス 6; 「ラストワード ナイト2体を出す」を持つ。
「さぁ構えよ、若造よ!」

シンプルかつ強力で、汎用性が高いフォロワー。
進化権を温存しながら盤面を取ったり、相手の守護をどけて進化ダイレクトアタックができるようにしたりと、とにかく用途は多い。
先攻後攻問わず使える点もポイント。様々なデッキに投入される。

  • 旋風斬
コスト5 スペル シルバー
自分のフォロワー1体を選択する。他のフォロワーすべてに「選択したフォロワーの攻撃力の値」と同じダメージ。
敵?味方?寝ぼけたこと言ってんなよ。戦場じゃ、自分以外に必要なモンなんてないだろ?

ロイヤルに初めて実装された全体攻撃スペル。
味方のフォロワーも巻き込んでしまうためにタイミングはちゃんと考えなければならないが、使い方次第で敵の場を一掃できる、
特に【ミッドレンジロイヤル】【コントロールロイヤル】では使いやすい。
追加効果が発動した《ロイヤルセイバー・オーレリア》等と組み合わせれば中々にえげつない活躍ができる。

  • ブリッツランサー CV:井口裕香
コスト3 フォロワー ブロンズ 兵士
3/2
突進
「突っ込め突っ込めー!」

標準スタッツに突進を持ったオーソドックスな性能のフォロワー。
当時のロイヤルにはコスト2の3点スペルが存在しなかったため、除去スペル感覚で使われることが多かった。
攻撃力1フォロワーを有利トレードしたときには儲けもの。


ウィッチ

+ ...
コスト9 フォロワー レジェンド
5/5
ファンファーレ 手札をすべて消滅させ、カードを5枚引く。5回スペルブーストする。
「ま、アタシに任せておきなさいって!」
「大本命の登場ね!」

新しいウィッチの大型フォロワー。
ウィッチの新たなデッキスタイルを流行させた戦ぱ…じゃなくて立役者。詳細は項目参照。

  • 禁忌の研究者 CV:江原正士
コスト6 フォロワー ゴールド
3/5
自分のターン中、相手のフォロワーが破壊されるたび、自分の場にゾンビ1体を出す。
自分のターン終了時、土の秘術 ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。
「許されざる実験を始めよう」
「命の秘密を…」

展開と除去を一手に行えるフォロワー。
土の印があれば自分のターン終了時に問答無用で敵のフォロワー一体を破壊し、敵のフォロワーが破壊される度に《ゾンビ》を場に出す。
例え強力なスタッツを持つフォロワーであっても、一体だけであれば土の印さえあれば特に何もせずとも破壊できるため役立つ場面は多い。
が、相手の場に何もいなくても勝手に土の印を無駄遣いしてしまうお茶目さんでもあるので、土の印の管理はしっかりと。

  • プリンセスマナリア・アン CV:日笠陽子
コスト8 フォロワー ゴールド
3/3
ファンファーレ マナリアドラコ・グレア1体を出し、進化させる。
進化後(4/4)
攻撃時 相手のフォロワーすべてに1ダメージ。
「グーレアっ!今日は何しよっか!」

神バハお馴染みのレズカップルマナリアコンビの片割れ。
ファンファーレで別クラスのカードを進化させて呼び出すと言う、当時としてはなかなか珍しい効果を持つフォロワー。
ただコスト8も払う割に、呼び出した相方共々スタッツ・効果的に小粒しか処理できないため、そこまで脅威にならない。
呼び出した本人は進化を切らないと、貧弱なバニラ同然なのも苦しい。進化切っても貧弱とか言うな
突進やAOEが特に強い2-pickなら採用の価値ありか。
ちなみにこのコンビ、バカップル仲良し振りを隠す気ゼロなのか揃いも揃って攻撃時以外の全ボイスで相方に言及している。

後にウィッチのリーダースキンとして、TVアニメ『マナリアフレンズ』の円盤購入特典というえげつない形で先行実装。
その後はゲーム内で販売され、今ではルピでも購入ができる。

  • エラスムスの秘儀
コスト3 フォロワー ゴールド
ランダムな相手のフォロワー1体に5ダメージ。
エンハンス9;ダメージを与えるのではなく、アークサモナー・エラスムス1体を出す。
「ちょちょいっとな!」

ウィッチの新しい除去スペル。
ランダムなため安定性はないが、当時としてはコスト以上の火力を叩き出せるのと、アンタッチャブル効果を持つフォロワーにも有効な点が強み。
もしくは先に他のフォロワーを除去して、相手の場を当てたいフォロワーのみにすれば確実に当てられる。
エンハンスでエラスムス本体を召喚できる。ただ普通に使うとコスト1分損するため少し扱いづらいか。
2-pickではエラスムス自体の有用性もあり非常に強力なカードとなる。

  • 神秘の探究者・クラーク CV:柿原徹也
コスト3 フォロワー シルバー
2/3
ファンファーレ スペルブーストを持つ手札のフォロワーすべてを、2回スペルブーストする。
「書に記された知識を求めて!」

ファンファーレでフォロワー限定ではあるが、2回スペルブーストが可能なフォロワー。
スペル軸のデッキには向かないが、【ドロシーウィッチ】のような大量展開を狙うデッキとは相性抜群。
強力なファンファーレを持っていながら、コスト3の2/3と適正スタッツであることも大きい。

  • ルーンの貫き
コスト4 スペル シルバー
自分のフォロワーが進化したとき、自分の手札のこのカードのコストを2→1にする。
相手のフォロワー1体に2ダメージ。相手のリーダーに2ダメージ。
将も馬も同時に討ってこそ、一流の魔術師というものよ。

敵フォロワーとリーダーにまとめて2ダメージを与えるスペル。
自分のフォロワーが進化すればさらにコストが1になる(修正前)、なんとも使い勝手のいい効果である。
目暮警部もとい《古き魔術師・レヴィ》と組み合わせればなんとコスト4で相手に最大5点を与え、フォロワーの処理もできる。
相手からすればなんとも厭らしいスペルである。
ROB期では前述した《次元の魔女・ドロシー》軸のデッキがで採用され猛威を振るった。
その後のアップデートで強さを抑制する為に、進化した後に軽減されるコストが1から2に変更という弱体化を受けてしまった。

  • ゲイザー
コスト5 フォロワー ブロンズ
3/4
スペルブースト コスト-1
俺はカッコイイ召喚獣が欲しかったんだ。だってのに、なんでこんなコトになったんだよ!―マナリア魔法学院の生徒

スペルブーストでコストが下がっていく目ん玉なフォロワー。
場では実質《ゴリアテ》だが、何気に体力が4あるため早い段階で出てきたり他のフォロワーと一緒に出てくると処理に困る。
【ドロシーウィッチ】の強さを支える一因となっている。

「ゲイザー(gazer)」とは、英語で「見つめる人」「監視する人」という意味をもつ。
ちなみに、フレーバーテキストによると二重とのこと。

  • 刃の魔術師 CV:安元洋貴
コスト6 フォロワー ブロンズ
2/2
疾走
スペルブースト コスト-1
「私は貴様らを許容しない」

スペルブーストでコストが減少していく2/2の疾走フォロワー。
【ドロシーウィッチ】のメインアタッカーを担う他、【超越ウィッチ】でも《魔法剣》と合わせてフィニッシャーを務めることがある。
コスト3まで下げれば適正コストとなるため、まずはそこを目指したい。


ドラゴン

+ ...
  • インペリアルドラグーン CV:津田健次郎
コスト9 フォロワー レジェンド
5/5
ファンファーレ 手札をすべて捨て、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに「捨てた枚数」と同じダメージ。
「この一槍に魂を賭す」
「全身全霊で貴様を穿つ」

【ディスカードドラゴン】の切り札であるフォロワー。
手札をすべて捨てるデメリットはあるが、その枚数分敵フォロワーすべてとリーダーにその枚数分のダメージを与える。
よしんばトドメにならずとも、相手の場を一掃できればそれだけでも戦況を引き寄せられる。
が、《竜巫女の儀式》を置いておかないと手痛いしっぺ返しを喰らいかねないので、使うタイミングはきちんと考えなくてはならない。
おい誰だカイバーマンとか言った奴

リリース1周年記念の人気投票ではドラゴン部門1位となった。
その後リーダースキン付きの新イラストカードが《インペリアルドラグーン・アルドス》として『星神の伝説』に収録された。

  • 伊達政宗 CV:杉田智和
コスト2 フォロワー ゴールド
2/2
ファンファーレ エンハンス7;+3/+3して、突進と必殺 持つ。
「独眼竜、推して参る!」

エンハンスで5/5必殺、突進になるフォロワー。
少々エンハンスが重いが、ドラゴンの確定除去兼序盤の繋ぎとして採用されることもあった。
…が、次弾で《大鎌の竜騎》が登場したことで早くもお役御免に。

元ネタは日本人なら説明不要の戦国武将・伊達政宗
ロイヤルではなくドラゴンなのも別名の「独眼竜」からか。

  • マナリアドラコ・グレア CV:福原綾香
コスト8 フォロワー ゴールド
3/3
ファンファーレ プリンセスマナリア・アン1体を出し、進化させる。
進化後(4/4)
このフォロワーは、1ターンに2回攻撃できる。
「アン…お願い…!」

神バハお馴染みレズカップルマナリアコンビの片割れ。
大体アンの項目で説明したことと同じなため詳しい説明は割愛。
此方はPPブーストができるドラゴンクラスなため、あちらよりは多少マシかもしれない。団栗の背比べだけどね
なお、恋人親友のアンとともに何度かリメイクされたが、彼女がドラゴンクラスとして実装されたのは最初で最後だった。

  • サラマンダーブレス
コスト2 フォロワー ゴールド
相手のフォロワー1体に3ダメージ。
エンハンス6;その後、相手のフォロワーすべてに2ダメージ。
「冬を夏に変える魔法を知ってるか?炎蜥蜴を怒らせるんだよ。」

あらゆる場面で使える中々に優秀なスペル。
そのままでも単体3点として使えるが、エンハンスすれば低コストフォロワーと高コストフォロワーをまとめて処理する全体焼きとしても使える。
しかしそれだけに使うタイミングはきちんと考えなければならず、ある程度のプレイングスキルを要求されるカードでもある。

  • ワイバーンライダー・エイファ CV:牧野由依
コスト3 フォロワー シルバー
2/1
このフォロワーは攻撃されない。
ファンファーレ エンハンス7;+2/+2して、疾走を持つ。
「一気に駆け抜けるよ!」

通常時の性能はダウンサイジングした《トリニティドラゴン》なフォロワー。
攻撃されないとはいえ耐久が1しかないので、返しのターンであっけなく処理されてしまいかねない。
しかし、エンハンスが発動すれば実質《ダークドラグーン・フォルテ》となる。
【ランプドラゴン】【疾走ドラゴン】で同じように使えるだろう。
あちらのレアリティがレジェンドなのに対してこちらはシルバーなのも地味に利点。

  • オウルガーディアン CV:鈴村健一
コスト6 フォロワー シルバー
4/6
守護
進化後(5/7)
進化時 相手のフォロワー1体に5ダメージ。手札からコスト最小のカードをランダムに1枚捨てる。
「みんなを守るホー!」

そこそこのスタッツに加え、進化で手札コスト付きの除去効果を持つフォロワー。
スタッツが優秀な上に5点ダメージというのが結構大きく、《ドラゴンウォーリア》以上の有利トレードが期待できる。
進化を使わなくても単純に守護としても優秀なため、【ランプドラゴン】の守護枠として採用されていた。

  • 竜の闘気
コスト5 スペル シルバー
自分のPP最大値を+1する。
カードを2枚引く。
自分のリーダーを3回復。
その時お前は知るだろう。爪を振るうのも、炎を吐くのも、単なる挨拶に過ぎなかったのだと。

ブースト・ドロー・回復と至れり尽くせりな性能のスペル。
やや重いことと盤面に干渉できないことに目を瞑れば、【ランプドラゴン】のキーカードと言える。
ただ登場時は環境デッキやランプの同コスト帯の貧弱さから使うのは結構勇気がいるカードだった。
しかし後のTOG期以降では優秀な守り札が増えたため一気に使い勝手が良くなった。

2018年に行われたシャドバフェスにて、同名のエナジードリンクが販売されたことがある。

  • 煌牙の戦士・キット CV:山下大輝
コスト2 フォロワー ブロンズ
2/1
他のカードの能力で、このカードが手札から捨てられたなら、煌牙の戦士・キット1体を場に出す。
「準備はとっくにできてるって!」

手札コストになると場に出てくる、こいつらみたいな効果を持つフォロワー。
低コストでもあるため【ディスカードドラゴン】の手札コストとしてうってつけ。
というより手札から捨てて発動する効果持ちがこいつしかいなかったため、使わざるを得ないというのが現状だった。
実際は出たところで貧弱なバニラなため、「いてもいなくても変わらない」扱いされることが多かった。

最近ではアニメ・Fの方で主人公・天竜ライトの使用デッキ【武装ドラゴン】で活躍している。


ネクロマンサー

+ ...
  • ネフティス CV:日笠陽子
コスト8 フォロワー レジェンド
5/5
ファンファーレ それぞれコストの異なるフォロワー(ネフティスを除く)をランダムに1枚ずつ、自分のデッキから場が上限枚数になるまで出す。この能力で出たフォロワーすべてを破壊する。
「踊れ魂よ、妾の名のもとに」
「妾に委ねよ、その魂を」

非常に博打要素が強いが、うまく回れば墓地を肥やしつつ何種類ものラストワードの恩恵を得ることができる、高いポテンシャルを秘めたフォロワー。
  • 破壊されても自前で復帰してくる《デュエリスト・モルディカイ》
  • 相手の最大攻撃力のフォロワーを破壊しつつその攻撃力分回復してくれる《冥守の戦士・カムラ》
などとは相性抜群。
だが出すのはランダムなため、このカードを主体にデッキを組む場合はコスト帯でフォロワーとスペルを分けるなどの工夫が必要。
なお『バハムート降臨』実装直後にこのカードの効果によるバグが発覚し、サービス復旧後もしばらくフリーでも使えない状態が続いたことがある。
現在は問題なく使えるのでご安心を。
後に第2弾構築済デッキにイラスト違いが収録された。

アニメではそれぞれ無印のジュスティーヌ姉妹の妹・ビビアンとFのモブが使用していた。
特に前者は2vs2の形でのバトルで、相方の姉・ヴァネッサが【冥府エルフ】を使い墓地肥やしを利用する反則染みた組み合わせで戦っていた。
どちらもフォロワーを絞っているのなら、前者は世にも珍しい「3・4・5・8」軸で、モブの彼の構築は「2・4・7・8」軸のようだ。

元ネタはエジプト神話の冥府の女神。オシリスの妹でもある。
神話内ではその兄のオシリスと近親相姦しアヌビスを産むという(現代基準で)とんでもないエピソードも持っている*1
不倫相手もとい兄も後にネクロのレジェンドとして実装。

  • シャドウリーパー
コスト2→3→2 フォロワー ゴールド
1/1
ファンファーレ 相手のターン終了まで、潜伏 を持つ。
自分の他のフォロワーが破壊されるたび、+1/+1する。
怨み、憎しみが寄り集まり、形を為して顕現する。其は幽鬼が如く揺らめき歩き、命持つモノを断頭する。

1ターン限定の潜伏と、自分のフォロワーが死ぬたびに強くなる効果を持つフォロワー。
《ボーンキマイラ》《闇の従者》といったラストワードでフォロワーを生み出すカードとの相性は抜群。
4ターン目に他のコスト2フォロワーと一緒に出すだけでも十分強い。
TOG期では《骨の貴公子》という最高の相方が現れたことにより、ネクロマンサーのフィニッシャーの1体として暴れ回った。
しかし2017/6/30の『ワンダーランドドリームズ』のリリースと共に、コスト3へとナーフされ、そちらのローテ落ちと同時にまた戻った。

  • バロール CV:木内秀信
コスト6 フォロワー ゴールド
3/6
必殺
ラストワード 相手のフォロワーすべてに3ダメージ。
「この眼を見ろ」

ケツでか必殺な上にラスワでAOEをまき散らす厄介要素の塊のようなフォロワー。
しかし、便利なのは間違いないが逆に言えば秀でた部分がない器用貧乏とも言える。
ROB期で主流だった【ネフティスネクロ】ともあまり相性が良くなかったため、構築ではあまり採用されなかった。
逆に2-pickでは強い要素の塊なため、マストピックと言えるほどに強力なカードだった。

元ネタはアイルランド神話に登場するフォウォレ族(巨人族の一種)の勇将・バロール。ボイス通り敵をまとめて撃ち殺せる強力な魔眼の持ち主。
だが部下に瞼を上げさせている最中に敵であり自身の孫である太陽神・ルーによる投石で目を貫かれ死亡した。

  • 冥府神の契約 CV:水沢史絵
コスト3 スペル ゴールド
体力4以下の相手のフォロワー1体を選択して、破壊する。
エンハンス 7; その後、プルート1体を出し、その攻撃力/体力をそれぞれ、選択したフォロワーの攻撃力/体力と同じだけ+する。
「もう少しマシな魂はないの?」

体力4以下の敵フォロワーを破壊するスペル。
エンハンスが発動すればそのスタッツが足された《プルート》が出るため、除去と展開が一度にできる。
ただの軽い除去スペルとしても使うことができる点や、スペルなので上記の《ネフティス》主体のデッキにも入れやすい点がメリット。
本体より使い勝手が良い

  • よろめく不死者
コスト2 フォロワー シルバー
1/2
このフォロワーは守護 を持たないフォロワーを攻撃不能。
ラストワード ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。
教会病棟の廊下に響くのは、巨大な石を引き摺るような音。病棟の番人と呼ばれる彼女達が巡回している証である。

守護かリーダーしか攻撃できないが、ラストワードで敵フォロワー1体をランダムで破壊するフォロワー。
コストも軽いため、《ソウルコンバージョン》《ネクロアサシン》といった味方フォロワーを犠牲にするカードとのコンボも期待できる。
イラストの顔ははっきりと見えず、プレイしても台詞らしい台詞はないが実は女性。
フレーバーテキストにも『彼女達』と明記されている。

  • 冥守の戦士・カムラ CV:島﨑信長
コスト7 フォロワー シルバー
4/5
守護
ラストワード 攻撃力最大の相手のフォロワー1体を破壊する(複数いるなら、その中からランダム)。「そのフォロワーの攻撃力の値」と同じだけ自分のリーダーを回復する。
「冥守の戦士を甘く見るなよ!」

コスト7と重いが、破壊されると大型の除去と回復を同時に行ってしまうというてんこ盛りなフォロワー。
自分で対象を指定するわけではないため、潜伏でもお構い無しである。
守護であるため相手は無視もできず、泣く泣くフィニッシャーを手放す状況になることも。
特に対ドラゴン性能は凄まじく、【コントロールネクロ】がドラゴンに有利な原因を作っている。
上記の通り、《ネフティス》との相性も抜群。
ただし相手の盤面が空の状態で出すのは弱い。不利な状況を覆すのは得意だが、有利な状況で押し切ることができるカードではない。

  • ネクロアサシン CV:堀江由衣
コスト4 フォロワー シルバー
3/3
ファンファーレ 自分の場に他のフォロワーがいるなら、自分の他のフォロワー1体と、ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。
「生者ってうるさすぎ…」

自分のフォロワー1体と引き換えに、相手のフォロワーを1体持っていくフォロワー。
一見すると使いづらい能力だが、ラストワード持ちが豊富なネクロにとってはメリットにもなり得る。
スタッツの制限はないため、大型フォロワーも除去することができる。
後述の《よろめく不死者》と組み合わせれば一気に2体持っていける。
ランダムであるため狙ったフォロワーを破壊できないこともあるが、逆に潜伏も破壊できることがある。
全体的にスタッツの細いネクロにとって、盤面を奪うためにも重要なフォロワー。

  • 闇の従者 CV:柿原徹也
コスト3 フォロワー ブロンズ
1/1
このフォロワーは守護 を持たないフォロワーを攻撃不能。
ラストワード リッチ1体を出す。
「俺に手を出そうってかー!?」

守護かリーダーしか攻撃できないが、ラストワードで《リッチ》を出すフォロワー。
早い話、殴り先が限定された代わりにコストが軽くなった《地獄の解放者》。
ボイスでは小物感丸出しだが、実際手を出すと4/4を呼び出されるのはなかなか厄介。
此方から処理もしづらく、放っておいたら顔をチクチク攻められたり《ウルズ》で増やされたりと非常に鬱陶しい。
守護以外への自爆特攻ができないため、基本的には此方の自壊カードと組み合わせることが多い。


ヴァンパイア

+ ...
  • 血餓の女帝 CV:福原綾香
コスト7 フォロワー レジェンド
4/5
ファンファーレ 相手のフォロワーすべてに2ダメージ。
相手のフォロワーが破壊されるたび、相手のリーダーに1ダメージ。
「アッハッハッハ!笑える死に様だ!」

すごくざっくりと言うなら、ヴァンパイア版《ファフニール》か《ジャンヌダルク》なフォロワー。
相手のフォロワーが破壊される度にリーダーに1ダメージを与えるという効果も持つ。
これにより、ただ低コストフォロワーを一掃するだけにとどまらない活躍ができる。
特に【アグロヴァンパイア】であればトドメにも使えるので中々に優秀な。
しかしコスト相応とは言えないスタッツや、相手の場に高耐久のフォロワーしかいない場合は真価を発揮できないなどの難点もある。
使うならばそれなりに彼女を活かせる構築にしてあげよう。
人気が高いROBレジェンド勢の中ではかなり地味

  • マステマ CV:牧野由依
コスト5 フォロワー ゴールド
6/6
必殺
このフォロワーは守護を持たないフォロワーを攻撃不能。
「忠誠心を見せて頂戴?」

コスト5にしては現代基準でも高いスタッツを持つ黒髪が似合う美少女フォロワー。
更に必殺も持っていて至れり尽くせり…とはいかずデメリットとして守護以外を殴ることができない。
そのためせっかくの必殺を活かすことができず、実質ファッティに近い使い方にならざるを得ない。
中コスト以上の準バニラなんてこの時代でも採用されることは無かったため、使用率はそこまで高くなかった。

元ネタはユダヤ教『ヨベル書』の中で語られる悪魔の一人。マスティマとも呼ばれている。
悪魔でありながら神への忠誠心を試みる存在とされ、人間を害しまた誘惑する事もあったが、シャドバプレイヤーは誘惑できなかったようだ

  • 氷剣の戦鬼 CV:島﨑信長
コスト7 フォロワー ゴールド
5/7
突進
自分のターン中、相手のフォロワーへ攻撃して破壊し、このフォロワーが破壊されなかったなら、カードを1枚引く。
「定めを振り切り、駆ける」

コストは高いがフォロワーを除去出来たら1ドローできる突進フォロワー。
やることがやや地味に見えるが、同コスト帯の血餓と違い単体除去が得意なため一応差別化はできている。
ROB期の【コントロールヴァンプ】では採用されることもあった。
しかし後にさらに強力な《デモンオフィサー・エメラダ》が登場してからは採用されることは無くなった。

  • サディスティックナイト CV:ブリドカットセーラ恵美
コスト3 スペル ゴールド
自分のリーダーに2ダメージ。相手のフォロワー1体に6ダメージ。
エンハンス 7; その後、ビーストドミネーター1体を出す。
「素敵な夜にしましょ?」

そのまま使えば特に中盤まではほぼ確定除去カードとして、エンハンスすればさらに《ビーストドミネーター》を召喚できる、優秀なスペル。
スペルでのダメージに加えて《ビーストドミネーター》を進化させて殴れば無進化状態の《バハムート》も倒せる。
確定除去カードがない状況での緊急回避として使うこともできる。
余談だが、カードのイラストが非常にセクシーで、DMMのPC広告にも採用されている。
このカードに惹かれて始めた人もいるのではないだろうか。

  • 吸血鬼・ヴァイト CV:梶裕貴
コスト3 フォロワー シルバー
3/2
守護
交戦時 フォレストバット1体を出す。
「跪いて口づけしなよ」

守護と自身の効果が噛み合った、非常に使いやすいフォロワー。
名前が似通っている《吸血姫・ヴァンピィ》との相性は抜群で、彼女を主体としたデッキならば採用しない選択肢はほぼないと言えるほど。
だが彼女を採用していないデッキであっても、低コスト守護フォロワーとして入っていることが多い。

既にお気づきの人もいるだろうが、前弾で登場した《吸血鬼・ヴァンピィ》の弟でもある。
姉とともに神バハ・グラブル両方に登場する人気キャラクターである。

  • 群れなす飢餓
コスト2 スペル シルバー
相手のフォロワー1体を選択する。そのフォロワーと、同名の相手のフォロワーすべてに3ダメージ。
「俺は腕!」「俺は足!」「俺は胴体!」「俺は唇!」「・・・唇?」―グールの群れ

ヴァンパイアの新しいダメージを与えるスペル。
同じコスト2で3ダメージの《鋭利の一裂き》と違いリーダーには撃てないが、自傷ダメージが無く同じ名前のフォロワーにもダメージを与えられる。
特に《フェアリー》《ゾンビ》等のトークンを並べる相手に対して強く、《死の祝福》なんかはこのカード1枚で全処理されてしまう。
余談だが、同フォロワーがいると効果エフェクトもその分出るためやたらうるさい。

  • レヴィオンデューク・ユリウス CV:木内秀信
コスト2 フォロワー ブロンズ
1/3
相手の場にフォロワーが出るたび、相手のリーダーに1ダメージ。
「力、それさえあれば…」

相手がフォロワーを出す度にダメージを与えるフォロワー。
どんどん体力が削られていくため迂闊にフォロワーを出せなくなり、展開を牽制することができる。
攻撃力が低い代わりに体力が高いため、処理したくてもできないということも。
特にアグロデッキではサポート要員として非常に優秀。
後にヴァンパイアクラスでありながらカードタイプ:レヴィオンを獲得した。

  • ジュエルデビル・モリアナ CV:加藤英美里
コスト4 フォロワー ブロンズ
3/3
ファンファーレ 復讐 状態なら、自分のEPを1回復。
「キレイな光…」

ヴァンパイアらしく、復讐時限定の強力な効果を有しているフォロワー。
当時EPを回復できるヴァンパイアカードはこのカードくらいしかいなかったのは事実。
しかし当時は採用先である【復讐ヴァンパイア】自体が虫の息だった。
しかも後に登場する同デッキの核《ベルフェゴール》と同コストだったため、環境デッキには採用されなかった。
効果は一切関連性がないが、実は《眷属の召喚》に描かれている少女はこのモリアナその人だったりする。


ビショップ

+ ...
  • 狂信の偶像 CV:江原正士
コスト5 フォロワー レジェンド
0/5
このフォロワーは攻撃できず、攻撃されない。
自分のターン開始時、進化する。
進化後(0/5)
このフォロワーは攻撃できず、攻撃されない。
自分のターン終了時、自分のアミュレットすべてを破壊する。
「虚偽、欺瞞、空言を捨てよ」
「賛美ィ…賛美ィ…賛美ィ…」

《スカルフェイン》と比べて速攻性にかけるが、コストや場に残っている限り何回でも効果を発動できるという点で優れているフォロワー。
しかし攻撃できないので破壊先が無いとただの置物と化すなど、カウントダウン主体だからと何も考えずに入れると扱いに困る場面も出てくる。
使うのならばデッキ構築などで工夫が必要となるフォロワー。
何故か一部の狂信者プレイヤーから熱狂的な人気を誇るカードでもある。

  • ヴァルハラジェネラル CV:子安武人
コスト6 フォロワー ゴールド
3/3
ファンファーレ 自分の他のフォロワー1体を+3/+3する。そのフォロワーは突進 を持つ。
「ヴァルハラの戦士よォォォ!!!」

本人のスタッツは貧弱貧弱ゥ!だが、場のフォロワーに大きめのバフと突進を付与できるフォロワー。
早い話ちょっと軽い《ガブリエル》。
アミュレットでフォロワーを展開できるビショップとは相性が良く、特に疾走フォロワーに効果を使えばかなりのダメージを叩き出すことができる。
総ダメージ量は同コストの《ムーンアルミラージ》《白翼の守護者・ガルラ》と同じなため、うまく使い分けよう。

ヴァルハラとは北欧神話における主神・オーディンの宮殿のこと。

  • 煌角の戦士・サリッサ CV:小松未可子
コスト7 フォロワー ゴールド
5/5
突進
このフォロワーへの4以上のダメージは3になる。
「偉そうに!叩きのめしてやるわ!」

ダメージカット効果を持っている突進フォロワー。
効果自体は噛み合ってて割と使いやすいが、他デッキがリーサルの準備をする中でやってることがやや悠長か。
一応当時のビショップの7コスト帯はあまり充実していなかったため、体力5なのもあってか【陽光サタンビショップ】等でぼちぼち採用されてはいた。
PVだとかなり目立っていたが…

  • 神魔裁判所
コスト4 アミュレット ゴールド
カウントダウン 3
ファンファーレ ラストワード ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。
オブジェックションですわ!―天使・カメリア

発動時と破壊時に敵のフォロワーをランダムに死刑…もとい破壊するアミュレット。
同じコストで似た効果に《死の宣告》があるが、こちらの方はスピードに優れる反面、ランダムに1体なのであちらよりも安定性に欠ける場面がある。
唐突に出てきては即座にフォロワーを死刑にしてくるインパクトに、《鉄槌の僧侶》ばりにトラウマになったユーザーがちらほら。

FTで台詞を放っている天使・カメリアとは神バハに登場する《天弓の天使・リリエル》《ダラダラ天使・エフェメラ》と同僚の天使族の少女のこと
シャドバには未登場である。
生真面目な性格だが、何故かFTのように「エックセレントゥ」「グゥッレイトゥ」と横文字をやたら巻き舌で言う癖がある。

  • 煌翼の戦士・リノ CV:南條愛乃
コスト2 フォロワー シルバー
2/2
交戦時 相手のリーダーに1ダメージ。
進化後(4/4)
進化時 相手のリーダーに1ダメージ。
交戦時 相手のリーダーに1ダメージ。
「元気一番!頑張るよ!」

ビショップには珍しい、アグロ向きの効果を持ったフォロワー。
進化せずとも交戦時にダメージを相手リーダーに与えられる上、進化すればそのターンのみ2点ダメージを与えることができる。
特に【疾走ビショップ】で真価を発揮するフォロワー。
他にも優秀なコスト2のフォロワーは多いため、それ以外のデッキでは採用されないこともある。
ちなみにこのカードのプレミアムは背景に純白の羽根がひらひらと舞い、リノ自身のカラフルな色合いも輝くという非常に美しいもの。
誰が呼んだか「元祖・可愛い方のリノ」

  • 邪悪なる予言者・ダムス CV:森久保祥太郎
コスト3 フォロワー シルバー
3/2
相手のターンに、相手のフォロワーが攻撃するとき、そのフォロワーは「ターン終了時、このフォロワーは破壊される」を持つ。
「お前の未来を予言してやろう!」

こいつがいる限り、攻撃したきた相手のフォロワーはターン終了時に破壊されてしまうフォロワー。
棒立ちさせてもこいつ自身を殴れば終わりなため、守護の裏に隠す等しっかりと守ってあげれば見た目以上の厭らしさで相手を縛ることができる。
2-pickで相手の手札に処理札が無い時に出会うと悪魔のような強さを発揮する。

  • エンシェントレオスピリット
コスト5 フォロワー シルバー
4/5
進化後(4/5)
進化時 相手のフォロワーすべてに2ダメージ。
魔を討つ使命と共に、不浄の大地へ降りた神獣。聖なる獅子の咆哮は、魔物の穢れた生を否定する力を有していた。

進化時スタッツは変わらないが、当時では貴重な中コスト帯でありながら2点AOEを放てるフォロワー。
コスト4で同じ進化時に除去効果を持つ《鉄槌の僧侶》と比べると上限は下がっているが、相手フォロワー全体に効くのが最大の強み。
その効果から、対アグロ用にコントロール寄りのビショップではよく採用されていた。

  • フロッグクレリック CV:沢城みゆき
コスト2 フォロワー ブロンズ
2/2
ファンファーレ エンハンス 4; 自分のリーダーか自分のフォロワー1体を3回復。
「痛いの飛んでケーロッ!」

エンハンスでちょっと強めの回復ができるカエルなフォロワー。
用途としては4枚目以降の《ラビットヒーラー》扱いか。


◆ニュートラル

+ ...
コスト10 フォロワー レジェンド
13/13→9/9
相手の場にフォロワーが2体以上いるなら、相手のリーダーを攻撃不能。
ファンファーレ 他のフォロワー・アミュレットすべてを破壊する。
全ての神々と居並ぶ至高にして最強の竜。高貴なる漆黒の姿を持ち、その美しさはこの世全ての創造物を圧倒する。

ファンファーレで全てを破壊し、超巨大コストとスタッツを持つ何もかもが規格外な本パックの看板カードであるフォロワー。
詳細は該当項目で。

コスト7 フォロワー レジェンド
4/4
ファンファーレ 手札のニュートラル・フォロワー1枚を場に出す。それは突進と「自分のターン終了時、手札に戻る」を持つ。
「争いは醜い…」

手札の他のニュートラルフォロワーに突進を付与して場に出せるフォロワー。
詳細は該当項目で。

  • ゴブリンブレイカー・ティナ CV:堀江由衣
コスト4 フォロワー ゴールド
3/4
進化時(4/5)
進化時 相手のフォロワー1体に2ダメージ。
そのフォロワーがニュートラルなら、2ダメージではなく5ダメージ。
「魔物の相手なら、私だって!」

神バハ・グラブルでお馴染みのゴブリン退治兄妹の定職がある方。
超雑に説明すると「ニュートラル相手に強くなる《ドラゴンウォーリア》」なフォロワー。
基本的にわざわざ枠を割いてまで入れるほど強みがなかったため、出た当初はあまり見向きもされなかった。
しかしWLD期に入って大ニュートラル時代を迎えると、ニュートラル相手に強気に出られるため採用されることもあった。

  • ゴブリンスレイヤー・ルシウス CV:子安武人
コスト5 フォロワー ゴールド
3/4
ファンファーレ コスト2以上の他のフォロワーすべてに1ダメージ。コスト1以下のフォロワーすべてに2ダメージ。
「喰らえ!白刃一掃!」

神バハ・グラブルでお馴染みのゴブリン退治兄妹の定職がない方。オルクボルグは関係ない
無条件のAOE効果を持つフォロワーではあるものの、条件を満たそうが満たさまいが与えるダメージがしょっぱい。
ゴブリンを狩る者と言うよりゴブリンしか狩れない者と言った方が正しい。
《ゴブリン》の採用が増えたWLD期になっても、残念ながら彼が定職に就く採用されることは無かった。

  • 天弓の天使・リリエル CV:ひと美
コスト2 フォロワー シルバー
2/2
進化後(4/4)
進化時 相手のリーダーか相手のフォロワー1体に1ダメージ。
「さぁーて、仕事しますか!」

進化時に任意の場所に1点を飛ばせるフォロワー。
一見地味だが、手負いのフォロワーに撃って1:2交換、体力5に撃って中型処理、リーダーに撃って顔を詰めるとできることが多い。
様々なデッキに採用され、いぶし銀のような活躍を見せた。

ちなみに勘違いされやすいが、「リリエル」という天使は世界の神話・聖典等に登場しない。
そのため神バハオリジナルのキャラとなる。

  • 覇食帝・カイザ CV:津田健次郎
コスト3 フォロワー シルバー
2/2
ファンファーレ アルティメットキャロット1枚を手札に加える。

※アルティメットキャロット CV:島崎信長
コスト2 フォロワー シルバー
2/2
ラストワード アルティメットキャロット1枚を手札に加える。
「究極の食材よ、来たれ!」
「ほっぺをぶち落とすぜェ~」

とにかくその何回聞いても社長なテンションから壮大な出オチ感漂うフォロワー。
しかし性能的にはすこぶる優秀。手札を減らさず展開を続けられるのはかなり強い。
  • 効果が手札の枚数に依存するカードを多く使う【ディスカードドラゴン】や【白狼白銀エルフ】
  • 場のフォロワーを破壊して効果を得るカードを主軸とする【ラストワードネクロ】
  • 手札・場のニュートラルを《不思議の探求者・アリス》で一気に強化して早期の決着を狙う【ニュートラルアグロ】
などのデッキによく入っている。
ただやっぱりそのキャラは強烈。実装直後の特にフリーでは、カイザの雄々しい叫びがよくこだましていた。

  • 歴戦の傭兵・フィーナ CV:戸松遥
コスト5 フォロワー シルバー
4/5
進化後(5/6)
進化時 ミニゴブリンメイジ1枚を手札に加え、そのコストを0にする。

※ミニゴブリンメイジ CV:小岩井ことり
コスト3 フォロワー ブロンズ
2/2
ファンファーレ コスト2以下のフォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。
「超絶可愛いフィーナちゃんにお任せってね!」
「ピカピカ見つけたゴブー!」

進化効果で超絶可愛い相方の《ミニゴブリンメイジ》をコスト0で手札に加えることができるフォロワー。
即出ししても良いが、応用として《リノセウス》を使う前に使用することで、サーチしながらプレイ回数を稼ぐことができる。
このコンボは【OTKエルフ】で良く使われ、ROB期の環境デッキとして君臨することに。
後にミニゴブの能力調整により《リノセウス》の確定サーチが難しくなったが、それでも一部のデッキでは採用され続けた縁の下の力持ち。

なおミニゴブはフィーナの専用トークンではなく、これとは別に今弾に実装されているカードである。

  • ハンサ CV:森久保祥太郎
コスト2 フォロワー ブロンズ
0/2
ファンファーレ 「相手のフォロワーの最大攻撃力の値」と同じだけ+1/+0する。
「僕は君たちの心を映す鏡さ!」

前弾の《ハンプティ・ダンプティ》の流れを汲んでいるネタニュートラルフォロワー。
最大攻撃力をコピるため、場合によっては2/13/2なんていう超逆三角形攻撃力を手に入れることも。
…まぁ手に入れたところで所詮は体力2なため簡単に除去されて終わるのが基本。
そもそも効果自体が相手依存すぎるため、構築に入れられることは基本なかった。
一応後にこのカードに疾走を付与する手段が増えたため、相手の大型フォロワーへのカウンターとして使うことも絶対無理ではなくなった。
神バハのスピンオフ「4コマのバハムート」ではレギュラー兼非常食として登場。
ただしこちらではあまり喋らない。

元ネタはヒンドゥー教に伝わる、白いガチョウの姿をした神鳥。
純粋さや知識を司ると言われており、ボイスの「心を映す」も恐らく純粋さを司るところから来ていると思われる。




当時のデッキ


【ドロシーウィッチ】

《次元の魔女・ドロシー》を軸に、圧倒的な展開力を利用して押し切るタイプのデッキ。
『バハムート降臨』実装直後は環境を席巻する勢いで大暴れした。
全体除去が弱いタイプのデッキには滅法強いが、逆に事故要因になりやすいので除去を積みづらく、自分と同じ大量展開型デッキや大型の対処は不得手。
場合によっては【アグロ秘術】と同じくバーン要素を取り入れることで、守護や全体除去への耐性を高めることも。

【OTKエルフ】

《リノセウス》によるコンボで1ターン中に大量にダメージを与えることでフィニッシュを狙うデッキ。OTKは「ワンターンキル(One turn Kill)」の略。
厳密には1ターンですべて削りきるわけではないが、場合によっては1ターンに20点以上与えることも可能であることからこの名称で呼ばれる。
コスト2フォロワーを《リノセウス》のみに絞ることで、《ミニゴブリンメイジ》による確定サーチが可能となる。
さらにそれを生成する《歴戦の傭兵・フィーナ》も採用する事で《ミニゴブリンメイジ》を水増しできる。
低コストカードを手札に貯めて準備を整えつつ、相手のフォロワーを捌いたり削りを入れておく。
リーサルが見えたら手札を一気に吐き出し《リノセウス》のダメージで一気に削りきる。
どれだけダメージが出るかの計算が難しく慣れが必要だが、プレイング次第でどんな相手とも戦うことが可能。
能力調整後はミニゴブがコスト1も持ってくるようになってしまったため、確定サーチにするならコスト1フォロワーを抜いた歪な構築にしなければならなくなった。

【ミッドレンジロイヤル】

従来愛用されてきた「乙姫セージ」のコンボはドロシーにスピードで間に合わないことや、AOEの充実化によりほとんどお払い箱に。
その代わりにデッキの指揮官を《レヴィオンセイバー・アルベール》のみに絞り《メイドリーダー》で確定サーチにするアグロ寄りの構築が登場。
考案者の名前から取って通称「ぱんだロイヤル」と呼ばれた。
能力調整が行われた環境後期で姿を見せ、【OTKエルフ】と入れ替わる形で環境デッキとなった。



能力変更


  • 2017/2/27
《ミニゴブリンメイジ》
ファンファーレ コスト2のフォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。→ファンファーレ コスト2以下のフォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。

《ルーンの貫き》
自分のフォロワーが進化したとき、このカードのコストを1にする。→自分のフォロワーが進化したとき、このカードのコストを2にする。

環境デッキだった【ドロシーウィッチ】【OTKエルフ】の弱体化を目的として行われた。
初の能力が変更される調整でもある。
これにより【OTKエルフ】の方は環境デッキから一歩引くこととなった。




エンハンス 6;追記・修正をする。


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「神々の騒嵐/TEMPEST OF THE GODS」

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最終更新:2023年12月25日 15:57

*1 当時のエジプト王宮では近親相姦は王の血を濃くするため、むしろ肯定的に捉えられていた節もあったとのこと。