ホウ酸団子

登録日:2012/04/11(水) 22:13:38
更新日:2025/02/10 Mon 22:40:20
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ホウ酸団子とは化学物質であるホウ酸と玉ねぎ、小麦粉等を混ぜて作った団子である。

害虫、特にゴキブリに対して効果を発揮する毒餌であり、やはり増えすぎたゴキブリに対して使用されるのが一般的。
しかもホウ酸の毒性は乾きを伴うのか水で薄めたがるのか分からないが、食べたゴキブリは水場を求めて家屋外に出ていき、
そのまま文字通りに帰らぬゴキとなってくれる為、家の中で不快な死体を見る事も無いと言う優れものである。
ゴキブリにとっては神経と消化管への毒になるらしく、時間をかけて死ぬのが上記行動の理由らしい。

気休めでなく、本当にゴキを見かけなくなる。
ただ、特に置き始めた頃に於いては時折ホウ酸で弱ったとみられる元気の無い個体がうろつくこともある。
それと消費期限があるので、少なくとも毎年暖かくなり始めた頃には交換しよう。


■レシピ

まず、ホウ酸を購入しましょう。薬局等で簡単に買える筈です。
それから、




小麦粉




牛乳




お水




お砂糖


そして忘れていけないのが







ゴキちゃんは刻んだ玉ねぎが大好きなのです。うっかりと腐らせた玉ねぎにたかっていたりする。
更に、







はちみつ




等を加えるとより美味しくいただけます(ゴキ的に)が、まあその辺は好みで。

基本的には玉ねぎやジャガイモ、リンゴ等の固形物を細かく刻み(フードプロセッサーがあればなおよし)、小麦粉をベースにして全ての材料を混ぜ、
最後にホウ酸をたっぷり入れ、耳たぶ程度の固さにしてから団子にすれば良し。




そのままでも良いが、カビ防止の為に天日干しにするのが理想的である。










はい、できあがり


なお、人間とゴキでは味覚がかなり違うので、味見はしないようにしよう。まず確実に後悔する。

あとはこれを、ゴキブリが寄り付きそうな場所、台所の隙間や棚・冷蔵庫や電子レンジの裏、水場の近く等に設置すればOKである。
ゴキちゃんの好物が沢山詰まった悪魔の団子が、彼(彼女)らを天国に連れていってくれる事だろう。

もちろんホウ酸を入れ忘れないように。ホウ酸がないと大好物の団子でただゴキちゃんを喜ばせるだけです。

ゴキ「ホウ酸団子!ホウ酸抜きで!」


■注意点

当然の事だが、ホウ酸の入った状態の団子は絶対に口にしない事。
とは言え、ホウ酸そのものの毒性は人間にとっては食塩と同程度とのこと。
ホウ酸よりも色々混ぜたり時間の経ったりした団子が人間にとっては危険。

それと、小さな子供やペットのいる家庭では控える事。
「食べちゃダメ」と教えても、そう言われたら口にしたくなるのが子供と言うもの。抵抗力も低いので大層危険である。

また、は当然ホウ酸は有害である上、犬猫には劇薬たる玉ねぎまで入ったホウ酸団子はかなりの危険物である。
「ここなら大丈夫だろう」と言うような場所でも見つけ出して食べてしまったりするものなので、子供やペットがいる家の方はおとなしく別のゴキ対策を考えよう。




と、ここまで話したが、実は、ホウ酸団子は市販品で沢山発売されているのでそれでも良い。
ただし、安価なものは効果が薄い粗悪品もあるので、お勧めはしづらい。
ブラックキャップ(これはホウ酸ではないけど)の様な高価なものに関しては、値が張るものの概ね評価が高い。

市販品の場合は大体誤飲しにくくなっているので、特に小さな子供が居る家では手作りよりは安心。
とは言え、誤飲防止ケースに入っていても、思わぬ事故もありうるのでやはりペットや子供がいる家で避けるのが無難である。


団子の材料として、焼肉のタレを混ぜるのも効果的。
ゴキの好物である油・果物エキス・玉ねぎエキスが全部入っている。
他にもホウ酸が残っているがゴキが食いつきに行かない…なんて場合もこれを少しかけることで食いつきが良くなる。




繰り返しになるがホウ酸団子には有効期限があるので遅くとも毎年定期的に交換すること。
一応ホウ酸そのものは濃度にもよるが2年ぐらいは保つようだが、餌としての魅力が無くなり食いつかなくなるので意味が無くなる。





追記修正は、ゴキンジャムを塗ったパンを食べながらお願いします。

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最終更新:2025年02月10日 22:40