アットウィキロゴ

六面カメラ(ドラえもん)

登録日:2023/06/06 Tue 09:27:00
更新日:2026/06/08 Mon 20:00:05
所要時間:約 5 分で読めます




『六面カメラ』は、漫画ドラえもん』に登場するひみつ道具




【概要】

ルービックキューブのような形をした、片手に乗るほどの小さなインスタントカメラ。

これで被写体を撮影すると、同時に6方向の角度(正面・右面・左面・背面・上面・下面)から撮影した写真が出てくる。
実物はもちろん新聞などの印刷物に刷り込まれた写真であってもその被写体を6方向から撮ることができる。

色々な物を一度に6方向から撮れるという性能はデッサンや図面・資料の作成などにも役立つだろう。普通のカメラのように人を撮ってもいいが、スカートを履いた女の子を撮った場合、盗撮の容疑で訴えられるおそれがあるため注意。

大長編『のび太の大魔境』にも登場。『自家用衛星』で上から写し出された謎の巨神像の正面を調査するために使用した。サイズは両手で持つほど大きくなっている。

現実世界では2016年以降、GoProやRICOH THETAといった360°カメラが続々登場したことを考えると実現したひみつ道具の一つと言ってもいいだろう。
尤も下面や印刷物に刷り込まれた写真まで立体で撮影可能な点ではこちらの方がはるかに優秀だが。


【原作】

『てれびくん』1981年6月号に掲載され、てんとう虫コミックス24巻および『藤子・F・不二雄大全集』19巻に収録されている。

ラストではのび太が六面カメラを使ったおまけのクイズを出題して締め括られるのだが、これ以前に「小学四年生」1975年5月号掲載の『ドラとバケルともうひとつ クイズだパズルだ暗号だ!』でもほぼ同じ内容の問題が出題されたことがある。


【アニメ版】

大山版で一回だけアニメ化されている。

平成期以降リメイクされていないのは、作中に登場する犯罪者がのび太を拉致・監禁し殺害しようとする行為が現実でも深刻な事件となり、ストーリーが子供向けアニメにそぐわなくなったことが原因と考えられる。
ただし作中に登場するキャラクター・土路坊太はわさドラ版の2代目オープニング「ハグしちゃお」のアニメに登場しており、しずかとハルバルがハグをするシーンで、ドードー鳥とハグをしているのが確認できる。

なお、大山版ではアニオリ回として似たような機能を持つ『立体アルバム』なるひみつ道具が登場しており(1992年4月17日放送)、そこでは風でスカートが捲れたしずかの写真を立体化し男子四人(ドラえもん・のび太・スネ夫・ジャイアン)でまじまじと鑑賞する羨ましいけしからんシーンが登場する。


◇大山版「六面カメラ」

帯番組時代の1981年9月14日に放送された。土路の声はジャイアン役のたてかべ和也が兼任。

映像ソフトには収録されていないが、CSのテレ朝チャンネルで再放送された事はある。


【余談】

  • 土路のような凶悪犯罪者や暴力的なアウトロー*1が度々平和を脅かすやけに治安の悪いのび太の町だが、顔を特定したのび太を拉致した末に容赦なく殺害しようとした土路の残忍な人間性は、ドラえもん世界にあまねく潜む「どろぼう」の中でもかなり異質であろう。初めから凶器を持っていなかったことだけはのび太にとって大きな救いとなったと言える。

  • ドラえもんが六面カメラの説明時に野良犬*2を撮影したが、この時に写し出された6面の犬の写真は、正面を基準にしてよく見ると足の位置がおかしい箇所がある。




出典:ドラえもん/小学館/藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん19「六面カメラ」/2012年6月30日発売

おしまいにクイズだよ。
これは、なにをどこからうつした写真?

いいかげんに返せっ!

追記・修正は、この超難問を解いてからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年06月08日 20:00
添付ファイル

*1 『コベアベ』の強盗、『どこでも大砲』の銀行ギャング、世界平和安全協会の二人組、『お客の顔を組み立てよう』の大泥望助と子分、『コーモンじょう』の浮浪者など。初期を中心に頻繁に登場する名もなき泥棒や空き巣犯もほとんどが包丁などの凶器を携帯している。

*2 藤子先生の漫画『バケルくん』に登場する犬、トロン似だが、目の周りの模様が右ではなく左、左耳ではなく右耳が黒い。