空銀子

登録日:2023/10/25 Wed 06:48:36
更新日:2024/06/26 Wed 11:33:35
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(そら)銀子(ぎんこ)とはりゅうおうのおしごと!の登場人物。
声-金元寿子

目次

【概要】

本作のメインヒロイン。清滝鋼介門下で第1巻時点で年齢は14歳。
弟子入りの時期は2週間しか違わないが、主人公である九頭竜八一の姉弟子。この作品で最もフィクションとされる存在。

初登場時は奨励会二段で6巻で三段に昇段。女流タイトルホルダーでもあり、女王を3期・女流玉座を3期務めている。
あまり詳細には触れられていない*1が体がやや弱いようで、肌と髪の色が白く、屋外ではよく日傘をさしている。
街を歩いているとサインを求められるほど一般にファンが多い。

性格は非常に負けん気が強く、勝気で頑固。桂香にのみ素直に心を開き、敬愛する女流棋士は釈迦堂里奈ぐらい。
八一に対しては強い好意を持っているが、その性格と口下手さが災いしてその好意を表に出せず、八一が女心に疎いこともあり、その苛立ちをしばしば八一にぶつけることから、八一はますます銀子の好意に気がつけないという悪循環に陥っている。

女流棋士ではなくプロ棋士を目指しているのも、プロ棋士である八一と対等な場所で戦いたいため。
恋敵である雛鶴あいとは顔を合わせるたびに張り合っている。

【棋風】

「将棋の歴史の中でも最強の女性の一人」とまで言われるほどの実力者。
女流棋士との公式戦では58戦無敗という圧倒的な強さを誇り*2「黒星がついたことがない」ことから『浪速の白雪姫』の異名を持つ*3
しかしながら女流棋士としては歴代最強格ながらも、(男性も含む)プロ棋士には及ばない実力であると自覚しており、
それ故周囲・特に女流棋士達からは「一切の隙がない絶対の存在」と評価され嫉妬・畏怖されているのに対し、本人はコンプレックスが非常に強い。

将棋の天才である八一などの事はやっかみと羨望などを込めて「将棋星人」と例えている。
運よく奨励会三段へ昇格した後は、プロ棋士への思いが強くなり、命に代えてもプロ棋士になるという思いを強めている。

【来歴】

身体に持病があり幼い頃は病院で暮らしていた。
2歳の時に主治医の明石圭から将棋を教わり将棋の才能が有ったことから、4歳で清滝九段に弟子入り。内弟子として清滝の自宅に引き取られ八一と出会う。

八一が優勝した翌年に小学生名人戦を史上最年少の小学2年生で優勝。
小学生名人戦を優勝した事でその年の奨励会入会試験を受験するが、試験中に持病の発作が起きて最後の一手が指せず時間切れ負けによりこの年の試験に失敗。
翌年の奨励会入会試験で合格し小学3年生で奨励会に入会した。

11歳の時に「女王」「女流玉座」の2つのタイトルを獲得。
“プロ棋士”を目指していることから“女流棋士”の資格を取らずに奨励会在籍のまま女流二冠となる。

6巻で奨励会三段に昇段。
9巻で夜叉神天衣の挑戦を退け、5連覇により永世女王の資格を取得した。

10巻から12巻では事実上の主人公を務めており、銀子の三段リーグ挑戦がメインストーリー。
出だしは好調な成績を収めていたが、中盤戦で3連敗を喫し、心が折れた銀子は八一に縋った。八一は銀子を故郷の福井に連れていき、そこでようやくお互いの思いを交わしあった(が、正確には「三段リーグが終わるまで“封じ手”」)
福井でラブラブパワー(供御飯&月夜見坂が命名)を注入した銀子は挫けそうになりながらもその後は連勝を重ね、女性として初の四段昇段を決めた。
…だが13巻では疲れからか昇格会見を休み、14巻でセッティングされたプロデビュー戦にて八一のストーカー祭神雷と対戦するも、絶好調の相手に対し自分の身体が弱っていた事もあり惨敗。
その後体調不良から長期休養を取らざるを得なくなり、何も言わず八一達の前から去ってしまう
一応ショックを受けた八一も「棋士として再び立つため」という休養理由の一部は何とか理解しており、15巻ラストでは療養中の時八一の本に勇気づけられた。
そして17巻で偶然二人は再会するが、14巻ラストで銀子が知らされてしまった「ある宿痾」を八一も彼女の母から聞かされた事で、二人は互いに再び離れながらも二人の関係性を続ける事への答えの出ない恐怖と絶望を感じてしまう事に…
続く18巻ではあいからの未奨励会経験者によるプロ編入試験希望に将棋界が揺れる中、清滝が「プロ入りした女流棋士」でもある銀子へもあいの行動への見解を問いかけるも、その中で自身の判断が編入試験制定の是非に繋がると感じつつも、それよりもまず八一との関係についてのある迷いを師匠に告白。それを受け清滝も同巻ラストで八一と対話。
そして19巻で改めて八一と対話し二人の関係を続ける事を改めて決め一時は一線をも退こうとしたが、19巻エンディングでは八一の対局様子をテレビで見て心揺れた後、あいからの「ある言葉」をも目にし、再び実戦に戻る決意を固める事になる

【余談】

漫画版3巻の巻末インタビューでは、まだ内弟子になってからあまりなじめていない頃から清滝一門でよくサッカー観戦に行って少しずつ仲良くなっていったことが語られている。
現在もサッカー観戦をすることもあるが、その際はスター選手や女性選手のなでしこではなく、『監督の指示』が気になる、サッカーファンとしては変わったタイプ。

奨励会員かつ女流タイトルホルダーとしてのモデルは女王4期、女流王座4期の加藤桃子女流三段*4。なお、現時点で四段昇段を果たした女性はいない*5
またトッププロの師匠と同居する天才女流棋士でやはり天才と呼ばれた棋士を弟弟子に持つ、という点は元女流棋士の林葉直子。*6
受けの棋風の描写が多くなる傾向があり、その点では「百折不撓」の揮毫で有名な木村一基九段等が棋風のモデルの一つになっているようだ*7
また「優秀だが病弱ゆえにその実力を出し切れない」部分は、(病気の種類こそ違うが)故村山聖九段*8がモチーフだろうか?

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最終更新:2024年06月26日 11:33

*1 11巻・17巻に詳細があり、17巻によると病気自体は治り長らく弱っていた基礎体力を立て直す段階らしい。

*2 すなわちタイトル戦でも常にストレートで奪取・防衛している

*3 名付け親は供御飯。月夜見坂共々八一に近づく「悪い虫」に名付けられたこともあり、この異名を嫌っている。

*4 2019年4月に奨励会初段で退会し女流三段としてデビューした

*5 2020年現在最もその地位に近い存在が西山朋佳三段(女流三冠を保持)…だったのだか、2021年4月に奨励会を退会してしまった。

*6 師匠の清滝鋼介の行動の中に、林葉の師匠だった米長邦雄が元ネタのものがある。その絡みで言えば、八一はさながら先崎学といったところか。

*7 以上、12巻付録より補筆

*8 羽生善治や佐藤康光、森内俊之と並ぶいわゆる「羽生世代」の実力者であったが、幼少期から腎臓の難病を抱えていたうえに膀胱がんまで発症し若干29歳で早世。どのくらい凄かったかというと、奨励会入会して病のための不戦敗もありながら2年11か月と谷川や羽生よりも早いペースでプロ入りしている。また八一のモデルの一人とされる糸谷哲郎(27期竜王)と同じ森信雄一門でもあった。