登録日:2024/01/05 Fri 10:05:02
更新日:2025/04/07 Mon 06:43:09
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目次
◇概要
バッキー・亮は猿先生こと
猿渡哲也原作の漫画作品『
TOUGH龍を継ぐ男』のキャラクター。第113話の『ベスト8』から登場し、
血の謝肉祭編にて活躍する。
強力な打撃と極めの強い関節技でかつては総合格闘の国内メジャー団体のミドル級王者にまで登りつめた格闘家。
天下無双と言われる実力者だったが、バイクの交通事故で右腕を失う重傷を超えた重傷を負い、引退を余儀なくされたという悲しい過去がある。
その後行方不明になっていたが、NEO
宮沢熹一(キー坊)が開催した血の謝肉祭にて姿を現した。
失った右腕には精巧な
義手を装備し、義手に組み込まれた仕込みナイフを加えたパンチを繰り出す。
経緯は不明だがMMA界を去った後は中国の国務院科学技術部幹部の呉白石に雇われてアロー・ノザワやハロルド・関と同様にキー坊の暗殺の任を与えられていた。義手は中国から提供されたものと察せられるが特に言及されていない。
血の気の多い性格で、血の謝肉祭の予選では戦闘終了の合図が出ているにもかかわらず返り血を浴びながらマウント・ポジションで既に気絶している相手を殴り続けていた。
その後の船の甲板で行われたバトル・ロワイアルでも多くの格闘家が身を隠して周囲の様子をうかがう中で、堂々とデッキを闊歩して自分から獲物を探し、暗殺のターゲットであるキー坊に最初に挑んでいる。
「凶暴すぎるピラニア」という二つ名もここからきているのであろう。実際に同じくMMAの経験がある
瀬戸内若冲は、かつての現役時代のバッキーは怖かったという趣旨の発言をしている。
◇義手
バッキー・亮を象徴するもので最大の武器となる右腕の義手。外装は合成皮革と思しき素材で覆われている。
手の甲に短い両刃のナイフを内蔵し、バッキーの意思で出し入れできる。
ナイフの切れ味は非常に鋭く、掠めただけで人間の肉を切り裂ける。また船の金属坂にめり込んでも全く刃こぼれや損傷が見られず、非常に頑強な素材で作られていると考えられる。
鍛え上げられたMMAチャンピオンの拳撃にナイフの貫通力が加わるため威力は非常に強く、瀬戸内若冲の弾力のある肉の鎧も貫ける。
奥の手としてマジック・ハンドの要領で伸びるギミックまで内蔵してあり、不意にパンチの射程を伸ばす裏技も可能。
ちなみに伸びるパンチを打つシーンでは猿先生が得意とするメカの描写ということもあり、ネジなど内部機構のディテールが非常に細かく描き込まれている。
『俺のオモチャ』と呼んでなんだかんだと愛着を持っているらしく、この義手のおかげで昔よりはるかに強くなれたと自信を取り戻している。
その一方で義手に頼りすぎている面もあり、キー坊戦ではそれが顕著である。
不意打ちでも見切られたばかりの伸びるパンチを続けて打ったことが敗北に繋がっており、キー坊からも切り札をホイホイ出したことについて突かれている。
◇主な活躍
vs瀬戸内若冲
血の謝肉祭の予選を突破してベスト8に躍り出る。獲得賞金は¥8,000,000円。二時間後に開始された甲板でのバトル・ロワイアルでは開始直後に発見した瀬戸内若冲と戦闘を開始する。
序盤は事故で腕を失くして格闘家を廃業したことを愚弄され、更に突っ張りの連打を受けて完全に押され気味だったが義手のパンチで腹を貫き、腸が出てきてしまうほどの重傷を追わせて逆転する。
このときさりげなく左手の普通のパンチを先に肉の鎧に当てて瀬戸内若冲を油断させて、本命の義手パンチを食らわせやすくするというプロの格闘家ならではの心理戦を展開している。
形勢逆転して瀬戸内若冲は戦意を完全に消失し、降参に追い込んで自ら海に飛び込ませて勝利した。
vsキー坊
ちょうど瀬戸内若冲に勝利したところで現れたキー坊と早速戦闘を開始する。
ボッボッ パパパァンと龍星が驚くほどの凄まじい超高速打撃戦の中で義手パンチを掠めさせ、キー坊が一瞬怯んだ瞬間に伸びるパンチを打つ。
だがこれは見切られてしまい不発。続けざまに前に踏み込んで接近しつつ伸びるパンチを再び打つが、相手のパンチに合わせて真正面から正拳をぶつけるキー坊の神業により義手が粉砕されてしまう。
そのままキー坊の顔面右ストレートでブッ飛ばされて「あああああ(PC書き文字)」と船外に落下した。
そのままリングアウトかと思いきやボロボロの義手を船に突き刺してしがみつき、海への落下を凌いでいた。
vs人間兵器
ぶら下がったまま忘れ去られて猿空間行きになるかと思われたが、なんとか這い上がって船上に復帰していた。
身を隠して体力を回復しようとしていたが
ガルシア28号に見つかってしまう。「やべっどうしよう」と思ったその瞬間、背後から現れた
大虎一号に頭を握り潰されて「うあああああ(PC書き文字)」の断末魔を残して沈黙した。
◇余談
彼の後に登場した
四大幻獣のバッキーとは、「名前」「右腕に刃物を内蔵した義手を装備」「人間の内臓を引きずり出させたことがある」などのキャラ属性が完全に被っている。
禁断の木村大観二度打ちをしたこともあるタフシリーズではあまり珍しいことでもないんだ
追記・修正お願いします
- 怒らないでくださいね?このあと名前どころか機械仕掛けの義手まで被ってるミノタウルスのバッキー出すなんて馬鹿みたいじゃないですか -- 名無しさん (2024-01-05 10:51:28)
- 偉大なる猿先生は過去の設定なんてウイルスの速度で大量忘却していくんだ、複雑な心境ではあるが猿漫画を読むマネモブとしては与えられた猿展開を粛々とネタにするしかない -- 名無しさん (2024-01-06 00:12:35)
- 猿何考 -- 名無しさん (2024-01-06 03:24:51)
- 禁断の木村大観二度打ち!した猿先生はルール(ネームかぶり)無用だろ。 -- 名無しさん (2024-01-06 10:30:39)
最終更新:2025年04月07日 06:43