豚足

登録日:2012/09/30 Sun 22:14:20
更新日:2025/04/04 Fri 10:33:59
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豚足とは、読んで字の如くの豚の足であるが、ここでは食材、料理としてのそれを説明する。

普通、豚足と呼称されるのは足関節より下の部分である。
肉は少なく、ほとんどが皮と脂肪分で構成されているのが特徴。




見た目とおりにカロリー量は半端無いが、コラーゲンも多く含むので上手に食べれば血管を強くしてくれる。
が、あんまり食べたらコレステロール貯まって血管が詰まるので注意。


■美味しい食べ方

日本人に一番馴染み深いのはやはり塩焼きだろう。

茹でて柔らかくした豚足にを振り、表面を香ばしく焼いたものはやはりたまらない。
焦げ目がつき、カリっと焼き上げられた皮に歯を立てたら、プルプルの脂がトロトロと…、ああ、一杯やりたい…。

ビールも良いが、やはりここは芋焼酎でいきたいところ。
香りの強い芋焼酎は、ある程度「強い」肴を合わせる必要があるが、
豚足の塩焼きはまさしくうってつけ、と言うより、豚足以上に芋焼酎に合う肴を挙げろと言われたら難しいくらいである。


そして、豚足を茹でた時の煮汁も捨ててはいけない。
これでインスタントラーメンを作れば豚の脂でコッテリ美味しいラーメンが出来るのだ。




これで締めればお腹も満足。
もしかしたら豚足本体より楽しみかも。
ラーメンはやはり、博多の味、棒ラーメンがおすすめ。


■その他の豚足料理

日本人は肉食を忌避してきた歴史があるため、先述の「博多風豚足」のような食べ方こそあるものの、一般的には豚足は「ゲテモノ」と認識される食べ物であった。
が、豚肉食の歴史が深い国々には、様々な豚足料理があるぞ。

◆沖縄

沖縄は中国に程近いだけありかつてより豚料理は盛んであった。
砂糖、醤油、泡盛で煮込んだ足テビチは単品でも食べられるが沖縄ソバに乗ったりもする。
他の国々と比べ、香辛料は効かせないのが特徴。

◆中国

中国でもやはりトロリと煮込んだ豚足が人気があるが、八角等の香辛料を多用するため、外国人には少しキツいかもしれない。

◆東南アジア

もちろんそのままでも食べられるが、中国に比べるとスープのダシのために使う事も多いようだ。
東南アジア各国の麺料理などで、豚足でダシを取ったスープを味わえる。

◆韓国

煮た豚足を薄く切り、コチュジャン、生ニンニクなど共に巻いて食べる「チョッパル」は屋台の定番。



追記・修正は、クリスマスにケーキの代わりに豚足を食べながらお願いします

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最終更新:2025年04月04日 10:33