星神(崩壊:スターレイル)

登録日:2024/05/24 (金) 21:12:08
更新日:2024/06/08 Sat 18:57:54
所要時間:約 20 分で読めます





星神は各自の「運命」を歩むだけ

其らの存在は謎に包まれている




星神(アイオーン)とは『崩壊:スターレイル』に登場する神々。
本作における最上位存在であり、思考する天体と称される程の絶対的な力を持つ。
それぞれが異なる「運命」を司っており、一つの異なる運命の概念を完全に占領している。
単なる上位存在というだけではなく、人間や虫、果ては機械まで、条件さえ満たせばありとあらゆる知的生命体が星神に昇格し得るとされている。
一方で星神は行動原理の全てがその司る「運命」に縛られる宿命を背負っており、その絶大な力とは裏腹に、運命の奴隷となっていると見ることもできる。
アニヲタ的には魔女を消し去るための「概念」となったこの人みたいなものと考えるとわかりやすいかもしれない。

絶大な力を持つ存在だが、長い宇宙の歴史の中で死亡した星神もおり、永遠不滅の存在というわけではない。
一方で、例えその星神が死亡したとしても、その星神の遺した影響は宇宙に残り続けている。



◆星神の一瞥

上述したように、星神は全宇宙の運命のエネルギー全てを掌握した絶対的な存在であり、好意的なものであれ敵意的なものであれ、星神の目に留まると、その視線を通して星神の持つ運命エネルギーが流れ込み、それに由来する新たな力を手に入れることができる。
この現象を「星神の一瞥」と呼ぶ。
作中では主人公の新たな能力の開放という形でこの「星神の一瞥」が表現されている。



◆使令

星神に認められて直接力を分け与えられた者達。
言わば星神の直参の配下であり、ただ一瞥されただけの者とは比べ物にならない力を持つ。



◆派閥

作中に存在するほとんどの組織はいずれかの星神と関わりを持っており、星神の派閥と呼ばれている。
所属する星神を信仰してる派閥がほとんどだが、中には所属する星神への反骨精神から活動している派閥も存在する。
また、星神の派閥への反応も、その派閥のメンバーを使令に任じるほど認めている物もあれば、星神には全く歯牙にも掛けられておらずただ一方的に星神を崇めているだけの派閥もある。

なお、プレイアブルキャラはタンクなら「存護」、ヒーラーなら「豊穣」など、そのロールに応じて運命が割り当てられているが、あくまでもゲームシステム的なものでそのキャラの思想や所属とは基本的に関係ない。

ちなみに星神やその派閥などに関する情報はゲーム内で読めるアーカイブ(図鑑)で詳しく読めるものの、作中ではいあくまでも一般常識として扱われているためストーリー内でほとんど言及されない。
そのため、これらの知識を先にアーカイブで読んでいるかいないかで、ストーリーへの理解にかなり差が出てくる。





◇星神とその派閥一覧

†は作中で死亡扱いの星神



「今宵、無数の星が空を流れる。もし正しい一筋を選べたら…そなたの望みを、千の世界へと届けるだろう」——エイドリアン・スペンサー-スミス 『星空の寓話集』


†「開拓」 アキヴィリ  

宇宙のありとあらゆる未知の場所を開拓していた星神。
主人公が属する星穹列車のかつての主人でもあり、主人公達と最も縁の深い星神。
宇宙を開拓し、マッピングすることで、星々を繋いだ。
星神は基本的に人間と関わらない傾向にあるが、アキヴィリは人間との交流が好きだったと言われており、星神であるにも関わらず他の乗組員と共に星穹列車に乗り込んで開拓の旅をしていたとされる。
かなり自由奔放な性格だったようで、度々トラブルを起こしては星穹列車の車掌であるパムを怒らせていた。
詳細は不明だがある日突然姿を消したと言われており、現在では死亡扱いとなっているが、本当に死んだのかどうかもよく分かっていない。


◆星穹列車
主人公の属する派閥であり、主役チーム。
言わば銀河鉄道である宇宙空間を航行することができる列車と、その乗組員たちを指す。
かつてはアキヴィリと共に宇宙を旅して回っていたが、アキヴィリがいなくなったことで放棄されていた。
現在の星穹列車は放棄されていたものを発見した姫子が修理し、再び宇宙を飛べるようにしたもの。
星穹列車は宇宙でもかなり有名な存在であり、多くの人間から一目置かれている。


◆ナナシビト
アキヴィリの意思を継いで宇宙を開拓する者達。
よく「星穹列車のナナシビト」として星穹列車の乗組員と同一視されることが多い。
現に主人公も含めた現在の列車の乗組員は全員ナナシビトであるが、実際は宇宙を開拓する者達がナナシビトであるため必ずしも星穹列車の乗組員である必要はなく、逆に星穹列車は他の派閥の人間を乗せることもあるため、星穹列車の乗組員が全員ナナシビトとも限らない。


◆星核ハンター
通称「ハンター」。
星を滅ぼす可能性もある危険物である「星核」を収集しており、その過程で数々の事件を起こしていることから、宇宙中から危険視されている。
一方で詳細は不明ながら記憶を失う前の主人公とは深い関わりがあったようであり、その悪名とは裏腹に彼らの主人公達に対する態度はかなり友好的。
特にカフカは主人公に対して一種の親や姉弟(姉妹)のような情を抱いている事を示唆されており、プロローグで完全に目覚めていない主人公を名残惜しそうに見送っていたりする。
所属する星神はまだ明言されていないものの、プレイヤーからはアーカイブの記載の順番というメタな理由で星穹列車と同じ「開拓」が有力視されている。




「エントロピーの増大が宇宙の不可逆的な法則であり、熱の沈黙が物質世界の逃れられない運命であるならば、なぜ私たちは闘うのか?燃えて、融合して、消滅する。新な始まりの前には、終焉がある」——核爆発のボタンを押す前の科学者から押収したメモ、琥珀2152紀


「壊滅」 ナヌーク  

崩壊現象=エントロピーの化身として、宇宙に破滅を振り撒き、数えきれないほどの文明を滅ぼしてきた星神。
作中で明確に主人公達と敵対している。
アドリヴンという戦いに明け暮れていた惑星の出身であるとされており、若い男性の姿をしている。
なお、アドリヴンはナヌークの登場の前後に滅亡している。
当然ながら、ナヌークと壊滅の派閥は多くの惑星で危険視されている。


◆反物質レギオン
ナヌーク旗下の派閥。
通称「レギオン」。
「絶滅大君」と呼ばれるナヌークの使令達によって率いられており、ナヌークの手足として、あらゆる惑星や文明に侵攻し、これらを滅ぼしてきている。


◆アナイアレイトギャング
ナヌークと「壊滅」を信仰し、様々な惑星で破壊活動を行っている派閥。
一方で反物質レギオンとは違いナヌークからは何の興味も持たれておらず、自分達が好き勝手するための口実に壊滅を使っているような節もある。
それゆえ、作中では「ナヌークが『アナイアレイトギャング』から見出した価値は、わざと花瓶を割ってしまった赤子よりも低いだろう」といういくら何でもあんまりすぎる手酷い評価を受けてしまっている。




「哲学者は星に目を向け、文明の究極の目的を発見する――『壁を築け』荘厳な声が脳裏に響く。『壁を築け』」——エイドリアン・スペンサー-スミス 『星空に関する寓話集』


「存護」 クリフォト  

最古参の星神の一角。
巨大な宝石のような姿をしており、「琥珀の王」の異名を持つ。
常に外敵に備えて宇宙のあちこちに巨大な防壁を築き続けている。
作中で最もメジャーな暦である「琥珀暦」はクリフォトが防壁を築くためにハンマーを振り下ろした周期で分けられている。
人間には関心の無い神だと言われているが、自身の信奉者であるスターピースカンパニーなどには使令に選定している。


◆スターピースカンパニー
宇宙最大の超大企業。通称「カンパニー」。
作中通貨である「信用ポイント」の発行元でもある。
作中に出てくるほぼ全ての企業がカンパニーの傘下か、それでなくとも何らかの形でカンパニーと取引をしている。
商売や貿易のほか、投資や金貸しなどの金融業も行っている。
もとはクリフォトに防壁建造用の資材を納めていた集団。
現在でも得た利益で資材を集めて献上しており、「代表取締役」はクリフォトとしているなど、「利益を追求する大企業」と「クリフォトの熱狂的信者」という一見すると相反する二つの側面を持つ。
なお、カンパニーが収めた資材をクリフォトが使用したことは一度もないが、一方でカンパニーの上層部の人間が使令に選出されるなど、何の関心も持たれていないというわけでもない。
決して悪の組織というわけではないのだが、その巨大さと利益を最優先に動く故にサブクエストなどでは主人公達と対立するライバルポジションに置かれがち。


◆建創者
クリフォトに感化され、世界のあちこちでそこに住む人々のために防壁を築く人々。
ヤリーロVIの首都ベロブルグも建創者が築いた防壁を基に作られている。




「宇宙の真理が残酷で退屈だとしても、それでも答えを求めるか?——知を求める者は返答しない。何故なら、その核は生まれた時から淡泊で冷たい……其が追い求める運命の終点のように」——エイドリアン・スペンサー-スミス 『星空に関する寓話集』


「知恵」ヌース  

万物を解決するための天体計算機から昇格した星神。そのルーツゆえか見た目は巨大な1つ目の機械装置。また赤い発光体を右耳として見ると、巨大なヒトの頭のようにも見える。
現在でもヌースは宇宙の全てを解き明かし、あらゆる問題を解明するために演算をし続けている。


◆天才クラブ
ヌースの配下ともいえる組織で、ヌースにその才能を認められて直々に招待された天才達が集まる。
映えある会員番号1はヌースの設計者でもあるザンダー・ワン・クワバラ。
一人一人が宇宙の常識をひっくり返す才能を持ち、それゆえに宇宙への影響力は大きい。
一方でメンバーに選ばれる基準はあくまでも才能のみで性格や善性は考慮されていないため、中には有機生命体VS無機生命体の宇宙最大級の星間大戦を勃発させた「皇帝ルパート」や、当時の現役のクラブメンバーのほとんどを殺害した「ポルカ・カカム」などの危険人物もメンバーに混じっており、そうでなくとも倫理観に問題のある人物が多い。


◆博識学会
天才クラブに招かれるほどの才能はなくとも研究を続ける「凡人」によって構成された組織。
天才クラブが「天才の集まり」であるのに対して、博識学会は「秀才の集まり」といったところ。
「知識は貨幣のように循環しなければならない」をモットーにしており、スターピースカンパニーと組んで数多くの成果を宇宙に広めてきた。
それゆえ、ほんやくコンニャク共感覚ビーコンをはじめとした直接人々の生活に関わるような技術は、孤高な一面のある天才クラブよりも博識学会の方が多く生み出している。




「敵との戦いは果てしなく、征服に限度はない、狩君の悲しみの深さたるや。辰矢は弦に番え、黄金の瞳は輝き、帝弓は進むのみ」——仙舟 『宇内通鑑』


「巡狩」 嵐  

豊穣の星神「薬師」とその配下である豊穣の民を根絶やしにせんと行動する星神。光の弓を構えるケンタウロスのような姿をしている。
明言はされていないが、豊穣の民との戦争の最中に仙舟同盟の英雄である帝弓が昇格した存在であることが示唆されており、仙舟同盟では「帝弓の司名」とも呼ばれている。
言わば豊穣への敵意だけで星神にまで昇格した存在であり、豊穣の勢力を狩り続けるために常に宇宙を駆け巡っており、豊穣と敵対する勢力には無条件で手を貸す一方、それ以外のことには一切の興味を持たない。
どんだけ豊穣のことが嫌いなんだ


◆仙舟同盟
一隻が惑星レベルの超弩級方舟型スペースコロニー「仙舟」六隻を主体とする艦隊群。
話せばわかる者達である一方で敵対する相手には絶対に情け容赦しない一面もあり、そのため宇宙では絶対に敵に回してはいけない存在としても知られている。
嵐を崇拝し豊穣の勢力を狩るべく宇宙を巡っているが、上述した通り実際には嵐が誕生する前から豊穣の民とは戦争状態にあり、その戦争の中で誕生したのが嵐である。
嵐が現れる前はクリフォトの傘下にあった。
先住民のほとんどが寿命が100年をはるかに超える長命種であり、そのため他所から来た人間は短命種もしくは殊俗の民と呼ばれる。
住民の中でも大半を占めるのはかつて豊穣の星神である薬師から不老不死を賜った人々とその子孫であり、天人と呼ばれている。
一方で天人は肉体は不老であっても精神は時と共に衰え、やがて”魔陰の身”と呼ばれる理性無き魔物に成り果ててしまう宿命にあり、それが仙舟同盟が豊穣の民と戦争状態となった大きな理由となっている。


◆巡海レンジャー
通称「レンジャー」。
嵐に感化されて星々を訪れては、現地の人たちのために正義を守り、邪悪を駆除する義侠集団。
一方でアウトローなトラブルメーカーとしても知られており、中にはやり過ぎてカンパニーから指名手配されているメンバーもいる。
組織としての結びつきはあまり強くなく、メンバーそれぞれが自身の正義に従って行動する。
また、上述の通り嵐は基本的には豊穣を狩ること以外には興味を持たないため、嵐から巡海レンジャーへの関心は薄い。




「花は咲き乱れ避けられない衰退へ向かう。鳥は翼を広げてさえずり、避けられない墜落に向かって飛ぶ。川は音を立てながら、逃れられない乾きに向かって流れる――なぜすべては滅ぶ?『短命』の治療薬が宇宙にはあるはずだ」——作者不詳 『短しこの人生』


「豊穣」 薬師  

生命の繁栄を旨とし、生命を絶滅させることなく繁栄させることを目的としている星神。その姿は鹿のような角を持つ多腕の中性的な美人。
出会うことさえできれば望みは拒まず不老不死の加護を与え、命を奪うようなことは決してしない。
一方で「ほとんどの場合、薬師と接触した生命は死よりも残酷な苦境に陥る」とも言われており、薬師が善神か悪神かは議論が分かれる。


◆豊穣の民
薬師によって不老不死となった者達。
様々な種族がいるが、彼らはいずれも不滅の肉体を持ちながら次第に精神をすり減らし、やがては動物的な本能と破壊衝動に支配された「不死の忌み物」となってしまう。
しかし、そのような苦境にあっても薬師を強く信仰し続けており、薬師への侮辱を決して許さない。
上述したように仙舟同盟とは長年戦争状態にある。


◆薬王秘伝
仙舟同盟にありながら豊穣と薬師を信仰する者達。
かつてあった豊穣への信仰を現在でも持ち続けている者達と、不老不死を求めて外部からやって来た物達によって構成されている。
当然ながら仙舟同盟では異端であり、彼らも破壊活動を行うなど、もはやテロリスト状態である。




「知恵はガラクタ、存護はアホ、巡狩は退屈、壊滅は狂人。星神はみな頑固で、アッハは面目ない!」——天文学に精通する(自称)仮面の愚者


「愉悦」 アッハ  

愉悦は知的生命体に与えられた特権であると主張する星神。無数の仮面を周囲に浮かべた紳士のような姿をしている。
敵を、暇つぶしの遊戯を、勝敗のない結末を求め、愉快な笑いを、とんでもない誤解を、美しい曲を求める。
面白いと感じればあらゆる存在に手を出し、事件に首を突っ込み、相手が星神であっても躊躇しない。
その結果、アッハの行動は宇宙中に混沌をもたらしている。
また、その振る舞いとは裏腹にかなり頭の切れる星神でもあり、数多くの事件の裏で糸を引いていたことも示唆されている。


◆仮面の愚者
アッハの熱狂的な信奉者達。
自身が思う究極の愉悦を追求し、善行であれ悪行であれ楽しむためならどんな行動も躊躇わず、どんな代償も惜しまないトラブルメーカー達。
文字通りのトリックスターであり、その場のノリで敵にも味方にもなる色んな意味で厄介な存在。サンポや花火のような一癖も二癖もある道化が集う。


◆弔伶人
禁欲主義を推進し、すべての生き物は、喜びを捨て、悲しみを背負って、精神を磨くべきであると主張する者達。属する者は決して笑うことが無く、ただ泣き続け悲しみ続けるという。
完全にアンチアッハの組織なのだが、アッハはそんな彼らを「面白い」と感じて逆にその活動に対して力を貸しているという。
皮肉な事に彼らもアッハや仮面の愚者と同じように仮面を身に着ける存在で、それらは滅んだ世界の文化や住民を模しているとか。




「星を見上げても、無の深淵を見つめてはいけない……あの黒い霧の中には何もなく、それを垣間見ただけで人間は知性を失う」——混沌医師慕榕


「虚無」 IX  

数多の宇宙の本質は虚無であり、存在の意味がないと信じている星神。
謎に包まれた存在で、その姿は幾重もの霧に包まれ、IXは他の星神と一切交流をしない。
作中では黒いスライムのような不定形な姿として描かれる
誰が呼んだか虚無虚無プリン
自らの意思で行動することはほとんどなく、またIXに不用意に近づくかもしくはIXに一瞥されると、ほとんどの場合は虚無に呑まれて意識を喪失した廃人となってしまう。
その性質上、虚無に使令はいないと考えられている。


◆自滅者
IXの影響を受け、存在の意義を失ってしまった人間。
組織ではなく、IXの被害者のことを指す。
ほとんどの場合はその影響を払いきれずに廃人となって消滅してしまうが、中にはこれを克服する者もいる。


◆混沌医師
IXの影響受けながらこれを克服したものによって構成される組織。
虚無の運命への反発心から万物の存在意義を証明し、世界を救わんとする信念を持つ。




「普遍的な調和、星々は共に輝き、誉れ高い功労者は主を讃える!世界は1つ、万物は同じ根を持ち、祝福の風は大地を撫でる!」——『賛美曲』第一楽章


「調和」 シペ  

複数の天体世界から生まれた、「調和」の運命を司る星神で、調和と統一の喜びを唱えている。
作中では複数の顔を持つ女性の姿で描かれている。
伝説によると、ある世界で天体の純正律が奏でられる時、シぺの化身が降臨し、信者と未信者たちへ一斉に無私の祝福を与えると言われている。


◆ファミリー
シぺの信奉者達。
いつか宇宙が一つに「調和」することを信じ、異世界・異文明にシペの恩恵を歌い続け
ている。
1琥珀紀に一度「調和セレモニー」という祭典を開く。
また、宇宙有数のリゾート地である「宴の星ピノコニー」の経営者でもある。




「其は星々を使って楽章を記し、太い白鍵と細い黒鍵のある大きなピアノをその楽器とした。発声と数を数える記号を音符にし、上流から下流へと流れる川を旋律にした。そして明確な法令で曲を定めた。」——『誰かの落とし物』


†「秩序」 エナ  

かつて秩序を司っていた星神。
エナの統治する星々は頑なに規則を遵守し、あらゆる災禍が牽制され、高度な発展を遂げていたと言われている。
似た運命を司る「調和」の星神シペに吞み込まれ、シペと同化する形で消滅した。




「時間——それは最も勤勉な泥棒である。それは私たちの今を盗み、絶えず『記憶』という名の倉庫に放り込む。ある人は盗まれたものを取り返そうと躍起になり…ある人は失くしても気にしない」——作者不詳 『短しこの人生』


「記憶」 浮黎  

万物を俯瞰し、記憶し続ける星神。アカシックレコードの化身。クリスタルの身体を持つ皇帝のような見た目をしている。
人前に現れることは滅多にないものの、現れた際には必ず人々にとって忘れ難い大事件が起きており、浮黎はそれを記憶するために現れるのだと考えられている。
また、浮黎が宇宙の全てを記憶しようとしているのは、いつか宇宙が滅亡した時に、新たな宇宙を再構築するためだとも言われている。


◆ガーデン・オブ・リコレクション
通称「ガーデン」。
浮黎の啓示により、記憶の保存と共有に努めている組織。
その構成員はメモキーパーとも呼ばれ、人々の間を行き交いながら様々な記憶を収集している。
ゲームシステムにおけるキャラクターの装備武器に該当する「光円錐」もガーデンのメモキーパーたちが作ったものとされている。




「真昼の空に暗い影が出てきたら、ドアをしっかり閉めるんだ――それは早い夜ではなく、飢えたスウォームである」——エイドリアン・スペンサー-スミス 『星空に関する寓話集』


†「繁殖」 タイズルス  

「蟲の王」とも呼ばれる。
元はとある惑星で絶滅の危機に瀕した虫であり、その生き残りとなった最後の1匹が昇格した存在。首のない人型の上半身と、巨大な甲虫の下半身を持つ。
無限に自己増殖する虫型の魔物「スウォーム」を生み出しては宇宙へと解き放ち、これによって多くの惑星が壊滅した。
この虫の群れは「貪慾」のウロボロスに目をつけられ、ウロボロスは星々ごとスウォームを喰い続け、それに対抗してタイズルスはさらに虫を繁殖させ続けるという悪循環に陥り、既知宇宙域の3分の2が巻き込まれる「宇宙の蝗害」と呼ばれる歴史に残る大災害に発展した。
この事態を看過できなくなった多くの星神がタイズルスの討伐に乗り出し、最後はクリフォトに叩き潰されて消滅したと伝わっている。


◆スウォーム
タイズルスによって生み出された虫型の魔物。
タイズルスが消滅した後も、増殖力は大きく落ちながらも生き残っており、宇宙の大きな脅威となっている。




「鳥にとっての虫、狼にとっての野ウサギ、ブラックホールにとっての星屑、大食漢にとってのご馳走」——仙舟 『宇内通鑑』


「貪慾」 ウロボロス  

最古参の星神の一角。
上述したように宇宙の蝗害を引き起こした張本人の1人。無数のヘビと露出の高い女性型の本体で構成される。
意思を持つブラックホールともと言われ、あらゆる存在を貪り食わんとしており、星々ですら飲み込んでしまう。
宇宙の蝗害の最中に突然失踪したが作中では死亡扱いにはなっておらず、プレイヤーからは「腹がいっぱいになって満足したので眠っただけなのではないか」と言われることもある。




「長い布や絹は美しく、数行の詩は美しく、続くメロディーは美しい――『美しさ』が意味をなさない時代へようこそ!低俗、絶望、悲哀!」——『銀河トレンドガイド』編集長ミックリーナ・フォン・タランティーノ


†「純美」 イドリラ  

世界が存在する究極の意義、すなわち「美」を見出したことで誕生したと言われている。
絶世の美貌を持っていたとも言われるが、突如謎めいた失踪を遂げた。

◆純美の騎士団
星神イドリラの美貌を熱狂的に賛美する者たちで、非凡な腕前を持つ戦士たちが集まった組織。
彼らはイドリラが死んだとは考えておらず、いつの日か帰ってくると信じており、その日のためにイドリラの美への信仰を世界に広め、また純美にふさわしき者となれるよう善行に勤めている。
事あるごとに「純美の女神イドリラ様の美貌は比類なきものである」と他人に認めさせようとする布教活動奇行や、既にいないイドリラをいつまでも追い求める彼らのことを「崇拝がからっぽで信仰もない戦士」と、銀河の各派閥からの評価は芳しくないが、
独自で宇宙を行き渡れるだけの実力は確かで、作中アルジェンティが単身でスウォームの大群に立ち向かい、そこから生還を果たせた。
星核ハンターのホタルも彼に好印象を抱いている。



「私はこっそりと金色のおもりを持ち去り、それによって起きたさざ波を得意げに思った。互は常に私の悪だくみを見抜き、星々は目盛りを再び0に戻す」——エイドリアン・スペンサー-スミス 『星空に関する寓話集』


「均衡」 互  

最古参の星神の一角であり、星神の中でも特に強い力を持つ。
永劫に世の万物の平衡、安定を維持することを目指し、密かに宇宙に影響を与え、理想的な均衡状態を保とうとしている。
互は宇宙の天秤が「善」に傾くことも「悪」に傾くことも良しとせず、宇宙の法則に溶け込み、システムネットワークのように常に全てがバランスを保つよう活動している。




「問うことを諦めると言うのは、豪雨が星の敬虔さを諦めたように、メタファーの洪水がその体を通り抜けることを放置したのと同じだ。人は星空の果てにある真実を見ることになる、漂うバラ色の霧を」——星の桂冠詩人(自称)シャロン・レイトン


「神秘」 ミュトゥス  

物自体は洞察不可能であり、有限のモノは無限を想像することはできず、それ故に万物は謎に包まれていると考えている神。
「知恵」の確定性は神秘を薄めると考えてそれに対抗しているとも言われている。
その姿は溶けた絵の具のようなモノと階段が絡み合い、幾何学的な模様と共に人型を成している。


◆虚構歴史学者
「神秘」を唯一の意志と定め、宇宙を迷霧で覆い尽くすことを決意した組織。
特に過去の歴史が暴かれ確定すると宇宙の「神秘」が薄れてあらゆる可能性が未来から消えると考えており、銀河の歴史を捏造、混乱、破壊、抹消することに力を注いでいる。
迷惑な




「其は完璧な円を描いた。運命の如く循環し、来た場所から至り、向かう場所へ赴く」——『仙舟通鑑・五龍遠徙』


†「不朽」 龍  

太古の昔に存在し、死亡したとされる星神。
「天淵万龍の祖」、または「龍祖」とも呼ばれる。
かつては巨大な龍の姿で現れ、多くの子孫、すなわち「龍の血族」を残した。
また、仙舟同盟の持明族の祖であることも示唆されている。




「終焉」 テルミヌス  

情報がほとんど明かされていない謎の星神。
時間を逆行し、必ず実現する予言を囁くと言われている。




追記・修正は星神の一瞥を受けてからお願いします。


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最終更新:2024年06月08日 18:57