黄金律、ラダゴン(ELDEN RING)

登録日:2024/06/04 Tue 10:01:21
更新日:2025/04/20 Sun 18:30:20
所要時間:約 21 分で読めます




…そして、誰も知ってはいないのですよ

ラダゴン様が、なぜレナラ様を捨てたのか


…いえそもそも、一介の英雄にすぎなかった彼が、

なぜエルデの王として選ばれたのか




黄金律、ラダゴンとは、『ELDEN RING』にて登場するキャラクター。
英名は『Radagon of the Golden Order』。

■概要

エルデンリングに登場するキャラクター。
ゴッドフレイに続く永遠の女王マリカの二番目の夫であり、モーグとモーゴット、そしてゴドリックを除くデミゴッドたちの父親。
彼自身はデミゴッドではないものの、その圧倒的な実力と戦いにおける多大な功績から『赤髪の英雄』とも称され、神である女王マリカと並んで本作における最大のキーパーソンである。

彼についての話の多くは、結びの教会にいる大きな亀の司祭ミリエルから聞くことができる。


■人物像


ラダゴン様は赤い髪を靡かせた英雄でございました
黄金樹の軍勢を率いてこの地を訪れ、
しかし戦いの中でレナラ様と出会い、
侵略の戦いを悔い、
カーリアの女王たる彼女の伴侶となりました。
~結びの司祭ミリエル


彼に関する情報の殆どは上述の通り、歴史の生き証人(?)であるミリエルから語られるものである。

元々黄金樹の勢力に属しており、破砕戦争より遥か前に黄金樹の勢力を率いて湖のリエーニエへと攻め込んだ。レアルカリア学院&カーリア王家との2度にわたる戦いの中で、
リエーニエを統治するカーリア王家の女王にしてレアルカリア学院の長である満月の女王、レナラと恋に落ち、その侵略行為を悔いて彼女に愛を誓い、伴侶となることを選んだという。
ミリエルはその婚姻を見届けた司祭であり、彼のいる結びの教会は、レナラとラダゴンが実際に結婚した場所である。

この2人の結婚により月と黄金の勢力は和解に至る。
レナラとの間には『ラダーン』『ライカード』『ラニ』という3人の子供たちにも恵まれ、カーリア王家は安泰かと思われた。
しかしエルデの王であったゴッドフレイが突如として妻であった女王マリカによって祝福を奪われて追放されてしまう。
これを機にラダゴンは王都ローデイルへと帰還。
最愛の妻であったレナラと子供たちを捨て、マリカの後夫として エルデの王(王配)になることを選んだのである。

その後、女王マリカがエルデンリングを砕いて姿を消し、破砕戦争が起きた後もエルデの王たるラダゴンは戦争に干渉せず、一切姿を現していない。

またマリカとの間には『ミケラ』『マレニア』という天賦の双子(神人)を授かっている。
彼の子供の中でラニ、ミケラ、マレニアの3人は、 神人 と呼ばれる特別な子であり、マリカの後継者となる資格を持っていた。


…ここまでが本編で語られている事実である。
しかしミリエルが述べた通り、一介の英雄に過ぎなかったラダゴンがなぜ、エルデの王になれた理由は 不明
またアイテムのテキストや登場人物達からはラダゴンの逸話を見ることが出来るものの、本人は女王マリカ共々一切姿を見せないため、謎が深まるばかりである……。


しかしラダゴンにとってもレナラが大切な存在であったことは事実であり、レナラの元から離れマリカの伴侶となることは、彼にとっても不本意だったであろう事が示唆されている。
現に、レナラとの別れの際、彼は大ルーンが宿る 『琥珀のタマゴ』 を彼女に贈り、
またかつてレナラから贈られた大剣のレプリカを自作する等、作中にもそれを匂わせる情報が散りばめられている。



■ゲーム本編にて








ここから先はエルデンリングにおけるネタバレ要素を含みます。

これからプレイする予定のある方はブラウザバック推奨です。






























回帰だけが秘密を暴く


ラダゴンとはマリカである








その正体は永遠の女王マリカと同一の存在である。
これはゲーム本編でも確認できる、紛れもない事実なのだ。
王都ローデイルにあるラダゴンの大彫像の前で祈祷『回帰性原理』を使用すると、ラダゴン像がマリカの像へと変化する。
上記の言葉はその際に明かされる文章である。

ここだけ聞くとノーヒントで急に言われても…という感じだが、実はゲーム中においてもヒントがあり、
ミリエルから次のような話を聞くことができる。


ラダゴン様には秘密があったと聞いたことがあります
黄金樹の王都の、ある高名な彫刻家が、
ラダゴン様の大彫像を作るために召し出され…
秘密を垣間見たのだそうです
そして、大彫像にその秘密を隠したのだと。
~結びの司祭ミリエル

この言葉を頼りに王都にあるラダゴンの大彫像の前で『回帰性原理』を行うと、ギミックが解明され、マリカとラダゴンが同一の存在であることが明かされる。
オープニングでマリカがエルデンリングを砕き、ラダゴンはそれを修復しようと交互に切り替わるシーンがあり、これは2人が同一人物であったことの伏線だったのかもしれない。

しかし、祝福『女王の閨』に残るマリカの言霊によれば、


おお、ラダゴンよ、
黄金律の犬よ
お前はまだ、私ではない。
まだ、神ではない
さあ、共に砕けようぞ!我が半身よ!
~女王マリカの言霊

エルデンリングを砕く直前のセリフだと思われるが、
マリカは黄金律(≒大いなる意志?)を嫌い、それに従順でゴリゴリの黄金律原理主義者であるラダゴンのことを黄金律の犬と呼んで蔑んでおり、
同一の存在であるにもかかわらず、マリカとラダゴンの人格は別々にあり、しかも2人の考え方、思想は全くの正反対となっている

さらに、ラダゴン=マリカという事実が判明したとしても、
  • 最初から最後まで2人は同一人物だったのか?
  • それとも別々の存在があとから1つにされたのか?
  • 前者の場合、父か母の片方が必ず居ないことについて、ミケラとマレニアは何も思わなかったのか?
  • レナラやラニなどのカーリア一族は、このことに気づいていたのか?
など、数多くの疑問が残る。












■石舞台にて

黒き剣のマリケスを撃破し、死のルーンが解放されると黄金律の象徴であった黄金樹は真っ赤に燃え盛る。
黄金樹の灰に埋もれてしまった王都を歩き、全てを知ってしまった百耳の男と帰ってきた最初の王を降し、その全てを阻んでいた拒絶の刺を越え、王にならんとする褪せ人はついに黄金樹の内部に足を踏み入れる。
そこで待っていたのは……

巨大なルーンの孤に磔にされた金髪の女性……永遠の女王マリカその人であった。*1

しかし褪せ人の到来と共に女王の身体は地へと堕ちる。
半身は既に崩壊しながらもゆっくりと立ち上がり、今にも崩れそうな腕でかつてエルデンリングを砕いた槌を握りしめる。

そして黄金色の髪は燃えるような赤へと変わっていき…




そこにいたのは女王ではなく、




かつて赤髪の英雄と呼ばれた男であった。






戦闘

ラダゴンはマリカと同一の存在というだけでなく、 エルデンリングという作品のラスボスである。
ゴッドフレイを倒し、以前は進めなかった拒絶の棘の先にある光に手を触れると戦闘となる。この際にマリカかラダゴンへと変わる一連のシーンはラダゴン=マリカということを示唆する象徴のようなもの。
さらにラダゴン戦で流れるBGMはメインテーマのアレンジという王道にして胸熱なものとなっており、最後の敵に最初の曲を持ってくるという粋な展開は多くのファンを喜ばせた。

火種の少女を犠牲に黄金樹を燃やし、デミゴッドすら屠る死のルーンを解放した褪せ人に対し、黄金律という概念そのものが壊される可能性を危惧した大いなる意思が『黄金律の犬』であるラダゴンを解放したのだと思われる。*2

そして何よりエルデの王になろうとするのであれば、当代のエルデの王たる赤髪の英雄を倒さなければならない。



ラスボスなだけあって非常に強い。
生半可な装備や技、スキルでは返り討ちにされるのは必至。またラダゴンは多くの攻撃が聖属性を帯びており、対策をしておかないとガードしていても貫通してダメージを受けてしまう。

また、歩きモーション中に飛び道具で攻撃すると、左手でそれを弾いて無効化するという厄介な特性を持っている。
魔術や祈祷のみならず、遠距離攻撃であるならば『嵐の刃』のような戦技、弓やクロスボウといった遠隔武器、
更にはスローイングダガーを始めとする投擲アイテムまでも問答無用で弾いてくるが、
一方で飛び道具であっても、魔術『夜のつぶて』『夜の彗星』等といった、反応して回避されない一部の攻撃であれば無効化されずにダメージを与えられる。

人型のボスであるため、そこまで複雑な攻撃や理不尽な範囲攻撃はないものの、攻撃をひとつひとつ丁寧に見極める必要がある。


以下、特徴的な攻撃を紹介。

・移動薙ぎ払い
距離が離れていると使用する。
大きく槌を振りかぶり、急接近しながら薙ぎ払う。
接近と同時、もしくは接近した後に薙ぎ払う2つのパターンが存在するため、回避のタイミングを見極めよう。


・震脚
素早く地面を踏みつけ、衝撃波を発生させる。
発生がかなり早く、回避をミスるとコンボに繋がる。
HPが低下すると衝撃波が光波へと変わる。
光波になったらジャンプで避けよう。


・突き※要注意
素早く真っ直ぐに槌を突き出す。
発生が早い、予備動作が小さくて分かりづらい、大きく踏み込んでくるためリーチが長い、ダメージが大きい、当たると吹き飛ばされる、なんの前触れもなく単発で繰り出してくる、他の攻撃から続けて繰り出してくることがある…と非常に厄介かつ危険な技。


・掴み※要注意
左腕を光らせて掴みかかってくる技。
捕まるとかつてマリカがエルデンリングを砕いた時のように執拗に槌で殴られる。
生半可な生命力だとこれでツーパンされるので注意。
物凄いディレイ技なので、焦ってローリングしているとローリング後を狩られて掴まれてしまう。
回避が無理そうならば全力ダッシュで避けよう。
掴まなかった場合、そのまま地面をパンチして光波を発生させるので注意。
また飛び道具を弾いた際にも、距離が近ければこの攻撃を繰り出してくる。
こちらは一転してディレイがかなり短く、慣れないうちは回避のタイミングをずらされてしまいがち。


・黄金砕き※要注意
大きく跳躍し、若干のディレイの後に地面を叩きつける大技。槌による叩きつけの直撃と、その後に発生する光波の2つがある。
直撃を避けても光波でダメージを食らう場合があるので、避ける場合はラダゴン側に向かって前ローリングすると良い。
焦って距離を取って回復瓶を使うと回復狩りの派生技に繋がるの注意。


・光の槍※要注意
中遠距離で使用。
跳躍してから投下→着弾点で爆発するパターンと、小さい槍を散弾のように飛ばしてくる2つのパターンがある。
散弾の方はダメージが少なく、距離が離れていれば殆ど当たらない他、カーリアの返報で消すことが出来る。
また飛び道具を弾いた際、距離が遠ければこの攻撃を繰り出してくることがある。


・ワープ※要注意
衝撃波を伴うワープ。
ワープした地点で小規模な衝撃波を起こす。
連続で使用してくる場合があり、即座に槌攻撃へ繋げてくるため注意。また遠距離の場合は光の槍、もしくは掴みへの派生を行う。


・三連衝撃波※大技 要注意
ラダゴンの英雄的奥義。
浮遊した後にルーンの弧を上空に出し、そこから槌にルーンの力を溜め、3回地面を叩きつけた後に前方3方向に向かってエルデンリングの形をした衝撃波を発生させる大技。
叩きつけまでの予備動作は分かりやすく、1〜2回までの衝撃波はタイミングを合わせればジャンプで回避可能。ただし3回目への叩き付けまでは大きな溜めとディレイがある。その為ここで焦るとワンパンされてしまうのがオチ。
攻撃範囲は前方固定だが、誘導性が非常に高く振り下ろす直前までプレイヤーを補足して旋回し続けるという大きな特徴がある。マルチプレイをしていた場合、3回目で標的を変更するので巻き込み事故に注意。
上述のようにジャンプで回避可能だが、3回目は衝撃波の長さと動作の影響でジャンプだけだと無敵時間が足りず被弾する可能性が大きい。

安全に回避したい場合は『猟犬のステップ』を始めとする回避性能が高い戦技、『レナラの満月』といった空中に浮遊するタイプの魔術・祈祷を使用しよう。
余談だが、ラダゴンは振り下ろすまでは槌に力を溜めているのでこの間は完全無防備となる。その為攻撃を集中させて体勢を崩すことも可能。


パリィは可能で、3回成功させると体勢を崩す。ただしパリィ後に掴みなどの早い攻撃を出してくるので注意。
攻撃面では物理以外は聖属性オンリーのため聖属性カットのタリスマンを装備するのをおすすめする。
防御面では聖属性を扱うだけあって聖属性耐性が高く、ほとんど効かない。一方で黄金樹が火を禁忌とするだけあって、炎属性の通りはかなり良い。
物理は打撃の通りが最も良い。前述の通り炎に弱いので物理系の派生ではなく炎・炎術派生にした方がダメージが伸びることもあるので試してみよう。
出血は無効、また凍傷や毒、腐敗は効くものの耐性が高い。

総じて槌による素早い物理攻撃、光の槍や光波などの広範囲の聖属性攻撃や長い振りかぶりを伴うディレイが特徴のボスである。
プレイヤーの行動に依存した隙消し行動などがほとんどなく、回避した後にちゃんと隙を見せてくれるため「敵の攻撃を回避し、反撃する」というソウルシリーズの基本を体現するボスである。
行動は多いが回避タイミングを覚えれば目に見えて攻撃チャンスが増えるため、何度もチャレンジするうちに突破もしやすくなるだろう。
インファイトが出来るボスのため、戦ってて楽しいという声も多い。褪せ人の諸君はこぞって挑戦してみよう。





そしてようやくラダゴンの体力ゲージを最後まで減らすと…

…エルデの王になる為の戦いはまだ終わっていない。


■関連キャラクター

  • 満月の女王、レナラ
元レアルカリア学院の学長にしてかつての妻。
リエーニエ戦役の際にレナラと出会ったラダゴンは侵略行為を悔いて彼女に愛を誓ったという。そしてレナラから魔術を学んだ。
彼女との間には夜の律を掲げる神人、デミゴッド最強と謳われた星砕きの英雄、冒涜的な野心を持つ法務官といった優秀な子供たちを授かった。
またカーリア王家に婿入りする際、黄金の裁縫道具というラダゴン専用のソーイングセットを持って婿入りしたという逸話が残っている。
離婚後はレナラへ琥珀のタマゴを贈り、彼女から贈られた大剣のレプリカを作成するなど未練が残っているようにも見える。
ただしカーリア王家に対するカッコウの襲撃に対しては特に何の動きも見せていない。*3


  • 永遠の女王マリカ
2人目の妻にして同一の存在。
ただしマリカは黄金律を毛嫌いし、最終的にエルデンリングを砕いているのに対し、別人格とも言えるラダゴンはマリカに黄金律の犬と揶揄されるほどの黄金律原理主義者である。
王都に隠された秘密からマリカとラダゴンは同一の存在と明かされるが、果たして彼らが最初から同一の存在だったのか、それとも後から別々の存在がひとつにされたのかは不明のまま。

DLC『Shadow of the Erdtree』では女王マリカが神となったとされている地、『影の地』へ向かうこととなる。
もしかしたらここでラダゴン=マリカの真実が明かされるかもしれない。


■関連アイテム

ラダゴンの肖像


エルデの王ラダゴンを象ったタリスマン。
赤髪のラダゴンはカーリアのレナラの夫として
魔術を修め、女王マリカの夫として
祈祷を修めたという。
英雄は完全たるを目指したのだ。
~ラダゴンの肖像のテキストより
魔術と祈祷の詠唱速度を早めるタリスマン。
本作では技量に応じて詠唱速度が上昇するが、これを装備した際の上昇値を技量換算するとなんと30に相当する優秀な装備品。
これとアズールの輝石杖*4を装備すると技量70相当の最速詠唱となり、全く技量にステ振りしなくてもカンストさせられる。

ラダゴンの刻印 / ラダゴンの爛れ刻印


エルデのルーンが刻印された瞳
それは王配ラダゴンの印であるという
強き使命はその主を蝕む
まるで逃れ得ぬ
呪いのように
~ラダゴンの爛れ刻印のテキストより
『伝説のタリスマン』のひとつ。
生命力、持久力、筋力、技量を高める優秀なタリスマンだが、被ダメージが大きくなるというデメリットがある。
爛れ刻印はその上位互換、上記のステータスを大きく高めるが、その分被ダメージもさらに大きくなる。
ご利用は計画的に。

爛れ刻印の方は場所さえ知っていればゲーム開始から無戦闘で入手できる。
これをつけるだけで実質レベル+20と破格であり、被ダメ上昇のデメリットも実際のところ生命力上昇と強固な防具が着られるようになることを考えるとそこまで悪くない。
デメリットが響いてくるのはビルドが完成していく後半以降なのでそれまではこのタリスマンに頼るのもアリだろう。

マリカの槌


狭間の地の外、
稀人の地で作られたという石槌
女王マリカが、エルデンリングを砕こうとし、
ラダゴンが、それを修復しようとした得物
~マリカの槌のテキストより

ふわりと跳躍し、ルーンの破片に光を宿し
それを空中から、思い切り叩きつける戦技
ラダゴンの英雄的殴打
~黄金砕きのテキストより

ラダゴン戦で彼が持っていた武器。
かつてマリカがエルデンリングを砕き、ラダゴンがそれを修復しようとした得物。リングが砕けた衝撃で半壊しており、ルーンの破片が食いこんでいる。
武器としては聖攻撃力持ちの槌。
要求能力値は筋20技12信19と槌の中では少々重めだが入手タイミング的に問題になることは少ない。筋力技量で物理が、信仰で聖攻撃力が伸びる。
聖属性は環境柄通りが悪めではあるが、後述の専用戦技が使いやすいため武器としては結構優秀。

専用戦技は『黄金砕き』。
跳躍して地面を叩きつけた後に光波を発生させる ラダゴンの英雄的殴打 を再現出来る。あまりの英雄的パワーワードがネタにされまくったのは言うまでもない
強靭が強いのでゴリ押しも可能かつ、相手にもよるがHPをゴリゴリ削れる。
衝撃波で大抵の敵は吹っ飛ぶ。
吹き飛ばしによる敵集団の無力化、対闇霊での面制圧等の攻撃的な用途の他、
一部の発狂した褪せ人は忌み捨ての地下最深部で移動用に用いている。

■漫画版

公式漫画版『黄金樹への道』でも登場。
ただし現時点では名前のみの登場となっている。
しかしどうやら元妻であるレナラ曰く、

  • 思い返せば隠し事が多かった
  • その隠し事を秘匿するために魔術教授の仮面を縫い塞ぐ歪んだ完全主義者
  • 何かあったらすぐ『星の雫』で罪を精算してくる
    • 本当の精算ってそういう事じゃないだろ(意訳)
  • 思い出したら腹が立ってきた(レナラ談)

などと他のキャラクターたちの例に漏れず、ギャグ漫画らしい意味でのろくでもない人物の可能性が高い。ただしラダーンのように本編同様シリアスな雰囲気で終わった人物もいるため、まだ分からない。


■余談

実は円卓に王配ラダゴンの肖像画がある。
ちなみに赤髪の英雄として知られているが、ラダゴン本人は巨人の呪いだとして赤髪を嫌っていたと言う。
子であるラダーンは父譲りの赤髪を誇っているのだが…。

ちなみに本編で戦った時は既にエルデンリング破壊の余波で身体は崩壊しかけており、名前の通り黄金律の犬そのもののような機械的な動きしかしないため彼がどのような人物だったかは不明。
ラダーンのように全盛期はもっと人間味溢れる英雄だったのかもしれない。

作中、ひたすらに世界の真理の探求に没頭する沈黙な求道者、金仮面卿。
如何なる場合話かけても無言のまま反応を示さない彼だが、ラダゴン=マリカという事実を告げると、流石の彼も驚愕するかのように息を呑む。

・レナラとの関係
戦いの中であったかつての最愛の妻。
黄金樹勢力がリエーニエに攻め込んだ時、レナラはカーリア騎士を率いてラダゴン達と互角に戦ったと言う。
ちなみに彼女はデミゴッドでは無いし、神でもなんでもない。正真正銘ただの人間である。チートママか?

関係は良好だったようで、ラダゴンもお互いを大事に思っていたようだ。
ラダゴンにとってもレナラと別れることは不本意であったようで、別れた後もレナラから贈られた大剣のレプリカを作る、レナラへ琥珀のタマゴを贈るなど未練のようなものが見られる。
捨てられてしまったレナラは心を病み、かつての英雄として姿は既に無く、ラダゴンから贈られた琥珀のタマゴを使って産まれ直しという禁忌の術に縋っている。

まあ最愛の夫がまさかのマリカと同一の存在だったなんで知ったらそりゃ脳破壊されちゃうよね…。



…そして誰も知ってはいないのですよ

なぜラダゴン様が追記・修正をしなかったのかと。


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最終更新:2025年04月20日 18:30

*1 恐らくエルデンリングを砕いた罰として大いなる意思により磔にされていたのだと思われる。

*2 マリカはエルデンリングを砕いた罰として磔にする必要があるが、ラダゴンは大いなる意思の忠犬である為、拘束する必要が無い。

*3 ただしこれはラダーン、ライカードといったレナラの子たちにも言える。

*4 FP消費量が増える代わりに詠唱速度を上昇させる杖