登録日:2024/06/09 Sun 23:55:15
更新日:2025/04/23 Wed 20:14:38
所要時間:約 13 分で読めます
概要
当作における事実上の最終ステージ・崩れゆくファルム・アズラにて出会えるボス。
周囲一帯を厚く立ち込める雲と鳴り響く雷に囲まれた、天上界のような謎の広場に座する竜の王。
ストーリー上必ず攻略しなければならない存在ではなく、所謂隠しボスのポジションを務める。
デミゴットではないが、祖霊の王や火の巨人と同様に伝説級のボスとして扱われており、倒すとLEGEND FELLEDのテロップと共に
トロフィーと追憶が入手できる。
黄金樹の時代が幕を開ける前のエルデの地に王として君臨していたとされるが、
出自や人(竜?)物像がゲーム内でほとんど明かされておらず、数多くの謎に包まれた存在。
外見
岩山のようにゴツゴツとした腹這いの胴体とそれを覆い隠せるほどの分厚く広い翼、
天を衝くが如く長い2本の首には長命を感じさせる白い毛が生え、
巨体とは不釣り合いなほど華奢な四肢と、身体を構成するパーツはこれまで褪せ人が出会ってきた飛竜や古竜とは全く異なっている。
まるで石像のように高貴で厳かな姿をしているが、
その身体には至る所に傷や欠損が見られ、非常に痛々しい様相を呈している。
体表を覆う甲殻は今にも崩落しそうな程にひび割れてささくれ立ち、風化した岩石を彷彿とさせる。
特に、向かって右側の首や肩に見られる抉られたような傷は、内部の金色の肉が露出しているほど深く、一段と目立つ。
翼も左翼の翼爪が欠け落ち、翼膜もズタズタに破け、もはや翼としての機能が果たせているのか怪しい。
極め付けは身体の前面に見える太い管のような2本の器官で、切断されたと思しき円形の断面が見てとれる。
後述する古き王のタリスマンのデザインを見る限り、この2本の器官は切断された後の首であると考えられる。
これらの損傷の原因が、何者かと戦ったからなのか、それとも何らかの超常的な力や天変地異に巻き込まれたからなのかは定かではない。
時の狭間までの道のり
プラキドサクスの戦闘フィールドは、関連アイテムのテキストによれば「時の狭間」と呼ばれる謎の広場。
しかし、このフィールド、ファルム・アズラのエリアと地続きで繋がっているわけではない。
この地に辿り着く方法はファルム・アズラの中心で渦巻く竜巻の傍に浮かぶ瓦礫の上に横たわること。
こうすることで専用のムービーが入り、プラキドサクスの眼前へと転送される。
最もシンプルかつ簡単なのは、祝福「大橋梁の脇」から出発する方法。
祝福の後ろにある昇降機を降り、建物の中を抜けていく。
建物内には獣人が複数配置されている。倒してもいいが、消耗を考えると無視した方がベター。
建物を抜けると、手前に篝火、奥に木が数本生えたエリアに出る。
このエリアの左手前の崖から飛び降りることで浮遊する岩の足場に着地でき、さらにそこから道なりに進んでいけば竜巻の傍に辿り着く。
この方法でもゴールの転送地点に行くまでにはそこそこ長い道のりで、極め付けに完全なノーヒント。
「攻略情報無しじゃ無理だろう」と思えること請け合いである。
戦闘
ストーリー上最後に訪れるステージの隠しボスという扱いは伊達ではなく、戦闘力は極めて高い。
「竜王」の名を冠するだけあって、それまで褪せ人が戦ってきた竜とは一線を画す実力を持った強敵。
基本的な攻撃は古竜ランサクス/フォルサクスに通じているが、その規模やスケールは比べ物にならないほど大きい。
耐久面も強固そのもので、HPはラスボスであるエルデの獣をも上回り、作中トップクラスのライカードや火の巨人に次ぐタフネスを誇る。
状態異常も効き目が薄く、出血、腐敗、凍傷などの多くの褪せ人がお世話になったであろう強力な状態異常にとてつもなく高い耐性を持つ。
ここまで状態異常に大きく依存して攻略してきた褪せ人は苦しい戦いを強いられるであろう。
天高く咆哮すれば周囲に赤い雷が降り注ぎ、前足の爪に赤い雷を纏い、引き裂いたり叩きつけたりしてくる。
口からは飛竜や古竜のような灼熱の火炎ではなく、神秘的な黄金色に輝く炎ブレスを吐く。
この黄金の炎はダメージもさることながら攻撃判定の持続が非常に長く、直撃してしまうと倒れた後の起き上がり後に再び被弾してしまうほど。
生命力や耐性が不十分な状態でこの起き攻めを喰らえば瞬く間に褪せ人の丸焼きが一丁上がる。
また、炎や雷を使わずとも、首を伸ばしての噛みつきや、前足で地面を抉ると同時に無数の岩を飛ばしてくる技、
畳んだ翼を地面に叩きつけ、勢いよく広げながら振り上げて側面を一掃する翼撃など、パワフルな肉弾戦もこなすオールラウンダー。
ランサクス/フォルサクスと同じく赤い雷で武器を生成し攻撃に使う大技も有しているが、
雷の薙刀で前方広範囲を薙ぎ払うランサクス、雷槍を突き刺して四方八方に衝撃波を飛ばすフォルサクスに対して、
プラキドサクスのそれは
左手に雷槍を召喚して地面に突き刺し、それを渾身の力で叩き潰して大爆発させるというもの。
その規模たるや、誇張抜きで核爆発でも起きたのかと錯覚させるほどのデカさであり、画面全体がドーム状の眩い白光に覆い尽くされる様は圧巻の一言。
グラフィックだけでなくサウンド面でも、突き刺してから爆発するまでの間中
耳鳴りのようなキーンというSEが響き続け、BGMが停止するという特殊な演出が入る。
この迫力満点の見た目に違わず破壊力も甚大で、喰らえば防御力をガチガチに固めていても即死レベル。
一連の動作がゆったりとしているため、左手に雷槍を生成するのを見たら全力で離れよう。
体力が50%を切ると力を溜めるように腕を組んで宙に上昇し、身体を塵のように霧散させて姿を消す。
一定時間が経過するとBGMが変わり、赤き雷雲の姿となって中空から突っ込んでくる。
こちらも直撃すれば即死レベルの大ダメージを受ける上、地面に残った雷の轍にも攻撃判定があるため、軌道から大きく逸れて躱わす必要がある。
これ以降、振り向きやサイドステップの代わりに姿を雲散霧消させて死角に回り込み、雷爪やブレスで攻撃してくるというトリッキーな攻撃手段がメインとなる。
そして体力が25%を切るまでに追い込むと咆哮を上げて赤雷を降らせながら姿を消して雷雲突進、着地と同時にこちらの方向に向き直りつつ、
2本の首から黄金ブレスを収束させたビームを縦横無尽に振り回すという奥の手「プラキドサクスの滅び」が解放される。(通称:エルデの王総辞職ビーム)
生命や防御力を限界まで高めていても一撃死が確定するほどの異常な攻撃力を持ち、更にビーム自体と薙ぎ払われた地面から噴出する爆発の二段判定により、
緋色渦の泡雫を配合した霊薬を飲む以外の方法で耐えるのは不可能に近い。
攻撃力以上に脅威なのが、だだっ広い戦闘フィールドの実に8割近くが範囲内という常軌を逸した射程距離。
おまけにこの攻撃が終了するまで最初の咆哮で発生した落雷が降り注ぎ続けるという地獄絵図が展開される。
対策としてはとにかく離れる、もしくは背後や側面に回ること。
フィールドの外周まで離れればビームは届かず、雷雲突進から着地して向き直るまでに口から炎が溢れ出る予備動作があるので、その間に背後に周り込めば良い。
斯様に、「エルデの先王」の名に相応しい圧倒的な戦闘力を持つことには間違いないが、
ホーラ・ルーやモーグ、そしてマレニアのように一度ペースを握られたが最後、やたらめったら距離を詰めてきては体勢を立て直す間も与えないほどの猛ラッシュを叩き込んでくることはなく、こちらの付け入る隙や回復の猶予もそれなりに多く用意されている。
挙動もボスの中ではかなり素直な部類で、エルデンリング名物露骨なまでのディレイ行動もない。
接近戦を挑むならとにかく
プラキドサクスの斜め後ろ側に陣取るのがおすすめ。
前面に対して強烈な攻撃が多い一方、後方への対策はかなり手薄で、注意すべきはせいぜい翼叩きつけと
火炎放射、振り向き時に引き摺られる尻尾の判定くらい。
また、体力は多いが強靭値は並の部類であること、ほっそりした胴体に長い手足を持つ飛竜/古竜と異なり、丸々とした胴体を地に密着させた姿勢である都合上、喰らい判定が大きく攻撃を当てやすいことから、こちらの攻撃をガンガン当てて強靭を削り、致命の一撃を決めるというゴリ押し戦法も意外と通用しやすい。
その巨体が仇となり、貫通・多段ヒット系の祈祷や魔術は相性抜群。
特に信託の使者の中個体からドロップする「使者たちの長笛」の戦技「降り注ぐシャボン」は特攻と言ってもいいほどの効果を発揮し、密着して連発するだけでガリガリと体力を削れる。特化ビルドであれば開幕確定行動の咆哮落雷中に倒すことも可能。
他にも、赤獅子騎士、オウガやしろがねのラティナも弓の連射で体力を大きく削ってくれるのでおすすめ。
万物を消し飛ばす赤き雷、全てを焼き尽くす黄金のブレス、そして自分の姿を跡形もなく消して瞬間移動する異様な能力と、デミゴッドや他の伝説級ボス達にも劣らない恐るべき力を持った存在であるが、
真に恐るべきは、これだけの戦闘力を、上記で述べたような凄惨な損傷を負った状態で発揮しているという点である。
全快であれば一体どれほどの力を有していたのか、星砕きのラダーンと並んで全盛期の頃の姿に会いたいと言われることが多いボスである。
謎多きエルデの先王
概要でも触れたがこのプラキドサクス、ゲーム内で手に入る情報がとにかく少なく、世界観上では「謎だらけ」の一言に尽きる。
そもそもELEDEN RINGのボスは設定や背景が不明瞭なものが多く、
今なおプレイヤー達による考察が盛んに繰り広げられているが、プラキドサクスはその中でも一際情報が少ない。
「ELDEN RINGで最も謎が多いボス」と称されることも。
様々な思惑から破砕戦争を繰り広げたデミゴッド達、ミケラやマレニアといった神人、
そしてエルデンリングの世界の根幹たる女王マリカや黄金律ラダゴンでさえも、
アイテムや装備品、狭間の地の各地に記された碑文から生い立ちや人となりが朧げながら見えてくる中、
プラキドサクスはその出自から素性に至るまで全くの謎に包まれている。
わずかながらゲーム内で明かされる情報も、
- 黄金樹の時代が始まる前の狭間の地を支配していた「先史のエルデの王」である(竜王の追憶の説明文より)
- 時の狭間と呼ばれる場所で永遠の時を過ごしている(古き王のタリスマンの説明文より)
- その鱗には神殺しの武器を鍛える効能がある(古竜岩の鍛石の説明文より)
など極めて断片的なものが一部の装備品やアイテムから読み取れる程度。
ELDEN RINGの竜といえば、
竜の心臓を食すことでその力を我が身に宿そうとする人間達を憎悪するあまり復讐者の異名で恐れられたり、
友誼を結んだ王を死の淵から救うために自らの身も顧みず呪いに抗い続けたり、
司祭の姿となって人間社会に溶け込む中である一人の騎士にひたむきに愛を注いだりと、
イベント持ちのNPCにも引けを取らないディープなバックストーリーが存在するが、プラキドサクスに他種族やキャラクターとの利害関係を示す情報は見つかっていない。
ゲーム内でプラキドサクスの情報を話してくれる人物は誰一人として登場せず、その存在について記した書物や碑文の類も何一つ存在しない。
その徹底ぶりは、あの知識欲の権化たる百智卿ギデオン・オーフニールでさえも一切の言及をしないほど。
円卓の頭脳として、狭間の地に散らばったデミゴッド達の情報を褪せ人に教えてくれ、識ることに対して狂気的なまでに貪欲な姿勢を見せるギデオンだが、
そんなギデオンの知見を以てしても、プラキドサクスの名前や居場所は愚か、その存在すら識ることは終ぞ無かった。
呪われた血筋と姿ゆえに表舞台に出ることをひた隠しにしてきたのに名前や素性を把握されたモーゴットさん涙目
こういうった点からも、プラキドサクスが情報の少なさにおいて別格の存在であることが窺い知れる。
一方で悉くが謎に包まれた特徴・生態に
フロム脳を大いに刺激され、熱心な考察を巡らせる褪せ人も少なくない。
2024年6月21日配信予定のDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』では、同じく謎多きデミゴット・聖樹のミケラに関するストーリーが展開されることがPVで示唆されている。
プラキドサクスにまつわる情報も何かしら補完されるのであろうか。期待がかかる所であったが…?
+
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DLCネタバレ注意 |
結論から言えば、古竜たちの王はかなり人間に友好的な存在であった。
はるか昔、竜達を従えるプラキドサクスに1匹の竜が叛乱を起こした。
裏切り者の名は「暴竜ベール」。古竜の赤雷とマグマの高熱を自在に操る、荒くれ者の古竜だった。
王としてプラキドサクスはベールを自らの手で倒そうとし、ベールは竜王たるプラキドサクスを斃す事で自分の力を示そうとする。その戦いは凄まじいもので、結果としてプラキドサクスは首数本を失い、ベールも片腕と両翼を失った。
それからプラキドサクスはファルム・アズラの隠された場所、ベールは影の地のギザ山に隠遁して傷を癒やすことに注力する。
もちろんだが、プラキドサクスやその配下である竜達はベールとその血族を強く憎んでおり、人間へ「あれらを殺してもいい、むしろ殺してほしい」という許可をくれている。
実は狭間の地と影の地の各所にいる飛竜たちはベールの末裔にあたり、竜族内で忌み嫌われるモノだったのだ。
同時に「竜餐」についてもその起源が明かされる。
竜殺しにて心臓を奪い、その心臓を喰らって力を手にし、いずれ竜へと変じていく禁忌の儀式。これを人間に教えたのは他でもないプラキドサクス本人。
ベールの血族の竜を斃し、引きずり出した心臓を食べて竜の力を得る。これの繰り返しによって竜を倒し得る戦士を作りつつベールへの報復を行うというのがその実態であった。
古竜の裏切り者。そしてプラキドサクスの怨敵。
竜王の身体に刻まれた生々しい傷跡の原因であり、ベール側も四肢の一部欠損や翼の喪失、さらには首元に未だ噛みつき続けるプラキドサクスの頭がくっついている状態。
プラキドサクスからの恨まれっぷりは半端なく、ベールの血を引く古竜と飛竜が竜族公認パブリックエネミー扱いされて人間からの討伐を推奨されるほど。
竜王と相打ちになる強さは手負いの現在でも健在で、DLCの追憶ボスの中では上位クラスの強敵。人によってはプラキドサクスより難しいという意見もあるほど。
影の地に存在する「竜餐の大祭壇」にて佇む、人の様な姿をした竜。巫女というだけあっておそらく雌。
話しかけると開口一番に「竜の力を喰らいませぬか?」と褪せ人に問い、それに応ずると倒すべき敵としてベールの事を教えてくれる。
竜餐の起源やプラキドサクスと人の関係についても解説をしてくれるので、彼女のお陰で謎だらけであったプラキドサクス周りの設定がある程度判明した。
当然ながら彼女もプラキドサクスに仕える古竜の一つで、大幅な弱体化と引き換えに人型と変じたらしい。
彼女に関するイベントの進行によっては、命と引換えに自らの竜の力を託すか、自分自身を力に変えて褪せ人の旅に同行してくれるかの二択になる。
ギザ山に向かう途中、地べたに寝転がり情緒不安定な様子で叫んだり嘆いたりしている老人。
「壊れた竜の戦士」とも言われ、その呼び名通り彼は手足を負傷して戦えない身体となっている。
負傷と情緒不安定の原因はずばり暴竜ベール。彼も竜餐によって竜の力を得た竜狩りの一人で、何らかの目的をもってベールに挑んだがボロ負けしてしまいこうなってしまった。
滾り続ける竜への殺意とベールへの執念、刻み込まれた圧倒的強者への恐怖で発狂してしまった彼を覚醒させるには、褪せ人が彼に勇姿を見せる必要がある。
立ち直った彼は心強い味方として、古竜の裏切り者を誅する戦いへ推参してくれるだろう。
なお手足をやられてボロボロのはずなのだがクソデカ大声で騒いでいたりする。彼の近くには高確率で「おそらく元気」の白サインが書かれている。
そしてベール戦の味方になってもそりゃもうクッッッソうるさい。凄まじい大音量で「うおおおおあああああ!!」と叫びながら矢を射るので。
足を怪我した眼帯の老人、一匹の巨獣への凄まじい執念、そして大弓より放つ特製の「銛」。
これらの要素でピンと来た人もいるだろうが、元ネタはおそらく「 白鯨」に登場した「エイハブ船長」と思われる。
となれば彼に感化され、あるいは彼を感化させ共闘する褪せ人は「イシュメイル」だろうか。
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関連アイテム
竜王の岩剣
原初の雷を宿したさざれ石の刺剣
追憶から得られた、竜王の力の片鱗
永遠なき、卑小な竜の末裔たちに
高い威力を発揮する
追憶と交換できるアイテムその1。雷属性を内包した重刺剣。
その説明文通り、飛竜に対して30%、古竜に対して15%のダメージアップ効果がある。
専用戦技「雷雲の姿」は雷雲の姿となって敵に突撃し、〆に武器を突き刺すというもの。
溜めることで突進距離とヒット数が大きく上昇する。
プラキドサクスの滅び
竜王プラキドサクスの追憶から得られた力
己が姿を竜王となし、上空から金色のブレスを吐く
ジャンプ中に使うこともできる
それは、時の狭間に永遠に座した竜王の
滅びゆく断末魔であった
追憶と交換できるアイテムその2。プラキドサクスの奥の手である総辞職ビームを再現した祈祷。
流石に本家には及ばないものの、並の雑魚敵なら本家さながらに
消し炭にしてしまう非常に高い威力を持つ。
その分、要求信仰値が36、消費記録スロット3つ、消費FP62と相応に高いコストを持つ重量級の祈祷。
褪せ人の身体から竜の首を召喚して技を放つという見た目から竜餐系祈祷のように思われるが、
実際は竜餐には該当せず、竜餐の印などの強化・恩恵に預かることは出来ない。
FP消費は62とかなり重いが、これでも軽減された方で、Ver.1.04以前の消費FPは80だった。
同じくVer.1.04では消費スタミナと後隙も軽減され、大幅に使いやすくなった。
古き王のタリスマン
時の狭間、嵐の中心に座すという
古き王を象ったタリスマン
「伝説のタリスマン」のひとつ
魔術と祈祷の効果時間を延ばす
古き王の都、ファルム・アズラは
遥か前からずっと
ゆっくりと崩壊しているという
崩れゆくファルム・アズラにある宝箱から入手できるタリスマン。
魔術と祈祷の効果時間を30%延ばす効果がある。
効果時間が延びるのは「タリスマンの装備者のみ」であり、「魔術・祈祷の発動者ではない」ため、例えば装備者の自分がバフ系の祈祷や魔術を発動した時に、周りの味方や協力者が効果時間延長の恩恵を受けることは出来ない。
逆に言えば、装備さえしていれば味方や協力者の発動した魔術・祈祷でも効果時間は延長するため、バフを多用するサポーターと組むことで真価を発揮するアイテムだと言える。
デザインは巨大な翼に身を包んだ4本首の竜の姿を象ったもの。
このタリスマンのデザインと現在の本体の姿を見るに、プラキドサクスは元々は4本首であったが、過去に何らかの理由で内2本を失ったと考えられる。
古竜岩の鍛石
黄金のさざれ石を磨き上げた鍛石
それは、古竜の王の鱗であり
ファルム・アズラの秘宝である
武器を+25に強化できる
古竜の王は、時の狭間に座すという
この石もまた、僅かに時を歪めており
故にこそ、神殺しの武器を鍛える
通常武器の最終強化に使用する鍛石の最上位品。
テキストを見るにプラキドサクスの鱗であると推測される。
本体のプラキドサクスを倒しても一枚も手に入らないことにはツッコんではいけない。
「ファルム・アズラの秘宝」とあるが、実際は狭間の地の至る所に散らばっており、強力なボスの初回撃破時や、NPCイベントを最後まで進めた時の報酬でも手に入る。
ただし入手性に難があり、一周につき最大13個しか入手できない。
故に何も考えずに目に付いた武器をガンガン強化していると、本当にお気に入りの武器を見つけた時に最終強化できない事態に出くわす可能性がある。
フォローするならば、武器の最終強化に使うアイテムの数が有限で周回が必須になるのは今作に限ったことではなく、Bloodborneの「血の岩」や、DARK SOULS IIIの「楔石の原盤」のように、ソウルシリーズではお馴染みの仕様である。
だが、当作はボリュームに比例するように武器のバリエーションも膨大な上に、戦技の付け替えや二刀流などで同一の武器を複数個所持するプレイングも珍しくないため、自由な武器強化を阻むこの入手性の悪さは惜しい所。せめて入手できる数をもう少し増やしてほしいという声も少なくない。
なお、肝心のファルム・アズラでは合計3つ入手できるのだが、そのうちの2つは名ありでも何でもないただのモブ古竜が落とす。
プラキドサクスの血族か何かだろうか...
古竜岩の喪色鍛石
色を喪った古竜岩の鍛石
それは、古竜の王の鱗であり
ファルム・アズラの秘宝である
特殊な武器を+10に強化できる
古竜の王は、時の狭間に座すという
この石もまた、僅かに時を歪めており
故にこそ、神殺しの武器を鍛える
ユニーク武器の最終強化に使用する喪色鍛石の最上位品。
テキストを見るにプラキドサクスの鱗が変質したものと考えられる。
こちらは通常の古竜岩より更に貴重で一周のうちに手に入る最大数はわずか8個。
ユニーク武器は単純に性能が強力だったり、インパクトのある戦技を持っていたりと、思わず強化して使い込みたくなるような魅力に溢れているが、こちらも何も考えずに強化していては一瞬で枯渇する。どの武器を本当に最後まで使い込むか、よく考えて強化したい所。
通常の古竜岩と同じく、狭間の地の至る所に散らばっているが、貴重なアイテムゆえか、拾えるのは終盤の
ダンジョンに集中している。
そのうちファルム・アズラに落ちているのは
なんと一個だけ。
だからこそ「ファルム・アズラの秘宝」として扱われているのだろうか。
余談
プラキドサクスの戦闘BGMは、重厚で荘厳な
オーケストラと美しく神々しいコーラスによる仰々しく終末感に溢れた曲調。
体力が50%になり、雷雲の姿で突撃してくると同時にBGMも第二フェーズへと変わり、曲調がより激しいものとなる。
実はこのBGMには小ネタがあり、ELDEN RINGの設定原案を担当したJ.R.R.マーティン氏の著作「ゲーム・オブ・スローンズ」のドラマ版のとあるシーンにて流れるBGMと全く同じフレーズが使われている。
プラキドサクスを倒すとフィールドの中央に祝福「竜王プラキドサクス」が解放されるが、この祝福を解放せずに他の祝福に移動してしまうと、周回するまでそのデータでは二度と行けなくなってしまう。
プラキドサクスを倒した後は、他の祝福との繋がりも敵もアイテムも無い、ただのもぬけの殻のボスエリアのため、行けなくなってもさしたるデメリットは無いが、実は聖樹のミケラに関するとあるイベントに大きく関わっているため、該当イベントを進めている人は要注意。
転じてここからプラキドサクスとミケラの関連性を考察する褪せ人もいるとか。
アニヲタwiki(仮)の前史、アニヲタwikiの王であったという
だが冥殿は去り、アニヲタ民達は帰還を待ち追記・修正を続けていた
- 一説には、ゴッドフレイに破れた「嵐の王」の正体とも -- 名無しさん (2024-06-10 01:30:42)
- 自分は初見で攻略情報無しでも出会えたし、配信見てても初見プレイで戦えてる人もちらほら見かけるから、意外と情報無しでも行けちゃうんだよなアイツ -- 名無しさん (2024-06-10 11:53:25)
- ファルムアズラは道中崖下に脇道があるパターンが多いから探索ちゃんもやってると自然と気付けるんだよね -- 名無しさん (2024-06-10 12:39:57)
- ミケラのあれはあの場所の時空の歪みを利用しているだけでプラキドサクス自身は関係なかったような? -- 名無しさん (2024-06-10 14:47:18)
- 唐突に瓦礫のくぼみで仰向けになるというソウルシリーズ主人公おなじみの奇行。実際何が主人公をそうさせたのか。特に何も考えてなかったのか、あるいはゲーム的な都合…もとい大いなる意志がそうさせたのか -- 名無しさん (2024-06-10 19:42:39)
- ↑強引に解釈するなら「古竜岩の鍛石 / 喪色鍛石」に宿った「時を歪める能力」の残滓をあの場所に感じたから、なのかな 横たわる意味までは分からんが -- 名無しさん (2024-06-10 20:40:08)
- 倒すだけなら全ボス中一番簡単まである -- 名無しさん (2024-06-10 22:15:38)
- 余談の祝福、カインハーストを思い出すな。入口にある灯りを無視してローゲリウスを倒すと、その周回じゃもうカインハーストの殆どの場所に行けなくなる奴。 -- 名無しさん (2024-06-10 23:18:31)
- こいつもだけどファルム・アズラっていう場所自体に謎が多い、成り立ちとか生活様式とかいろいろ気になる要素がある、竜王を信仰し住んでたのが野性的な獣人なのに対して結構文化的な場所だったっぽい-- 名無しさん (2024-06-11 10:27:56)
- エルデンリングの獣関係は獣人の知性に関するテキストがあったりセローシュが闘争心を封じる宰相だったりとむしろ理知的な描写もあるから文化的でもおかしくはないかもしれない -- 名無しさん (2024-06-12 04:49:32)
- ゴッドフレイに敗れた説に関しては黄金樹の時代の前の存在なことと黄金樹勢力が唐突に王都に古竜が攻めてくる程度には古竜と対立してた点から考えると割と説得力は感じるのよね -- 名無しさん (2024-06-12 04:51:51)
- 滅びビームは予備動作で消えてる間に壁に誘導 -- 名無しさん (2024-06-12 07:48:32)
- ↑ミス。壁に走って突進を壁に引っ掛ければあとはやりたい放題。下手に広いところで走り回ると回り込めず離れることもできずになって死ぬ -- 名無しさん (2024-06-12 07:50:08)
- こいつの祝福は突然開放されるバグがあるので、開放を忘れた場合でも運が良ければまたボスフィールドに戻ってこられる可能性があると思われる。発生報告が多数あるので割と有名かと思うが、未だに詳細な条件不明な謎バグ。マルチプレイが関わってるのではないかと予想されてはいるが。 -- 名無しさん (2024-06-12 13:40:33)
- この方ゴッドフレイに負けたのかな、ラダーンと言いラダゴンと言い全盛期じゃなくて弱体化してるボス多くて悲しい、まあソウルシリーズからの伝統だけど -- 名無しさん (2024-06-17 02:12:42)
- DLCで反逆者の情報でたな -- 名無しさん (2024-06-23 23:36:49)
- DLC内の寄り道ルートでプラキド関連の背景が語られることになる。竜餐の起源含めて興味深い内容。 -- 名無しさん (2024-06-26 08:30:50)
- 実は割と人間に対して理解があるっぽい竜王 -- 名無しさん (2024-06-26 15:45:56)
- DLCで関係者が出て補足された -- 名無しさん (2024-06-27 12:59:32)
- あのバケモノ相手に勝つのだから、全盛期の竜王はとんでもない強さだったんだろう -- 名無しさん (2024-06-27 13:20:41)
- プラキドサクスが首2本切断と全身の激しい損傷に対して、相手の方は後ろ脚一本切断と翼爪の破損?ぐらいだから、かなりの苦戦を強いられたと想像できるね そりゃ巫女も敵討ちに執心するわ -- 名無しさん (2024-06-27 13:41:18)
- ベールの情報でたことで今までの考察ぶっ飛んだなぁ、戦う時既にボロボロだったのがベールとの戦いの古傷ってなると下手すればゴッドフレイをはじめとした初期の黄金樹勢力とプラキドサクス自身は直接ぶつかってない可能性もある -- 名無しさん (2024-06-28 22:55:19)
- 竜餐の起源がプラキドサクスが「反逆した竜の力なら人間が使ってもヨシ!」なので、プラキドサクスの滅びが竜餐祈祷にならないのも当然だったわけか -- 名無しさん (2024-06-29 12:21:24)
- 敵対自体は死王子が古竜と仲良くなって古竜信号が生まれた一件見るにしてたはずなんだけど古竜のトップが竜餐肯定派で人間に好意的だったと言う情報が出た事も考えると本格的にぶつかるようなことはなく実力認めたら即引き下がった程度の衝突だったのかもしれない -- 名無しさん (2024-07-03 15:24:45)
- 使者たちの長杖の降り注ぐシャボンはアプデでクソ弱体化されたからシャボンうつより長杖のR2最大溜め当てたほうがマシになってしまったんだよなぁ…… -- 名無しさん (2024-07-04 03:41:20)
- 竜餐起源のエピソードは、人間に好意的というより叛逆したベール+その血族の飛竜への憎しみやあてつけが強い印象があるなぁ、敵の敵は味方みたいな。 -- 名無しさん (2024-07-09 23:28:56)
- 一種の賞金首だよね。竜餐で得られる力を餌に人間を刺客として差し向けるシステム。まあベールの方はフレーバーを見る限りいずれ褪せ人を乗っ取って復活しかねないんだが。 -- 名無しさん (2024-08-12 21:07:09)
- ランサクス&フォルサクスよりもコイツに強靭削りカット+致命ダメージ激増の仕様与えた方が良かったんじゃないかと思えてならない。ヒョロガリ体型で攻撃自体が当てづらいランフォルと違って狙いやすいし、ミディールリスペクトにもなる -- 名無しさん (2024-11-22 10:20:50)
- ベールは古竜じゃなくて飛竜じゃないの あいつの体岩でできてないし -- 名無し (2025-01-08 17:56:14)
- ↑ベールは飛竜だと思う。体型も二本足+一対の翼だし、岩剣に書かれてる「永遠なき卑小な竜」ってベールのことだろうしね。古竜からすれば飛竜は「岩の体を持ってないから寿命に縛られる劣等種」ってことなのかな?だとしたら結構ひどいこと言ってるな... -- 名無しさん (2025-01-21 00:22:20)
- 「力こそ王の故」だからベールを撃退した所までは良かったけど、残りの飛竜の処理を竜餐という形で人間に押し付け、自分は死にたくないからと嵐の中に引きこもった時点でプラキドサクスは王の器じゃなくなって、王じゃない奴の所に神は帰ってこなかった -- 名無しさん (2025-04-23 20:14:38)
最終更新:2025年04月23日 20:14