バルファルク

登録日:2018/01/07 Sun 17:49:15
更新日:2025/04/26 Sat 13:55:09
所要時間:約 17 分で読めます





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銀翼の凶星
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バルファルク(Valstrax)とは、『モンスターハンター』シリーズのモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンターダブルクロス』(MHXX)。


種族:古龍種
別名:天彗龍(てんすいりゅう)
危険度:★6(MHXX)、★10(特殊個体)
戦闘曲:銀翼の凶星 ~ バルファルク/銀翼の凶星/バルファルク:Rise ver.

◆概要

MHXXのメインモンスターでクシャルダオラ以来の古龍種のメインモンスター。
二つ名メインモンスターの鏖魔ディアブロスと共に「双璧」と呼ばれ、ジェット戦闘機を思わせる銀色のスタイリッシュな外見が特徴。


MHXXでの顔見せは村上位最初のクエストで遺群嶺から飛び立つ姿を見るだけ。
その後、沼地でのグラビモスの緊急クエストクリア後に乱入。戦闘する。
ただしこのクエストでは一定ダメージを与えるか完全に力尽きるとバルファルクは飛び立つ。BGMも沼地の大型モンスター狩猟BGM「毒湿地の蟹将軍」である。
そして、龍識船の強化が完了すると、緊急クエスト「恐れ見よ、赤き災厄の彗星を」にて決戦となる。

集会酒場のG級クエストではG★4昇格の緊急クエストで登場する。
村、集会所ではその後、フィールドが氷海、密林、砂漠などでバルファルクを狩猟するクエストがランダムで出現する。
一度に一つしか出ないのでクエストコンプを目指す上ではキリンよりめんどくさい。

その他のクエストでは、実質の村最終にして5頭もの大型モンスターが出現する大連続狩猟クエストである「ダブルクロス」の大トリとして登場する。

発売後に配信されたバルファルクが狩猟対象のイベントクエストは、「USJ・天翔ける輝星の軌跡」と「天彗龍より姉御が怖いぜぃ!」、「MHヒストリーⅡ」があるが、この内「天彗龍より~」にて戦うバルファルクは二つ名持ちの「超特殊許可クエスト」に匹敵する強化がなされており、MHXXでは屈指の難関クエストとなっている。ふざけたクエスト名で油断してしまって即死したハンターは多い
このクエストだけレア素材の入手率が高い上にクリアすると約100個ものホーンズコインが貰えるので腕に自信があるなら周回する価値は高い。

◆生態ムービー

航行中に海を泳ぐルドロスの群れに目を付け、雲の上から水面めがけて急降下。
一匹掴んだかと思いきやすぐに飛び上がり、寝ぐらと思わしき遺群嶺の頂上へとあっという間に持ち帰ってしまった。
あの高度から海の生物が見える視力、ルドロス一匹だけを掴んで一瞬で飛び去る器用さ、急降下からの急上昇も全く平気な体力と平衡感覚…という、そこいらの飛竜種も真っ青な桁違いの身体能力が見て取れる。
攫われたルドロス?さっきからぐったりしてますが。

◆奇しき赫耀のバルファルク


恐れ見よ 奇しき赫耀の兇星

星芒 大地灰燼と為し

天上を裂いて 常闇を招かん


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    絶望の星    
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MHRiseのVer3.0アップデートで久しぶりに登場。
しかしながら登場したのは通常個体ではなく、()しき赫耀(かくよう)の名を冠する特殊個体である。
砂原の手記帳に「赫い星」なる語が書かれていたことから参戦が予想されていたが、通常個体を差し置いての特殊個体の参戦には多くのハンターが驚愕した。
真のラスボス討伐後、HR100まで上げると出現する、Ver.3.0現在では最後に狩猟解禁となるモンスターである。
現在ではイベントクエスト「高難度:赫耀動乱」が配信されているため、戦うだけならHR8でも挑戦可能に。
しかし高難度と付いている通り、元から高い攻撃力が更に上昇した超強化個体*1が相手になるので、挑むかどうかは自分の装備や腕前と相談してからにしよう。
特殊個体故か入手素材が通常のものと異なるものがあり、危険度もゲーム中では最高の★10と、古龍では低めの部類だったMHXXより大きく上昇している。

傀異克服バルファルク

MHRiseの超大型拡張コンテンツ『サンブレイク』では、キュリアに寄生されるも、傀異化を乗り越えてキュリアと共生するようになった傀異克服古龍の1種として奇しき赫耀のバルファルクも登場。
傀異克服古龍の最上級ということもあって、MHR:Sにおけるエンドコンテンツの双璧を成している。(もう片方は天廻龍)
ただ、龍気を溜めていないときの柔らかさが仇となり、塔の秘境かつ25分クエスト限定ではあるが、ハメが考案されてしまった。

◆生態

「龍気」と呼ばれる龍エネルギーが流れる龍脈の流れに沿って渡り鳥のように世界を巡るとされ、エネルギーの確保を兼ねて龍脈が活発な地域を訪れる習性を持つという。
そして活動時には翼から戦闘機のジェット噴射のように噴出して音速を超える超高速度で高高度を移動する。
龍気を噴出する翼は体長の半分はあり、可動域の広さからフレキシブルに動かして変形が可能。
幅広く動く翼は戦闘でもいかんなく発揮され、遠近両用の武器になる。
なおバルファルクの生態を支える龍気エネルギーは、頭部および胸部にある吸気孔から空気を取り込むことで発生する。この吸気口での吸気がバルファルク最大の弱点と言える。

一方で龍らしく気性は荒く、縄張りに入り込んだ外敵に対しては積極的に攻撃を行うとされる。そのためうっかりバルファルクの飛来地に村落や豊潤な生態系が築かれていた場合、縄張りに入り込んだ生物に積極的に攻撃を仕掛けてくる。
他にも超高速飛行中に剥がれ落ちた鱗が質量と硬度を保ったまま隕石のように落下し、小さなクレーターを生んだ事例もあるとのこと。

高高度に生息するので今まで発見されず、天翔ける姿は赤い彗星と思われていたが飛行船技術の発達で全容が明らかになり、ギルドが正式にモンスターと認定した。
とはいえMHXXの主人公の拠点「龍識船」はまだバルファルクの寝床である「遺群嶺」の頂上までは行けず、
龍識船を強化しながらバルファルクを追うのがMHXXのストーリーである。

特殊個体である()しき赫耀(かくよう)のバルファルク」は、通常より龍気を生成する能力に優れ、それを過剰に取り込み続けた結果輪をかけて凶暴化。半ば暴走する寸前の気性になっているという。
大量の龍気を扱う能力は健在で、通常の個体より龍エネルギーを撃ち出す攻撃が多くなっている。

◆戦闘

  • バインドボイス【大】
硬直は短いので焦らないように。

  • 突進
翼脚をたたんでいるときに使用。
数種類の突進があり、普通に走って、捻り噛みつきながら、ジェット噴射で高速突進など。
高速突進は危険なためイナシやジャスト回避が有効。怒り時は2回行う。

  • 翼脚突き出し
翼脚をたたんでいるときに使用。
前方に翼脚の先端を突き出す。左右連続で出すことも。

  • 翼脚地面突き刺し
翼脚をたたんでいるときに(ry
90度や180度回転して攻撃したり、前脚から続けて出したり。
いずれも出が早く、後者は特に被弾しやすい。

  • 翼脚回転
翼脚をたたんで(ry
突き出しからの派生で、ディノバルドの如く大回転。
威力は低めだが、回避しづらい。

  • 槍翼アッパー
傀異克服個体が使用する技。
翼を下から思い切り振り上げ、同時に龍気を爆発させる。

  • 翼脚叩きつけ
翼脚を大きく広げてるときに使用。
前脚攻撃から間髪いれず叩きつけ。
リーチが広いうえ龍属性やられになる。

  • 翼脚薙ぎ払い
翼脚を大きく広げてるときに(ry
前方を大きく薙ぎ払う。リーチ長大で龍属性やられ。

  • 空中翼脚回転薙ぎ払い
翼脚を大きく広げて(ry
少し走った後軽くジャンプ、回転して翼脚攻撃。龍属性やられ。
なかなかの威力とやはり広いリーチで危険。

  • 龍気発射
翼脚を大きく(ry
前方に龍気を発射する。龍属性やられ。
遠距離に多弾発射したり、近距離から遠距離に爆発するように放つ2種類がある。
後者のダメージは大きいので注意。

  • 龍閃
奇しき赫耀のバルファルクが習得した新技。龍気活性状態時に使用してくる。
翼脚を前方へ向かい合せ、反動で後退する規模の極太のビームを発射する
見た目通りの即死級の威力を持つ上、撃ち終わりに上空へ振り抜くため、適当に上へ逃げても餌食になってしまう。
軸合わせも強烈なので、いっそ思い切って懐に飛び込んでしまう方が安全。

  • 龍気吸引
2回怒り状態が終了すると大きく息を吸って龍気を充填する。
この時は胸部の肉質がかなり軟化する他、攻撃を当て続けると追加ダメージと共に大ダウンを奪える。
奇しき赫耀のバルファルクは吸引の時間が短縮されている上、吸引が終わると龍気活性状態へ移行し、翼による攻撃が強化される。
代わりに翼の肉質が大幅に軟化するため、攻撃は苛烈になるが破壊するチャンスにもなる。

  • 彗星(ワールドツアー)
バルファルクの大技。エネルギーを溜めて一気に飛び立つ。
空中で赤い弧を描き、急停止、そしてハンター目がけて \ドカーン!!!/
即死もあり得る危険な技だが、爆撃地点では航空機のエンジンのような爆音にBGMがかき消される演出もあり非常にカッコイイ。
大技に合わせてBGMが消えるという演出はこれ以降の古龍級モンスターにも踏襲されているが期限はこの彗星である。
なにはともあれバルファルクが飛び立ったら納刀。弧を描きだしたら緊急回避の準備を。
空中のバルファルクは目視できるがペイントボールを使うとマップに表示されるので推奨。
MHRiseでもこの大技は健在。だがMHXXとは少々様子が異なる。
技の演出自体はそう変わりはないのだが、バルファルクが飛び立つと「襲撃」というダイアログが表示される。
なぜこんな特別仕様になっているのかというと、奇しき赫耀のバルファルクは別のモンスターとの交戦中に彗星で乱入してくるのだ。
乱入として使ってくる彗星にはハンターへのダメージは無いとはいえ、イビルジョーも真っ青のド派手かつ大迷惑な乱入方法である。
傀異克服個体の場合、突撃前にハンターの周囲めがけて龍気を連射してくる。その姿はさながら戦闘機である。

  • 溜め槍翼薙ぎ払い&溜め槍翼突き
傀異克服個体の最大技。傀氣脈動状態で使用してくる。
片方の槍翼に力を溜め、前進しながら広範囲を薙ぎ払い、間髪入れずにもう一度力を溜めて渾身の槍翼突きを繰り出す。
ド派手な見た目に違わず、彗星と並び立つ即死級の威力を誇る危険な技である。
薙ぎ払いと突きは必ずセットで使用してくるため、攻撃時間がかなり長い。


怒り状態になると全身から龍気エネルギーを放出。赤黒く染まる。
攻撃力などが上がるが厄介な性質があり…(後述)


古龍種なので弱点属性は龍属性…



と、思いきや龍属性は全く効果が無い。オンラインでラオ大剣の『ドラゴンキラー』を担ごうものなら2重に白い目で見られる。
弱点属性は、火、水、雷、氷、要するに龍以外が平等に入り、状態異常属性も有効。ただし爆破属性は効きにくい
だが、怒り状態ではほとんどの部位で属性ダメージがカットされる。
特に唯一の弱点部位である頭で無効化されるのは痛い。
龍属性やられになったら回復する事が前提で、非怒り時へのダメージを優先した属性武器にするか、いっそのこと無属性武器を使うのがオススメ。
毒が通りやすいのでこれも対策の一つとして使える。
しかしMHRiseでは一転してあまり有効でなくなってしまった。代わりに爆破属性の耐性が低くなり、爆破ダメージも高い。「炎王龍の魂」を付けたテスカト武器では1回の爆破で216ダメージを与えられる。
なお、古龍種なので罠類は一切効かないが、閃光玉のみ有効で足止めの効果時間も長く、レウス達の様に低空飛行から撃ち落とすことも可能。

シームレス化したフィールドに参戦した奇しき赫耀のバルファルクだが、エリア移動が爆速という特徴がある。
全モンスター中ぶっちぎりの最速を誇り、一度飛翔すると1秒足らずで目的のエリアに到着してしまう。
MHRiseのハンターは神機使いにも匹敵するほど喋るようになり、モンスターがエリア移動を始めた時専用のセリフがあるが、ことバルファルク戦においてはこのセリフを発するタイミングがバルファルクが既にエリア移動を終えた頃という事態になっている。

◆武具

武器はやや低めの攻撃力と高めの龍属性を持つ。ボウガンは滅龍弾の扱いに優れる。
バルファルクの一部を切り出したような銀色の光沢と黒色の渋さがスタイリッシュな外見が特徴。





そんなことどうでもいい。どうでもいいと言い切れる特徴がほかにある。
それは剣士武器の斬れ味ゲージ。なんとしかない。通称運動会
作成時は少ししかない白ゲージは強化の度伸びて伸びて右端に達する。
数値にして250にもなり、双剣でも余程なことが無い限り業物スキルが必要ない。
MHXXは紫ゲージが弱体化しており白ゲージが注目されているが、そんなMHXXを象徴する武器群である。
ただし素の攻撃力は一般的な属性武器相応にしかないので、属性値と斬れ味の長さの両方を活かせる武器群じゃないとあまり強さは感じられない。
具体的には、双剣や片手剣は最高の扱い易さを誇るが、属性軽視で物理火力優先、斬れ味消費が少ない大剣やハンマーとはことごとく噛み合っていない能力である。
最高の斬れ味と高水準の攻撃力を持つが、無属性かつ斬れ味の持ちが悪いMHXXのラスボス武器とは対照的と言える。

ボウガンはLv3物理弾が装填不可という残念な特徴がある。
滅龍弾がLv1、2ともに速射、しゃがみ撃ちできるが評価は…お察しください。ヘビィはあのバイク以下とある意味評判

弓は溜め3が貫通4で溜め4は未開放。変な特徴はなくよい意味で無難といえる。

武器名は生産時に「銀翼の〇〇」、最終強化で「龍星〇〇△△△」、究極強化は「赫醒〇〇□□□」と普通。
解説文も「恐れ見よ。〇〇の××を」が特徴だが極端に変ではない。

最終強化時や究極強化時の銘は現実の彗星が由来となっている。
(例:操虫棍 「銀翼の鋭棍」→「龍星棍シュミカ」→「赫醒棍レヴィアナ」 シューメーカー・レヴィ彗星が由来)
ちなみにチャージアックスは誤植が修正されるまで、剣斧(スラッシュアックス)になっていた。

防具のバルクシリーズも相変わらずスタイリッシュ。特徴は新スキル「龍気活性」と「走行継続」
「龍気活性」は体力が2/3になると龍属性やられになるが攻撃力が上がり全属性耐性が50となる。
ただしこの龍属性やられでは龍属性武器は封印されない。おかげで武器防具全部バルクは相性がいい。
「走行継続」はダッシュによるスタミナ消費が一定値でストップするというもの。
ダッシュのみの効果のため運搬クエストで役に立つ程度。卵泥棒の防具にもついてる。

MHRiseでは武器・防具が特殊個体デザインにマイナーチェンジして再登場した。武器名は生産時が「赫翼の〇〇」で、最終強化は「龍天〇〇△△△」となる。
△△△の部分は通常個体の武器名に赤色の名をもじって足したものになっている。
分かりやすいところでは「龍天刀【紅百武】」や「龍天鎚レッドノウド」といった感じ。
上記の操虫棍の場合は「龍天棍シュミカーメン」となっている。

性能に関してはやや低い攻撃力と高い龍属性値、そして運動会のごとき斬れ味ゲージは相変わらず。
最終強化を施すと白が伸びる代わりに赤が大幅に縮み、結果として斬れ味の総量が減少するという不思議な特徴がある。
百竜スキルに「龍属性やられ時(実質龍気活性発動時)に属性値を1.2倍する」効果の「天彗龍の魂」を持つ。

防具は龍気活性がレベル制になり一部位で1レベル、一式で最大レベルまで発動するようになっている。
MHWorldでいうシリーズスキルのようなもので、護石や装飾品では発動できない。
レベル5まで上げると発動トリガーが体力80%以下とかなり緩くなる。
例えば強香の花結・三輪や絶香の花結で体力を250まで上げていた場合、発動ラインとなる体力は200である。

その他のスキルは死中に活・逆恨み・弱点特効と徹底的な火力構成。
防御力も全防具で唯一一部位100まで到達する硬さを誇るため、一式装備では龍気活性もあってかなりタフになれる。

傀異克服防具は新スキル「龍気変換」を引っ提げて登場。
属性耐性値を属性火力に変換するという、サンブレイク特有のピーキーなスキルとなっているが、
そのまま使うだけではやや物足りないため、激昂ラージャンのスキル「激昂」で属性耐性値を溜めて属性火力に変換するのがベターな組み合わせとなる。
同じ属性構成における火力を伸ばす手段である「狂化奮闘」と比べると、こちらは攻撃面しか伸びないのに対してあちらは防御面も伸び、即死が飛び交う傀異討究後半戦や特別討究でも安定感が増すため、総合的にはやや劣勢。
ただ、狂化自体がかなり運用に癖のあるスキルなので、その癖を嫌ってこちらを採用するという手もあるか。


◆戦闘曲

専用BGM「銀翼の凶星」は混声コーラスとオーケストラが特徴の勇ましい曲である。
サウンドトラックにはギターの音色が輝くロックアレンジver.が収録されている。もとよりヒロイックな曲調だったがその良さを伸ばすようなアレンジであり人気が高い。

MHXXの時点で既にコーラス有りなので、コーラス有りの曲だらけのMHRiseでもそれを踏襲してアレンジされている。
Rise版ではサントラ収録のアレンジverを踏襲したのか、サビに当たる部分が二度繰り返されるようになっておりメロディラインが印象付けられる。

また、MHRiseでは大型モンスターのエリア移動時に「The Chase」としてまた別のアレンジBGMが流れる仕様のため、銀翼の凶星のRise Ver.にも「The Chase」が一応あるのだが、肝心の奇しき赫耀のバルファルクは開けたフィールドではエリア移動が一瞬なので、「The Chase」については溶岩洞の地下など狭い場所を移動する場合でないとまともに聴けない。
幸い、Ver3.0追加曲はオンライン配信されているため、ゆっくり聴きたい場合は配信を利用するとよい。

DLCとしてリコーダーver.も配信されている。原曲の持つ勇ましさとは真逆のほわほわと気の抜けるようなアレンジとなっている。

モンスターハンターシリーズ20周年を記念して行われたモンスター総選挙のBGM編では並み居る競合から逃げ切り堂々の一位を達成した。
これを記念してEDMスタイルの新規アレンジが制作、公開された。


◆余談

MHXXには新採取アイテムとして「灼けた甲殻」というのがあるが、これはバルファルクの甲殻が剝がれ落ちたものらしい。
フィールド上でのオブジェクトでは、あまりに強い衝撃で地面がめくれている。パッと見逆さまになったキノコに見えるが
主な用途は龍識船の研究室の拡張。本作で人気の防具合成の解放にも必要なのである程度集めよう。

赤い』『彗星』と異名や特徴が被っている仮面の人とは全く関係ない。
赫い特殊個体は他のモンスターの3倍以上の超スピードでエリア移動を終わらせてしまうが。

MHRiseにおける「奇しき赫耀」は開発後半になって登場が決まったらしく、その頃にはメジャーな妖怪ネタが尽きていたという理由でMHRise恒例の妖怪モチーフが設定されていない珍しいモンスターとなった。
そんな訳で「奇しき赫耀」は妖怪ではなく、かつて世界各地で凶兆として恐れられた彗星「ハレー彗星」がモチーフとなっており、素材の説明文などでも災厄などと結び付けた文言がくどいくらいに多用されている。
これらの事情が公式から明かされるまで、ユーザー間では「昔は流星と関連付けられていた『天狗』」「最後発のキャラ&赤黒いカラーリング繋がりの『空亡*2』」などと推測されていた。

+ Z/Xにおいて

人の住まう地の遥か高空を翔ける古龍。
翼より龍属性エネルギーを噴出し高速飛行する。

B22-107 天彗龍バルファルク(てんすいりゅうばるふぁるく)
コスト7
モンスターハンター
覚醒条件:あなたの手札にある[モンスターハンター]を1枚トラッシュに置く。
[起]【有効】デュナミス【コスト】赤4 スクエアにあるあなたの[モンスターハンター]を1枚破壊する。【効果】このカードをリブートでそのカードがあったゼクスのないスクエアに登場させる。この能力はこのカードがデュナミスで裏向きの場合にしかプレイできない。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、ゲームから除外する。
パワー10500
CAPCOM

Z/Xとのコラボによってカード化したバルファルク。
リオレウスと大剣ハンター(レウスシリーズ)、ナルガクルガと双剣ハンター(ナルガシリーズ)もカード化しているが、バルファルクは単独でのカード化。

覚醒条件によって登場するゼクス エクストラだが種族に[ウェイカー]を持たず、同じカプコンコラボの[バイオハザード](ノスフェラトゥ複合)や[ロックマン](バトルドレス複合)のような通常種族も持たない。
条件も赤に共通の『トラッシュのカードを除外』ではなく『手札の[モンスターハンター]を捨てる』と固有のものになっている。

また、通常の7コスト支払ってのプレイ以外に、4コストと[モンスターハンター]1枚を生贄に踏み倒し登場させることができる。
[モンスターハンター]にはコスト3かつイグニッションアイコン持ちの「双剣ハンター(ナルガシリーズ)」がいるため、うまくいけば2ターン目にしてバルファルクを登場させることが可能。
この効果での登場は『ゼクス エクストラは1ターンに1回しかプレイできない』というルールの範囲外のため、同一ターン中に他のエクストラをプレイすることができる。

加えて『この能力はあなたのターンにしかプレイできない』とは書いていないので、相手のターンに能力をプレイして強襲させることが可能。
破壊対象の状態も制限がないため、既に攻撃済みの[モンスターハンター]を破壊して再び攻撃することや、攻撃された[モンスターハンター]を破壊して対象を消すことで攻撃を無効にすることもできる。

もう一つ、登場時に相手ゼクスを1枚除外する能力を持つ。
この能力はプレイによる登場、能力による登場を問わないので、安定した確定除去として使うことができる。
普通に自ターン中に登場してスクエアを空ける、相手ターンに登場して攻撃のシャットアウトなど、汎用性が高い。

スクエアを離れると表向きでデュナミスに置かれ、以降プレイも起動能力の使用もできなくなるが、「大剣ハンター(レウスシリーズ)」がプレイ登場時にデュナミスに表向きの[モンスターハンター]があればゲームから除外されたコスト4以下の[モンスターハンター]を踏み倒す能力を持っているため無駄にはならない。


しかし、[モンスターハンター]自体がバルファルク含めて上記の5種類しかないため、安定して使うには少々工夫が必要。
大会等で上位を狙うのは難しいが、個性的な能力で趣味での使用には十分耐えうるうえ、意表を突くこともできる。
レアリティも通常のレア相当のカプコンレアで集めやすい。




古文書は記す
「恐れ見よ。彗星の如き追記修正を」


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最終更新:2025年04月26日 13:55

*1 マスターランクの個体をも上回る攻撃倍率12.3倍を誇る

*2 そらなき。百鬼夜行図の最後に描かれた「黒い空に浮かぶ赤い太陽」を妖怪とする仮説に基づき、近代になって後付けされた創作妖怪。かの常闇ノ皇の元ネタ。