登録日:2024/07/09 Tue 08:42:34
更新日:2025/03/17 Mon 03:15:16
所要時間:約 8 分で読めます
概要
オバ渓谷の各エリアで待ち受ける、特別なオバケたち。
ルブリーぐらい大きな体躯の上に角が生えており、その名通り色々なモノに憑依する能力を持つ。
本作のキーアイテム
「ダークムーン」のかけらを取り込んでいる影響か、普通のオバケよりも強い。
しかも
オヤ・マー博士の推測によれば「かけらを長く持つほど力が強くなる」ようで、実際ストーリーが進むにつれて操るモノの規模が大きくなる。
メタ的に言えば「全員同じキーアイテムを持っているのに後半のボスのほうが強い」という
ゲームのお約束に対する説明である。
見た目は角の本数以外の違いこそ無いが、コンパチなどと侮るなかれ。
基本的には憑依したモノとエリアの性質を活かし、
ルイージを苦しめてくる。
ヒョーイごとに戦法もまるっきり違い、それぞれに合わせた戦い方が求められる。
どうにかして本体を引きずり出しても、すぐに吸い込めるわけではない。
反撃として力を溜め、ルイージに突進を仕掛けてくる。力を溜め始めるとストロボは一切無効。
この突進は後に戦うヒョーイほど回数が増えていき、終盤にもなるとワープしながら突進、または単発の代わりに弾を同時に飛ばすといった変化が見られる。
とにかく突進をかわし、ストロボを当てることでようやく吸い込めるのだが、肝心のヒョーイは体力が無限に設定されており、ただ吸い込むだけでは絶対に倒せないようになっている。
吸い込みながらゲージを溜め、Aボタンで引っ張る必要があるのだ。
強く吸引されたヒョーイは脱皮で逃げてしまうものの、脱皮のたびに体がオレンジ、赤と変色していき、赤……つまりもう後が無いところまで追い詰めてようやく倒すことができる。
ヒョーイの脱皮が実質的な「ボスにダメージを与える」プロセスにもなっている。早い話、マリオシリーズのボス戦でおなじみの3回ルール。
余談だが、後に稼働したアーケード作品『ルイージマンションアーケード』は今作を元に制作されているのだが、容量の都合なのか、残念ながら彼らヒョーイ達は総リストラを喰らってしまった。無念…
その代わりなのか、同作では今作で
中ボス扱いされていた固有オバケ達がステージボスを務める様になっている。
各エリアのヒョーイ
ヒョーイたちの名前は角の本数に対応した、数字のイタリア語での読み方が元となる。
ウーノス
ウラメ~シ屋敷で戦う最初のヒョーイ。角は1本。
屋敷地下で巨大蜘蛛の大グモーに取りつく。
エリア最奥部に陣取って動かず、普通に近づくと前脚を振り下ろしてくる。
この時に開眼するため、ストロボを焚いて怯ませ、クモの巣に張り付いた糸の塊を引っ張って着火することになる。
火を点けるにはどうするのかと言うと、動く鎧が持っているたいまつまで引っ張り、振り下ろしてもらえばよい。
これだけ書くと簡単そうに見えるが、大グモーも毒液を吐いて妨害する上、ボス戦が進むと大グモーの子供たちも天井から降りて邪魔してくる。
更に脱皮後は突進を行い、そのたびに壁を破壊してエリアが奥へ拡大され、糸に火をつけるまでの道のりも険しさを増す。
最初はただ単に引っ張れば良かったのが、次第にそれだけではたいまつまで届かなくなる。
となれば、他に火種を増やすしかない。落ち着いて周りをよく見れば利用できる何かがある筈だろう。
一番手でありながらダメージを与える工程がそれなりに長く、解法に気付けない人はなかなか気付きにくい。
ルイージも被弾しやすい戦いなので最初のボスの強さじゃないともっぱらの評判。
ドゥーエ
ノロワ~レ大樹で戦うヒョーイ。角は2本。
ウーノスと違い、最初からいきなり直接対決するわけではなく、まずは大樹の中にある大階段を登り切らねばならない。
しかし、この大階段というのが本作屈指の厄介なエリアである。
3本ある階段のうち正しい階段を登り、これを最上層まで延々と繰り返すだけなのだが、間違えるとルノーマが現れ最下層まで滑り落とされてしまう。どんなに上層からでも一気に滑り落ちる様はドリフのよう。
ついでにルノーマを倒すまで階段が閉鎖される。1匹吸い込むだけで良いのが救い。
既に登り終わった階段は両脇に
赤い火がつき、デフォルトの
青白い火とは区別される。
落とされるたびに登ってない全ての階段で正解の火が消えるので分かりやすいが、一定時間経つと元に戻ってしまう。それまでに可能な限り多く記憶する力が求められる。
他にも火が一瞬だけ小さくなる、駆け下りてくる
ネズミの配置などにもヒントは隠されているものの、それでも何回かは滑り落ちておじゃんになる覚悟はしておいた方がいい。
なにせ、素早く大量に記憶するのが苦手な人にとっては殆ど
運ゲーにしかならないのだ。かなり好みの分かれるエリアでもある。
そんなこんなで大階段を登り切り、小屋の前にある階段を登ろうとするとまさかの階段が怪物化。
こいつがドゥーエの取りついたボスである。
行動パターンは飛びかかりや火の玉飛ばしを何度か繰り返した後、高くジャンプしてボディプレスを仕掛けるという単調なもの。
ボディプレスを避ければ簡単に弱点を露出し、こちらが回避に徹することで攻撃も全く当たらず、ぶっちゃけ大階段さえ攻略すれば残りは消化試合に等しい。
本体(ドゥーエ)が脱皮するたびに素早くはなるが、上記の立ち回りを意識するだけでノーダメージクリアも簡単。
ボス戦自体が割とあっさり気味&直前に多少の戦闘を挟むことから、大階段を含めてがボス戦なのでは?という見方も。
あるいは大階段で何度も出戻りさせられることを考慮し、意図的にボス戦の難易度を低くしている可能性も考えられる。
トーレス
ジゴ~クロック工場で戦うヒョーイ。角は3本。
工場の天空時計に取りついている。
戦闘では時計そのものが攻撃するというよりは、バトルエリアの短針が動くごとにオバケたちを召喚してけしかけるのが主。
要するに雑魚ラッシュである。
オバケが全滅するごとに消えていた数字が現れ、短針は次の正時を指し示していく。
また、その際に長針が熱を帯びて高速回転し、触れるとダメージなので回転範囲から逃れておくこと。
ただし、各時刻での戦いには時間制限が設けられており、長針が一周するまでに全滅させないと……。
トーレスは4、8、12時のオバケたちを全滅させた時に出現。
長針が動かない代わりに足場が回転するので気を付けよう。突進回数が増えていることにも注意。
召喚されるオバケは実に多様で、最初のうちはルノーマなどの見慣れたオバケが主だが、戦闘が進むとルノーマが武装したり、工場で初登場の
ミイラに変装したパターンなども出現し、テキパキ立ち回らないと時間のかかる戦いが増える。
終盤にもなれば
自走爆弾が大量に湧き出して特攻するといった地獄みたいな光景も……。
ラストはそれまでに出た敵の混合軍で畳みかけてくる。慌てずに1匹ずつ処理すること。
加えて、トーレスが2回脱皮した後は短針、長針が
熱を常時帯びるようになり、オバケたちの攻勢が激しさを増す中で嫌らしい障害物として機能する。
どうしても時間内の全滅が難しければ、長針をオバキュームで逆時計回りに動かして時間稼ぎしよう。
その逆も然りで、うっかり時計回りに加速させないようにしたい。
クアート
ヒャッキ~ヤ坑道で戦うヒョーイ。角は4本。
なんと氷柱そのものに取りつき、ライオンを思わせる巨大な怪物の顔に変身する。
そのまま戦うかと思いきや、シールド掘削機の如くトンネルを掘りながら逃走。ルイージはこの衝撃で滑り出した大砲付きソリに乗って(乗せられて)追撃することに。
ボスは顔面を氷で覆っており、それらを撃ったバクダンで1つずつ剥がしていくシューティング風になる。
全部剝がせば反撃に吸い込もうとしてくる。落ち着いて口の中にバクダンを放り込んでやろう。
見事破壊すればクアートを引きずり出し、彼との戦いを挟んでから再度シューティングパートが始まる。
最初のうちは何も考えず適当に撃っても剥がせるが、残り枚数が少ないと露骨に遠ざかっていき、届くまで時間がかかる。
要は単に撃つだけでなく、撃ってから届くまでのラグも計算に入れる必要がある。外して顔面に当たった時はボスに笑われる。
また、氷剥がしにもたつくと氷が再生してしまう。顔面がキラキラ輝き始めたら一定時間後に再生するサイン。
更にこのソリ、実は時間経過で熱が上昇している。右側に温度のメーターが表示されているので早期に気付く人もいるはず。
あまりに手間取っていると次第に煙を噴き出し、最後はオーバーヒートで強制ゲームオーバーとなってしまう。
バトル後半になるほど氷の枚数が増え、狙い辛くなるのも相まって(特にシューティングが苦手な人には)地味に難所。
幸いにもクアートとの戦闘を挟むたび温度がリセットされる(おそらくクールダウンしている)ので、またいで引き継がれることは無い。
ちなみにクアートを吸い込み中の
BGMが1周すると、なぜかBGMが止まってしまう現象が発生する。
他にも吸い込まずにもう一回シューティングパートを経た場合、ムービーで
角がデカくなる不具合もあった。(これは3DS版限定の模様)
クークエ
オドロ~宮殿に開いた「オバゲート」の中で戦うヒョーイ。角は5本。
最後に戦うだけあって最強のヒョーイとなっており、分裂して複数の鎧に取りついて戦う。
鎧たちは積極的にルイージへ近寄り、得物を振り下ろして攻撃する。
ルイージからの攻撃は一切効かない代わりに、急に体勢を崩されると弱いらしく、カーペットの吸い込みがよく効く。
だが、片方だけ転ばすともう片方が起こして復活させてしまう。うまく一つのカーペットに誘導して同時に転ばせよう。
1回脱皮させると3体に分裂=鎧も3体に増えるが、やることは同じ。カーペットからはみ出ないように集めるべし。
クークエを引きずり出した後も油断ならない。
1体に戻って突進を1回仕掛けるだけだが、光球も並走してくるので
中途半端な位置で待ち構えるのは禁物。
光球は脱皮させるごとに数が増えていく。
2回脱皮させると、クークエは4体に分裂。
しかし鎧はもう残っておらず、何故かバトルエリアの外へ飛び降り……。
窓の外からルイージの何倍、いや何十倍もあろう超巨大な鎧に取りついて登場。
なぎ払った剣で天井を破壊して乗り込み、絶望のルイージに鎧の逆襲が始まる。
ここからBGMも一転して絶望感に溢れ、鎧の両足しか見えないという超体格差の戦いに突入する。
超巨大鎧は足を持ち上げてルイージを踏み潰そうとしたり、剣を床に突き刺して攻撃を行う。
踏み潰しは3連続でルイージを狙ってくることがあり、剣突き刺しもそのまま床を走るように切り裂いてくるパターンが存在する。
しかも瓦礫が頻繁に落ちてくるおまけ付き。
一体どう戦えば……と思うかもしれないが、こちらのやることはさほど変わらない。
どんな巨体だろうとカーペットを吸い込んで転ばせてしまえばいいのだから。
ただし、片足だけで踏ん張って耐えようとするので、今度は両足それぞれがカーペットに乗っている必要がある。一ヵ所に2足は収まりきらないので、別々のカーペットに乗せること。
体勢を崩させたらもう片足のカーペットも迅速に吸い込んでやろう。
巨大な敵をものともせずにスッ転ばせてやれば、超巨大鎧は豪快に転倒。
飛び出したクークエたちが積み重なって元に戻り、最後の直接対決にもつれ込む。ここで舐めプして遊んでるとまた超巨大鎧に戻ってしまう。
この戦いを制すれば、晴れて各エリアのダークムーンのかけらが揃う。
ところが、ベースラボに帰還する最中のルイージを
何者かが阻み……。
追記・修正はヒョーイを脱皮させながらお願いします。
- 蜘蛛のヒョーイが最初のボスにしてはやたら強すぎる😤 -- 名無しさん (2024-07-09 10:14:22)
- クークエの巨大鎧倒した後でも吸いこまなかったら、また復活するから放置はやめた方がいい。 -- 名無しさん (2024-07-09 12:41:55)
最終更新:2025年03月17日 03:15