マカライト鉱石

登録日:2024/09/13 Fri 12:01:30
更新日:2024/09/16 Mon 19:14:01
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マカライト鉱石とは、モンスターハンターシリーズに登場する鉱石である。
本記事では、ゲーム上での用途が似通った各種鉱石についても紹介する。

目次


【概要】

初代『モンスターハンター』から存在する古参の鉱石であり、今のところ全作品皆勤。
鉱石系素材の代名詞ともいえる素材であり、主にフィールド上の鉱脈にピッケルを振るうことで採掘できる。
製錬することでマカライト鋼という高強度の金属になるらしく、装備の生産でたびたび要求されることになる。

鉄鉱石やマカライト鉱石で鍛えられる「鉱石武器」や「アロイ防具」は序盤にしては高い斬れ味や防御力を持ち、全作品通して優秀。
上位やG級に入りたてのタイミングでも、狩猟なしでグレードの高い防具を簡単に揃えられるのが魅力。

また「モンスター素材の武具であっても当然金属製の部品は含む」ということで、モンスター武具の製作にもこれら鉱石が多く用いられる。
そのモンスターが狩猟できるランクよりも上のランクでしか取れない鉱石が素材として要求され、モンスター武具製作のストッパーとなることすらある。
特にドラグライト鉱石で顕著。


現実に存在する鮮やかな緑色が特徴の鉱物「マラカイト」(別名:孔雀石)とは別物。
もともとは「マラカイト」の名前で実装する予定だったが、初代のプログラミング時に誤植により「マカライト」鉱石となったようだ。
ゲームオリジナルの鉱石の名前だから、とだれも突っ込まなかったんだとか。

……とはいえ色も物理的性質もマラカイトとは全然別物なので、今の方で正解だった気もしなくもない。「マラ」を含むとちょっと卑猥だし
あと別にマーカライトファープから取った名前ではない。


《鉱物としての性質》

全作皆勤のため登場する機会も多く、鉱物としての性質も割と明らかになっている。

蒼色に輝く

マカライト鉱石は別名を燕雀石と呼び、青みがかったとかいうレベルではなくだいぶ真っ青。
現実ではラピスラズリあたりを比較対象に上げなくてはならない程度に原色をしている。
『MHP2G』のOPムービーにマカライト鉱石の採掘の様子が描写されており、大凡の姿を見ることが出来る。
また『MHRise』ではマイルームに飾ることのできる置物として「純マカライト鉱石」が入手可能。
見た目は概ね青色の採掘ポイントと同じ。

より高純度のものは蒼天石と呼ばれ、宝石や彫刻の材料としても用いられるようだ。

金属に製錬できる

宝石として用いられるような鉱石でありながら、その本質は金属である。

融点が鉄より高い(1500℃より高い)のか、非常に高い熱を生み出す燃石炭なしでは製錬ができない。
燃石炭納品クエストがやたら多いのは世界観的にこれが原因。

マカライト鋼に製錬したとしても「青さ」は(多少金属っぽい色になるとはいえ)据え置き。「アロイシリーズ」のように明確に鉄とは違った色味になる。

硬い

マカライト鋼は鉄よりも硬いという驚異的な硬度を誇る。
製錬前の段階でも鉄鉱石より硬いようで、ピッケルグレートの調合(というか多分骨の先に括り付けてるだけ)に使われる。

モンスターハンター世界では硬いものの象徴とされているようで、「マカライトより硬い」という言い回しが存在するほど。
当然、上位素材であるドラグライトやカブレライト、エルトライトはなお硬いのだが、マカライトは手に入りやすく知名度が高いこともあるのだろう。



【各種鉱石】

モンスターハンター世界には多くの鉱石が存在するが、その中でもマカライト鉱石の上位・下位に存在するものを列挙する。

鉄鉱石

下位序盤で産出される、マカライト鉱石の下位素材。
現実では「産業のコメ」と称される鉄も、もっと強靭なマカライト鉱石があるモンハン世界ではいまいち影が薄い。

とはいえ序盤から多く手に入るので序盤の武具製作には便利。
「テッケン」「アンヴィルハンマー」「バベル」などのようにたまに狂った量の鉄鉱石を要求する武器もある。

意外な使い道として、ネンチャク草と調合して素材玉を調合できる。
石ころでも同じ調合が可能だが、石ころから調合するよりも生産数が多いのがポイント。
なおハンターは素手で鉄鉱石を手ごろな大きさに割れるらしい。
ただし作品によっては最低生産個数が1個の場合もあるので、その場合はスキル「最大数生産」でフォローしよう。

ちなみに『アイルー村』では新しい村の住人を迎えるために鉄鉱石99個を要するアイルーがいる。『アイルー村DX』では50個に減少したが……


ドラグライト鉱石

初期は上位に入ってから、その後は下位後半から上位序盤にかけて産出されるマカライト鉱石の上位素材。
別名を輝竜石と呼び、製錬すると緑がかったドラグライト鋼になる。

硬度はマカライトを超えるが、このレベルになると一般需要は減る*1ようだ。
とはいえ、強度第一のハンターの武器素材としてはまだまだ需要が多い。

またマカライト同様に宝石としての価値もあるようで、これを加工したインテリアも存在する。


カブレライト鉱石

初期はG級限定、その後は上位後半からG級序盤にかけて産出されるドラグライト鉱石の上位素材。
別名を霊鶴石と呼び、製錬すると赤紫がかったカブレライト鋼になる。

このあたりになってくると希少性とか加工難度からもはや謎の素材扱いになっており、熟練のハンター以外にはあまり需要がない。
……のだが、G級で炭鉱夫をしていると簡単に集まり高額で売れるので、ゲーム上では金策として用いられることが多い。


エルトライト鉱石

『2ndG』で初登場した、G級序盤から産出されるカブレライト鉱石の上位素材。Lライトではない
別名を緋鳶石と呼び、製錬すると赤みがかったエルトライト鋼になる。

このレベルになってくるともはや金属の強度ではなく、エルトライト素材の武具はG級終盤のモンスターの武具に肉薄する性能すら有してくる。

もはやその希少さから「目下研究中の新素材」扱い。
……なのだが、護石を掘るため炭鉱夫となったハンターたちにとっては湯水のように湧いてくる金策素材。数がカンストしている人も珍しくはない。


【余談】

  • 『MHP2nd』の拠点であるポッケ村は、元は良質なマカライト鉱石の採掘を行う鉱山として栄えた村だった。
    村長の後ろにある巨大なマカライト鉱石の塊は現在も村のシンボルとされている

  • ≪森と丘≫から≪火山≫といった通常マップのみならず≪塔≫などの秘境に至るまで、ほぼ世界全体で採掘できる。
    しかし高難易度のクエストで訪れる危険地帯では、マカライトに代わりより上位の鉱石がよく掘れるようになる。
    ゲーム的な都合もあるとはいえ、何か理由があるのだろうか

  • 上記のように、これら鉱石名は『~ライト鉱石』で揃えられている。海外版でも『Machalite Ore(マカライト鉱石)』とそのまま翻訳されているのだが
    なぜかドラグライト鉱石だけ『Dragonite Ore(ドラグナイト鉱石)』となっている。
    こちらの方が語呂が良い、ということだろうか

  • この手のゲームの常ではあるのだが、上記のアイテムは全て購入できない
    よく考えれば雑貨屋や交易商人がわざわざ鉱石を店頭に並べる理由がないというのもある。
    まあメタ的に言うなら買えてしまったらゲーム的にいろいろアレな事になるからなのだけど。


追記・修正はエルトライト鉱石を999個集めてからお願いします。

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最終更新:2024年09月16日 19:14

*1 そもそも鉄やマカライト鋼で強度は十分なので、それ以上高額で希少な鉱石を使う意味がない。