モンハン日記 ぽかぽかアイルー村

登録日:2022/06/30 Thu 00:08:49
更新日:2022/08/06 Sat 17:53:54
所要時間:約 6 分で読めます




モンスターハンター』シリーズの作品の一つ。

概要

メインシリーズのハンティングアクションから離れて、マスコットのアイルーメラルーを主役とした外伝作品。2010年8月26日にPlayStation Portable向けに発売。
2009年10月の「モンスターハンターフェスタ'09」決勝大会の締めくくりで発表された。

主人公となる1匹の「マイアイルー」を通じて他のアイルーやメラルーと交流し、住民を集めて村を大きくするのがメインストーリーの目標となっている。
公称ジャンルは「アイルーライフ」で、その作風はメインシリーズよりもユルく、シリーズ初のCERO:A作品である。
某森のアイルー版ではない

村での一日

村には特産品となりそうなアイテムがあちこちに潜んでおり、これを採取、ネコバァにアイルー紹介の対価として提供することで住民が増える。
採取するアイテムのグレードは設備に依存しており、村の設備の発展にはぽかぽかポイント(PP)が対価となる。
村の設備としては、釣り場や農園、アイルー達が住む長屋、宴会用のステージ、ポポからミルクや毛を採れる牧場、プーギーの住居及びレース場、モンスターの赤ちゃんと触れ合える「こもれびの巣」などが挙げられる。

こうして村を発展させていく間に、住民から「村クエスト」を依頼される場合もあり、クリアすることで住民や設備に影響を与えたりする場合もあるが、アイルー達の反応を見るだけで終わる場合もある。
しかも普段の会話内容も各住民に日替わりや諸条件に応じて複数パターン用意されており、本作当時のメインシリーズの数倍はあると考えていい。
各住民の反応を楽しむというのも本作の目的の1つ…なのかも。

また、住民を探検クエストに連れて行く場合には、住民とどれだけ「仲良し」であるかが鍵になってくる。
住民が喜ぶものを「渡す」ことで仲良し度を上げると、その分探検クエストで役に立ってくれる。

カルチャーショック

カ ル チ ャ ー シ ョ ッ ク !

ぽかぽかアイルー村独自のイベント及びそのシステム。
マイアイルーが「未知」の事象に遭遇すると発生し、発生する度にショックポイント(SP)が増える。
一応「実績」の類なのか、一部のカルチャーショックな事象はコレクション対象になる。
例えば初めてプーギーと接した際には「スゴくかわいすぎる生き物なのニャ!」と盛大なリアクションを見せる。
時には村を訪れた教官やイャンクックに驚かされることも…

探検クエスト

時には村を飛び出して、村の中では採取できない素材探しに出掛けることも必要である。
そこで受注するのが「探検クエスト」である。
探検クエストは最大12匹のアイルーがチームを組み、マイアイルーがそれを率いるという形式になっているが、その時々に応じてチームのアイルーが提案*1を出してくるので、適切に指示することで先に進む。
村の住民が就く職業に応じて提案の傾向があるため、どの住民をどのクエストで連れて行くかも作戦の一つである。

時にはモンスターと遭遇することがあり、小型モンスターであれば討伐できる場合もあるが、大型モンスターはどう頑張っても討伐は出来ないまだニャンターの概念が無かった頃なので仕方が無い。
力尽くで立ち向かおうとしても、アイルー達には体力の代わりに「やる気」の概念があり、これが無くなってしまうと撤退、即ちクエスト失敗となってしまう。
ではどうやって大型モンスターに立ち向かうかというと、フィールドギミックである。
フィールドギミックを利用して(時には力で何とかする場合もあるが)大型モンスターを気絶させれば、その隙に素材を採取することが出来る。要はオトモアイルーでいう「ぶんどり」。
クエストの目的となっている素材の採取、もしくは小型モンスターの討伐後ゴール地点にたどり着くことで晴れてクエスト成功となる。
探検クエストには一応だが「下位」「上位」の別が存在するが、下位は実質チュートリアル。

道中で遭遇する可能性があるモンスターは、リオレウスリオレイアティガレックスといったお馴染みの顔ぶれが本作の作風に合わせてデフォルメされた姿で登場する。
そしてその中にクイーンランゴスタ何故か混ざっており、代わりにナルガクルガはいない。
また、発売時期がMH3とMHP3の間ということもあってか、MH3からは小型はギィギ、大型はラギアクルスがそれぞれ登場している。
…どうやらラギアは水中に潜れなかった代わりにマイアイルー達の相手をしていたようだ。

ぽかぽかアイルー村G

MHP2に「G」が発売されたように、ぽかぽかアイルー村でも「G」が発売されている。
当然MHP2→MHP2G同様のデータ引き継ぎに対応しているが、いきなり「G」を始めるオプションもある。
発売日は2011年8月10日だが、当初は同年8月25日予定になっており、前倒しされている*2
ダウンロード版は大人の事情なのか配信終了。新たに遊ぶには中古でUMDを探すしか方法は無い。

村の住民の職業、探検クエスト、それとカルチャーショックに「G」が追加された。
G級探検クエストには「雪山」があるため、寒冷地組のギアノスブランゴ/ドドブランゴも登場している他、MHP3の顔であるジンオウガと生態が密接なガーグァ、そしてナルガクルガも無事登場。
亜種モンスターも登場しているが、該当するのはリオティガ黒轟竜が優遇されたのは後のMHW:Iと関係あるのか否か
極めつけはなんとラオシャンロン。G級の最終クエストで登場する。

「G」発売時には、MHP3でぽかぽかアイルー村コラボのイベントクエスト「アイルー村からオトモへ」が配信されており、セーブデータ特典でオトモ装備のキー素材になっている「ぽかぽか日記帳」が追加で入手できるようになった。

ぽかぽかアイルー村DX

MHP3の発売後、シリーズはニンテンドー3DSを中心に据えるようになり、PSPは一線から退いた。
しかしぽかぽかアイルー村は3DSにも「DX」が2015年9月10日に発売されている。
「DX」は「G」がベースになっているが、「G」までの1+α本分のストーリーが引き継ぎ無しの1本になったため、一部条件が「G」に比べて緩和されている。
一見するとこれだけ?のようにも見えるが、密かに登場する顔ぶれにMH4よりゴア・マガラ、MH4Gよりセルレギオスが増えている。しかしながらシャガルマガラまでは揃わなかった

また、「DX」のセーブデータ特典として、MHXやMHXXでオトモアイルー防具「ベビティガネコ」シリーズを生産出来る。
MHXXに引き継いでいる場合はSwitch版で無条件に入手可能になっているが、MHXでは「DX」のセーブデータ特典以外に入手経路は無い。

ぎりぎりアイルー村

ぽかぽかアイルー村の販売促進用と思われる短編アニメ。
2010年に「アイルー危機一髪」、2011年に「ぎりぎりアイルー村G」がそれぞれTOKYO MXと毎日放送で放送された。
製作が秘密結社鷹の爪のDLEなので当然のように内容がカオス。
現在はYouTubeのカプコン公式チャンネルでも視聴可能。

余談

ここまでタグ以外では触れていなかったが、開発はなんとフロムソフトウェアである。
フロムの(技術的な意味で)変態企業ぶりは有名であるが、本作でもそれが遺憾なく発揮されており、アイルーのAIについて、1体あたり約1.5Kステップの条件文を「アフォーダンス」の考え方で機能を維持しながら圧縮する…といったことを技術講演している。
それでも発表当初は「可愛い顔してデモンズやダクソ並の死にゲーになるのではないか」「また未完成になるのか」「尻を貸そう」等、フロムゲーを体験した事のある一部の狩人からはそんな感じで見られていたとか…

探検クエストで大型モンスターとの戦闘時にはフルフル含めBGMが設定されているが、そのBGMはMH4/MH4Gでモンニャン隊の戦闘BGMとしても使用されている。

本作には占いコンテンツが収録されており、その内容はゲッターズ飯田氏監修。氏曰く10年くらい使えるデータが入っているらしい。


\カルチャーショック!/
ぽかぽかアイルー村の項目を追記・修正した! 3000SP

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最終更新:2022年08月06日 17:53

*1 敵への攻撃、水場での釣り、虫採り、木を揺らすなど。

*2 代わりに2011年8月25日はMHP3のHDver.が発売された。