登録日:2024/09/20 Fri 00:50:56
更新日:2025/04/25 Fri 19:17:48
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【概要】
主人公がロボットや装備品を発明、製作し、ロボットと共に悪の組織『ハッカー』と戦うことが主なストーリー。
その他にも困っている人を発明品で助ける展開も。
スラップスティック(どたばた喜劇)の名の通り、ストーリー展開はギャグ要素も多く、パッケージのキャラクターもコミカルな印象を受ける。
しかし、時間にまつわるアイテム『ティアトロン』を巡る本筋はかなりシリアスであり、ストーリー中盤以降は過去や宇宙にも冒険することになる。
謎解きも中々難易度が高い。
BGMも良曲揃いであり、ゲーム開始時や通常戦闘の非常に軽快なコミカルな感じの曲や、ロココ町のどこか懐かしさを感じるようなのんびりした曲など、多彩。
【ストーリー】
大宇宙のどこかにある地球とよく似た文明を持つ星、極楽星。
そこには文明がそれなりに発展した町、ロココ町があり人々はそれなりに幸せに暮らしていた。
しかし、ある時、ハッカーを名乗る集団が出現し、破壊や盗み、改造人間を生み出し、暮らしを脅かしていた。
そんな中、発明家を志す主人公がロココ町に引っ越して来た。
主人公は様々な問題を解決しつつ、各地で暗躍するハッカーと戦い、その正体に迫る。
【システム】
上記に書いた様に主人公は
発明家であるため、アイテムは店で買うことは少ない。
各地にある「発明の友」という本を読み、開発室にてひらめいたアイテムを「開発」したり「
合成」することで入手するのがメインになる。
戦闘では作成したロボットに開発した武器を持たせ戦って貰う。
そのロボットのパラメータの割り振りや、連続技をプログラムし戦闘に役立てることもできる。
連続技は単純に同じ武器の攻撃を繰り返すものの他、相手の後ろに移動して攻撃するなど色々ある。
合成して新たな装備品を作るパターンは無数にあり、ロボットの連続技も装備品の組み合わせ次第で効果が変わる。
こうした細かいやりこみ要素も多数。
【登場人物】
ロココ町関係者
デフォルトネームなし。
喋らない。
発明家を志し、独立するためロココ町に引っ越してくる。
発明家の友や困っている人の話を聞き様々な発明品を思いつく。
主人公によって作成されたずんぐりむっくりな感じのロボットで、戦闘を担当する。
デフォルトネームはなく、自分で好きな名前を付けられ、カラーリングも自由に選べる。
最大3体作成可能。
2体目は物理攻撃、3体目は特殊攻撃に若干だが耐性がある。
主人公の助手で、その正体は父親が発明したアンドロイド。
見た目は美人のお姉さんといった感じだが、主人公の母親がモデルの様子。
作中ではトランシーバーで通信し、セーブや攻略のヒントをくれる。
主人公の父親の発明家。
かつてはロココ町に住んでいたが、トラブルがあり郊外に引っ越した。
発明家としての実力は高く、ハッカーは彼の発明能力に目を付けて仲間に引き込もうとしている。
実際、物語中盤でハッカーに攫われて洗脳された際にはロココ町を破壊できるだけの兵器を作っている。
洞窟でハッカーに捕まっていた男。
主人公に恩義を感じ、後のハッカー基地などで手助けしてくれる。
元々は商人で、ハッカー相手に色々な商売をしている。
宇宙船を所持しており、ハッカーの要塞にも出入りできるなど結構凄い人。
ロココ町の女性記者。
ハッカーに関する事件を追いかけている中で色々と関わってくる。
ネズミが大の苦手。
ロココ町の町長。
美人秘書のローズが来てから仕事を全然していないらしく、困り事の一つになっている。
犬が大の苦手。
【ハッカー】
ロココ町に現れた謎の集団。
戦闘員がおとぼけたコミカルな感じだが、幹部の連中はしっかりシリアス。
白と黒の縦縞の服をきたどこかの雑魚戦闘員風の連中。
おとぼけたものが多く、本作の屈指のギャグ要員。
例えば、
アキハバラ博士を勧誘にきた戦闘員は「学生時代トランペット部に所属していたんですよ」と言い出す。
屋敷で怖い思いをしたので実家に帰ると言い出す。
主人公の父親を閉じ込めている部屋を見張っている戦闘員に話しかけると
「ここにいるのは生き別れの君のお父さんで、しかも記憶喪失だって!? うう……そういう話には弱いんだ」と主人公と父親を会わせてくれる。
本編シリアスな中、突然出歯亀の説明をし出す。
など。
洞窟での発掘を指揮しているハッカー幹部。
最初のボスであり、装備やレベルが足りないと苦戦する。
正体は改造された蟹で、主人公敗北後、蟹鍋にされそうなところを助けられたことで主人公の味方に。
町長の秘書の女性だが、その正体はハッカーの幹部。
町長の偽物を用意し、主人公が集めた宝石を奪い取ったりと暗躍。
カボチャ頭の黒マントの男。
極楽星のハッカーの基地を指揮する幹部。
主人公に敗北後、責任を取らされてトイレ掃除係に降格される。
【過去の登場人物】
主人公の先祖にあたる人物。
墓に隠されたメッセージにて、主人公に自身の発明品のティアトロンの収集を依頼する。
主人公と顔が似ていると言われるものの、フィールドでのグラフィックでは髪の色が違うため、プレイヤーからは似ていると感じにくい。
ショコラ星出身であり、極楽星の人からすれば異星人。
過去の世界でラスクを追ってきたショコラ星の女性。
ラスクに気があるような描写だが上記のようにラスクは極楽星で子孫を残している。
現代においては彼女の子孫が登場する。
過去の世界でラスクを追ってきたショコラ星の男性。
ラスクの発明品であるティアトロンに多大な興味を見せている。
現代においてもショコラ星の研究員に彼と同じ名前、顔の人物が登場するが……?
初登場は現代で、火山でティアトロンの一つを守っていた謎のロボット。
主人公の名前を知っているなど謎が多い。
過去にラスクとガトーが作成したロボットであり、過去に跳んだ主人公と会っていた。
ラスクがとある宝石を預けた伯爵。
昔の人物のはずだが、何故か存命している。
【発明品】
主人公やアキハバラ博士が発明した様々な物品。
謎解きの解決になる。
アキハバラ博士の作成した、爆発音の様な大きな音がなるラッパの形をした発明品。
気をひいたり、驚かせたりできる。
途中で子どもに取られてしまうが、別の発明品で取り返すことも可能。
ネズミの姿になる発明品。
ネズミの穴を利用して移動ができる。
ラスクの発明品。
過去や未来を見ることができ、本編のストーリーに大きく関わる。
【小ネタ】
作中では様々な小ネタが作りこまれており、色々試すことで面白い台詞が聞けたり特定のアイテムが手に入る。
ネズミの姿で話しかけた場合専用の台詞が聞ける。
猫や子供など、特定のアクションをしてくることも。
物語中盤に過去のロココ町に行くことになるが、そこでの行動が現在に反映されるものがある。
フィールドで使用すると天気が変わり雨になり、急いで家に帰る人の姿が見られたり、特定のマップであるアイテムが手に入る。
「追記」と「修正」を合成すると「良項目」ができあがるよ。
→合成する
やめておく
- こいつはまた懐かしい… -- 名無しさん (2024-09-20 08:09:18)
- まさかコレの記事ができるとは…良作だと思うけどこの頃のエニックスはDQ以外の影が薄いのよねえ…今もか? -- 名無しさん (2024-09-20 19:25:43)
- 隠れた名作よねコレ隠れすぎてる感もあるが ロボに何持たせてプログラムどう組むと強いかとかいろいろやり込んだなぁ -- 名無しさん (2024-09-20 19:47:38)
- 『天地創造』の後にやって「なんか、普通…」であんまり内容覚えてない。ハードル上がってたのかな? -- 名無しさん (2024-09-21 11:44:46)
- 懐かしい!正直あまり話覚えてないけどBGM大好きで特に通常戦闘曲は延々聴き入ってた記憶 -- 名無しさん (2024-09-21 15:35:04)
- この時期のRPGはMOTHER2やらFF6やらライブ・ア・ライブとかで競合が多かった。 -- 名無しさん (2024-09-22 12:52:41)
最終更新:2025年04月25日 19:17