邪経文大僧正

登録日:2024/11/09 (土) 06:41:26
更新日:2025/05/04 Sun 00:10:49
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電話出ろよ……。



概要

邪経文大僧正(じゃきょうもんだいそうじょう)』とは『ダークギャザリング』に登場する幽霊

CV:宮田浩徳

劇中で最初に登場した「卒業生」。登場時点で卒業生最新参。言霊は「弔って」。
常にニヤニヤと邪悪な笑みを浮かべている坊主頭の僧侶。
首だけのくまモン熊のぬいぐるみに封印されている。
封じられている状態でも霊現象を引き起こす、卒業生らしい強大な悪霊。
話の本筋に登場した他の卒業生や卒業生相当は何かしらバックストーリーが語られているが、大僧正に関しては不明。

本編開始時点で寶月夜宵により捕獲済みであり、『悪霊蟲毒(ダークギャザリング)』を行うために夜宵の部屋にいた。
しかしロリコン神の攻撃により蟲毒が活性化したことにより、自分以外の霊を食べたことで霊力がパワーアップし卒業生になった。
そのため、第1話の電話ボックスの霊を始めとした序盤で捕獲した霊は軒並み大僧正に食われたことになる。

概ね読者からは「大僧正」と呼ばれるが、一部読者からは「JD」とも略されている。

作者の質問回答によると1913年12月25日~1962年4月4日。享年48歳。顕現年齢44歳。165㎝。O型。

人物

電話に出させようとして失敗した際の悔し文句以外には意思らしき描写も無いため、常に浮かべている邪悪な笑顔も相まってひたすら不気味。
H城址の戦いでは夜宵の妨害が入る中でも螢多朗経由で経文を唱え続け、京都で解放された際は自身を封じる檻の遠隔操作を妨害して封印されない様にするなど、卒業生の中でも魄啜繚乱弟切花魁と並んで反抗心は随一。
姿を見せず一方的に十二神将の1人を呪殺したり、幻燈河螢多朗の呪殺をニヤニヤ嗤いながら執拗に狙ったことも踏まえると、かなり執念深く陰湿であることはうかがえる。

なお現在判明している限り大僧正単体では一撃必殺過ぎて他の霊を食べられないため、夜宵から逃げ出した後どうしようとしているかは不明。
パワースポットを見つけられれば生存?はできるが……。

生前

現状描写が一切なく不明。
現代技術にも対応できている様子から、そこまで大昔の霊ではない可能性が高い。
単行本のカバー裏によると遺棄された宗教施設にいたらしいので、僧侶なのは本当なのだろう。
しかし実際に大僧正だったかは不明。

また霊現象は生前の思想や恨みによって能力が決まるということを鑑みると、
僧侶でありながら霊を問答無用で地獄送りにする呪いに目覚めた大僧正は、生前よほど波乱万丈な人生を送ったのだろうか?

ステータス

レベル:60
タイプ:ゴーストフェアリー

なまいきな性格。
遺棄された宗教施設でLv.10のときに出会った。
好奇心が強い。

能力

基本的にはその場に居座りお経を唱え続ける。
なお本作の霊はパワーアップするには他の霊を食べなければならないのだが、大僧正の場合「強制成仏」なので食べる余地がない。
なので卒業生になるまでは「強制成仏」とまではいっていなかった可能性が高い。

呪いの電話

メインの霊現象である経文よりも先に披露。
意図的に電話回線に介入して電話をかけ、うっかり電話を取って聴いた人間を廃人に変えてしまう。
寶月詠子に対し螢多朗を偽って電話を掛けたがすんでの所で夜宵に阻止されたため、実際に呪いが発動することはなかった。
項目冒頭の台詞はこの時の悔し文句であり、大僧正の唯一の台詞。

経文

自身が呟くお経を聞き続けた生物の魂を身体から無理矢理引き剝がし、生者霊体問わず問答無用で強制成仏させて地獄に堕とす呪詛。
分かりやすく言えば「ほろびのうた」。おんおん。おんおん。
経文を唱えることで発生した呪詛は黒い無数の腕となり、あらゆる生物の魂を捕らえて殺害する。
加えて、自身の首が切断されたとしても気休めにしかならず、範囲内に存在する肉体や霊体など、「口を持つ存在」の口を無差別に利用して経文を唱え出す。
口さえあれば本当に何でもよく、人語を扱えない動物であっても経文詠唱の媒介となるため、一度能力行使が始まると抑え込むのは困難を極める。
一応ノイキャンイヤホンなどで防げるが、その場合でも時間経過で本人の口から経文を唱えさせ、骨伝導を利用してイヤホンの防御を突破してくるので長くはもたない。

欠点は遅効性の呪いであるため、大僧正のお経を短時間聴くだけなら命に別状はない。このため、即死系の呪いを扱うタイプの敵とは相性が悪い。
かかる時間は生物の大きさによって異なり、小動物なら2~3秒程度で地獄逝きだが人間ぐらいの大きさなら20秒ほど。

だが京都編ではその経験を糧にしたのか思考能力という点で成長。
事前に周囲の小動物を呪殺して経文を唱えさせることで、足を踏み込んだ瞬間呪殺のカウントダウンが始まる呪詛の力場を敷く芸当を見せただけでなく、
  • 姿を隠しながら黒い腕で敵の腕を破壊して呪詛返しを徹底的に封じる
  • 遠隔操作で閉じるケージの蓋を黒い腕で押さえ付けて封印を妨害する
など悪質さが格段に増した。
おまけに大僧正本体の物理干渉も行えるようになっており、これまである程度有効な対策であったノイキャンイヤホンを直接手で取り外して無効化するまさかの力技で解決した。


余談

  • ニコニコで大僧正初登場回には『JDの昇天ASMR』というタグが付けられており、それを見た作者は「センスすごい」と褒めている。

  • 演じる宮田浩徳氏はお経が読めることが特技とのこと。実際アニメ本編ではその特技が遺憾なく発揮されている。



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最終更新:2025年05月04日 00:10