登録日:2023/11/14 Tue 20:45:00
更新日:2025/03/27 Thu 14:19:28
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万全の準備をして、全力をもって挑みに来い。
その一切を破壊せしめ、魂に至るまで全てを犯し尽くしてやろう。
足掻けよ。
■概要
女子高生・神代愛依の家系に憑りついている神。陰陽師のような姿をした白く輝く白髪の少年といった風貌。
その姿と霊現象の数々から、陰陽道関係の神であると推察されていたが、正体は中国の
道教における太歳(
木星)の神、
『星神・太歳星君』の分霊。
具体的には4000年前の殷王朝の時代から存在する道教に伝わる神であり陰陽道に取り入れらえて日本に渡来。
- 方位の吉凶を司る「八将神」の中心的神霊
- 古代中国の天文暦学で設けられた木星の鏡像「冥府の惑星」の神格
- 凶神の代表格として最も畏怖された星の化身
などとして祀られた神であり、分霊でありながらその規格外の能力故に事情を知る作中の全勢力が、
「こいつに手を出すとか正気じゃねえ(意訳)」と語り干渉することをタブー視している超弩級の凶神である。
現在は神代家に女性が産まれ見初めると憑りつき、20歳になったら嫁として自分の元に連れて行く行為を繰り返している。
愛依の不幸体質の原因でもあり、20歳まで生かすために他の霊から保護しているのだが、
この神に弾かれた霊の攻撃が周囲の誰かに押し付けられ、それがさらに愛依に……という原理で不幸になっているようだ。
なお、彼の嫁になった後は神代家の女性がどうなるのか説明されていないが、作中の描写を見るに死ぬより酷い目にあうらしい。
なので
寶月夜宵は愛依を守るために神に宣戦布告した。
■性格
一人称は
「僕」。
傲岸不遜にして極めて尊大。
おまけに残虐であり、神代家の女性の魂を嫁にしているが
拷問に等しい甚振られ方をしており、嫁の存在も蒐集物扱いとかなり冷酷。おまけに代々犠牲になっているので被害者の数はかなりのもの。
だが「20歳になった神代家の女性を祟り殺し、死後も尊厳を蹂躙する」という悪辣な所業を除けば基本愛依の日常生活に過度な干渉を起こさないなど、祟り神にしては意外と理性的でもある。
しかし死後神格化された安倍晴明の神社を見た途端
「あの坊主ごときが社貰うとか、ちょっかいかけるか」と、
露骨に小童扱いした挙句ヤクザ紛いの絡み方をして安倍晴明の霊をガタガタ怯えさせるといった悪趣味さもあり、そういった部分は祟り神らしい。
そして何より自らを絶対強者と疑わず、自分以外の全ての存在を自分を楽しませるため存在として明確に見下すしているのが太歳星君最大の特徴。
傲慢故に非常に堂々としており、喧嘩を売られた際も興が乗れば即座に相手を殺すことはせず、相手の万全の準備が整うまで敢えて見逃しており度量は深い。
(夜宵曰く「尋常に勝負するタイプ」。)
他にも、
- 戦闘後見込みありと見做した空亡に視肉を与えてダメージを全快させた上に念動力の扱い方の指南を行い、空亡の成長・進化を促す
- 鬼軍曹の死にたいという願望を聞いて殺してやることを受諾してやる
- 式神の十二神将の要求に応じて視肉の肉片を分け与えたり、足りなくなれば適宜補給してやることを告げてやる
など神らしい対応や堂々とした振る舞いも節々で見せている。本人曰く「人心に応えるのが神だ。存分に来い」とのこと。
ちなみに巨乳派らしく、
「乳の小さい女などに価値など感じない」と語る。
そして20歳になった女性を呪い殺して嫁扱いし蒐集してきた経歴から、夜宵には
「ロリコンの神様」と痛烈に皮肉られた。
太歳星君・本霊
太歳星君の本体。見た目は半透明でシンプルな人型のシルエット。
本編では元々自分のリソースの3分の1を分け与えており、その上回復のためエネルギーを5分の1譲渡した結果、分霊打倒後は全盛期の半分以下のエネルギーしか持っていない状態に陥った。
一人称は「僕」。
「分霊」とでは考え方が違っているようで、簡潔に言えば勝つためなら手段を選ばない高慢な性格。
相手の持てる力の全てを敢えて引き出させて戦う分霊のことを愚かと侮蔑する一方、分霊側は本体が入れる横やりを無粋なものとして毛嫌いしている。
依代である愛依の肉体を経由して霊的エネルギーを供給する反則技を仕掛けることも何ら躊躇わないが、分霊はそういった行為に忌諱感を抱いている。
ただ空気が読めない性格なわけでもなく、新皇と分霊の相性の悪さを瞬時に分霊に撤退を促す辺り戦力を見極める目は非常に鋭い。
■霊能力
卒業生のようなデバフ系の能力こそ無いが非常に多彩な霊現象を数多く有し、そのどれもが破格の性能を保持。
そして霊現象による遠距離攻撃のみならず、徒手空拳による白兵戦までこなしている。
京都での決戦で様々な霊現象を見せていたが、これらは全て『弑逆桔梗』の呪いを受けた上でのもの。+α土地エネルギーの枯渇までついたおまけ付き。
なので土地のエネルギーが枯渇しておらず、弱体化も一切していない場合の戦闘力は未知数。
本人の気質も相まって戦闘スタイルは、用意周到に練られた罠に嵌められてもその状況や己の弱体化を愉しみ、
その上で「舐めプ上等で相手に全身全霊を出させた上で相手を真っ向から叩き潰す」というもので、その姿はさながらRPGに出てくるようなステレオタイプの魔王の様。
興味の湧いた相手の呪いをワクワクしながら敢えて受けるなど終始舐めプの態度を取りながらも、いざ戦いが始まれば呪いの発生源を迅速に潰すことを式神に命じたりとその場における最善手をある程度打つことも忘れない。
神主の霊によれば攻略手段としては「土地の霊力を絶って外部からのエネルギー供給を断ち、太歳星君が元々保有しているエネルギーをも完全に吐き出させて枯渇させる」ことだと考察している。
なおどんなに追い込まれようと「一度相手の呪いや攻撃を意図的に受けて味わってから反撃する」という戦術を貫き通すため、一部ではプロレスラー扱いされることも。
単行本での解説では、本来攻略に必要だった卒業生クラスの霊の数は最低でも21体以上。
本編で勝利できたのは『弑逆桔梗』の呪い+『生旺死衰』という奥の手+『新皇』というイレギュラーが合わさった結果だったとのこと。
十二神将
太歳星君の使役する12体の人型の式神達。キッチリ個別の自我もある。
1体1体が夜宵の見立てで卒業生の半分程度の力を有し、独立して行動可能。しかし式神故に太歳星君が弱体化すると影響を受けてしまう。
元々は神主の霊に仕えていた式神だったらしいが、太歳星君の力に屈して契約を無視して勝手に鞍替えした模様。
そのこともあって神主の霊は完全にブチ切れており、
「詐欺師以下の塵共」と彼等を罵倒した上で前鬼・後鬼の完全開放を決定した。
劇中での夜宵との対決では、『弑逆桔梗』の呪いを解くため各地に散らばり、呪いの発生源となる卒業生達の抹殺のため行動している。
ちなみに十二神将という名前であるが、式神の名前などから厳密には陰陽道に登場する「十二天将」が元ネタと推察される。
『弑逆桔梗』の呪いを発生させる依代を破壊しようと
螢多朗と
詠子が乗る車を襲撃しにきた神将達。
眼を持たないためか、F公園の霊の人形が効果を発揮しないという厄介な特徴も持っていた。
無事依代を破壊しほくそ笑むも事前に依代のバックアップを作成されていたため計画は失敗に終わり、
おまけに神主の霊の力で完全な姿となった前鬼・後鬼の霊現象を喰らい、2体とも赤子の手をひねるが如く一蹴され無残に消滅させられた。
『弑逆桔梗』の呪いを発生源の1体・斎弄晒レ頭抹殺の為に首塚大明神方面へと送り込まれた神将達。
ただし太陰は首塚大明神の封印を解かれ完全復活を遂げた酒吞童子によって、呆気なく首を刎ねられてしまい消滅。
六合は酒呑童子と渡り合う戦力がなかったため、神主の霊参戦後も遠巻きに見守っていたが、「属性が違う。いらない」という理由で神主の霊に雑に足蹴にされる形で術の陣に押し込まれワープ、何も良い所も見せられずにフェードアウト。
そしてワープ先だった国道一号線にて、物陰に姿を隠した黒阿修羅のスケッチブックの呪いによる攻撃を一方的に喰らい続け、誰にどこから攻撃されたのか分からないまま頭を潰され呆気なく消滅した。
酒吞童子復活の際に発生した強大な霊力を目の当たりにして対処に向かおうとするも、神主の霊の呪術により生贄に捧げられてしまい呆気なく消滅。
5匹の龍となって酒吞童子討伐の為に用いられた。
『弑逆桔梗』の呪いを発生源の1体・千魂華厳自刃童子抹殺の為にF公園方面へと送り込まれた神将。
しかし事前に公園の土地に手を仕込んでいた童子の策に嵌り、足の腱を斬られ動きを封じられたうえで夥しい数の手からの斬撃を喰らい、一瞬で
全身をサイコロ状に切り刻まれ敗北した。
『弑逆桔梗』の呪いを発生源の1体・
過渡期の御霊抹殺の為にAダム方面へと送り込まれた神将。
卒業生と唯一まともに戦った神将であり、袖から大量の霧を発生させたり、体を炎の蛇のように変化させ絡みつくことで焼き尽くす霊能力を持つ。
しかし御霊の力量を侮ってしまい、身体を重力波で無理矢理固定・圧縮された挙句最後は渾身の正拳突きから放たれる破壊光線のような重力波で肉片すら残さず消滅した。
『弑逆桔梗』の呪いを発生源の1体・邪経文大僧正抹殺の為にT山方面へと送り込まれた神将。
呪詛返しの術を習得していたことがうかがえる。
T山登山口に足を踏み入れた時点で大僧正の霊能力に付いて検討を付けていたものの、姿を隠したまま霊能力を発動し続ける大僧正の策に嵌り、おまけに印を組むための両手を念動力で破壊されたことで呪詛返しもままならず敗北。
大僧正を発見する事すらできず、負け惜しみを滲ませながら地獄に引きずり込まれ消滅した。
視肉
「来い」という言霊に応じて地面から湧き出すように召喚される夥しい無数の眼球がくっついた赤い肉塊。
正体は霊的エネルギーに陰陽の2つに分け、分けられた陽のエネルギーが陽の気の塊になったもの。ちなみに陰の気は祟りのエネルギーとして用いられている。
能力は「千切った肉を霊が取り込むと霊的エネルギーが回復する」というシンプルな物。
千切った目玉を1つ与えるだけで重傷を負った空亡を完全回復させるほどの効果を有する。バフ効果もあるらしく、視肉の目を3つ得た十二神将は呪いの影響分を差し引いても普段の2倍ほどの強さになったと豪語している。
自分にも適用が可能で、この場合はさながら鎧の如く太歳星君の肉体と融合・補修する。
『弑逆桔梗』の呪いによる弱体化を受けても問題なく戦闘可能とし、鬼軍曹の零式の弱体化程度なら瞬時に全快する程の回復を齎すため、半ば不死に等しい状態と化す。
一応「視肉にある目玉の個数=再生可能回数」であり、視肉の再生力ですら追いつかない規模の弱体効果は回復できずその身に受けてしまうなど回復力にも限度はある。
だがそもそもこれほどの格の霊に独自の回復役がいる時点で厄介極まりなく、夜宵にとっては「真っ先に潰すべき対象」として最も攻略を優先すべき標的と看做されている。
元ネタは『山海経』など古代中国の古文書や中国神話に登場する謎の生物。太歳星君と同一視されることもある。
食べられるためだけにある生きている精肉で、美味且つ食べてもすぐに復活するため減らず、無限に食べられる肉だと伝えられている。
不老長寿を齎す仙薬の原料としての伝説も残っており、中国神話の皇帝達もこの視肉を食べ続けて寿命を延ばしたとされる。
消滅の凶星
ズタズタ、塵芥、遺伝子崩壊。
好きな死に方を選べ。
人の怨念から生まれる呪いとは根本的に次元の異なる天災規模の霊現象『神の祟り』の顕現。
霊的な力の流れの精密操作によって直径数十mはありそうな超特大サイズの強大無比な霊的エネルギーの塊を嵐のように渦巻かせて、それを指先大にまで超圧縮。
霊的エネルギーの乱気流とエネルギーの超高圧縮に巻き込まれた空気の摩擦がプラズマ化を引き起こし、光り輝く光球が完成する。
『消滅の凶星』とはこの光球の名称である。
また「凶星のエネルギー圧縮率に応じて与える傷が変動する」という変わった性質も持ち、どれもが必殺に等しい。
圧縮率とは書いたが、見た目では飛んでくる凶星の圧縮率を判断することは不可能なレベルで違いが分からない。
また現実の大気を巻き込んで構築する関係上物理ダメージを伴う霊的攻撃と化しているため、夜宵の身代わり人形による防御の対象外となる。
一応鬼軍曹の祈りの刃を使えば圧縮率を下げダメージを抑えることは可能。霊的防御力を持つお守りでも一応防げるが、大きな風呂敷にぎっちり大量に詰めた状態でも一撃でも掠ればお守りが全損し全て使い物にならなくなったため、人類が受けて防ぐことはまず不可能。
最も威力の低い状態。
命中すると夥しい数の
かまいたち現象に巻き込まれたかのように身体がズタズタに切り刻まれる。
鬼軍曹の場合、祈りの刃で威力を減衰させたにも関わらず受けた方の腕が一瞬で切り刻まれ、原形こそ留めていたが、再生完了するまで一時的に損傷した腕が使用不能になるダメージを負った。
これを目の当たりにした夜宵からは
「常軌を逸した極小・高密度のカマイタチのようなもの」と例えられた。
効果は
「風化消滅のような消滅効果」。
顕微鏡で見る世界レベルにまで消滅させられるということだが、具体的に言うと鬼軍曹の取り巻き程度の霊なら胸部付近に当たった場合
上半身丸ごとが肉片一つ残さず一瞬で消し飛ぶ。
鬼軍曹の場合上半身が丸ごと消滅するようなことはなかったが、それでも接触個所とその周辺の肉は抉れるように消滅してしまった。
ダメージのイメージとしては
クリームの『ガオン』に近い。
効果は「素粒子大の消滅効果」。
命中すると見た目の変化こそ生じないが、遺伝子の損傷が発生し放射能被爆に近いダメージを受ける羽目になる。
神主の霊によると太歳星君の伝承に残る「一族が滅びる『族滅』の祟り」とは、高圧縮率の『消滅の凶星』を喰らって運よく生き延び回復した生存者が、遺伝子が損傷した状態で子孫を残していってしまった結果らしい。
光球は無数に生み出して自在に高速で動かすことが可能で、さながら
ファンネルのように高速で操り攻撃に用いていた。
遠距離攻撃以外にも掌に凶星を配置して掌打と一緒に凶星もぶつけて格闘戦にも対応できる便利な技。
族滅の化身
消滅の凶星最高圧縮率集合態。
視肉、四肢、頭部、内臓の全てを失った太歳星君の技…というより戦闘形態。
胴体だけとなった太歳星君の身体を覆うように光のエネルギーが集合、超高密度に集まった消滅の凶星の塊となって相手に干渉する。
身も蓋もなく例えて言うならばRPGのボスの第2形態に近しい。
描写だけ見るならばその効果は即死。
光のオーラに触れた霊体に遺伝子崩壊と同じ現象を齎し、昏倒させるように地にひれ伏させてそのまま戦闘不能にさせてしまう。
陰陽術
いいぞお前ら 全員本気でかかってこい
ここからは一撃も食らわん 技術戦を見せてやろう…!
『占事略決・外伝』にも記された、陰陽師が用いる
- 式神を調伏するため肉体にバフを掛ける「降魔調伏の技」
- 敵の呪いによる攻撃を防ぐ「呪い返しと護身法」
といった陰陽術全般。
太歳星君の扱うものとは陰陽術の源流であり、劇中の霊能力者達が用いる陰陽道の退魔術とは、太歳星君が用いていたオリジナルの術を人間が扱えるようにダウングレードして真似たものに過ぎない。
劇中では視肉の残機を全て使い果たして回復できなくなったことを受け、テンションを上げながらノリノリで解禁した。
呪い返しによる防御は「呪い1つにつき防御術は1種類しか対応できない」という制約はあるが、呪いに応じて的確に超高速で術を使い分けることにより卒業生7体の波状攻撃を難なく防ぎ切った。
降魔調伏の技の1つ。
身体の各臓器から霊的エネルギーを全身に巡らせて身体能力と回復力を強化するバフ技。
降魔調伏の技の技の1つ。
能動的な攻撃のサインとなる呪文や術の運用を行うもので、劇中では肉体強化のために用いた。
……────災いに気を付けろ。
お前の居場所が凶方だ。
呪い返しと護神法その1。
凶兆を『予言』して避ける回避術で、極めると攻撃の軌道や座標を予言視できる。
太歳星ともなると効果は「災いの標的の強制」へと昇華。十二神将を周囲に召喚、陣を展開して実行する反射能力の領域に達している。
空亡クラスの強大な念動力であれば防御を突破することは可能。それでも太歳星君本体にダメージが行く事はなく、十二神将1体を討ち取るだけに終わっている。
本体がこの術を行使した場合、標的の周囲に不幸な災い・事故を即座に齎すことが可能である。
名前の元ネタは2000年前の中国で成立した時刻を元に天文と干支術を組み合わせた占術。
呪い返しと護神法その2。
霊的エネルギーで肉体・精神に干渉する呪いを弾く護身術。
身代わり人形やお守りよりも効率的かつ強固な護りを発生させる。
呪い返しと護神法その3。
相手の動きを封じる金縛りの術。邪教文大僧正の呪いの手を「縛って」攻撃を止めるのに用いた。
呪い返しと護神法その4。
自分の姿を霊から知覚できなくさせる護身法。透明化によるターゲット外しのようなもの。
呪い返しと護神法その5。
敵の呪いを数倍返しで跳ね返す呪い返しの法。
技(?)
数十発の消滅の凶星を形成して一気に相手にぶつける技。
シンプルながら弾道のコントロールと併せて、鬼軍曹の再生が追いつかないほどのダメージを与えられる。
コスパが優秀で、無駄な破壊もしないので戦闘後に相手から奪える財物も多い利点がある。
消滅の凶星超高分裂凝集態。
自身の周囲に莫大な量の凶星を生み出し集めて渦巻銀河を模した形とし、それを叩きつける事で標的を吹き飛ばす面制圧攻撃。
魄啜繚乱弟切花魁の『苦界』をゴリ押しで突破できるほどの破壊力を持つがエネルギー消費も膨大なため連発するとガス欠するのが欠点。
モチーフは棒渦巻銀河の中国語読み。
族滅の化身状態の太歳星君が放つ大技。
巨大な目のようにも見える銀河を具現化し、膨大なエネルギーを叩きつける攻防一体にして物量ゴリ押しの多層面攻撃技。
加えて破壊の際に生じる瓦礫にも霊的エネルギーが乗るのか、大量の破片の雨が交わした相手の身体に降り注いてくる。
燃費は棒旋星系以上で2〜3発撃つと自身も消滅の危機に瀕する危険がある。
「戦い楽しー!環境破壊とかもうなんかどうでもいいや!暴れてー!」というテンションになると使用したがるとか。
モチーフは天体の「らせん星雲」。
消滅の凶星全圧縮率結集態。
螺旋星雲に更にエネルギーを注ぎ込んだ上で面の範囲を狭めて限定することで圧力を上乗せして撃ち込む最後の奥の手にして奥義。
作者によると「お前(ら)絶対滅ぼすビーム」。
モチーフはガンマ線バースト。
■余談
ロリコン扱いのインパクトが強すぎたせいか、真の名前が分かるまでの読者からの渾名は「ロリコン」と中々に不名誉なもの。
元ネタの太歳星君は伝承によると「首に多くの髑髏を下げ、金鐘を手にした三面六臂の姿で語られることが多い」という。なので今作のショタっぽいビジュアルは本作の独自解釈になる。
また中国には「太歳頭上動土(意味:身の程知らずの行為をすること)」という彼にまつわる諺もあるらしい。
追記修正は
ロリ巨乳になってからよろしくお願いします。
- 本体だけでも無理ゲーなのになんで強部下までいるんです…? -- 名無しさん (2023-11-15 11:29:55)
- 消滅の凶星ってそれ縮退h… -- 名無しさん (2023-11-15 11:57:01)
- ↑2 強部下っていってももう4分の1がやられてるけどね。にしても幽霊の遺伝子崩壊とは一体…… -- 名無しさん (2023-11-15 12:00:37)
- つまりロリ巨乳がお好み…ってコト!? -- 名無しさん (2023-11-15 13:41:58)
- 現状呪いのデバフ+卒業生クラス総動員でようやく五分って感じなんだけど、これ本当に勝てる? -- 名無しさん (2023-11-16 22:15:34)
- 流石にここで敗北ENDは無いだろうけど、あれより上と思われる本体とどうやって戦えってのが。流石に二度も同じ呪いは通じないだろうし。 -- 名無しさん (2023-11-16 22:26:50)
- 貧乳に生まれていれば歴代の花嫁たちも難を逃れたかもと、ふと思った -- 名無しさん (2023-11-23 08:22:16)
- アニメにハマって最近全話読んだけど…ロリコン神ワロタ -- 名無しさん (2023-12-23 01:19:24)
- 式神連中もあっという間に3分の1に。残りもいつまでもつか怪しいものである。 -- 名無しさん (2024-01-05 18:31:50)
- 式神ども、終わってみればまともに反撃できたやつすらほとんどいないとか。神主さん、あいつらが去ってくれてむしろラッキーだったのでは? -- 名無しさん (2024-02-05 11:35:31)
- 二人で卒業生一人分なのに、一人でぶち当たることになったからな。その卒業生一斉攻撃で無傷の神様とはいったい…… -- 名無しさん (2024-05-04 13:29:11)
- こいつが神の中でも上の方なのは確かだろうが、あのバトルを見た後だと卒業生3体で倒したらしい神ってとんだヘッポコだったんじゃと思ってしまう。 -- 名無しさん (2024-08-11 12:45:05)
- むしろ式神を仲間しちゃったのが大歳星君の敗因まであるな。あれのせいで視肉36個以上無駄にしちゃったし -- 名無しさん (2024-08-25 14:46:28)
- 分霊の方は楽しい闘いだったからか負けても満足そうだったな -- 名無しさん (2024-09-05 15:19:40)
- 本当に強かったよ。しかも器がデケェ。分霊なのに。 -- 名無しさん (2024-09-05 23:01:51)
- まさかのトナカイ人形再登場&きんこじ登場 -- 名無しさん (2024-09-06 10:31:03)
- 最近珍しい大物な -- 名無しさん (2024-09-06 19:29:08)
- やってる所業はとんでもねぇクソ凶神なのに対決姿勢が気持ち良いやつすぎて好感度が上がるバグ -- 名無しさん (2024-09-13 15:04:08)
- 割と友好的な協力関係が結ばれてしまった… -- 名無しさん (2024-10-05 02:40:48)
- どうだろう、信用するのはまだ早いと思うぞ -- 名無しさん (2024-10-17 14:42:39)
- ゆうて本体が思った以上にアレだから割とすんなり友好的とは思うんだよな。本体の茶々入れあれど分霊として全力で挑んで負けたんだしその辺の関係は割と真摯的に受け入れてそうではある -- 名無しさん (2024-12-03 21:39:23)
- どうでもいい話ではあるが、分霊としては神代家から若い女性を生贄に捧げられても別にいらんのだが、まぁでも捧げられた以上、神様として受け取るわというスタンスだったぽいから、ロリコン扱いだけは完全風評被害なんだな。 -- 名無しさん (2025-01-16 06:13:36)
- 作者曰く当初の夜宵ちゃん見立てた撃破に卒業生3体、捕獲に6体の試算は一般的な神相手では間違って無いとか。ただ太歳星君は「八将神の中心的神霊」で作者はこれを中心的神霊=他の7神を同時に相手しても勝ち越せるくらい強いと解釈した結果、勝負するには最低卒業生21体が必要な程の強さになったとか -- 名無しさん (2025-03-27 14:19:28)
最終更新:2025年03月27日 14:19