キング(ACVI)

登録日:2024/11/11 Mon 23:56:43
更新日:2025/06/02 Mon 14:42:09
所要時間:約 7 分で読めます







そう言うな、今回は「ブランチ」の
仕事でもある、援護しよう



キング(King)とは『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』の登場人物。



プロフィール


所属:独立傭兵、傭兵集団「ブランチ」メンバー1人目
肩書:ACパイロット
搭乗機:AC「アスタークラウン」
アリーナランク:03/S

CV:木内太郎

  • アリーナテキスト
コーラル反応再検出と前後してルビコン入りした独立傭兵

彼はシャルトルーズと同じく 「ブランチ」の
一員と見なされておりステーション31襲撃計画では
強襲艦隊に対する単機陽動を担ったと言われている

ブランチは入れ替わりつづける4人組から成り
キングは 「今の1人目」 であるという

人物

表向きは特定の勢力に属さない独立傭兵の1人。
作戦成功率89.6%という驚異的な数値を記録しており、
その高い技量から「完成された傭兵」と称されている屈指の実力者。

そしてもう一つの顔として、常にメンバーが入れ替わり続けるという特異な実態により、
匿名性と独立性を保っている特殊な傭兵集団「ブランチ」のメンバーでもあり、現在の1人目とのこと。
プロフィールによればステーション31襲撃計画において強襲艦隊相手に単機陽動を担ったとのことだが、
これについての詳細は不明。

作中描写から考えるに、本編において惑星封鎖機構の包囲に風穴を開け、
星外企業を呼び込む大元を生み出したのが彼と相方のシャルトルーズ、そしてもう一人の「4人目」らしいのだが、
彼らが何を目的にこれを行ったのかも明確には語られずじまいであった。

その非常に高い実力に裏打ちされたものか、やや尊大な面も見られるものの、
基本的には豪胆で強固なメンタルを備え、敵対者が誰であろうと侮ることなくその力量を正確に見定め、
その上で油断なく叩き潰そうとする等、識別名に違わぬ王者の如しな風格と言える。

ストーリー内での登場は2週目以降の特定のミッションで1度きり。
それも多数のACが一度に登場する乱戦になるため、彼個人の印象だけでいえば大きくはないかもしれないが、
アリーナランク3位にして3人しか存在しない特級戦力の1人でもあり、
実際に作中でもその位に相応しい強敵として立ち塞がってくるため決して侮れない。

作中での動向及びセリフ集

チャプター3

ミッション「多重ダム防衛」

2周目以降に特定条件を満たすことで「旧宇宙港防衛」に代わり発生するミッション。
アーキバスが雇った高ランクの独立傭兵2名――キングとシャルトルーズがガリア多重ダムへの襲撃を仕掛けてきたため、これの防衛に当たることになる。

ランク3位と5位とトップ級の実力者による同時襲撃ということもあって難易度が高く、
両者共にゲーム内の基準で見ても間違いなく強敵であるため、苦戦は免れない…どころか、
実はこの襲撃計画自体が621=偽物のレイヴンをおびき出すためのブラフだったようで、
時間経過と共にブランチの4人目こと本物の「レイヴン」までもが追加で登場し、
1対3のAC戦を強いられるという本作においてもトップクラスの難関ミッションとして有名。

最低でも初期配置のキングかシャルトルーズのどちらか片方だけでも倒しておかないと、
よほど本作に慣れたプレイヤーでもない限りは3機にタコ殴りにされて爆散するだけに終わってしまうため、
とにかくどちらか片方に火力を集中させ、少しでも「レイヴン」の増援に備えられるようにしたい。

そしてこのミッションは難易度以上に接敵や撃破の順番によって様々なセリフパターンが存在することでも有名。
以下、キングのセリフについて大まかに記載していく。

  • 先にキングと会敵

お前がレイヴンか
敵としてその名を
再び聞くことになろうとはな

シャルトルーズ、優先順位は分かっているな?
まずはこいつを叩く

4人目である「レイヴン」とも嘗てやりあったことがあったのだろうか、
621こともう1人のレイヴンの登場にどこか思うことがありそうな素振りを見せつつも、
相方のシャルトルーズと共にこちらを狙ってくる。

  • 戦闘中のセリフ

聞きおよぶ以上の実力だな…
この圧力…
あいつを相手にした時以来か…!

この感覚…
戦意を内に秘めるタイプか
これまでのレイヴンと
似ているかもしれん

眼前のもう1人のレイヴンに対する評の数々。
621の実力もまた紛れもない本物であり、嘗ての「レイヴン」にも匹敵するものであると油断なく戦いに没入していく。
一方で、そのナチュラルな上から目線の物言いを相方のシャルトルーズにツッコまれたりもするが。

  • シャルトルーズを先に撃破

脱出しろ、シャルトルーズ
機体を捨てるんだ!

シャルトルーズがやられた際のセリフ。
口調があからさまに慌てふためいており、彼女への信頼が窺える。

  • 「レイヴン」登場前にこちらが撃破される(シャルトルーズを撃破済)

あいつが出るまでもなかったか
だが、シャルトルーズがやられるとはな…

増援の「レイヴン」が登場する前にこちらがやられた場合のセリフパターンの一つ。
「レイヴン」の手を煩わせるほどではなかったとはいえ、
相方であるシャルトルーズがやられたことに対するどこか物悲しげ且つ静かな呟きが印象的。

  • シャルトルーズを撃破した状態で「レイヴン」が登場

…お待たせしました、キング

遅かったな…
シャルトルーズが落とされている
危険だぞ、こいつは…!

シャルトルーズのみが倒された状態で「レイヴン」が登場した際のセリフ。
「レイヴン」オペレーターに対し、最大限の警戒を以て当たるように警告を放つ。

  • レイヴンとシャルトルーズを撃破した状態でこちらがやられる

シャルトルーズ…
…いずれ新たな翼が現れる
俺が…止まり木を接ぎ続けよう

シャルトルーズは愚か、「レイヴン」にすらも先立たれ、一人生き残った際のセリフ。
現状における「ブランチ」唯一の生き残りとなりつつも、その使命を引き継いでいく決意が見て取れる。
キングの傭兵としての誇り高さを感じさせるという以上に、
止まり木を接ぎ続けるという「ブランチ」本来の使命も推測できる内容が印象的である。
止まり木、つまりは「ブランチ」自体が「レイヴン」という存在を受け入れるための組織としての一面も持ち合わせていたということだろうか?

  • キングが撃破される

強いな…
名に恥じぬ…戦い…

激闘の最中で遂にキングもまたもう1人のレイヴンによって命を落とすことになる。
しかし、最期のその瞬間でさえ動じることは無く、本来の「レイヴン」にすら匹敵するその実力を高く評価しながら機体と共に爆散した。

搭乗機体


AC アスタークラウン


画像出典:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ゲーム画面 アセンブリ
© フロム・ソフトウェア 2023年8月25日発売

  • 機体構成
部位 パーツ名 製造元
頭部 KASUAR/44Z シュナイダー
コア EL-TC-10 FIRMEZA エルカノ
腕部 AR-011 MELANDER ベイラム・インダストリー
脚部 LG-033M VERRILL
右手武器 MA-E-211 SANPU BAWS
左手武器 LR-037 HARRIS ベイラム・インダストリー
右肩武器 VE-60LCA アーキバス先進開発局
左肩武器 VE-61PSA
ブースター BC-02000 GRIDWALKER RaD
FCS FC-006 ABBOT ベイラム・インダストリー
ジェネレータ VP-20D アーキバス・コーポレーション
コア拡張 アサルトアーマー

エンブレムは「王冠と宝石」。
独立傭兵という立場を活かしあらゆる勢力のパーツをふんだんに混ぜ込んだ四脚タイプの機体。
武装はバーストハンドガンと火力型のリニアライフルに、一際目を引く右肩の三連装レーザーキャノン。
これに加えて左肩にはパルススクトゥムを積むことで防御力の底上げも行っている。

四脚による抜群の安定性とメランダー腕部による高い命中精度を活かし、バーストハンドガンやリニアライフルで的確にダメージとスタッガーを稼ぎつつ、
隙を見て三連装レーザーキャノンによる致命的な一撃を浴びせてくる。
パルススクトゥムにより中途半端な距離からの射撃は大幅にシャットアウトされてしまう上、
こちらが焦れて不用意に接近しようものならアサルトアーマーによる手痛い一撃を食らってしまうなど、
特例上位ランカーとしての名に恥じぬだけの脅威を持った機体に仕上がっている。

ただ、FCSが近距離特化のABBOTということもあり、中距離以遠だと敵の攻撃が散発的になってくる。
ハンドガンやアサルトアーマーなどのことも考えると、距離を離しての引き撃ちだと比較的楽に戦えるかもしれない。

余談

「ブランチ」という言葉は本来は枝や支流を意味し、そこから転じて支店などを表すビジネス用語として使われるもの。
組織の特異な体制からして前者の方の意味合いが近いと思われる。
決して朝食の方のブランチではない

情報ログの一つである「STVの画稿(6)」には「ブランチ」のメンバーと思しき3人の人物が描かれている。
ここには映っていないという4人目が「レイヴン」であること、残り2人が女性であることなどから、
右端に立っている大柄な男性がキングなのではないかとプレイヤー間では予想されている。

また、少々フロム脳気味な考察だが、相方の機体は「アンバーオックス」、そしてキングの機体は「アスタークラウン」。
2つ合わせると「アンバークラウン」という古参レイヴンにとって懐かしい響きの言葉になる。







この圧力…あいつの記事を追記・修正した時以来か…!

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最終更新:2025年06月02日 14:42