ベイラム・インダストリー

登録日:2024/05/18 Sat 03:12:48
更新日:2025/01/24 Fri 06:23:18
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ベイラム・インダストリーとは、ゲーム「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」に登場する架空の泥船企業である。

以下、作中のストーリー等についてのネタバレも含みますのでこれから当該作品をプレーしようと考えている方、ネタバレを回避したい方は閲覧しないことを推奨します。


◎目次



◎概要

開拓惑星「ルビコン3」に進出している星外企業のひとつで、作中ではもっぱら「ベイラム」と端折って呼ばれる。
ベイラムグループの盟主であり、アーキバスグループと並んで星系間規模の経済活動を行う巨大企業。
「物量による制圧」という社是が示すように同社製品には如何にも量産向きの無骨で角張ったデザインのものが多く、作中では安価ながら高性能なパーツ類を製造している。
また実働戦力として精鋭部隊「レッドガン」を保有する。

グループ外でも多数の企業勢力と同盟・提携関係にあるようだが、その一つであるファーロン・ダイナミクスとはかつて敵対関係だった模様。


◎製品

ACフレーム、FCS、AC用武器を製造。
型番は「(種類を表すアルファベット)-(数字) (品名)」といった具合。品名には大抵昆虫学者の名前が付けられている。
ちなみにブースターだけは同盟企業の大豊含め一切生産していないため、自社系列だけでACを組むことが出来ない*1
ブースター最大手のファーロンと敵対していた頃はどうしていたのやら*2

▽ACフレーム

従来作におけるGAクレストエムロードの系譜に連なる平面を多用した外観が特徴。
防御面では耐ENと引き換えに耐弾・耐爆に優れる傾向が見られる。かなり高性能なものもあり技術力ではアーキバスに劣らないことが見て取れる何ならコスパでは完全に上を行っているので侮れない

★MELANDERシリーズ

ベイラム製の量産型ACフレーム。「物量と兵站で制圧する同社の戦術方針を反映し」と言う説明文の通り、アーキバスのVPシリーズに比較して安価*3で、性能も申し分ない。ショップ解禁直後から購入できるため、初期機体からの乗り換え先としても優秀。

▷HD-011 MELANDER
頭部パーツ。軽量寄りの中量級で、重量に比して防御面が優秀。姿勢安定・システム復元も及第点であり、低負荷も相まってとりあえずで積める頭部として候補に挙がる。モノアイが好きなあなたに。
スキャン距離の短さが難点だが、待機時間は非常に短いのでこまめなスキャンで補える。
量産品ということもあってか、レッドガンを筆頭に借金王ノーザークという変人から、アーキバスのヴェスパー部隊首席隊長という大物まで様々なACが装備しており、多方面でキャラの顔として活躍している。
▷BD-011 MELANDER
コアパーツ。こちらも重量に比して(耐EN以外の)防御面が優秀。弱点はブースタ効率補正とジェネレータ供給補正で、若干足回りが重くなる。
外観は初代系列に登場したクローム製パーツによく似ているが、あちらで機銃がついていた部分には似た形状のセンサーが鎮座している。
▷AR-011 MELANDER
腕部パーツ。やはり防御面は優秀で反動制御にも優れる。近接・射撃武器適性が共に平均的なため、どんなアセンでもそれなりにマッチする。が近接適性で大きく勝るアーキバスのVP-46Sとの差別化はやや厳し目……だったのだが、1.07のアップデートにて近接武器適性が大きく上がったため、マシンガン+ハンドガンで弾幕を張りつつスタッガーさせて近接攻撃を撃ち込む戦術においては反動制御の大きさから十分候補に挙がるようになった。近接ならBASHOを使う?それはそう
▷LG-011 MELANDER
中量2脚。防御面や姿勢安定、積載はアーキバスのVP-422を上回るが、水平・垂直跳躍性能で劣る。
頑丈さと速度を両立したいACの脚部としてはぴったりだが、積載上限ギリギリまで積み込むと本作の仕様もあって速度が大きく下がるので注意。

★MELANDER C3シリーズ

ベイラム製のカスタムACフレーム。名前の通り上記MELANDERの改修パーツであり、「より実戦向きに」という説明文の通り、装甲の低下を最低限に抑えつつ軽量化などの工夫が見られる。本作の予約特典として入手でき、そうでない場合はストーリー進行に伴って入手できる。
チャプター4の前半で貰えるパーツが、本作最初のミッションである「密航」をクリアした直後に貰えると言えば圧倒的に入手が早くなる事がわかるだろう。
それでいて無償供与の範疇を超えた高スペックを誇るため、助けられた新米レイヴンも多かった。
シナリオ中の使用者はイグアスのみであり、実質彼の専用機となっている。野良犬が同じフレームで遠足にやって来た時のイグアスの心境やいかに
▷HD-012 MELANDER C3
頭部パーツ。他のC3シリーズと違い元のMELANDERから重量が増加している。説明文によると部分装甲とスキャナーが追加されているようで、実際に装甲とスキャン性能の向上が見られるが、精密化したためかシステム異常に弱くなっている点には注意。
またベースと比べてスキャンの待機時間は倍以上に延びてしまっている。スキャンを行う際には確実に相手を視界に捉えておこう。
▷BD-012 MELANDER C3
コアパーツ。防御力の低下は最低限に止めつつ大幅に軽量化。但しAPと姿勢安定性はやや大きめに低下している。
また、ブースタ効率補正・ジェネレータ供給補正の改善と引き換えにジェネレータ出力補正は低下しているため、余剰出力はやや捻出しづらくなった。
低い重量とQB消費ENを活かした回避重視の中量機に向くか。
▷AR-012 MELANDER C3
腕部パーツ。特性が大きく変化しており、反動制御に優れた元パーツに対しこちらは全パーツ中3位の射撃精度を誇る。
これより上の射撃武器適性を持つ腕部は防御面とEN負荷が劣悪なため、射撃精度を保ったまま防御力・EN出力を確保したい場合候補に挙がる。
後述するZIMMERMANとの相性は抜群。
▷LG-012 MELANDER C3
中量2脚。防御面や姿勢安定の低下は最低限、APも重量相応の低下に抑え跳躍性能は強化され、さらにEN負荷も抑えられた優秀な脚部。
……が、問題は積載上限。なんと5000以上(ほぼチェーンソーの重量に等しい)低下している。
逆に言えばそれさえ無視できるなら非常に優秀な脚部のため、積載に余剰があるアセンなら検討してみよう。

★その他のACフレーム

▷HD-033M VERRILL
頭部パーツ。説明文の通りの高性能高負荷を地で行くパーツであり、いずれの性能にも大きな隙が無い。
その負荷と見た目を飲めるなら取り敢えずこれを乗せとけば良いと言えるくらいであり、対人でも頭がこれという機体を見掛ける事が多い。
蜘蛛を思わせる特徴的な外見をしているが、どうやらこのデザインを選んだのはミシガン総長のようだ。
▷LG-033M VERRILL
4脚パーツ。豊富な積載量、ホバーによる機動、そして姿勢安定性能が特長だが、バランス調整により重量に比して防御力やAPはかなり貧弱になってしまった。
開発に当たってはレッドガン部隊から「重火器の積載と機動性の両立」という要求を恫喝に近い形で押し付けられたらしい。ブラック企業かな?
▷LG-022T BORNEMISSZA
タンクパーツ。シリーズ伝統のガチタンをやるならこれ。
大豊の重火器の積載のために作られたというだけあり、その積載量は破格の一言。
一方で内装ブースターの出力はタンク脚部系統どころか全ブースター中でもワースト級。特に上昇出力が死んでいるので空中戦や「壁越え」「武装採掘艦破壊」といった、高所から高所へ渡る様なミッションは大の苦手。
AB→ブーストキックの繰り返しでENを節約しつつ高度を稼いだりといった芸当も出来なくは無いが、基本的に地に足を付けての運用が求められる。
アップデートで鈍足化・防御面の弱体化がされたが、タンク脚部共通の巡行移動によりその鈍重な見た目に反し地上なら結構動けたりする。

▽FCS

主として近距離に強いFCSを製造している。今作のシステムと噛み合っており、とりあえずでこれらを選んでも十分活躍する。
また新しい機種でさえ「ロングセラー」と呼ばれるあたり、ベイラム製品の中でもやや枯れた部類である模様。
▷FC-006 ABBOT
近距離銃撃戦での優位を目的として開発されたFCS。全FCS中2位の近距離アシスト性能を誇る……のだが、
かつては1位のOCELLUSが優秀すぎたため、こちらの入手後は取って代わられがちであった。一応中距離はこちらにちょっと有利があるのだが。
しかしこのFCSはなんとオールマインドがトレーニングの報酬としてくれるのと初期機体のFCSの性能が低すぎるため、新米レイヴンはありがたく使わせてもらおう。それ以外にも、あちらではEN負荷に余裕が無いという場合でも候補に上がる。
レギュ1.07からはOCELLUSが近距離適性の下方修正に加えてミサイルロック性能がほぼ死んだ上、こちらは近距離と中距離に若干ながら強化が入ったので乗り換え先として採用するプレイヤーも増加傾向にある。
旧式だからかレッドガンでの使用者は末席のレッド君(と、レッドガンに入り損ねたテスター君)だけである。
が、ベイラムの外に目を向けてやると独立傭兵最高ランクのキングだの伝説の傭兵たる真レイヴンだの本性を現した解放戦線のスパイだのヴェスパー・ワンだのと、外様にかぎって強豪ばかりが装備している。
▷FC-008 TALBOT
強襲作戦向けFCS。上記ABBOTと比べると近距離適性にわずかに劣る代わり、それなりの中距離適性、非ミサイル特化型FCSとしては十分すぎるミサイル適性を手に入れた傑作。「優れたバランスを誇るロングセラー」の看板に偽りなしである。
レギュ1.07からは遠距離適性も改善され、より安定感が高まった。
これより近距離適性が高くなると中距離適性ががっつり下がるので両立を目指す場合はこれが真っ先に候補に上がるだろう。
シナリオ中はずっとこれでも問題ないくらいだが、EN負荷はFCSの中ではやや重めな点には注意。
競合相手としては近距離適性が20近く下がるが低負荷で中距離適性が高くなるファーロンのFCS-G2/P05か、EN負荷がTALBOTよりもさらに重くなるものの中距離・遠距離の両方の適性が爆上がりし、近距離適性もわずかに劣る程度に収まるIB-C03F: WLT 001辺りか。
説明文によると木星戦争の教訓から開発されたらしい。ABBOTを装備して突撃したAC部隊が、ファーロンのミサイル装備部隊にアウトレンジから蜂の巣にでもされたのだろうか…?*4

▽AC用武器

近接も含め多様な実弾兵器を製造。多くの武器種で軽量低負荷/重量高威力の2機種が用意されている。
価格についてはフレーム同様低価格路線のようだが、低負荷の普及型は安価な一方で高級機種は異様に高価だったりと振り幅が大きい。
▷PB-033M ASHMEAD
シリーズ伝統のとっつきで、貴重な実弾属性の近接武器。詳細は別記事に譲るが、ボス撃破から弾薬の節約まで役立つ。
作中使用者は真レイヴンのみであり、ベイラム製唯一の近接武器ながらレッドガンには使用者がいない。
わざわざ密着してぶちかまさなければならないとっつきと社是との相性が悪いからであろうか?じゃあなんで開発したって話だが
なんならアナウンスメントトレーラーでベイラムパーツに身を固めたACがこれで風穴を開けられてるし……
▷RF-024 TURNER
▷RF-025 SCUDDER
アサルトライフル。過去作のライフルに相当する。射程が長めかつフルオートなので、操作難度は低めだが、威力や衝撃力はやや物足りないか。
TURNERは最初から所持しており、例のヘリと戦うときにはこれを垂れ流して相手のACS負荷を回復させないことが肝となる。
SCUDDERは発射サイクルが伸びた関係でブレが起こりづらく、威力もそれなり。「中距離戦がしたいけど、セミオートはちょっと……」と言うあなたに。
ちなみに双方ともNPCの使用者が1名ずつしかおらず、TURNERがトップランカーのヴェスパー第一隊長、そしてSCUDDERが事実上の裏トップランカーである真レイヴンと、両極端な方々の獲物となっている。
▷LR-036 CURTIS
▷LR-037 HARRIS
リニアライフル。チャージ射撃で威力・衝撃力・弾速が超強化された1発を放つ。構え付き射撃になるので足が止まるのがネック。
また、共通して衝撃残留値が低めであり、リニアを当てた時点や直後の追撃でスタッガーに追い込まないと、リニアで溜まったACS負荷の大半が即座に回復してしまう。チャージショットでは特に顕著。
この点から一本だけ持つよりはもう片手に残留値が高めの武器を持つか、両手に持って回復の間を与えぬまま一気にスタッガーに追い込んでチャージ射撃や別の攻撃を叩き込むようにしたい。
通常射撃はいずれも各アサルトライフルの火力や衝撃力が増え、弾数や連射力や安定性が減ったような形になっている。
CURTISは連射しやすく、チャージしてもオーバーヒートしにくいなど取り回しに優れるが、対ACでは何かと力不足な面が目立つ。
ただ、MTなどの雑魚相手に関しては非常に扱いやすいので、ミッション向け。早期に手に入るので、TURNERからの乗り換え先としてもよいだろう。
HARRISはランセツの通常射撃を一回り強化したような性能の通常射撃が売り。その代わり1マガジンの弾数は少なく射撃反動も激重なので、反動制御に気を使わないと明後日の方向に飛んですぐ弾切れになる。
また、チャージの火力は衝撃力も含めて近接武器に迫るほどだが、1発でオーバーヒートしてしまう。幸い、オーバーヒートした後の復帰は早め。
▷MG-014 LUDLOW
マシンガン。近距離で手軽にばら撒けるフルオート武器。サブウェポンとしての運用のほか、高い直撃補正から割と火力も出せる。オールマインドがトレーニングの報酬として真っ先に提供してくれる武器でもある。
しかしBAWSのバーストマシンガン、ETSUJINが強力な競合として立ちはだかる。負荷や重量はこちらが勝っているのは幸いか。
▷SG-026 HALDEMAN
▷SG-027 ZIMMERMAN
ショットガン。高い瞬間火力と衝撃力を誇る、本作屈指の強カテゴリ。
いずれも2丁持ちで素早くスタッガーを取れるほか、剣豪アセンのお供としても最適。
HALDEMANは実質射程や威力、瞬間衝撃で劣るものの素早いリロードでガンガン撃てるため、取り回しを重視してこちらを愛用する621も。
ZIMMERMANは弱体化されてなお本作最強武器候補との呼び声も高く、これ一本でスタッガー取りから追撃ダメージまでこなせるほど。意外と射程もあるが、拡散する関係上カス当たりに注意。
なお、本作では相手に接近しすぎると銃口が敵のモデルを貫通して攻撃が当たらなくなる仕様があるので留意の事。
他の武器種でも起こる事象だが、仕様上接近戦が多くなり、銃身が長いベイラム製ショットガンは特に発生しやすい。
▷HG-003 COQUILLETT
▷HG-004 DUCKETT
ハンドガン。発射レートに比して高い衝撃力を持ち、スタッガーを引き起こすための武器として優秀。しかし攻撃力や直撃補正はいま一つのため、追撃用の武装との組み合わせが推奨される。
COQUILLETTは発射レートに優れ、密着して連射すればあっという間に相手をスタッガーに追い込める。
DUCKETTは集弾性の良さが強みであり、腕部をあまり選ばないのがポイント。
両方ともかつてはエルカノのニードルガンの影に隠れがちであったが、あちらがアップデートによるバランス調整で弱体化して以降は徐々に使用者が増えてきており、特にDUCKETTはレギュ1.07で大きな強化が施され、W鳥でスタッガーを取ってから近接武器を叩き込むという戦法の新たなスタンダードとなりつつあった。
案の定暴れ過ぎた為、後のレギュ1.07.2では射撃反動を中心に下方修正が施されたが…
▷SB-033M MORLEY
拡散バズーカ。同時に5発のバズーカ弾をぶちかます。キャノン系に分類されるため脚部によっては射撃時に足が止まる。
扱いに癖はあるものの威力、衝撃力、発射レートのいずれも優秀。あるミッションにてこの武器に助けられた621も多いだろう。
地味に近接信管もあり、中距離でも1発くらいは引っかけられたりする。
かつては大グレよりも重たい7000台の超重量パーツだったのだが、1.06現在は一気に軽量化されて載せやすくなり、加えて1.07からは威力の底上げに加えて砲弾の拡散範囲が絞られ、より近距離で纏めて当てやすくなった。
しかし見方を変えれば距離を保っていればQBで避けやすくなったという事でもあるので、当てるなら以前にも増して必中を狙う必要がある。
使用者は金銭感覚狂ってるクズアーキバスの戦闘狂に加え例の素敵な変態野郎と、様子のおかしな奴らとても濃いメンツの御用達となっている。
▷BO-044 HUXLEY
実弾オービット。8点バーストのマシンガンを自動でお見舞いしてくれる、意外と頼れるヤツ。
しかし最大展開時間は10秒(オーバーヒートした場合の冷却は14秒)、スタッガーしたりキックやチャージ近接による怯みなどを受けると停止する、弾持ちが悪いなど、手間のかかるやつでもある。
それでもスタッガーを取るための一押しやスタッガー時の追撃支援など、色々なところで役立ってくれる。どちらかと言うと対人向け。
なお、ベイラムが開発した武器でありながら、アーキバス系列の技術が使われているという設定がある。


◎関連組織

レッドガン
ベイラムが保有する実戦部隊。G〇(ガンズ~)のコールサインを持つACパイロットと、多数のMTパイロットたちにより構成されている。
総長ミシガンがファーロンから移籍してきた外様であるのをはじめ、軍警・詐欺師・博徒・苦労人…と隊員たちの経歴が自由過ぎるのも特徴。
大豊もMT部隊を保有しているが、作中台詞から察するに指揮権はミシガンの下に一本化されているようだ。
詳細は個別項目にて。
大豊
同盟企業。ACフレームやジェネレータ、AC用武器を開発・製造する。
フレームや武器には手堅さ、弾数の多さと言ったベイラムに近い思想が見受けられるが、アップデートで追加されたパーツの解説文からシュナイダーほどではないが「割と油断ならない連中なのでは?」と噂されるように。
詳細は個別項目にて。

◎レッドガン以外の主な使用者

▷トレーナーAC
本作のテスト先生。MELANDERシリーズ一式に軽リニアとマシンガン、肩には小型ミサイルを一つ積んでいる。
テストの相手である為か動きは単調でジャンプも殆どしないが、回避力に関しては高く狙いの甘い攻撃はかなりの精度で避けてくるのでスタッガーに追い込んで足を止めてから強力な一撃、或いは高密度の攻撃を叩き込むという本作の基礎を教えてくれる。
武装のバランスが良く自分で使ってみても中々強く、アセンブリの手本の一つとして見てみるのもお勧め。
2周目以降で解禁される過去作のアリーナ追加ランカー枠の「ANALYSIS」でも対戦相手の一つとして選ばれており、その際オールマインドからかぎカッコつきで「彼」と称されている*5が、これが日本語に性別不問の代名詞がないから「彼」で代用されているのか、それとも男性型AIだからなのかは不明。まさかACVDばりに実在する人間が務めてるわけじゃないよね…?
▷V.I フロイト
ライバル企業であるアーキバス強化人間部隊の首席隊長…にも拘らずフレームや武装の約半数にベイラム製パーツを採用。
特に文字通り"顔"とも言える頭部パーツがMELANDERのため印象に残りやすい。
詳細は個別項目にて。
▷コールドコール
殺害代行などの汚れ仕事を専門とする「殺し屋」。独立傭兵だが、殺しに関するお仕事で星外企業からは重宝されているらしく、手厚いサポートと共にルビコンに密航してきた。
ベイラムも当然ながら彼にお世話になっているようで、その縁もあってか作中とある人物の差し金として621の抹殺を仕掛けてくる。
彼の機体の頭部はなんと「HD-033M VERRILL」で、ミシガン専用部品と思われた蜘蛛頭を彼も使用している。
この事から件の部品はワンオフではなく、高級部品として独立傭兵にも販売されているものと思われる。
詳細は個別項目にて。


◎作中の動向

ストーリー開始時点でアーキバス等の競合勢力とともにルビコンに侵入しており、ルビコンに埋蔵されている新資源「コーラル」の独占に向けて活動している。
土着の抵抗勢力であるルビコン解放戦線を相手にある程度優勢を維持していたものの「壁」や武装採掘艦などを前に攻めあぐねていた模様。
アーキバスとは異なり重要度の高い作戦には独立傭兵を起用せず、自社勢力のみで成し遂げることに固執する姿勢が見られるが……



◎考察



◎余談

▷マスコット戦略も”後追い”?
アーキバスの項目にも書いたが、アーキバスの「アーキ坊や」に続きユーザー考案のマスコットキャラクター「ベイ太郎」が考案されている。
アーキバスのロゴをうまくゆるキャラに落とし込んだ秀逸なデザインのアーキ坊やに対し、ベイ太郎はベイラムのロゴマークに手足が生えただけのシンプルなデザインなのだが、「アーキ坊やの後追いで登場した上に適当なデザインなのがいかにもベイラムらしい」と謎の説得力で好評である。当然本編には一切登場しないが

▷アニメデビュー
2024年末に公開されたゲーム作品の短編アニメ化企画『シークレット・レベル』では第8話にて初めてACが実写化アニメ化されたが、これにベイラム製パーツがやたらと登場する。
一応同作は完全オリジナルストーリーで他のAC作品と繋がりはなく、メカニックデザインも多くはオリジナルのものとなっている。
しかし一部パーツ、特に武装はACVIからデザインが流用されており、ベイラムから「RF-024 TURNER」と「MG-014 LUDLOW」、ファーロンから「BML-G2/P16SPL-08」と「BML-G1/P32DUO-03」、「BML-G1/P07VTC-12」が出張している。
そして武装と比較してほとんどオリジナルが占めるフレームの中で唯一、ただ一つだけベイラムの"顔"であるヘッドパーツ「HD-011 MELANDER」がどアップで堂々と登場する。
ついでにMELANDER頭を装備しているACの手にはどう見ても背部用のはずの「SB-033M MORLEY」が握られている。アーキバスでは腕武器を大型化して背負わせる。ベイラムでは背中用をそのまま握らせる!
宣伝戦ではアーキバスの後塵を拝した(?)ベイラムだが、まさかの外部出演で一矢報えたのではないだろうか。相変わらずやられ役だったけど
ただ、例のベイラムヘッドACの肩には何故か 有 澤 重 工の文字が…?



Wiki籠り!!貴様はこの記事の作成で一定の実力を示して見せた!!
用いるに足るアニヲタであること、追記修正で再び示して見せろ!!


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最終更新:2025年01月24日 06:23

*1 ブースター不要のタンクを除く

*2 因みにアーキバスでもFCSが遠距離特化品しかないためファーロン製品に頼るヴェスパー隊員が多い。敵対していたわけではないのでベイラムよりは遥かにマシだが…

*3 作中で購入できるパーツの中では旧式のBASHOシリーズに次ぎ、VPシリーズの2/3〜半額近い値段

*4 ただし「ベイラムとファーロンが対立していた」ことと「ベイラムが木星戦争で苦杯を舐めた」ことは示されているが、この二つを関連付ける情報が無いため推測に過ぎないが

*5 英語版では単にTrainer'sとなっている

*6 「レイヴンの火」ルートではコーラルの独占とルビコンの完全支配まで王手を掛ける程に戦力を注ぎ込んでいた故に、かつての災害「ルビコンの火」を超える程の大災害に派手に巻き込まれて”死に体”とまで呼ばれる程に弱体化し、「ルビコンの解放者」ルートでは解放戦線を中心としたルビコンの土着勢力が一致団結して立ち上がったお陰で戦力をほぼ全て叩き潰され、「賽は投げられた」ルートでもオールマインドによって悲惨な目に遭っている