ティスティナ(遊戯王OCG)

登録日:2024/11/12 (火) 22:21:20
更新日:2025/05/10 Sat 13:00:04NEW!
所要時間:約 10 分で読めます






広がりゆくは、無情なる結晶の領域。



「ティスティナ」とは、『遊戯王OCG』に登場するカテゴリである。

目次

◆概要◆

初登場パックは「WORLD PREMIERE PACK 2024」。
ゴーティスと同じ海外先行テーマのひとつで、日本語版カード発売よりも先にマスターデュエルで日本語版テキストが明かされた稀有なテーマでもある。
テーマとしての特徴は、属するカードすべてが水族であること、
そして、《結晶神ティスティナ》が持つ以下の効果に集約される。

相手フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
その後、相手フィールドの表側表示カードを全て墓地へ送る事ができる。

かの《魔砲戦機ダルマ・カルマ》とほぼ同じ、豪快な全体除去(?)効果。
細かな違いは、モンスター以外、つまり魔法・罠カードにも影響がある代わりに、ダルマ・カルマにはあった墓地送りを強要するテキストがないこと。効果を受けない耐性を持った「よっぽど」のモンスターを排除できなくなっている代わりに、効果さえ通せれば相手の盤面をほぼ更地にできる。
これを撃ちまくり相手の場を消し飛ばし、空いた懐に《神蝕む光 ティスティナ》の攻撃力を叩き込むパワー系の戦術を得意とする。

ビジュアルはどれも美しい水晶で構成された大小さまざまな怪物と、その巣窟であるクリスタルの洞窟。
公式Youtubeの解説によれば「触れたものを結晶で侵食し、まったく新しい存在に作り変えてしまう」らしく、モンスターを裏側守備表示にしつつそれ以外を全部墓地に落としてしまう前述の効果は、この力によって結晶化してしまう様子をイメージしているのだろう。

「触れるものすべてを水晶化させる蜘蛛のような怪物」と書くと型月の某単独種がチラつくが、元ネタはそっちではなく、クトゥルフ神話に登場する旧支配者の一柱「"結晶化した知性"クィス=アズ」。*1
元ネタの方は「水晶の中に潜み、人間にテレパシーで働きかけて自身の元に誘い、触れたものを鉱石化して自らの一部にしてしまう鉱物生命体」であるとされる。

◆デッキの特徴◆

「裏側守備表示にできるモンスターをすべて裏側守備表示に、それ以外を全て墓地に送る」結晶化効果をメインに立ち回り、大規模な除去と莫大な戦闘ダメージを叩き込むことに特化したデッキ。

耐性の類は持っていない上、相手ターンでの行動も苦手なため、純構築の場合は後攻1ターン目から1ターンで8000のダメージを与えて勝利するワンターンキルを狙うのが主戦術。
もちろんテーマ外のカードを取り込んだ場合はこの限りではなく、ランク10エクシーズを中心とした大型モンスターで圧力をかけていくことになる。


メインデッキのモンスター

光属性のティスティナモンスター

どちらもレベル10。
【ティスティナ】デッキにおいて重要な立ち位置を占める連中で、こいつらが場に出ていると《ティスティナの歩哨》《ティスティナの猟犬》《ティスティナの息吹》が強化され、一部の追加効果が使用できるようになる。
また、《ティスティナの落とし仔》の効果で特殊召喚される対象でもある。
  • 結晶神(けっしょうしん)ティスティナ/Crystal God Tistina》
効果モンスター
星10/光属性/水族/攻2000/守3000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
その後、相手フィールドの表側表示カードを全て墓地へ送る事ができる。
(2):このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
その後、相手フィールドの表側表示カードを全て墓地へ送る事ができる。

このデッキのエースにして要にして旗艦であるモンスター。
そして(おそらく)結晶領域バ=ティスティナの支配者。

自分のターンの任意のタイミングで相手フィールドを結晶化する効果と、破壊された時に相手フィールドを結晶化する効果を持つ。

自らを特殊召喚する効果は持たないがサポートカードが充実しており、《ティスティナの落とし仔》や《神域 バ=ティスティナ》や《神蝕む光 ティスティナ》の効果により、デッキから墓地から色々なところからぽんぽん出てくる。
が、それらのほとんどは「相手によって除去された時」とただし書きがついているので、サポートカードの多さを踏まえてもやはり重たい。
《ティスティナの戯れ》で手札や墓地から出すか、《ティスティナの息吹》で増やした召喚権で追加召喚するかになるだろう。

先程から何度か書いている結晶化効果はその重さに見合った威力で、これが打撃にならないデッキは基本ないと考えて差し支えない威力。*2
あくまで攻めに有利な効果なので、相手ターンのラッシュは止めきれないことがあることに注意しよう。

  • 《ティスティナの半神(はんしん)/Demigod of the Tistina》
効果モンスター
星10/光属性/水族/攻2000/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「ティスティナ」カードが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、デッキから「ティスティナ」魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
(2):相手ターンに、自分フィールドに「結晶神ティスティナ」が存在する場合に発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
その後、相手フィールドの表側表示カードを全て墓地へ送る事ができる。

もう一体の《結晶神ティスティナ》。
「半神」という肩書きなので、結晶神の不完全態、あるいは幼体の立ち位置にあるモンスターだろうか?

「ティスティナ」(※魔法・罠カードでもよい)があれば手札からぽんと出せ、そのついでにティスティナ魔法・罠をサーチできる、このデッキのキーカード。
(1)は特殊召喚からサーチまでが一連の効果なので《スキルドレイン》等にはひっかからないが、《ティスティナの戯れ》で特殊召喚しても使えないことには注意。
これ1枚で「"光属性のティスティナがいる"という条件を満たせる」「レベル10なので《神蝕む光 ティスティナ》のX素材になれる」「魔法・罠サーチができる」の3役を同時に達成できるパワーカードであり、理由がなければフル投入したい。

(2)は相手ターンにフリーチェーンで結晶化を撃てる効果。
大抵は《神蝕む光 ティスティナ》に繋げてワンキルに持ち込むことが多いので使う場面は少ないが、《神域 バ=ティスティナ》や《神蝕む光 ティスティナ》が倒された場合の次善策、もしくは1ターンで始末しきれなかったときの妨害役として使うことがある。

光属性以外のティスティナモンスター

すべて水族であるため、カテゴリ外から種族系サポートを入れれば共有して使える。
ただ、属性は光以外の5属性に分散しているため、「光属性のティスティナ」を条件とする《ティスティナの息吹》の追加効果等のトリガーにはならない。
レベルも分散しているので、エクシーズ素材に使うには一工夫必要。

  • 《ティスティナの歩哨(ほしょう)/Sentinel of the Tistina》
効果モンスター
星3/風属性/水族/攻1200/守1400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドに光属性の「ティスティナ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):自分フィールドの、「ティスティナ」モンスター1体か裏側表示カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、デッキから「ティスティナ」カード1枚を手札に加える。

風属性のティスティナ。
《結晶神ティスティナ》か《ティスティナの半神》がいるときに使える自己特殊召喚効果と、「ティスティナ」のサーチを行う効果を持つ。
「ティスティナ」に属するあらゆるカードのサーチを行える、【ティスティナ】デッキのキーカードのひとつで、光属性で出しやすい《ティスティナの半神》と組ませて使うことになる。
サーチ効果を使うためにはティスティナか自分の裏側表示のカードを破壊しなければならないのだが、実はこの効果、【メタルフォーゼ】のように「表側表示限定」の指定がなく、【破械】のように「以後、悪魔族しか出せない」といった縛りがあるわけでもない、全カードぶっちぎりに条件の緩い効果である。
余った《ハーピィの羽根箒》を伏せてコストにしてもよく、なんなら《トイ・タンク》等と合わせてコンボを狙うことも可能。

  • 《ティスティナの猟犬(りょうけん)/Hound of the Tistina》
効果モンスター
星4/地属性/水族/攻1800/守 700
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドに光属性の「ティスティナ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):相手フィールドに裏側守備表示モンスターが存在する限り、自分の「ティスティナ」モンスターは直接攻撃できる。

地属性のティスティナ。
《結晶神ティスティナ》か《ティスティナの半神》がいるときに使える自己特殊召喚効果、「ティスティナ」が直接攻撃できるようになる効果を持つ。
これ自体は除去にも展開にも寄与しないしょっぱい効果なので採用枚数は抑え目になってしまうが、実際のところこの効果はかなり便利。
「裏側守備表示モンスターが一体でもいればティスティナ全員が直接攻撃できる」というのがポイントで、戦闘破壊できない《マシュマロン》が居座っていようと、攻撃に反応して《スピリット・オブ・ユベル》が手札から飛び出てこようと、そいつらを放置してダイレクトアタックができる。
直接攻撃なのでモンスター同士の戦闘で発生する攻撃力の引き算*3も必要なく、自分の場に合計攻撃力8000以上になるようにティスティナを揃えれば勝利が確定する。
つまり、こいつを展開の締めに出せれば後攻1ターンキルの難易度がグッと下がるのだ。

ステータス的なところで言えば、このカードはエクシーズモンスターの激戦区であるレベル4。
《ティスティナの還り仔》でレベル4を2体揃えられ、さらにそれが水族ならエクシーズ素材1つ増やせるため、《No.101 S・H・Ark Knight》をエクシーズ召喚しつつ吸収効果を毎ターン使う、といったコンボに転用できる独自の強みがある。

  • 《ティスティナの()とし()/Fallen of the Tistina》
効果モンスター
星1/水属性/水族/攻 200/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
デッキから「神域 バ=ティスティナ」1枚を自分のフィールドゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの表側表示の「ティスティナ」魔法・罠カードが相手の効果で破壊された場合、
このカードを除外して発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から光属性の「ティスティナ」モンスター1体を特殊召喚する。

水属性のティスティナ。
効果はどちらも「ティスティナ」魔法・罠に絡むもの。
《神域 バ=ティスティナ》を引っ張り出してこれる効果のおかげで《神域 バ=ティスティナ》は複数枚積む必要が薄く、後半の効果で擬似的な耐性も持たせられる便利なカード。
というよりこのカードの肝は(2)で、除去を喰らった時に《結晶神ティスティナ》か《ティスティナの半神》のどちらかを直接出せるのは頼もしい。
出していた《ティスティナの息吹》や代用役の《ティスティナの胎動》はもちろん範囲だが《神域 バ=ティスティナ》が破壊されたときが特に強力で、《神域 バ=ティスティナ》とこのカードとで合計2対の《結晶神ティスティナ》《ティスティナの半神》を出せる。
使うのが序盤であればあるほど強力なので、複数枚の投入もアリなカード。

  • 《ティスティナの(かえ)()/Returned of the Tistina》
効果モンスター
星2/炎属性/水族/攻 500/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、「ティスティナの還り仔」以外の自分フィールドの「ティスティナ」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードのレベルは、対象のモンスターと同じになる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの水族Xモンスター1体を対象として発動できる。
このカードをそのモンスターのX素材とする。

炎属性のティスティナ。
ティスティナ用《ガガガマジシャン》となる(1)の効果で《神蝕む光 ティスティナ》のX召喚を補佐するのがもっぱらのお仕事。
レベル10を先に出していないとその役目もままならないのが難点だが、(1)の効果自体はレベル10以外のティスティナにも使えるので、《ティスティナの歩哨》と同レベルで出せるランク3や《ティスティナの猟犬》と出せるランク4等を一緒に採用しておくと戦術の幅が広がる。ただ《ティスティナの還り仔》自身は対象にできず特殊召喚効果も使えないので、ランク2は避けておくのが吉。2枚手札に来た場合は確実に困ることになる。

後半のX素材追加効果だが、ティスティナ唯一のXモンスターである《神蝕む光 ティスティナ》は「X素材を持っている状態で倒されると復活できる」効果を持っているため、《神蝕む光 ティスティナ》に耐性を持たせることになる。
《神蝕む光 ティスティナ》以外の候補もけっこうあり、かつて猛威を振るった《No.101 S・H・Ark Knight》や帰還ができる《虚空海竜リヴァイエール》などなど、割といろいろなところで活躍できたりもする。

  • 《ティスティナの瘴神(しょうしん)/Tainted of the Tistina》
効果モンスター
星5/闇属性/水族/攻2000/守 0
このカードは相手フィールドの裏側表示モンスター1体をリリースして表側表示でアドバンス召喚できる。
(1):通常召喚したこのカードのレベルは10になる。
(2):このカードがフィールド以外から墓地へ送られた場合、自分フィールドの「ティスティナ」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、自分はモンスター1体でしか攻撃できず、対象のモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。

闇属性のティスティナ。
ルール効果により相手の裏側守備表示モンスターをリリースして召喚できるため、結晶化攻撃を撃った後に残った相手モンスターを処理しつつの展開が可能。
また、《ティスティナの息吹》もモンスターを裏側守備表示にする効果を持つほか、汎用カードである《月の書》や《砂塵のバリアーダスト・フォースー》等で裏向きにしたカードも処理できる。
後半の効果は2回攻撃。
このデッキで「フィールド以外から墓地へ送る」といえばデッキからの直墓地肥やしかエクシーズ素材として取り除くかのどちらかとなり、また高い攻撃力を得られるといえば《神蝕む光 ティスティナ》しかいないため、基本敵には《神蝕む光 ティスティナ》と一緒に使ってワンキルを狙う効果ということになる。
良くも悪くも火力一辺倒な効果である関係上、ワンキルより制圧を狙う構築の場合は微妙な立場に置かれがち。


  • 結瘴龍(けっしょうりゅう)ティスティナ》
効果モンスター
星10/闇属性/水族/攻2000/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「結瘴龍ティスティナ」以外の「ティスティナ」モンスター1体を手札に加える。
このターン中、自分フィールドの光属性の「ティスティナ」モンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、フィールドゾーンにカードが存在していれば発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分は「ティスティナ」モンスターしか手札・墓地から特殊召喚できない。

「DUELIST ADVANCE」で追加されたティスティナ。
ティスティナとしては初の、光属性でないレベル10。
初手で引いておくべきカードが少ないという弱点を大きく改善した【ティスティナ】の革命児。

「ティスティナ」モンスターのサーチを行う効果と墓地に送られた時にフィールド魔法があれば即座に自己蘇生する効果を持つ。
サーチの条件が召喚・特殊召喚時と緩く、A召喚は難しいものの自己蘇生効果を利用すれば簡単に発動ができる。オマケに発動後は光属性の「ティスティナ」の攻撃力がターン中1000アップし、発動後に出た光属性「ティスティナ」にも適用されるためワンキルを狙いやすくできるのも便利。
たとえば、「半神」「結晶神」「神蝕む光」のいずれか2枚と結瘴龍1枚がその場にいれば、攻撃力は1ターンキルが可能な8000の大台に乗る。

自己蘇生の条件も墓地に送られた時にフィールド魔法が存在してるだけで良いため、L召喚などの素材にするだけでなくX素材として取り除かれた時にも発動する。そして何より《神域 バ=ティスティナ》の効果でデッキから落とすだけで自己蘇生しサーチまで繋がると言う点が非常に大きく、《ティスティナの半神》をサーチすれば「ティスティナ」魔法・罠のサーチをしつつレベル10が2体並んでX召喚の準備も整う、と晴れて《神域 バ=ティスティナ》が召喚権を使わない最強の1枚初動となったのである。
自己蘇生のデメリットとして発動後は手札・墓地から「ティスティナ」以外の特殊召喚が出来なくなるが、EXからの特殊召喚には制限がかからないため【ティスティナ】ではノーデメリット。

ちなみに「半神」と違い、自己再生とサーチは別々の効果。
なので、「戯れ」で出した場合や《神域 バ=ティスティナ》の(2)で直接出した場合でもサーチ効果は発動できる。
一方、サーチと攻撃力アップはひとまとまりの効果なので、ここに《灰流うらら》などを当てられると攻撃力アップもなかったことになってしまう。


エクストラデッキのモンスター

光属性の「神蝕む光 ティスティナ」のみ。もちろん《ティスティナの歩哨》らの強化条件を満たす。
  • 神蝕(むしば)む光 ティスティナ/Tistina, the Divinity that Defies Darkness》
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/光属性/水族/攻2000/守3000
レベル10モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
相手フィールドの裏側表示カードを全て墓地へ送る。
(2):このカードが「結晶神ティスティナ」をX素材としている場合、1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は相手ターン終了時まで2000アップする。
(3):X素材を持っているこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から「ティスティナ」モンスター1体を特殊召喚する。

【ティスティナ】デッキの切り札。
単体では攻撃力2000で「裏向きのカード全てを墓地送り」という、豪快なんだかしょっぱいんだかよくわからないスペックだが、《結晶神ティスティナ》と合わせると相手の全カードを強制墓地送りしつつ4000の攻撃力でダイレクトアタックするフィニッシャーへと化ける。
一度裏側守備表示にする関係で、「効果を受けない」もしくは「発動した効果を受けない」と書いてあるモンスター以外は強制的に墓地行きが確定し、魔法・罠カードはほぼ確実に全除去が可能。

また、このデッキには、ダイレクトアタックを可能にする《ティスティナの猟犬》、2回攻撃効果を付与する《ティスティナの瘴神》がおり、さらにコイツ自身の効果で攻撃力を4000にできるため、
これらが揃えば裏側守備表示にした相手モンスターをすっ飛ばして1ターンキルができる。
魔法・罠カードはともかく裏側守備表示モンスターは基本的に動くことができないため、あえて(1)を発動せずダイレクトアタックを決めに行く戦術も取れる。

(3)もなにげに使い所が多い効果。
「ティスティナ」なら何でもよい、つまり、墓地に送られた《神蝕む光 ティスティナ》自身を釣り上げて裏向きのカードを粉砕する、被破壊時に結晶化攻撃を撃つ《結晶神ティスティナ》を蘇生させて次に備えるか、といったプレイングが可能。


魔法カード

  • 神域(しんいき) バ=ティスティナ/Divine Domain Baatistina》
フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「ティスティナ」モンスター1体を墓地へ送る。
相手フィールドに表側表示カードが3枚以上存在する場合、さらに手札・デッキから「結晶神ティスティナ」1体を特殊召喚できる。
(2):フィールドゾーンのこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ティスティナ」モンスター1体を特殊召喚する。

デッキからティスティナを墓地に送り、除去されれば《結晶神ティスティナ》を連れてくるこのデッキのキーカードにして初動札……ではない。
確かに《ティスティナの歩哨》か《ティスティナの猟犬》を墓地に送れば(光属性のティスティナがいるという条件付きだが)蘇生できるし、後述の《ティスティナの戯れ》があればそれ以外も釣り上げられるのだが、ティスティナには墓地から単独で動けるカードがない為、実はあまり意味がないのである。
もっぱら、フィールド魔法がキーカードだと思い込んだ相手の除去を誘うブラフ役と、ちょっとした墓地肥やし役。

なお「相手フィールドに表側表示カードが3枚以上存在する場合」、つまり相手に先攻を取られた場合はこの限りではなく、
除去しようと放置しようと《結晶神ティスティナ》が出てくる圧力をかけつつ、後述の本当の初動札の代用品として活躍できるようになる。
後攻狙いでこの役割を目当てに多めに投入するか、あるいはピン挿しに留めるかは好みが分かれるところ。
ちなみに、《ティスティナの落とし仔》で直接フィールドに置けるため、《テラ・フォーミング》等のフィールド魔法サポートはあまり必要ない。

しかし、先述の通り《結瘴龍ティスティナ》の登場で晴れて1枚初動となれたため、先攻1ターン目でも使えるのは勿論、後攻では相手に圧力を掛けつつ展開する凶悪なカードとなり、一躍3積み必須の最重要カードとなった。

  • 《ティスティナの息吹(いぶき)/Breath of the Tistina》
永続魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「ティスティナ」モンスター1体を召喚できる。
(2):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる(自分フィールドに光属性の「ティスティナ」モンスターが存在する場合、代わりに相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象とする事もできる)。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
その後、「ティスティナの息吹」以外の「ティスティナ」カード1枚をデッキから手札に加える。

【ティスティナ】デッキにおける最重要カードにして本当の初動札。
主に、(2)で自分の適当なモンスターを裏側守備表示にして《ティスティナの半神》《結晶神ティスティナ》《ティスティナの戯れ》のいずれかを持ってくることが目的となる。
裏側守備表示にしたカードは《ティスティナの歩哨》で破壊すればムダがない。
前半の(1)も何かと使用機会の多い効果。
主に《ティスティナの瘴神》か《結晶神ティスティナ》のアドバンス召喚に使うことになり、《ティスティナの瘴神》なら相手の裏側守備表示モンスターを排除する除去札にもなる。

  • 《ティスティナの(たわむ)れ/Play of the Tistina》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・墓地から「ティスティナ」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに手札に戻る。

手札・墓地のティスティナを場に出すシンプルな速攻魔法。
だがしかし、特殊召喚先が
  • 実質全体除去を撃てる《結晶神ティスティナ》&《ティスティナの半神》
  • 特殊召喚をトリガーに裏向きのカードすべてを始末する《神蝕む光 ティスティナ》
と高コスト&高火力揃いなので、それらを特殊召喚できるこのカードの価値も相対的に上がる。
1枚では不足に困らされる場面が多いので、できるなら複数枚は入れてあげたいところ。

罠カード

  • 《ティスティナの変晶(へんしょう)/Discordance of the Tistina》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドに「ティスティナ」モンスターが存在する場合に発動できる。
相手の墓地のカード1枚を裏側で除外する。
●EXデッキから特殊召喚された「ティスティナ」モンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。
相手の墓地のカードを全て裏側で除外する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ティスティナ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻す。

墓地に干渉する通常罠。
下級を含むティスティナモンスターがいれば相手墓地のカード1枚を裏側で除外できる。
《D.D.クロウ》よりさらに強力な「裏側除外」を比較的状況を選ばずに使えるのも便利……だが、メインは《神蝕む光 ティスティナ》がいる時に使える次の効果。
なんと、「相手墓地のカードすべてを裏側で除外」という強烈な効果で、《結晶神ティスティナ》《神蝕む光 ティスティナ》で墓地に叩き込んだカードを除外できればコールド勝ちに持ち込めるロマン砲。
後半の効果はいわゆるサルベージで、手札からローコストで出てこれる効果を持つ《ティスティナの半神》《ティスティナの瘴神》および、《ティスティナの落とし仔》《ティスティナの還り仔》向けの効果。
アドバンス召喚ができそうなら《結晶神ティスティナ》を出してやってもいいかもしれない。

展開の足しになる効果ではないので枚数は少なめがおすすめ。
だが、後半の墓地効果は落としてすぐ使える為、墓地に大量のカードを叩き込む「ティアラメンツ」混合構築で、《ティスティナの半神》ともどもこのカードを墓地に叩き込んでから回収、という使い方もできるので、その場合はフル投入する意義が出てくるかもしれない。
特に、直接《ティスティナの戯れ》で出すよりも手札から自身の効果で出したい《ティスティナの半神》を使う場合はこちらのほうが頼りになるだろう。

  • 《ティスティナの抱擁(ほうよう)/Embrace of the Tistina》
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、自分フィールドに守備力3000以上の「ティスティナ」モンスターが存在する場合にしか発動できない。
(1):相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時、そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):自分・相手のエンドフェイズに、相手フィールドの裏側守備表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールを得る。

「守備力3000以上のティスティナがいないと発動できない」厳しい条件を持つ永続罠。
実質的に、《結晶神ティスティナ》か《神蝕む光 ティスティナ》のどちらかを立てられる位展開しきった後でないと使えないということになる。
その分効果は強力無比で、「効果を使ったモンスターを裏側守備表示にする」「裏側守備表示モンスターのコントロールを永続的に奪う」という2種の効果を一度ずつ使用できる。もちろん、《結晶神ティスティナ》で裏側守備表示にしたモンスターを奪ってもOK。
裏側守備表示モンスターはたとえ耐性を持っていたとしても機能しないので、うまく揃えられれば毎ターンモンスターを好きなタイミングでパクリ放題という盤面を構築できる。
……揃えられれば、だが。

  • 《ティスティナの胎動(たいどう)/Signs of the Tistina》
永続罠
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
発動後、以下の効果を持つ効果モンスター(水族・光・星10・攻/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしても扱う)。
●相手ターンに対象の表側表示モンスターがフィールドから離れる時にこのカードは破壊される。
相手ターンにこのカードがフィールドから離れる時に対象の表側表示モンスターは破壊される。

いわゆる「罠モンスター」の1体。
他にモンスターがいる時に特殊召喚でき、そのモンスターと自身を「片方が死ぬともう片方も死ぬ」状態にする。ただし相手ターン限定。
ティスティナに属するものの、ティスティナに関係する効果は一切なく、サポートカードとしては微妙……
かというとそうでもなく、「光属性のティスティナ」となる為、《ティスティナの歩哨》等の一部サポートカードの条件をこいつで成立させられる。
また、「水族のレベル10」なので、生き残った場合はコレをリリースすることで《神・スライム》に繋げることも可能。
罠モンスターなので、出すまでにちょっと時間がかかるのが難点。


◆戦術◆


例として、《神域 バ=ティスティナ》(もしくは、《ティスティナの落とし仔》)からスタートする動き方を紹介。

後攻で、相手フィールドに表側表示カードが3枚以上ある場合


  1. 《神域 バ=ティスティナ》を発動
  2. (1)の効果で《ティスティナの歩哨》を墓地に落とし、追加効果で《結晶神ティスティナ》をデッキから特殊召喚
  3. 《結晶神ティスティナ》の(1)の効果で結晶化を行い、表側表示のカードを一掃する
  4. 《ティスティナの歩哨》を自前の効果で墓地から特殊召喚
  5. 《ティスティナの歩哨》自身を自壊させ、デッキから《ティスティナの半神》をサーチ
  6. 《ティスティナの半神》を特殊召喚し、デッキから《ティスティナの息吹》をサーチ
  7. 《ティスティナの息吹》で《ティスティナの半神》を裏側守備表示にし、デッキから《ティスティナの瘴神》をサーチ
  8. 《ティスティナの半神》か裏側守備表示にした相手モンスターどちらかをリリースして《ティスティナの瘴神》をアドバンス召喚
  9. 《ティスティナの瘴神》と《結晶神ティスティナ》で《神蝕む光 ティスティナ》をエクシーズ召喚
  10. 《神蝕む光 ティスティナ》のエクシーズ召喚時の効果で、裏側守備表示の相手のカードすべてを墓地送り、これで相手のフィールドは空になる
  11. 《神蝕む光 ティスティナ》から《ティスティナの瘴神》を取り除いて効果発動、《神蝕む光 ティスティナ》の攻撃力は4000になり、さらにこのターン2回攻撃が可能になる。
  12. 《神蝕む光 ティスティナ》で2回攻撃して8000のダメージを与え、ゲームエンド(1ターンキル)



先攻の場合


  1. 《神域 バ=ティスティナ》を発動
  2. (1)の効果で《結瘴龍ティスティナ》を墓地に落とす
  3. 墓地に送られた《結瘴龍ティスティナ》が(1)の効果で自己再生
  4. 《結瘴龍ティスティナ》の(2)の効果が発動、デッキから《ティスティナの半神》をサーチする
  5. 《ティスティナの半神》を特殊召喚し、デッキから《ティスティナの息吹》をサーチ
  6. 《ティスティナの息吹》で《結瘴龍ティスティナ》を裏側守備表示にし、デッキから《ティスティナの歩哨》をサーチ
  7. 《ティスティナの歩哨》を《ティスティナの息吹》で増えている召喚権を使って通常召喚
  8. 《ティスティナの歩哨》自身を自壊させ、デッキから《結晶神ティスティナ》をサーチ
  9. 《ティスティナの歩哨》を自前の効果で墓地から特殊召喚
  10. 《結瘴龍ティスティナ》と《ティスティナの歩哨》をリリースして《結晶神ティスティナ》をアドバンス召喚


さらに、《神域 バ=ティスティナ》とは別に「半神」「息吹」「歩哨」「戯れ」「結晶神」のいずれかが手札にあれば、相手フィールドの表側表示カードが2枚以下の場合でも以下の手順で後攻1ターンキルが成立する。

  1. 《神域 バ=ティスティナ》を発動
  2. (1)の効果で《結瘴龍ティスティナ》を墓地に落とす
  3. 墓地に送られた《結瘴龍ティスティナ》が(1)の効果で自己再生
  4. 《結瘴龍ティスティナ》の(2)の効果が発動、デッキからティスティナモンスターをサーチする
    1. この時、「半神」「歩哨」のうち、持っていない方をサーチする
  5. 《ティスティナの半神》を特殊召喚し、デッキから《ティスティナの息吹》をサーチ
  6. 《ティスティナの息吹》で《結瘴龍ティスティナ》を裏側守備表示にし、デッキからティスティナカードをサーチ
    1. この時、「歩哨」をすでに持っているなら、「結晶神」か「戯れ」をサーチする。
  7. 《ティスティナの歩哨》を《ティスティナの息吹》で増えている召喚権を使って通常召喚
  8. 《ティスティナの歩哨》自身を自壊させ、デッキから《結晶神ティスティナ》か《ティスティナの戯れ》のうち持っていない方をサーチ
  9. 《ティスティナの歩哨》を自前の効果で墓地から特殊召喚
  10. 《結瘴龍ティスティナ》と《ティスティナの歩哨》をリリースして《結晶神ティスティナ》をアドバンス召喚
  11. 《結晶神ティスティナ》の(1)の効果で結晶化を行い、表側表示のカードを一掃する
  12. 《ティスティナの戯れ》で墓地の《結瘴龍ティスティナ》を蘇生
  13. 《結瘴龍ティスティナ》と《結晶神ティスティナ》で《神蝕む光 ティスティナ》をエクシーズ召喚
  14. 《神蝕む光 ティスティナ》のエクシーズ召喚時の効果で、裏側守備表示の相手のカードすべてを墓地送り。これで相手のフィールドは空になる
  15. 《神蝕む光 ティスティナ》から《結瘴龍ティスティナ》を取り除いて効果発動、《神蝕む光 ティスティナ》の攻撃力は5000になる
  16. 《神蝕む光 ティスティナ》と《ティスティナの半神》で攻撃して5000+3000=8000のダメージを与え、ゲームエンド(1ターンキル)

◆相性の良いカード◆

  • 幻惑の巻物
装備モンスターの属性を書き換える装備魔法。
ティスティナの多くは「光属性のティスティナ」がいる時に効果が強化される。
言い換えれば「ティスティナの名前を持っていること」「光属性であること」以外のステータスはどーでもいいので、
《ティスティナの歩哨》や《ティスティナの落とし仔》等の適当なカードにコレを装備させて光属性を宣言することで強化条件をクリアできる。

  • いろはもみじ、リプロドクス
属性を書き換える効果を持つエクストラデッキのモンスター。
こちらは「メインデッキを圧迫しない属性変更効果持ち」のため、枠が余っていたら入れておくとよい。

  • 魔砲戦機ダルマ・カルマ
全てのモンスターを裏側守備表示にし、できなかったモンスターは問答無用で墓地送りにする、結晶化攻撃によく似た効果を放つ破壊兵器。
《結晶神ティスティナ》《ティスティナの半神》と役割がカブっている感がないではないが、後半の「問答無用で墓地送り」という点と、「発動するまで非公開」という点がポイント。
《魔砲戦機ダルマ・カルマ》だけでも一時しのぎにはなり、《結晶神ティスティナ》《ティスティナの半神》の妨害を耐えた/乗り越えてきた相手をコレで沈める使い方ができる。
裏守備にできた分は《神蝕む光 ティスティナ》の特殊召喚でまとめて排除できるので隙もない。

ティスティナは希少な水族で統一されたカテゴリのため、その全てが「ティアラメンツ・カレイドハート」「ティアラメンツ・キトカロス」の融合素材としても利用できる。
また、この構築の場合、デッキからカードをまとめて墓地に叩き込む【インフェルノイド】や【ライトロード】のような肥やし方をするケースが多いため、ティスティナと「変晶」を墓地に落としてから「変晶」の効果で必要なものだけ釣り上げるといった使い方ができるのも強み。

  • 冥王結界波
チェーンをさせずに相手のモンスターを無力化するカード。
「裏向きにするための的ができる」という点からティスティナとの相性が比較的よく、事前の露払いを行える。

《神蝕む光 ティスティナ》がランク10エクシーズなので、もちろんこれらも出せる。
ティスティナは全体的に耐性や無効化効果を持たず有利盤面の維持が苦手なので、これらも併用して攻撃パターンを増やしていきたいところ。

  • カオティック・エレメンツ
レベル5以上で炎族・水族の光・闇属性モンスター1体をサーチ・サルベージし、墓地に炎族・水族が3体以上いるなら追加で場のカード1枚を破壊できる通常魔法。
相手の場に炎族・水族がいる時に墓地から除外する事で相手モンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで奪う墓地効果もある。
キーカードである《ティスティナの半神》がサーチ・サルベージ対象なのでデッキの安定性を上げられる。
場合によっては《ティスティナの瘴神》に切り替えてリリースによる除去と2回攻撃付与でリーサルを狙う方針に切り替える事も可能。
墓地効果は送りつけ手段のない【ティスティナ】では相手依存になるためやや微妙。一応、《結晶神ティスティナ》のリクルートのために《サモン・ソーサレス》を採用する構築なら狙えなくもない。

ちなみに参照する種族の組み合わせが「炎族・水族」と珍しい物になっているが、これはおそらく【ティスティナ】と【灰滅】の両者を意識した物と思われる。特に墓地効果は明らかに《滅亡龍 ヴェイドス》を意識している。
【灰滅】も【ティスティナ】と同じ海外先行テーマであるが、なんらかの関係性があるのだろうか…?



◆余談◆


同期テーマである「灰滅」とは、ストーリー上で関連がある模様。
下記の通り、いろいろ共通点や対象となるポイントが多い。

  • 「光属性の水族」メインであるティスティナと「闇属性の炎族」である灰滅で綺麗に対象となるようなステータス設定
  • 属性まで完全に統一されていた灰滅に対し、光属性をメインとしつつも属性がバラバラなティスティナ
  • 種族が炎族であることがトリガーとなる効果が多い灰滅に対し、属性を参照するティスティナ
  • ティスティナと灰滅のみをピンポイントでサポートする「カオティック・エレメンツ」の存在
  • 最上クラスのモンスターが「滅亡(はてな)き闇 ヴェイドス」と「神蝕(むしば)む光 ティスティナ」であり、どちらもレベル・ランクが10



追記・修正は、ティスティナの渓谷を脱出してからお願いします。

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最終更新:2025年05月10日 13:00

*1 ちなみに、作者はラブクラフト御大ではなく、「スコット・ディビッド・アニオロウスキ」という人。すごーく雑に説明すると、クトゥルフアンソロジーに参加した同人作家さんが作った旧支配者、と考えていただけるとわかりやすい

*2 ただし、「発動する効果」なので、《サイコ・エンド・パニッシャー》等一部のモンスターは倒せない場合がある

*3 例えば、攻撃力4000のモンスターで攻撃力3400のモンスターを攻撃した場合、最終的に相手に与えられるダメージは600