音無結弦

登録日:2010/05/30(日) 08:09:18
更新日:2024/02/29 Thu 20:26:41
所要時間:約 6 分で読めます




俺たちの生きてきた人生は本物だ!

何一つ嘘の無い人生なんだよ!!

Angel Beats!の主人公。
声:神谷浩史

見知らぬ学園の敷地内で目を覚ました、生前の記憶を失った少年。

目覚めた直後、一番初めに出会った仲村ゆりから、今いる世界が死後の世界であることを聞かされ、
神への反逆の最前線「死んだ世界戦線」への入隊を誘われて、半ば騙される形で戦線へ加入した。

愛用拳銃はGLOCK17。
音無(おとなし)という名字しか思い出せなかったが、直井の催眠術で記憶を取り戻し、下の名前も思い出した。

当初は記憶を取り戻すまでのあいだ安全な場所を確保するために戦線に身を置いていたが、
彼らの人柄に触れて次第に彼らと共にいることが楽しい、心地よいと感じ始め、戦線に居場所を見出だしていく。

作中では常識人の位置におり、主にツッコミ、フォロー担当。
また、有事の際には冷静に指示を出したりするリーダーシップも持ち合わせている。

何故か高い学力を持っているようで、テストを受けた時は自分でも驚くほどにすらすらと問題を解いていた。

天使を敵視する戦線の中では唯一彼女に好意的な感情を抱いており、本名を知ってからはお互い名前で呼び合っている。


以下、ネタバレ





















生前は初音という病弱な妹がいた。正確な描写はないが、両親はいなかったようだ。

ほとんど学校にも行かず、バイトで生きていけるだけの生活費を稼ぐだけの無気力な日々を送っており、
長期に渡って入院している初音の喜ぶ顔をみるため、見舞いに適当な少女漫画雑誌を買って与えるのだけが生きる意味で、
そんな自分は生きている価値がない、初音と代わってやれたらいいのにと思っていた。

あまり外出することができない初音がクリスマスのイルミネーションを見たがったため、彼女と共に街に遊びに行く計画を立てる。
容態が悪くなり始め、外出許可が降りなかった初音をクリスマスの日に病室から連れ出し、二人で楽しい一時を過ごすが、その後初音は亡くなってしまう。

生きる意味を見失いかけていた頃、笑顔で退院する見知らぬ少女の姿を見て、自分にできることはあるのではないかと思い立ち、医者を目指して猛勉強を始める。

しかし、センター試験に向かう最中、乗っていた電車が土砂崩れに遭って脱線事故を起こし、死亡してしまった。


更にネタバレ




















実は即死ではなく、事故の後は自分の怪我を押して生き残った人々の怪我を治療し、不安に煽られた彼らを纏め上げ、励ましながら救助を待っていた。

しかし救助が来る気配は一向になく、ただ時間だけが過ぎていき、全員が絶望しかけていた時、ドナーがいなかったために死んだ初音のことを思い出し、
最期の力を振り絞って保険証の裏面に臓器提供の意思を記入する。
その行動がその場にいた人々に伝播し、皆が生きた意味を見出だす切っ掛けを与えた。

その後、救助があと一歩間に合わず、事故の際に負った腹部の傷が原因で死亡。
自分の身体が誰かを救うのに役立ったであろうことに満足したが、仲間たちがその気持ちを味わえずにいることが心残りとなり、消えずに死後の世界へ留まる。

そして戦線全員を成仏させるため、天使と協力することとなった。

最終回では全員を見送り奏と二人っきりになった後にこの世界に残らないか?と誘う。
しかし奏はこれを拒否。
彼女の未練は生前自分に心臓のドナーを提供してくれた人にお礼を言うことだった。
それが音無だった。わかったのは出会った時にハンドソニックで心臓を刺した時であり、その時音無の心臓はなかったらしい。
音無が全部の記憶を取り戻せたのは彼女が寝ている時に自分の心臓の鼓動を聴いたため。
だから、彼女はこれを拒否した。

自分を好きだと言った音無に奏はもう一度言って欲しいとお願いをする。だが今度は逆に音無が拒否。言ったら奏が消えてしまうから。

奏は生きることの素晴らしさを音無に学んだ。だから奏は信じさせて欲しいと音無を説得。
音無は折れて泣きじゃくりながら言った。

「奏……愛している。ずっと一緒にいよう」

そして彼女はお礼を言って消えた……
と言ったものの、
急に手のひらを返したような行動と奏が成仏したら後を追うように自分も成仏したことから、

それまでの言動はなんだったんだ?などと物議を醸す終幕となった。

音無の最終回の行動を人間らしいと取るか人としての軸がブレていると取るかは人それぞれ。


因みにすぐに成仏したあたり、音無がAP作成者である可能性は大幅に減った。


音無がすぐに成仏したいうソースは監督のインタビューより。
曰わく、「奏がいなくなって、いても仕方がないからすぐに成仏した」


※DVD7巻のアナザーエピローグでは、生徒会長となって成仏できない生徒を救おうとしている。
実際はすぐに成仏はしなかったであろうと推測できる。


主な台詞
「コレなのか?」

「お前……消えるのか?」

「俺たちの生きてきた人生は本物だ!何一つ嘘のない人生なんだよ!みんな懸命に生きてきたんだよ!」
「お前の人生だって、本物だったはずだろう!!」

「そんなのってねえよ……死に切れねえよ……」

「出来るんだろうか、この不器用な天使と……」

「俺たちは誰と戦っているんだ……?」

「俺は待っている!」

「愛している!」

「奏ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


補足、とあるABイベントにおいて、
だーまえ作の新規書き下ろしが発表されストーリーの補完がされてたがその中で、
日向「音無、お前、かなでちゃんのおっぱいみたのか!?」音無「マジ・・・・・・・・・天使だったぜ」



叩くのか、この項目を?
いや、まだ早い。俺はまだ……
追記・修正してないんだから……

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最終更新:2024年02月29日 20:26