登録日:2025/02/11 (火曜日) 21:38:00
更新日:2025/02/13 Thu 14:55:47
所要時間:約 5 分で読めます
演者
- ビラ・カストロ(声/外見モデル)
- ジョナサン・デイビス(モーションモデル)
- アンドレ・ダシウバ(モーションモデル)
登場作品
概要
ブラジル・サンパウロ警察の第55部隊、通称「UFE(Unidade de Forças Especiais)」の司令官。
その正体はサンパウロの混乱を引き起こし地元の私兵団「クラチャ・プレト」と癒着して人身売買に関与していた黒幕にしてサンパウロ連邦代議士ビクター・ブランコの右腕。
広範囲に渡り汚職、殺人、人身売買、武器売買に関与する大犯罪者ながらもビクターによりその罪や証拠は揉み消されていた。
表面上は紳士的で礼儀正しく友好的に見えるが、その内面は冷徹非情。
自身の目的のために罪人も非の無い人間も関係なく殺害、誘拐、人身売買することに一切の躊躇も無い冷血漢にしてサイコパスである。
2012年時点でノヴァ・エスペランサのストリートギャングである「コマンド・ソンブラ」や「フィーリョ・ヂ・オグン」、「トローパZ」と敵対関係にあった。
『MAX PAYNE 3』
2012年、サンパウロ最大の権力者であるブランコ三兄弟の屋敷の屋上で開かれたパーティーに参加している最中にコマンド・ソンブラの襲撃を受け、ブランコ三兄弟の長男にして不動産会社「ファブリカス・ブランコ」の社長であるロドリゴ・ブランコが誘拐されかけるもマックスにより阻止される。
直後に自身の右腕であるバハマイヤーと共に部下を引き連れてマックスとロドリゴの前に現れてコマンド・ソンブラのメンバーを殲滅するが、そこへサンパウロ警察の刑事であるウィルソン・ダシウバが現れて「取り調べをうけさせるから殺すな」と咎められ口論となる。
その後、ロドリゴの妻ファビアナがコマンド・ソンブラに誘拐されたため、ロドリゴは個人的ボディガードであるマックスとラウール・パソスに身代金と引き換えにファビアナを取り戻すよう命令するが、取り引きは介入してきた私兵団クラチャ・プレトにより阻止される。
クラチャ・プレトはUFEと同盟関係にあり、全ては次男にして地方議員のビクターの指示によるものだったがロドリゴやマックスはそんなことを知る由も無かった。
マックスとパソスが帰還後、ファブリカス・ブランコ本社の社長室でバハマイヤーと共にブランコ三兄弟を警護していたが、そこへクラチャ・プレトが襲撃してくる。
この襲撃もビクターの指示によるマッチポンプであり、ビクターと内通していたベッカーは計画通りバハマイヤーにロドリゴが一人になったタイミングで彼を暗殺させた。
その後ノヴァ・エスペランサにバハマイヤー率いる部隊を派遣し、コマンド・ソンブラ含むギャングや民間人を見境無く殺戮・捕縛させクラチャ・プレトに売却した。
しかしこの際クラチャ・プレトとUFEの取り引きをマックスに目撃されてしまい、マックスによりクラチャ・プレトは壊滅する。
その後、UFEがクラチャ・プレトと繋がっている証拠を掴むためにUFE本部へ乗り込んできたマックスに対しバハマイヤー率いる部隊を向かわせる。
「バハマイヤーがロドリゴを殺害した時の監視映像」を手に入れたマックスはバハマイヤーと対決してこれを倒し、オフィスでベッカーと対峙する。
ベッカーはマックスに絞め殺されそうになるが、同じ部屋に隠れていたビクターにより助けられ、逃亡する。
ビクターはマックスとウィルソンに証拠を掴まれたため、サンパウロから逃れようと空港へ向かい、ベッカーは彼を護衛することになる。
ビクターを追って空港の格納庫へやってきたマックスと部下達と共に対峙するが返り討ちにあい、死亡した。
なお、とどめを刺すか否かはプレイヤー次第だがどちらにせよ死亡する。
ラスボス戦
ベッカーはUFEの標準的な制服とボディアーマーを装着し、防弾ライオットシールドとグレネードランチャーを装備している。
タラップの上に陣取り、ライオットシールドで全身を隠しながらグレネードランチャーを仰角で発射して攻撃してくる。
発射されたグレネードはバレットタイムで撃ち落とせるが、直撃すると即死する。
マックス(プレイヤー)は荷物に身を隠しながら戦うことになるが、ベッカーの放ったグレネードにより荷物が破壊されて身を隠せる範囲が狭くなっていく。
ベッカーの側面に回り込めば簡単そうに見えるが、マックス(プレイヤー)がベッカーの側面に回り込もうとするとマックスがベッカーに爆殺されるムービーが挿入されて強制ゲームオーバーになる。
また、このボス戦では合計17人のUFE隊員も同時に襲い掛かってくる。
ベッカーの部下を殲滅すると、マックスがベッカーに飛びかかるムービーが挿入されてそのまま強制バレットタイムとなり、ここでベッカーが放つグレネードを撃ち抜けば勝利となる。
一方でグレネードを撃ち抜くことに失敗すると即死となる。
敗北したベッカーはシールドごと左腕を失い、マックスに銃を突きつけられる。
プレイヤー次第でとどめを刺せるが、何もしなくても直ぐに息絶える。
余談
- ベッカーは英語とポルトガル語を話せるバイリンガルである。
- 演者のビラ・カストロはサンパウロ出身の俳優である。
- ベッカーはラスボスでありながら黒幕ではないシリーズ唯一のキャラクターである。
- 過去作とは異なり『MAX PAYNE 3』の開発にレメディー・エンターテインメントは関与していないが、奇妙なことにベッカーとのラスボス戦は『Quantum Break』のラスボス戦と酷似している(どちらもボス本人はシールドで守られ、メインは部下との戦闘になり、時折ボス本人が即死攻撃を放ってくる)。
ラスボス仲間
最終更新:2025年02月13日 14:55