MAX PAYNE 3

登録日:2014/05/17 Sat 19:11:48
更新日:2025/04/19 Sat 14:16:10
所要時間:約 11 分で読めます


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MAX PAYNE 3は、2012年5月15日に発売された『MAX PAYNE』シリーズの第3作。制作はこれまでの2作と異なりRockStarが担当。
ハードはPS3、Xbox360の他、SteamでPC版が販売されている。
CERO区分はZ




■概要

このシリーズの特色としては、敵が一時的にスローになるバレットタイムや、マックスが地面に飛び込むことで地面に落ちるまで一時的に無敵・スローになるシュートドッジなどがある。

また、本作の特徴としては、現地の人々が話すポルトガル語は訳されず、字幕がそのまま原文で表示される点だろう。
これは主人公のマックスがアメリカ人であるためポルトガル語を解しないという演出の1つ。
原語版でもこれは同様。

なお、敵とかの話すポルトガル語をそのままポルトガル人やブラジル人に向けて実際に言ったりしないこと。
結構アレな事言ってたりするし。
(例:filho da puta ≒ son of a bitch)


■ストーリー

前作の出来事によって、警察に、そしてニュージャージーにいられなくなったマックス。
彼は警察学校時代の同級生を名乗るラウール・パソスに誘われ、ブラジル・サンパウロの実業家一族のボディーガードの仕事を始めることとなった。
しかし、それはまた新たな事件の始まりだった…

※以下、ストーリーのネタバレ注意※


■登場人物

◆主人公サイド

Max Payne(マックス・ペイン)

主人公。元ニューヨーク市警の警官。
一作目に麻薬中毒者に妻子を殺されるが、その元締めと黒幕を倒すことに成功。
さらにその後の二作目にて、暗殺組織の絡んだ事件も解決。
……が、その後紆余曲折を経て警察にいられなくなり、さらにはある事件のせいでニュージャージー州にもいられなくなり、脱出してしばらく後に現在の仕事であるブランコ一族の警護に就く。
妻子やモナを失ってからというものの、鎮痛剤(ペインキラー)と酒に溺れる生活を送っている。
なお、マックスのIFの存在であるアレックス・ケイシーは殺された妻子の復讐を果たしてから13年後(2014年?)に野垂れ死にしている。

外見モデル及び声は過去作でもマックスの声でお馴染みのジェームズ・マカフリー。
ちなみに『Control』に登場するザカライア・トレンチも外見モデルと声がマカフリーであり、口調など明らかに寄せている他、「痛み(ペイン)」という単語を度々口にする。


Raul Passos(ラウール・パソス)

マックスの相棒。
ニュージャージー州・ホーボーケンのバーで飲んだくれていたマックスをブランコ一族の警備の仕事に誘った張本人。
本人はマックスの警察学校時代の同級生で、しばらく殺人課に勤めたのち警察をやめたと言っている。
ちなみにジョバンナとは恋仲。

実際にはロドリゴからの依頼である警備のほかにもビクターから様々な裏の仕事を請け負っている。
ただし、真実は知らされておらず、ビクターの裏の顔も知らなかった。

また、マックスの警察学校時代の同期、というのも彼を誘うための嘘だった模様。
本質的には善良な人物であり、一連の事件に本来は無関係だったマックスを巻き込んだ事に負い目を感じていたようだ。
最終的にはジョバンナとともにサンパウロを離れた。
ちなみに実はブラジル人ではなくコロンビア人。


Wilson Da Silva(ウィルソン・ダ・シウバ)

サンパウロの地元警察の刑事。
ファビアナを奪還しようとコマンド・ソンブラの本拠地があるスラム街へ向かったマックスと接触する。
その後はマックスに協力することにより、一連の捜査を進めようとする。
劇中のサンパウロにおいては賄賂などの不正が横行しているにもかかわらず、賄賂を渡しも受けとりもしない稀有な人物。
ただ、規則を厳格に守る堅物かというとそうでもなく、マックスがUFEの本拠地へ行く際に小細工を弄して囚人を脱走させ混乱を起こしたりと搦め手も使う一筋縄ではいかない人物。

マックスは彼を「サンパウロの小さな英雄」と評している。
が、贈収賄を行わない(=裏取引には応じない)などをするためにUFEなどに目をつけられているようだ。
最終的にはマックスとともにビクターの身柄の確保に成功。

ちなみに彼との会話から察するにどうやら妻子持ちらしい。


◆ブランコ一族

Rodrigo Branco(ロドリゴ・ブランコ)

サンパウロで建設会社「ファブリカス・ブランコ」を営む大富豪にして、ブランコ兄弟の長男。51歳。
なんとなく北大路欣也氏に似てるような気がしないでもない。
数年前にチャリティパーティーで知り合ったファビアナと結婚するものの、相思相愛とはとても言えないような状態。

最終的にはブランコ社がクラチャ・プレトに襲撃された際に、ビクターと通じていたUFEのバハマイヤーにより暗殺される。
さらにはブランコ社にバハマイヤーの手により仕掛けられていた爆弾で遺体は会社の建物ごと吹き飛ばされてしまった。


Victor Branco(ビクター・ブランコ)

ブランコ兄弟の二男。右翼政治家。
クリーンな選挙活動を掲げ、サンパウロでの犯罪撲滅を公約としている。
現在サンパウロ知事選挙に出馬している模様。が、対立候補に一歩先んじられているようだ。

実は今回の一連の事件の黒幕。
UFEおよびクラチャ・プレトと取引し、臓器売買で得た金銭をマネーロンダリングし、知事選に使っていた。
発覚後に自家用ジェット機で高飛びしようとするが、すんでのところでマックスとダシウバにより阻止される。
ボス戦は無いが彼が逃走に使用したジェット機とのカーチェイスが最後の戦いとなり、ジェット機が離陸するまでにグレネードランチャーを二発命中させるとクリアとなる。
事件後逮捕されるものの、数日後に留置所の中で首を吊っているのが発見される。自殺か他殺かは不明。


Marcelo Branco(マルセロ・ブランコ)

ブランコ兄弟の三男。定職に就いていない遊び人。放蕩息子ならぬ放蕩弟。
「高いスーツを着て、シャンパンを空け、頭が空っぽなのを快楽主義と呼ぶならマルセロはそれにあたる」とはマックスの評価。
しょっちゅうファビアナとともにナイトクラブやパーティーなどに足を運んでいる。
兄の妻であるファビアナに横恋慕しているようだが、彼女からは恋仲としての関係は拒絶されているらしい。

実はビクターによりマネーロンダリングなどの役目を任されていた。
が、最終的にはおそらくビクターの意を受けたクラチャ・プレトにより生きたまま焼き殺されるという惨たらしい最期を迎える。


Fabiana Branco(ファビアナ・ブランコ)

ポルトガルのリスボン出身の元モデル。
ロドリゴとの結婚以前は名士との浮き名を流していた。
ロドリゴの妻。なのだが……

ここでブランコ夫妻の簡単なプロフィールをおさらいしよう。
  • 夫:サンパウロ有数の資産家。51歳。
  • 妻:数々の浮名を流す元モデル。20代。
……まあ、どんな夫婦関係かはだいたいこれで察しがつくと思う。
実際、ロドリゴと一緒にいるより年の近いマルセロとともにナイトクラブなどへ行っている事のほうが多かったらしい。
今回の事件ではコマンド・ソンブラにより身代金目的で誘拐されてしまう。

最期はコマンド・ソンブラのリーダーであるセラーノにより殺害されてしまった。


Giovanna Taverres(ジョバンナ・タバレス)

ファビアナの妹。
チャリティーを名目にしたパーティーなどに出るだけの姉や義兄弟とは違い、ファベーラ(ブラジルのスラム街)で支援活動を行うなど、まさに「本物」の慈善活動家。

パソスと交際しており、彼の子供を身ごもっている。つまり妊婦さん。
劇中ではマルセロとともに殺されかけるが、すんでのところでマックスに助けられる。
最終的にはパソスと共にサンパウロを離れた。


◆デマルコ・ファミリー

ニュージャージー州で活動するイタリアンマフィア。同じくイタリアンマフィアであるパンチネロ・ファミリーとは幾度も抗争を繰り広げている。

  • デマルコ・モブスター
デマルコファミリーの構成員。
火力の低い銃を使用し、ボディーアーマーも身に付けていないため脆弱だが、スナイパーがボス的な存在として立ちはだかる。

  • TJ、ヴィンセント、ジョーイ
名ありのモブキャラ達。全員マックスとパソスに殺られた。

  • デマルコ・スナイパー
M82A1対物ライフルもしくはスパス15ショットガンを装備したデマルコ・ファミリーのヒットマン。
過去回想におけるボス的存在。

対物ライフルを持った者は墓場の塔の中から狙撃してくる。ペイン達の銃撃は完全に防ぎつつ一方的に狙撃してくるため、パソスと協力して側面に回り込む必要がある。

ショットガンで狙撃してくる者は優れた反射神経の持ち主でペインの銃撃をほぼ確定で躱して物陰に身を隠すため側面に回り込まなければ倒せない。


Anthony DeMarco Sr.(アンソニー・デマルコ・シニア)

過去篇の登場人物。ニュージャージー州・ホーボーケン周辺を勢力下におくイタリア系ギャング「デマルコファミリー」のボス。
一人息子を殺害したマックスを深く恨んでおり、率いるギャング連中ばかりか賞金目当てにやってきたチンピラたちまでもマックスに差し向ける。
地味に今作でマックスと敵対した連中のなかでは唯一の生存者。

ちなみにその後はパンチネロファミリー(『1』・『2』の敵対勢力)との抗争を繰り広げているようだ。


Anthony "Tony" DeMarco Jr.(アンソニー・“トニー”・デマルコ・ジュニア)

アンソニー・デマルコの一人息子。
酒場で飲んだくれていたマックスによせばいいのに喧嘩を吹っかけ、最終的にはマックスに射殺される。
マックスがニュージャージーを離れるきっかけになった人物。


◆AUP(Almas Unidas del Pueblo)

パナマのパスティーダス周辺で活動する右翼準軍事組織。
麻薬密売、海賊行為、誘拐、恐喝、暗殺など多岐にわたる犯罪行為を実行している。
なおペインは作中で左翼ゲリラと勘違いしていたが、実際のところは海賊となんら変わらない。マルセロのマネーロンダリングの金を狙って、船上パーティーを襲撃し船客を皆殺しにした。

  • AUPゲリラ兵士
武器はクラチャ・プレト並に充実しているが手榴弾の使用頻度は少ない。
また、ボディーアーマーは装備していないため脆弱。

  • ミゲル
名ありのモブ兵士


◆コマンド・ソンブラ

もともとは刑務所内を拠点とするギャンググループから分裂した組織。直訳すれば「影の軍隊」といったところだろうか。
かつては小規模なストリートギャングに過ぎなかったが、セラーノにより巨大化。
現在では3000人以上の構成員を抱え、さらには車やボート、ヘリまで配備する一大組織になっている。
サンパウロにおける薬物の取引のほとんどに関与しているようだが、最近では契約殺人や要人誘拐にも手を出し始めた。その一環がファビアナ・ブランコ誘拐。
スラム街ではトローパZをはじめとする在来のギャンググループとの抗争を繰り広げている模様。
最終的にはUFEによるスラム街強襲により壊滅、セラーノも捕縛される。
その後はスラム街における主導権争いからも脱落した模様。

モデルはブラジルに実在する犯罪集団、首都第一コマンド(通称;コマンドPCC)と、中米を中心に大規模な非合法活動を行うストリートギャング、MS-13(マラ・サルヴァトルチャ)と推測される。

  • CSギャングメンバー
コマンド・ソンブラの一般構成員。
決まったコスチュームは無く私服であるため一般人との区別がつかない。
ナイトクラブ襲撃の際は目出し帽を被っていた。

  • ダニ
名ありのモブキャラ。


Serrano(セラーノ)

コマンド・ソンブラのトップ。
山男(セラーノ)というのは本名ではなく、彼がかつて山で暮らしていたためにつけられたあだ名らしい。
かつて小規模なストリートギャングにすぎなかったコマンド・ソンブラを3000人規模の巨大な組織にまで成長させた立役者。
ボス戦の代わりにペイン、パソスと長いボートチェイスを繰り広げることになる。
後に本拠地であるファベーラをUFEに襲撃された際捕えられ、ほかの住人達と共にインペリアルパレスホテルに監禁されてしまう。
その後マックスにより解放され、アーサー・フィッシャーを殺害。
インペリアルパレスホテル崩壊後の行方は不明である。


◆フィーリョ・ヂ・オグン

ノヴァ・エスペランサのファベーラ下部地区を支配し、コマンド・ソンブラと派閥争いをしているギャング。
拠点は廃倉庫。

  • フィーリョ・ヂ・オグン・ギャングメンバー
フィーリョ・ヂ・オグンの構成員。
私服なためコマンド・ソンブラと見分けがつかないが、エピソード7のファベーラ到着~トローパZが支配する中部地区の入り口まででペインに襲いかかってくるギャング達は全てフィーリョ・ヂ・オグンのメンバーである。
なお、DLC『人質交渉』ではフィーリョ・ヂ・オグンのギャング達を操作可能だが、 何故かトローパZのギャングの見た目 になっている。

  • 路上強盗
フィーリョ・ヂ・オグンの支配下にあるファベーラ下部地区のパーティーの警備をしていた三人組のギャング。
パーティーに乱入してきたペインから腕時計、サングラス、拳銃を強奪したが、後に拠点の廃倉庫へやって来たペインに仲間もろとも殺された。

  • バーテンダー
フィーリョ・ヂ・オグンが運営するストリップクラブのバーテンダー。
ペインに電話を貸した後、ギャング達と共にペインに襲いかかってくる。


◆トローパZ

ファヴェーラでコマンド・ソンブラと派閥争いをしているギャング。ファベーラ中部地区を支配している。
私服なため見分けがつかないがエピソード7の中部地区入り口~コマンド・ソンブラの拠点にたどり着くまでに登場するギャング達はトローパZに属している。
メンバーは皆クラウディオのファンであったらしく、命を奪ったコマンド・ソンブラを恨んでいる。

  • トローパZギャングメンバー
トローパZの構成員。目出し帽やマスクで顔を隠して防弾ベストを着用しているなどファベーラのギャングの中では装備が充実している。
なお、マルチプレイの『ギャング・ウォーズ』ではトローパZのギャング達を操作可能だが、 何故か見た目がフィーリョ・ヂ・オグンのギャング になっている。

  • トローパZリーダー
本名不明。UFE本部のスライドにのみ登場する。


◆クラチャ・プレト

右翼の私兵団。ポルトガル語で「黒バッジ」という意味らしい。
インペリアルパレスホテル跡地の廃墟を根城としているようだ。
構成員数は400人ほど。元警官や元軍人、元警備員などのようなプロフェッショナルから構成されており、個々の戦闘力はコマンド・ソンブラ構成員よりも高い。
また、装備も最新式の防弾ベストや狙撃銃などを配備しているなどかなり高レベル。
自称自警団であり、設立当初は超法規的(≒非合法)なギャングメンバーの殺害などを行っていたものの、次第に変質。
現在は金で動く暗殺組織と化している。

UFEと通じ、UFEにより捕らえられた市民から臓器を摘出しそれを売り払っていた。
最終的にはリーダーのアルバロ・ネベス及びNo.2のミロ・レゴの両名が死亡し、また本拠地のインペリアルパレスホテル跡地の廃墟も倒壊し、さらに組織の大部分がマックスにより殲滅されたため壊滅。

  • クラチャ・プレト私兵
クラチャ・プレトの民兵。区別のために共通の防弾チョッキを身に付けている。
武器も充実しているが頭部や下半身は無防備。

  • クラチャ・プレト狙撃手
コマンド・ソンブラとブランコ一族の人質交換の取り引きを狙撃して妨害したクラチャ・プレトの民兵。M82A1対物ライフルを装備している。
二人登場し、中ボス的存在として立ちはだかる。
どちらもペイン達の銃撃は完全に防ぎつつ一方的に狙撃できる有利な場所に陣取っているため接近して倒さなければならない。

  • クラチャ・プレト重装私兵
重装フルボディーアーマースーツと防弾ヘルメット、30口径軽機関銃を装備した民兵。
中ボス的存在として作中を通して二人登場する。
UFEの重装兵より耐久力が高いが動きは鈍い。
防具をつけていない顔が弱点。


Alvaro Neves(アルバロ・ネベス)

クラチャ・プレトの創設者でありリーダー。
かつてはUFEのキャプテンも務めていたらしい。
元々は(ギャングの超法規的な殺害への関与を疑われるような性質の、ではあるが)正義感のある人物だったようだ。
が、現在では金で動く暗殺集団に成り下がっている。

最終的にはマックスの救援に来たパソスにより射殺されるためネベスとのボス戦は無く、代わりにクラチャ・プレトの重装私兵と戦うことになる。


Milo Rego(ミロ・レゴ)

クラチャ・プレトのNo.2。
もともとはブラジル軍の軍人だったが、精神鑑定に引っかかり退役。
その直後にクラチャ・プレトに加入。
かなり残虐な人物であり、マチェーテによる接近戦が好みらしい。

UFEから引き渡されたマルセロを殺害した張本人。
マルセロ殺害の直後にシリーズ初の QTEのボス戦 となる。
コマンド入力に成功するとマックスにより持っていたマチェーテで殺害されるが、コマンド入力を一度でもミスするとマックスを返り討ちにすることから二人の接近戦の能力は互角と言える。


Arthur Fischer(アーサー・フィッシャー)

形成外科医。要するに「ナニをでかくする手術」の権威らしい。
1章のカクテルパーティーにもさりげなくいる。
また、たびたび作中に登場する雑誌やテレビなどで彼の広告を見ることができる。

裏ではクラチャ・プレトとつながり、誘拐されてきた人々から臓器を取り出す執刀医をしていた。
が、マックスがインペリアルホテルに侵入した際に、マックスにより解放されたセラーノにより殺害される。
皮肉にもその凶器は彼自身が使用していたメスだった。

ちなみにマックスが彼に遭遇するシーンではマックスの「ここでなにをしていた!?」という質問に答えず、自分ならここから逃がせるから見逃してくれだとか、大金を積んで金はいくらでもあると言い出すなど、いかにもな悪徳金持ちチックな命乞いをしていた。


◆UFE(Unidade de Forcas Especiais)

正式名称は市警察第55特殊部隊。警察の対ギャング特殊部隊。
モデルはブラジル・リオデジャネイロに実在する軍警察の特殊警察作戦大隊:通称「BOPE」。

コマンド・ソンブラなどのような重武装をした凶暴で危険なギャングの鎮圧を目的として設立された部隊であるため、装備は普通の警官などとは大違い。

ただ、全体的に練度は高くなく、脱獄囚の集団に苦戦する程。
マックスは「『特殊部隊』と銘打った制服をそこらの馬鹿に着せて、戦車兵なんかと一緒に地元の街をパトロールさせるとこういうことになる。特殊でも何でもないことは遅かれ早かれバレるものだ。」と評している。ただのカカシですな。
練度が高いのはベッカーやバハマイヤーが率いる、特殊な訓練を受けた一部の者に限られている。勿論本物のBOPEは市街地戦に非常に強い事に定評があり、練度が高いのでこんなヘナチョコ共とは大違いである。

クラチャ・プレト及びビクター・ブランコと通じ、スラム街の人々を捕らえて人身・臓器売買を行っていた。
最終的にはベッカーの死やビクターの逮捕により臓器売買が明るみに出て、部隊は解体された。

  • UFE本部隊員
UFE本部の青い制服を着た標準的なUFE職員。
事務員、清掃員、看守、警備員等の役目を担う。
ボディーアーマーは装備していないため脆弱。

  • UFE隊員
青い制服、ボディーアーマー、防弾ヘルメットを着用しアサルトライフル等の強力な武器で武装している。
硬くて痛い強い雑魚 を体現する。

  • UFE煙幕手榴弾隊員
スモークグレネードを投擲し視界を封じてくるUFEの警官。ガスマスクを装備している。

  • UFE空港警備員
空港を守るUFEの警備員達。通常のUFE隊員と若干異なるデザインの制服を着ている。

  • UFE重装隊員
重装甲なボディーアーマーと透明な防弾フェイスシールド付きの防弾ヘルメット、そして30口径軽機関銃を装備した中ボス的存在。
クラチャ・プレト重装私兵ほどの耐久力は無いが機敏。
一人のみ登場する。


Armando Becker(アルマンド・ベッカー)

UFEのトップ。割と小柄な体型。 本作のラスボス
さりげなく1章のブランコ一族主催のカクテルパーティーにも出席している。
警察の特殊部隊のトップという地位にあることから、ビクターとの関係は深いようだ。

実はビクターとクラチャ・プレトと通じ、臓器売買に関わっていた。
彼らが担当していたのはスラム街などでの臓器を取られることになる犠牲者集め。

ボス戦では防弾ライオットシールドとボディーアーマーでがっちり固め、グレネードランチャーをぶっ放すという小柄な体型に似合わない大胆な戦い方でマックスと対峙。
本人には一切攻撃が通じない上にシールドの側面に回り込もうとすると ベッカーにグレネードランチャーで吹き飛ばされるカットシーン が挿入されて問答無用でゲームオーバーとなる。
同時に襲いかかってくる大量のUFE隊員を全滅させるとマックスがベッカーに飛びかかるイベントが発生し、最後のグレネード発射を行う。

発射したグレネードを撃ち抜かれると自身のすぐそばで爆破したために左腕を吹っ飛ばされた上に全身ズタボロにされ、間もなく死亡。
なお、このとき彼に自分でとどめを刺すか敢えて放置しそのまま死なせるかはプレイヤーしだい。


Bachmeyer(バハマイヤー)

UFEのNo.2であり、ベッカーの右腕と言っていい人物。
ビクターおよびベッカーの意を受け、クラチャ・プレトによるファブリカス・ブランコ社襲撃の際、そのどさくさに紛れてロドリゴを暗殺した犯人。

ボス戦ではUFE本部のオフィスで30口径軽機関銃を手にペインと対峙する。
オフィス二階のペインからの銃撃は完全に防ぎつつ一方的に攻撃できるという有利なポジションから狙撃してくる。
頭上の天井を破壊されると移動して狙撃する場所を変え、再度天井が破壊され隠れる場所を失うと頭を晒して狙撃してくるようになる。
バハマイヤー本人は頭部へのワンショットで倒せるが、天井はかなりの耐久力な上に重武装なUFE隊員も襲いかかってくるため難所となる。


◆その他

  • アルフォンス
ナイトクラブのオーナー。クラウディオの席を巡ってマルセロと口論した。

  • クラウディオ Claudio
チョイ役で出てくるGalatians FCというサッカーチームに所属するサッカー選手。
ナイトクラブ襲撃の際にマルセロを捕らえたコマンド・ソンブラ構成員により殺害される。
かなり有名な選手だったらしく、劇中でみられるTVニュースで彼の訃報を見ることができる。
さらにはスタジアム(Galatians FCの拠点)や、出身地ファベーラには彼の死を悼むメモリアルが設置されている。

  • ファビオ
ナイトクラブ参加者。マルセロの友人。

  • ファベーラ・キッド
ファベーラに住む子供。
ペインをパーティーに誘う。

  • ダフニ・オリビア・バーンスタイン
マルセロの友人。マルセロのボートパーティーに参加したが、AUPの襲撃に巻き込まれ死亡した。

  • アルフレド
ボートパーティーでバーテンダーを担当していた。
AUP襲撃により死亡。

  • フィリップ
ボートパーティー参加者。AUP襲撃により死亡。

  • アンダース・デトリング
ペインの友人。ノースダコタ州スティールの元警官。

  • マーティン・“マーティ”・バーマン
ウォルトンズ・バーのウェイター。

  • ニュージャージーのバーガール
ウォルトンズ・バーの女性常連客。
横暴なトニーにキレたら逆ギレされて殴られたが、それがペインの逆鱗に触れた。

  • ルディ・ブルワー
ベトナム帰還兵。ペインと同じアパートの住人。
デマルコのヒットマンを巻き添えにして自爆した。

  • グレッグ
デマルコ・ファミリーとペイン達の戦いに巻き込まれ、デマルコのスナイパーに射殺された可哀想な墓守。

  • デイブ
サンパウロの観光客。端金で娼婦を買っていたがUFEに逮捕された。

  • ガブリエル・アルガス
IT技術者 兼ロドリゴの秘書。
クラチャ・プレトの兵隊に殺された。

  • ロドリゴの秘書
本名不明。とりあえず巨乳で最後まで生き延びた。


本作のアクション部分について

シリーズお馴染みの「バレットタイム」に加えて、本作から銃を構える事が出来るようになり、通常よりも正確な射撃が可能となった。

武器変更も後のGTAVにも実装された武器ホイールでシームレスに変更する事が出来る上にカバーシステムやペインの体力がゼロになった際に起きるバレットタイムで敵を倒すと体力ギリギリ状態でゲームが続行となる「ラストスタンド」など新しい要素を採用している。


余談

本作のSteam版はムービー後に動けなくなるバグが一部環境で現在も確認されている。

XBOX360版は下位互換に対応しているが、DLCは現在購入不可となっている。原因は不明。


追記・修正は鎮痛剤をがぶ飲みしつつお願いします。


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