火炉(超常現象生命体)

登録日:2025/03/10 Mon 03:27:00
更新日:2025/08/12 Tue 08:10:38NEW!
所要時間:約 3 分で読めます






概要

巨大な焼却炉の姿をした生命体。焼却炉らしく燃えており、その火が消えることはない。
超常現象を取り扱うアメリカ政府の機密機関「連邦操作局(FBC)」の本部オールデスト・ハウスのメンテナンスセクターになんの前触れもなく出現した。
時期は不明だが、ある時パラキネシオロジー部署研究リーダーのエドナ・ピアースにより発見され、キャスパー・ダーリングが研究予算を出すことを拒んだため、ピアースにより独力で研究された。
ピアースによると、火炉は「コードオメガ」の超常現象生命体とのことだが、「コードオメガ」が何を指すのかは作中では不明。

知覚を有した知的生物であり、発話によるコミュニケーションが可能。
あらゆる汚染物質を「食べる」ことができ、物体を放り込むと唸り声を上げる。
汚染の影響も受けることがない。

現状はFBCにとって有用な存在であるため、味方と言えるかもしれないが、ピアースはボイスログにて火炉から好物を聞いて「候補者を探す」と述べていたため、人間が好物な可能性がある。
また、FBCでは火炉を書類の処分に使うことは禁じられており、そのことで「せっかく火があるのに、もったいない」と職員から苦情が来ていた。

なお、オールデスト・ハウスに出現した並行世界の入口(スレッショルド)「ブラックロック採石場」の「採石場ベータ」と呼ばれる場所にも同種と思われる火炉の別個体が存在する。


登場場面

『Control』

オールデスト・ハウスが「ヒス」により侵略される変貌世界事象が発生したが、その影響を受けることなく存在し続けており、ミッションに利用されることとなる。

  • ミッション「酷い有り様ダ:ゴミを燃やセ」
アーティ(生命体A-001)の依頼で超自然的な汚染物質の処理を頼まれるので、火炉室でドラム缶に入った全ての汚染物質を「投擲」能力で火炉に投げ入れるとクリアとなる。
火炉を調査したピアースのボイスログはこの火炉室で聴くことができる。

  • 隠しミッション
メンテナンスセクターのあちこちにある6個のブラウン管テレビ(画面に火炉が映し出されている)を全て投げ入れると、「無限に射撃」という武器の強化パーツが手に入る。

  • 遠征ミッション「調査」
パワーオブジェクト「Songmasterのジュークボックス(OOP10-KE)」にトークンを入れると転送される前述の「採石場ベータ」の1番右端の島に別の個体が登場する。
ヒスにより汚染された素材を三つ投げ入れるとクリアとなる。この時、ヒスを容易く「食べて」おり、その力は底知れない。

『FBC:Firebreak』


  • 任務「ホットフィックス」
火炉のブラストシールが破壊され、超自然的な熱気がセクターに充満している。

2025年、オールデスト・ハウスは未だにロックダウンされ、ヒスの汚染に苦しめられていた。
そんな中、火炉のブラストシール(冷却装置)が破壊されたことで火炉室全体が超自然的な熱気に包まれる事態が発生。
メンテナンスセキュリティ部署のスティーブが犠牲となる事件が起き、彼の同僚のフランキー・Mからアーティ(生命体A-001)を探すか火炉を直すよう経営部署に苦情が入った。

それを受け、オールデスト・ハウス内部のトラブルに対し募った志願者を派遣して対処する部署「ファイアブレイク・イニシアチブ」に、ブラストシールの修理と火炉の鎮静化の任務が与えられた。

ファイアブレイク・イニシアチブのリーダーであるハンク・フラワーズの指揮の下でファイアブレイカー達が火炉室に派遣された。
ファイアブレイカー達は超自然的な熱気やヒスの妨害を受けながらもレベル1〜2区画でブラストシールを全て修理し、レベル3区画にて火炉を鎮静化した後にエレベーターでファイアブレイク・イニシアチブ本部へ帰還した。

ゲーム中の役割としてはレベル3区画にてステージのボスとして立ちはだかり、一定間隔で強力な熱波を放ってくるが、物陰に隠れることで回避出来る。
ギミックボスとなっており、ドラム缶にブラックロック(超常現象を抑制する鉱石)を詰めて火炉に「食べさせる」ことで沈静化できる。
また、火炉室全体が熱気に包まれているため、こまめにシャワーを浴びるかスプラッシュキットで身体を濡らしておかないと焼死してしまう。

最後はファイアブレイカー達によりブラックロック缶を複数「食べさせられ」たことにより沈静化され、シャッターで封じられた。

『Surviving the Workplace | Hot Fix(FBC:Firebreak)』

ファイアブレイク・イニシアチブ・アシスタントのジェリー・スタンディッシュにより製作されたFBC局員向け教材という設定の実写人形劇。

任務「ホットフィックス」の概要がブラックユーモアを交えて解説される。
「まるで日焼けマシンのようだ」と火炉に近づいたデイブが犠牲になった。なんてこったデイブが死んだ!この人でなし!

YouTubeのRemedy Entertainmentの公式チャンネルにて配信されているが、アップデートにより『FBC:Firebreak』本編にも収録される予定とのこと。



余談

メンテナンスセクターには火炉の他にもアーティ、クロッグNSC発電所と様々な超常現象生命体が存在しており、NSC発電所の冷却ポンプ上部はモールドに汚染された魔境と化している。
更に「ブラックロック採石場」のスレッショルドもあり、内部にはブラックロックを食料とする生物「ヒル(QE-1)」が大量発生し、何故かアストラル生命体のアストラルスパイクが複数徘徊している。
更に地下にはオールデスト・ハウスの起源とされる余剰次元「基盤」のスレッショルドがある。
明らかにメンテナンスセクターに怪異が集中しているが理由は不明。


追記、修正は火炉と会話してからお願いします。

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最終更新:2025年08月12日 08:10