登録日:2023/12/24 Sun 09:02:00
更新日:2025/07/23 Wed 04:25:27
所要時間:約 3 分で読めます
【概要】
老年で黒髪の白人男性の姿をした人物で、いつも作業用のブルーのブルゾンを着てフィンランドのタンゴを口ずさみながら床をモップで拭っている清掃人。
会話の際はフィンランド訛りの英語で話し、比喩的表現を多用する。
その正体は
超常現象生命体。
連邦操作局(略:FBC)によって発見された最初の超常存在であり、1964年に同組織の職員にして当時の研究リーダーだったセオドール・アッシュ・ジュニア博士によって発見され、『生命体A-001』の管理ナンバーを与えられた。
また、彼の姿を録画したビデオテープは超自然的な力を有した「変貌アイテム」と化した。
様々な異次元空間/平行世界に現れては「管理人」を自称する。
人類には友好的に見え、ゲーム内においては主人公達を導いたりパシリにしたりする。
作中で判明している能力は以下の通り。
様々な異次元空間や現実世界を自由に行き来できる。
バケツの水を床にぶちまけることで、水溜まりを異次元への入り口であるスレッショルドにできる。
残留思念のようなものをその場に残して道標にできる。
離れた場所から自身の声を特定の人物に送れる。
遠く離れた場所に一瞬で先回りできる。
他人の精神世界に入り込める。
生物、非生物に侵食し操れる超常現象生命体「
ヒス」や「
モールド」、「
影」に対して耐性を有しており、特にヒスはヘドロン共鳴体増幅器という装置を装備していない人間を無条件で汚染するほど感染力が高いにもかかわらず、アーティは何の装備も身に付けずに平然としていられる。
FBC職員
キャスパー・ダーリングにより定義された既知の科学の範囲外にあるエネルギーの総称で、
現実を変える力。
ラジオから流れるアーティの声には「
クロッグ」を浄化したり、ループする異次元空間を変化させ出口を作り出す効果がある。
【各作品における活躍】
『CONTROL』
オールデストハウスへやって来たジェシーと出会い、早々に彼女を助手扱いし、その後なんやかんやあって「新局長」に任命されたジェシーと再会すると、発電所の冷却装置を直すように早速パシらせてくる。
また、サブクエストとして他にも色々とジェシーにお使いを頼むが、全部クリアした場合はジェシー用の作業用ブルゾン(コスチュームの一つ)と休暇をプレゼントしてくれる。
さらにストーリー終盤には、古い友人と呼ぶ『
オールドゴッズオブアースガルズ』の曲が収録されたカセットとヘッドセットをプレゼントしてくれる。
このカセットに入った曲『テイク・コントロール』には超常的な迷路「灰皿迷路」を突破させる力があり、ジェシーの助けになった。
また、ヒスに侵食されたジェシーの精神世界にも現れて彼女を励ましていた。
『Alan Wake Ⅱ』
ここでは闇の世界と現実世界を行き来しながら異次元からの侵略者「
ミスター・スクラッチ」と戦う主人公達を導く。
ミスター・ドアのトークショースタジオにて13年間「闇の世界」に囚われていた主人公
アラン・ウェイクと出会い、幾度も彼を導く。
また、アランを顔が全く同じである
トーマス・ゼインと同一視しており、アランが訂正してもトムと呼び続けていた。
また、ゼインが初期に製作した映画『白夜の夜』に「管理人」の役で登場していた。
一方でアランが元いた世界ではブライトフォールズ近くの森エルダーウッドに建つ老人ホーム「ヴァルハラ」で生活していることが判明。
尚、ヴァルハラ老人ホームは元々ゼインが買い取ったアーティスト・コミューンの場である「オーシャンビュー・ホテル」であった。
隣町のウォータリーのステージで『白夜の夜』のテーマソングである同名の歌を熱唱しているところで、もう一人の主人公
サーガ・アンダーソンと初めて出会う。
その後、パワーオブジェクト「クリッカー」を手に入れるために境界域からスレッショルドに入るも迷ってしまったサーガをエコーで導いた。
更にその後、ヴァルハラ老人ホームに訪れたサーガと出会い、相変わらずモップで拭き掃除をしたりサーガを導いたりした。
また、ヴァルハラ老人ホームの屋根裏に存在するゼインの執筆部屋に闇の世界へのスレッショルドを作りだした上でその部屋を封印していたが、スクラッチによって世界が闇に支配されかけ、それを阻止するためにやって来たアランのために部屋を解放した。
また、スクラッチによって闇の世界に囚われたサーガはアーティが屋根裏に作った境界域のお陰で地上に戻れた。
「エピソード3:時空の破壊者」に登場。
エピソードの主人公である
ショーン・アシュモア(本人役)が次元を越えて訪れたオーシャンビュー・ホテルでは姿を見せないものの、彼の「サンカリン・タンゴ」を聴ける。
その後、リップルエフェクト本社にも登場し、相変わらずモップがけしていた。
【管理人として勤める場所】
FBCの本部である超常的な建造物。
「
ボード」と呼ばれるピラミッドを逆さにしたような見た目の超常存在によって作り出され、ボードに任命された「局長」によって内部構造をコントロールされている。
ボードと局長はFBC及びオールデストハウスにて絶対的な権利を所持しているのだが、アーティはボードの干渉を全く受け付けずに局長をパシリに使うなど更に上位存在であることがうかがえる。
オールデスト・ハウスと各地のスレッショルドを繋ぐ基点であるモーテルっぽい異次元空間。
アーティ専用の管理人部屋があり、様々なスレッショルドを管理していることがうかがえる。
ワシントン州コールドロンレイクに出現した「闇の世界」に存在するトークショースタジオ。
本来、闇の世界は一度入ったら自力ではまず出られないほど危険な場所の筈だが平然と現実世界と行き来していた。
平行世界を管理する組織リップルエフェクト社の本社ビル。
ナイトスプリングスの北部に建っているとされる。
モップがけしているアーティの姿を確認出来る。
【関連する変貌アイテム】
FBC職員が録画した床をモップがけするアーティの姿を収めた
VHSビデオテープと、テープがセットされたビデオデッキと一体型のブラウン管テレビ。
若い子にゃわからんだろう。
テープは取り出せなくなっている上、電源が無くても動画が再生され続ける。
画面を見た者は、画面に映るアーティの姿に釘付けになり動けなくなる。
効果は超常現象生命体にも及ぶため、武器として利用できそうである。
【余談】
- アーティがスレッショルドを作る際の描写が描かれたテキストが登場するが、そこでアーティは「
闇の世界の空を覆うほど巨大な存在
」として描写されており、神に近い存在であることがうかがえる。
- 「アーティ(Ahti)」はフィンランド神話の水神(ウィキペディアには「深海の神。漁の守護者。」とある)の意味を持つ。
ああ、やっと来たゾ。新入りダナ。
ヨロシイ。
俺はアーティ、Wiki篭りダ。お前は俺の部下ダ。
追記・修正の時はくル。スマホを持ってイケ。ジュマラウタ。
──というわけで追記、修正はアーティの助手になってからお願いします。
- 反対意見が無ければ記事タイトルを作中表記にならい「生命体A-001/アーティ」に変更します -- sato1108 (2025-03-23 23:01:00)
- 数日経っても反対意見が無いためタイトル変更します -- sato1108 (2025-03-25 20:52:20)
最終更新:2025年07月23日 04:25