やるねェ

登録日:2009/12/15(火) 03:40:50
更新日:2025/03/30 Sun 17:13:00
所要時間:約 3 分で読めるねェ




「やるねェ」は、幽☆遊☆白書の登場人物にして漫画史に燦然とその名を残す敵キャラ・戸愚呂(弟)が放ったセリフだねェ
「ねぇ」じゃなくて「ねェ」なのがポイントなんだねェ

初登場時、戸愚呂は垂金権造に雇われて浦飯桑原コンビと戦った際、持ち前の戦闘能力で二人を圧倒したなァ
しかし、正攻法では敵わないと判断した桑原が浦飯に耳打ちしてねェ
霊丸を受けて加速・突撃する捨て身の作戦の前に倒れることとなったんだねェ

その時のセリフが、




やつの…霊気の砲を全身で受けて
ロケット噴射みたいに加速をつけたのか…


やる  ねェ



これだ ねェ


負けてなお相手を褒め讃える姿勢に紳士らしさを感じるこのセリフ

日常生活でも簡単に使えそうだがねェ、
ところがどっこい、正しく使うのは意外に難しい
とても難しい ねェ

なぜならば、戸愚呂がこの時「わざと負けた」ことに、このセリフの真の凄みがあるからなんだ ねェ



まず押さえるべきポイントは4点
  • 戸愚呂は左京の指示で負けたねェ
→ちょっとイラッときた ねェ

  • 戸愚呂は桑原の作戦が聞こえていたねェ
→丸聞こえだったねェ

  • 戸愚呂は作戦を解説しながら倒れたねェ
→わかりやすかった ねェ

  • 戸愚呂は20%程度の力しか出していなかったんだなァ
→完全に手抜きだった ねェ


つまり、最初から負けるつもりで、相手の手の内も知りつつ、手加減をしながら負ける

その上で呟いて、初めてこのセリフは完成するんだねェ

父親が子供の考えたさいきょうのひっさつわざを喰らって「うわぁやられたぁ」なんて言ってるくらいではまだぬるいねェ

それを細かく解説しながら、さらに褒めねばならないんだなァ


これはなかなか容易ならざることだ ねェ





いいかね君達、安易にやるねェやるねェ言っていてはいけないねェ

本当に相手を凄いと思ったら負けなんだなァ

「本当は俺の方が凄いが、今は褒めてやらなきゃならないねェ」と思っていなけりゃ無意味なんだねェ


理解したか?


したか



やる  ねェ





あんたらの知性に敬意を表し、60%の力で項目立てしてやろう

後は好きに追記修正するといい ねェ

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最終更新:2025年03月30日 17:13