深津一成

登録日:2025/04/13 Sun 12:37:40
更新日:2025/04/16 Wed 00:42:06
所要時間:約 4 分で読めるピョン




もうキレがないピョン


深津一成(ふかつかずなり)とは、『SLAM DUNK(スラムダンク)』の登場人物。
全国制覇を目指す湘北高校メンバーの前に最後まで立ちはだかった強敵。

CV:奈良徹(THE FIRST SLAM DUNK)

山王工業高校に所属する高校3年生。
山王工業バスケ部キャプテン。
身長:180cm
背番号:4
ポジション:ポイントガード

全国大会三連覇中という、「王者」山王のキャプテンを務める。
作中では沢北河田に比べて目立たない感じだが、チームとしての総合力が圧倒的なため深津が敢えて黒子に徹するという選択ができるからこそである。作中でこれを解説している観客は妙に印象に残り読者からは「深津だおじさん」と呼ばれているとか
実際、昨年のプレイでは海南が一瞬でも気を抜けばボールを奪われるというほど精度の高いディフェンスをしており、1on1でも極めて高いスキルを持っていることが伺える。
作品内外において猛者揃いの山王の中でも沢北・河田・深津の三人が特に戦力の中核という風に認識されていることが多い。
映画では宮城から「No.1ガード」とも評された。

ただ宮城のような小さくて素早いタイプは苦手らしく、牧と同等かそれ以上とされる彼と宮城が渡り合えたのもそれが理由の一つかもしれない。
それでも自分より10cm以上低い宮城より低く腰を落とすディフェンスを長時間維持できるという驚異的な足腰を誇っており、スピードとクイックネスがウリの宮城でも簡単に抜き去ることができない。
映画では一年の頃からレギュラーを取っていることも判明した。

冷静さという点では作中でも突出しており、彼が動揺したり表情を崩す場面は極めて少ない。
宮城と桜木の連携による開幕アリウープが炸裂し皆がどよめいている中でも「同じ2点だピョン」のセリフと共に静かに同点した。
終盤で湘北が逆転に向け勢い付いた時にも宮城のボールをカットし、桜木がボールを死守しなければ勝負を決めてしまいかねなかった。
観客席の牧も「相手がいけるって雰囲気の時に仕事するのが深津」と語っており、苦い記憶が伺える。

分析力も高く、リーダーシップにも優れる。
宮城はミドルレンジのシュートの精度が悪い点を見抜き、そこを的確に突いてくる。
流川・桜木の一年生コンビの厄介さを即座に見抜き沢北に注意を促し、エースがやられると相手が勢いづくと釘を刺してもいた。
三井に3Pをボーナスワンショットを決めさせるという痛恨のミスをした松本に対しても「忘れろピョン」とフォローしている。
終盤の勝負所でも堂本は最後のタイムアウトを放棄し深津のゲームメイクを信頼し彼に託していた*1

変な語尾を付ける癖があり昨年は「ベシ」で今年は「ピョン」となっている。なお、今でもたまに「ベシ」と間違える。
全国最強チームのキャプテンながらネタキャラ臭がする喋り方だが、あまりにも性格に隙が無く普通の口調だと威圧感が強すぎるため敢えてこうした要素が付け加えられているのかもしれない。
この語尾により桜木…ではなく宮城から付けられたあだ名は「ピョン(きち)」。ど根性ガエルのキャラかな

後半宮城はこの厄介な深津を相手に単独でのボール運びを任せられ、伝家の宝刀ゾーンプレス攻略の糸口となる。

彼が一番動揺していたのは終盤でインテンショナルファウルを取られた時だろう*2
勢いに乗り始めた湘北の流れを断ち切ろうとしての判断だったが、それが裏目に出てしまった。

後日談の黒板漫画では語尾を「ピニョン」に変えようかと検討している様子が見られた。

■主なセリフ
  • すぐ泣くピョン*3
  • 点取るベシ!!…ピョン!!
  • エースがやられると相手が勢いづくピョン。やられるくらいならいない方がいいピョン。ベンチピョン
  • 打たせるピョン*4

記事が荒れるとWikiが盛り下がるピョン
荒れるぐらいなら建てない方がいいピョン

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最終更新:2025年04月16日 00:42

*1 これには桜木が限界を過ぎていると見て交代させないためという事情もあった

*2 宮城を背後から抱え転倒させた

*3 生意気言って河田にプロレス技をかけられる沢北に対して

*4 宮城のシュートが入らないことを見越しての挑発