登録日:2013/10/14(月) 14:28:34
更新日:2025/03/27 Thu 18:04:49
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♪男の~意地は~
ど根性でヤ~ンス~
ザマァカンカン かっぱのへ~
「ど根性ガエル」は、吉沢やすみの
漫画作品である。
1970年~1976年まで
週刊少年ジャンプにて連載されていた。
概要
ひょんなことからTシャツに張り付いてしまったカエル・ピョン吉とひろしが下町を舞台にドタバタ劇を繰り広げる。
1972年と1981年の2回テレビアニメ化された。
いずれも制作は東京ムービーで、前者は朝日放送/TBS系、後者は日本テレビ系で放送された。
また、後者の主題歌はデビュー当時の
とんねるずが担当している。
2015年には日本テレビ系でテレビドラマ化された。主演は松山ケンイチで、原作から16年後の30歳になったひろしが主人公となっている。
しかしヒロシの設定が後述のCMシリーズとは真逆になっており、どちらかは
パラレルワールドの可能性がある。
本連載から半世紀以上たつ作品だが、再放送も頻繁に実施されたほか、CMキャラクターでの起用も多くアニメの画は見たことある人も多いだろう。
作者にとっては最大のヒット作となったが、金銭面のトラブルや本作以降全くヒット作に恵まれなかったこともあり、家庭崩壊に至ったという。
この事は、彼の実娘によるエッセイ漫画『
ど根性ガエルの娘』に詳細が描かれている。
ストーリー
主人公、ひろし(中学二年生)は登校途中、石に躓いて転んでしまい、
一匹の蛙を自身のとっくりシャツに貼り付けてしまう。
しかも貼り付いた蛙は洗っても全然取れない。
仕方なくひろしは、その蛙に『ピョン吉』と名前を付けて相棒にする事に。
かくして、ひろしとピョン吉の愉快痛快な毎日が始まるのであった。
登場人物
声は1972年版/1981年版/CM・パチスロ版の順
CV:
野沢雅子
演:松山ケンイチ
主人公。
前述の通り、登校途中に転んでしまい、
ピョン吉をとっくりシャツに貼り付けてしまい、そのまま相棒にすることに。
因みに頭のメガネは幼少時代、
幼馴染であるメガネ屋の一人娘からお別れの餞別に貰ったものであり、これを巡るエピソードもある。
名前は吉沢がアシスタントを務めていた同名の漫画家より。
ドラマ版では
ニートになっている。
CV:千々松幸子
演:満島ひかり
もう一人(一匹)の主人公。
ひろしのとっくりシャツに貼り付いて以来、彼の相棒となる。
なお、ひろしのクラスではマスコット的な扱いを受けており、
特に女の子達から絶大な人気を誇っている。
(ひろしが家にピョン吉を置いてきた際は、クラスの女子全員がこぞってピョン吉をお見舞いに行った程)。
蛙ゆえか蛇が大の苦手。
ドラマ版ではTシャツに貼り付いているが、体がシャツから剥がれかけている。さながら劣化したアイロンプリント
CV:栗葉子/富井淳→黒須薫/西村ちなみ
演:
前田敦子
本作のヒロイン。
比較的裕福なお家のお嬢様だが、所々
ボーイッシュな所もある。
ひろしから好かれているが、彼のとっくりシャツに貼り付いているピョン吉の方を気に入っている。
後に周作という弟が誕生する。
ドラマ版ではまさかのバツイチになっているが、相手はひろしではない。
CV:高橋和枝/堀絢子/堀絢子
演:勝地涼
ひろし達と同じ中学校に通う後輩で、ひろしを慕っている。
学帽に赤いマスクがトレードマークで、のちにみさ子と恋仲に。
ドラマ版では警察官になっている。
CV:沢田和子/三田ゆう子
五郎のガールフレンド。
近所の野良犬に襲われていたところを五郎に救われ、以降、彼とはラブラブモードに。
小学四年生でおしゃま。
CV:
たてかべ和也/青空球児
演:新井浩文
ひろし達と同じ中学校に通う番長さん。
学年は三年生。
乱暴者だが、根は善人であるらしく、どこか憎めない。
実家は原作では魚屋だが、ドラマ版ではパン工場になっている。
CV:作間功/青空好児
演:柄本時生
ゴリライモの子分で、そのニックネームの通り、穴掘りが得意。
ハート型のハゲがとってもキュート。
CV:原田一夫/原田一夫/難波圭一
演:光石研
通称『梅さん』。
近所のお寿司屋「宝寿司」の板前さんで、大きな顎と捻じり鉢巻きがトレードマーク。
「小僧、良い食いっぷりだな!」
CV:永井一郎
演:でんでん
ひろし達が通う中学校の教師。
歯は総入れ歯で、入れ歯をネタにした話も時々あった。
「教師生活25年、こんな経験したことがない」
CV:武藤恵子/戸田恵子
演:白羽ゆり
ひろしたちが通う中学校の若い女性教師で、本作品のもう一人のヒロイン。
梅さんから熱烈なアタックを受けており、
最終回では結ばれるような描写も。
主題歌
【1972年版】
OP「ど根性ガエル」
ED「ど根性でヤンス」(第1回 - 第26回、第78回 - 第90回)
同上「ど根性ガエル音頭」(第27回 - 第46回、第91回 -
最終回)
同上「ど根性マーチ」(第47回 - 第77回)
【1981年版】
OP「ピョン吉ロックンロール」
ED「夢行きチケット」
その他
2000年代に放送された大鵬薬品工業の「ソルマック胃腸薬」のCMにて本作のキャラ達が登場。
声優陣も一部を除いて当時のキャストが続投している。
ひろしは30歳になっており(つまり本編の16年後)、京子ちゃんと結婚している。
梅さんの寿司を次々と平らげ、お腹パンパンになるひろしが笑いを誘う。
しかしドラマ版のひろしは完全なニートである。
2024年には、P&Gの「アリエールMiRAi」のCMにてピョン吉が登場。声は女優の寺本莉緒が当てられている。このピョン吉のキャラデザは原作者の実娘が手掛けている。
ひろし「んじゃ、ピョン吉、追記・修正頼むぜ」
ピョン吉「全くひろしのヤツ、すぐ書き逃げするんだから」
- 本当のカエルが3Dから2Dになったらどうなるの?で、人間が2Dになったらどうなるの? -- 名無しさん (2013-10-14 17:44:18)
- ひろしの母ちゃんとピョン吉はのび太とのび太ママ なんだっけ? -- 名無しさん (2013-10-14 20:05:56)
- 日本のテレビアニメの視聴率のトップ10に入るらしいねこれ -- 名無しさん (2013-10-18 16:33:37)
- ソルマックのCMがさりげなく続編になってるんだよね。ひろしと京子ちゃんが結婚したりとか -- 名無しさん (2013-10-18 17:22:03)
- アニメの続編という設定で実写化するんだってさ。クソになるのが目に見えてるけど -- 名無しさん (2015-05-28 22:38:39)
- 作者まだこれの権利関係で食っていけてるらしい -- 名無しさん (2015-06-26 09:56:57)
- 実写ドラマ、個人的には悪くないと感じる -- 名無しさん (2015-07-22 09:42:55)
- ドラマガ意外と奥深いので視聴続行。南先生やみさ子ちゃんは出るのか? -- 名無しさん (2015-08-17 17:14:27)
- ど根性ガエルの娘、気になって読んでみたけどヤバいな。もう告発、暴露文じゃないか… -- 名無しさん (2017-02-18 00:33:38)
- 単行本全27巻の紙版は絶版状態ですが、全27巻版をベースにした自費出版による電子書籍版が配信中ですよ。 -- 名無しさん (2022-07-25 19:36:32)
- ↑但し、有限会社オフィス安井による自費出版の電子書籍版は画質が結構粗いので、集英社運営のアプリ『ゼブラック』内で配信中の集英社正規版をオススメする。 -- 名無しさん (2024-02-29 19:22:25)
- ど根性ガエルの娘、最初は「色々あったけど仲直りしました」みたいな事を描いてたけど父親が倒れて暴力出来ない状態になってから残酷な虐待描写増やして、父親の横で音読してでも漫画を読ませて、自分のした所業を強制的に目を向けさせて、父親が「俺は最低だぁ」 -- 名無しさん (2024-07-28 15:42:36)
- ミス。「俺は最低だぁあ!!申し訳なかった!!なんて俺は最悪なんだ!!」って発狂しながら謝罪してるのを見て娘が喜んでるの、感動風にしてるけどグロテスクというか、この為に描いたんだな…って思う。さっさと離れろと思ってたけど、彼女なりに復讐完遂出来たから心穏やかになれたんだなと思う。 -- 名無しさん (2024-07-28 15:44:58)
- ↑安易に肯定してはいけないんだろうけど…。まぁ周囲の人を大切にしないと。 -- 名無しさん (2024-08-20 12:20:30)
- 週刊少年ジャンプのドラえもん枠。ちなみに主題歌はどちらも日本コロムビアだよ。 -- 名無しさん (2025-02-04 20:41:00)
- アリエールのCMのピョン吉は何かいい子ちゃん過ぎて聞いててくすぐったい -- 名無しさん (2025-02-10 15:52:10)
- 1976年に最終巻(27巻)が出てからかなりの早期の段階で全27巻とも絶版になったのはオイルショックの影響であろう。 -- 名無しさん (2025-03-27 18:02:21)
- 思えばこれの最終回ってどんな話だっけ?アニメ版は1作目2作目共に最終話のサブタイトルがイマイチ最終回らしくないから想像も付かない -- 名無しさん (2025-03-27 18:04:49)
最終更新:2025年03月27日 18:04