登録日:2025/04/13 Sun 22:33:10
更新日:2025/04/15 Tue 11:04:13
所要時間:約 5 分で読めます
『
きらら トリビュート コレクション「結束バンドの歌ってみた」』とは、2024年12月25日にリリースされた結束バンドのアルバムである。
タイトルの通り、『
ぼっち・ざ・ろっく!』の結束バンドがカバーするきららアニメの主題歌が収録されている。
まんがタイムきらら展FINALにて
このCDに収録されている音源は元々、2024年9月21日~29日にかけて池袋サンシャインシティで開催された「まんがタイムきらら展FINAL」内で提供された音声コンテンツ「結束バンドのきららアニソン歌ってみた」のために制作されたものである。
同展を彩る企画の1つであり、会場の窓口で入場料とは別に1000円支払うことで聴くことができた。
また、企画の実施に当たって以下のようなカバーストーリーが設定されている。
ある日、山田リョウの提案でカラオケボックスにやってきた結束バンド。リョウいわく、「世界的に有名なきららアニメの主題歌を自分たちが歌って、バンドの公式チャンネルにアップすれば、バズって人気チャンネルになれるはず」とのこと。
山田の言う事にはなんでも賛成の喜多郁代、反射で「あっはい」と言ってしまった後藤ひとり、渋々OKした伊地知虹夏たち結束バンドメンバーは、初めての「歌ってみた」動画の撮影に挑むのだった……。
但し、QRコードを読み込んでアクセスする形式でダウンロード不可、おまけに2時間の時間制限も存在するという完全なる会場限定コンテンツであった。
その特別な音源にドラマパートを加えてCD化したものがこの『結束バンドの歌ってみた』という訳である。
なお、ドラマパートも含めてスポティファイなどのサービスで配信されているため、現在はCDを購入せずとも簡単に聞くことができる。
曲目
あくまで「カラオケで歌っている」という体であるため、アルバム全体を通してガチ歌唱というよりキャラの普段の声に近い声での歌唱になっている点が特徴的。特に普段からボーカルを担当している喜多ちゃんが分かりやすいか。
1.ドラマパート ある日の結束バンド 〜その1〜
前述のカバーストーリーを元に原作者・はまじあきが書き下ろした台本をドラマCD化したもの。
ドラマCD化に当たってカラオケでの席順に悩むぼっちやドリンクバーをごちゃ混ぜにしてこの世の終わりみたいな味を作る山田など各キャラらしい要素も追加されているほか、どの曲を誰が歌うかをくじ引きで決めていたことが判明した。
SEもアニメ本編でおなじみのものが使用されている。
なお、『ぼっち・ざ・ろっく!』のドラマCDは(項目作成時点で)発売されていないため、このCDが『ぼっち・ざ・ろっく!』初のドラマCD化だと捉えることもできる。
きらら発のバンド作品の大先輩を喜多ちゃんがカバー。
『ぼざろ』OPの『青春コンプレックス』に比べ真っ当に青春している歌詞であることやカラオケであることからか、普段よりも「キターン」とした雰囲気が感じられるのが特徴。
2番サビ終わりの放課後ティータイムのメンバー名を呼び合うパートは特にアレンジされておらず原曲通りとなっており、絞り出すような声のぼっち、間延びしている山田など各自の個性が出ている。
心がぴょんぴょんしてくるあの曲を山田がカバー。
山田リョウ歌唱とはなっているが、原曲からして1人で歌うには無理がある曲であり実質的にリョウと虹夏のデュエットという濃厚なリョウ虹となっている。
普段通りに近い声で冷静な歌い方をしている山田と、感情を載せてセリフのように歌う虹夏の対比が印象的。
きららアニメ最狂クラスの迷曲をきららアニメ最狂クラスの主人公がカバー。
1番では全体的に自信なさげに歌っているが、2番に入るとハジけ始める。
アニメ4話で見せた陽キャになり切ったぼっちに始まったかと思えば1番の自信なさげな歌い方に戻ったり、どう考えても濁点が付いているとしか思えない発音になったりと情緒不安定もかくや、といった歌い方を見せる。最後は遂に青春コンプレックスを発動して発狂した時に近い声が出る始末である。
なお、曲中のタイトルコールは他の3人が担当している。
テントが飛びそうなあの曲を虹夏がカバー。
他の曲と比べクセが少なく普通のJ-POPに近い雰囲気の曲であり、ネタ要素も特にないため真っ当に虹夏の歌唱力を堪能できる。
とは言え、他のメンバーの曲と同じく虹夏の地声に近い雰囲気での歌唱であるため、虹夏がメインボーカルを務めた『なにが悪い』とはまた違った楽しみ方ができる。
6.
Won(*3*)Chu KissMe!
出典:『
桜Trick』OPテーマ
歌唱:喜多郁代
きららアニメ随一のガチ百合作品OPを喜多ちゃんがカバー。
喜多ちゃんだけ2曲収録されているのは彼女が結束バンドのメインボーカルである故だろう。
こちらも地声に近い声でありながら、レトロな曲調に合わせてどことなく切ない雰囲気が醸し出された歌い方となっており、『Cagayake!GIRLS』とはまた異なった歌い方となっている。
間奏の「好きっ」と「ちゅっ」も必聴。
7.ドラマパート ある日の結束バンド ~その2~
歌い終わった後の結束バンドの様子をドラマCD化。こちらももちろん原作者・はまじあきの書き下ろしである。
また、きらら展時点ではこの部分のカバーストーリーは特に公開されていなかったので一からの新造と思われる。
内容はと言うと、それぞれの歌に対する結束バンドの面々からの感想(例:「ぼっちの歌に意外性があって良かった」by喜多 「結束バンドの歌よりキターンとしてた」byぼっち等)や、歌ってみた動画の投稿にあたりguitarheroでの経験を活かしてアドバイスを試みるぼっちの様子などとなっている。
最終的には喜多ちゃんがオチをかっさらっていった。
追記・修正はカラオケできららアニソンを全曲歌ってからお願いします。
- 何それ初耳!! -- 名無しさん (2025-04-14 07:16:08)
- 言っちゃあれだけど、結束バンドにはアニソンじゃなくてアジカン以外のロックカバーを歌ってほしかった… -- 名無しさん (2025-04-14 13:32:31)
- ↑項目にもあるけどそもそもきらら展のために制作されたものだからねえ…また別の機会に期待しましょ -- 名無しさん (2025-04-14 23:40:02)
- 確か音声媒体でのぼっちの喜多ちゃん呼びってこのドラマCDが初なんだっけ? -- 名無しさん (2025-04-15 11:04:13)
最終更新:2025年04月15日 11:04