杉山さとし(ちびまる子ちゃん)

登録日:2025/05/25 Sun 14:30:52
更新日:2025/05/29 Thu 08:43:28NEW!
所要時間:約 3 分で読めます




「おう、大野!」


杉山さとし()とは、漫画及びアニメ・ドラマ『ちびまる子ちゃん』の登場人物。

声:真山亜子、橘U子(映画:第1作、第2作)
演:吉野翔太、上原陸

【概要】

主人公のまる子(さくらももこ)と同じ3年4組に通う小学生。
誕生日は12月15日で血液型はA型。

同じクラスの大野けんいちとは大の親友で、基本的に彼とコンビで登場する事が多いが、杉山単独での出番もそれなりに多い。

元々は劇場版『大野君と杉山君』のオリジナルキャラクターで主人公を務めていた。
アニメ版には第1期からモブとして登場していたが、本格的に出番があったのは大野共々第2期からである。

【人物】

一人称は「俺」
女子や一部の男子からは「杉山君」、大野や悪ガキ男子達からは「杉山」と呼ばれており、逆に名前で呼ばれる事は滅多にない。茶髪に色黒、そばかす肌が特徴。高校生の姉がいる。

相方の大野と並んで作中屈指のイケメン男子であり、加えて運動も勉強も得意という才色兼備を絵にかいたような男子。実際に女子からはかなりモテ、クラスメートの山田かよ子に好意を寄せられたり、東京から来た安藤りえといい感じになるなど、大野と比べても恋愛エピソードが多い。

当初では典型的ガキ大将キャラで、根は悪い性格ではないものの丸尾をいじめたり、大野と二人で隣町のガキ大将相手に大暴れし「つまんねえ喧嘩だったぜ」と言い放つようなキャラだったが、第2期に入ると横暴さは影をひそめるようになり「硬派で正義感の強いクラスのリーダー格」と言ったキャラクターに変化していった。

基本的には大野と同じく硬派な性格だが、高校生の姉がいることもあってか恋愛ごとには割と柔軟で、また硬派一点張りな大野と比べるとやや大らかで天然気味な所がある。ちなみに成績は優秀だが意外と常識知らずな所があり、実際に冬田に対して「大仏のような見た目」永沢に対して「お前、家が火事になったからって調子に乗るなよ!?」とそれぞれ失礼な発言をしてしまった事もある*1。また、野口英世に関して全く知らないという一面が明らかになった際には本人もかなりショックを受けていた*2

【実力】

大野同様に運動能力が非常に高く、リレーの選手に選ばれる、体力測定では皆が驚くほどの記録を叩き出す、野球ではほとんどの男子が打てなかった大野の剛速球を打ち返す等、見せ場も多い。

同時に喧嘩の腕もかなり強く、大野と組んで上級生や隣町の暴れん坊を瞬殺しているため*3、悪ガキ男子達も彼らには頭が上がらない。

『大野君と杉山君』

大野と共に主役として登場。
将来の夢が船乗りと判明。
運動会の騎馬戦で大野がやられそうになったら助けに行こうとするものの間に合わず苦悶したり、合唱コンクールでは風邪をひいて声を出せない大野に代わりソロパートを歌ったりと二人の友情がより色濃く描かれている。
3年の終わりに大野が東京に引っ越すと聞いて「中学高校も同じとこに行く」という約束を破るのかと詰め寄り、あわや絶交寸前までなってしまうも、最終的には仲直りして東京に引っ越す大野家の見送りに来て、「離れても友達」「絶対に手紙を書く」と友情を改めて確かめ合った。

【余談】

  • 作者のさくらももこ曰く、彼と大野に特定のモデルはいないそうだが、同級生だった長谷川健太*4の妻の長谷川聖子は「モデルになったのは夫の健太とその親友だろう」と推測している。ちなみにかよちゃんのモデルになった山田佳代子も、健太の幼馴染に実際に好意を寄せていたことを明かしている。


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最終更新:2025年05月29日 08:43

*1 冬田については一応「ありがたい感じがする」とは言っているし、永沢に関してはその前に永沢もかなり失礼な発言をしているため、悪気があったわけではない

*2 山田笑太ですらも知っていたため。

*3 別の町でも彼らの名前は知られており、まる子に絡んでいた悪ガキがまる子達が大野と杉山の友人と知っただけで逃げていった事もある。

*4 後のJリーガー、名古屋グランパス監督