永沢君男

登録日:2023/06/09 Fri 00:55:09
更新日:2025/04/06 Sun 18:40:09
所要時間:約 9 分で読めます






…みんなはいいよな…
火事にならなかったんだから…



永沢(きみ)()」とは、漫画及びアニメ・ドラマ『ちびまる子ちゃん』の登場人物。
また、『ちびまる子ちゃん』のスピンオフ漫画『永沢君』の主人公でもある。
声:茶風林
演:槙岡瞭助、永本桂以、森太陽、佐藤永典、劇団ひとり



【概要】

主人公のまる子(さくらももこ)と同じ3年4組に通う小学生。
はまじや相方の藤木と同時期に登場した追加クラスメイトの一人で、野菜のタマネギにしか思えない独特なビジュアルは凄まじいインパクトを誇る。
帽子(学帽も私服も)は細長い頭頂部と同じサイズまで小型化され、最早本来の機能を果たさない。
誕生日は6月27日、血液型はB型。
家族構成は父親、母親のヨシ子、弟の太郎の4人暮らし。親戚にお金持ちのおじいさんや、腹話術が得意なおじさんがいる。
席順は後ろから二列目の一番右、真正面は大野君、左側は藤木、真後ろはひらば。

藤木を始め、クラスメイトは基本的に「キミ」か「名字+君(さん)」とやや慇懃に呼ぶ。まる子に対しては「さくら」呼びが基本。
父親と母親には「君男」、(『永沢君』では)太郎には「おにいちゃん」、クラスメイトには「永沢(君)」と呼ばれている。

原作者・さくらももこは家が火事になり親戚のお金持ちの家に身を寄せる衝撃のエピソードも実際の出来事をモデルにしていると書いていたが、はまじのモデルとなった浜崎憲孝は特に記憶にないらしい。


【人物】

初登場は『ゆううつな参観日の巻』。
特徴的なタマネギ頭のビジュアル以外は、一人称が「オイラ」の典型的な間の抜けたモブ男子だった。この時は授業参観に誰も来てくれないことを残念がっていたが、それを聞いたまる子、たまちゃん、花輪クンから「勉強できないから親が来ないほうがラッキーなんじゃ…」と思われていた。
また『ゆうかい犯に気をつけろの巻』では、花輪クンから護身術の実験台にさせられ、さらに親切でみぎわさんに護身術を教えようとしたところ怒鳴られるという不遇な役回りだった。
その後『永沢君の家 火事になるの巻』で自宅が火事により全焼(これについては長くなるので別項参照)。
それ以来、心に計り知れないほど大きな傷を背負い、同時に卑屈な面が目立ち始める。
それでも「地味で暗い少年」扱いが続いていたが、藤木が「卑怯」でキャラ立ちするようになると、それに併せて永沢も「嫌味」でキャラ立ちするようになった

好きなものはサンドイッチカツ丼クリームシチュー
成績や運動神経は平均レベルだが、腹話術と城みちるのものまねが非常に上手い。
カラオケの十八番は殿さまキングスの「なみだの操」、好きな歌手はずうとるび

【『永沢君』での永沢】

中学三年生。当時の現代っ子の例に漏れずビートたけしが好きで、ラジオのハガキ投稿にも精を出している。
思春期真っ只中ということもあって女子にモテることを意識し、ハウツー本の購読にも余念がない。
まる子、たまちゃん、はまじとは別だが、藤木、小杉、花輪クン、野口さん、城ヶ崎さんと同じ中学校に進学。
火事のトラウマはまだ残っているが、他人の家の火には関心が薄くなった。
藤木と小杉に気遣われた時には「それが全然平気なんだ。よその家だと、火事になろうがどうなろうが、案外冷静でいられるもんだね」という名言を残しているが、これが永沢の精神的成長によるものかどうかは皆様の判断にお任せする。
また、同時進行的ではあったが、本作から野口さんと小杉が『ちびまる子ちゃん』に逆輸入され、後のアニメにて城ヶ崎さんがまる子のクラスメートとして定着している。*1

本人的には人並みにこの年齢にはありがちな分不相応な面食いであった筈なのだが、ツービート(たけし)好きは本当だったらしく、小学校が一緒ながら特に仲良しでもなかった野口さんを内心では“霊”と毒づくなどしていたものの、嫌嫌ながら一緒の班になった修学旅行にて野口さんがお笑い好きだと知ること*2になり、以降は素直に認めたり公言する訳でははないものの好意を寄せるように。
一方、学校一の美人とも言われる城ヶ崎さんから歪んだ思いを寄せられているが、本人は無関心で「恋人にするならもう少し美人がいい」等とバッサリ。
藤木と小杉がエロ小説に出てくる「下男に犯される美人令嬢」を城ヶ崎さんっぽいと評した時にも「確かに城ヶ崎さんにはぴったりの役だと思うよ」と悪気なく発言していた。
好きな女優はフィービー・ケイツ。*3

時代設定が現代となった4コマ漫画版『永沢君』では、ドラマ化したら誰に演じてもらいたいかという質問に向井理の名を挙げている。現実は劇団ひとりだった。


【性格】

当初は単に暗く空気の読めない発言をしてしまうだけで、根は素直な性格だったが、悲惨な体験をして以来、性格が歪み、物事を斜に構えて悪態を吐くようになった。特にクラスメイト大半を見下しているような言動も目立つ。
大半は他の人に聞こえないか引きつつも流されているが、リーダー気質かつ「それとこれとは別」と即座に割り切れる大野君や杉山君、城ヶ崎さんのようなタイプには激怒されている。

杉山「永沢、お前家が火事になったからって調子に乗るなよ!!」*4

そうでなくても自分を庇ってくれる友達の藤木すら平然と皮肉る姿は周囲の反感を買いがちで、まる子に「本当に卑怯なのは永沢」と言われたこともあった。

どうも周りが火事の件で遠慮して強く出られない事を利用している節があり、花輪クンと一緒に浅草旅行に行くメンバーを決める際には火事を引き合いに出して同情を誘う作戦を行うも、思い通りの展開になって思わずほくそ笑むという珍しい失態を犯し失敗した。

一方で家族、特にまだ赤ん坊である弟の太郎を大切にし、兄として溢れんばかりの愛情を注いでいる他、両親にマツタケを食べさせてあげたいと食べ物クイズ大会の優勝品のマツタケを狙って参加したこともある。

また言い方がキツいだけで至極真っ当な発言もあり、グループで調べ物をする際に班長となった際にはキツイ言い方こそあったものの班長としての役割はきちんとこなしていた。
一番の友達である藤木を悪く言うのも自分の本心を口にするのが苦手な裏返しで、素直になれない天邪鬼。
自分の言ってしまった事を深く反省して自己嫌悪に陥り、翌日に謝る素直な一面もある。
そうした姿を知っている藤木は永沢を見捨てられず、つい庇ってしまうのだった。

クラスでは主に藤木、山根、小杉と言った面々とつるむことが多いが、本人は花輪クンのようなもっといい友達が欲しいと思っている節がある。
登場当初は藤木と真っ当に仲が良く、『永沢君ちの火事見舞いの巻』のように熱い友情を感じさせるエピソードもあったが、性格の変化により何かにつけて卑怯となじる歪な関係になってしまった。
付き合いの長い花輪クンはともかく、普段から連むような友達は自分が上に立てる相手を選んでいる節があり、中学時代の『永沢君』、さらに高校進学後も悪化する事が示唆されている。

当初は不正に厳しい面を見せた事もあり、『まる子 みかん狩りに行くの巻』では、みかんを持ち出したのがバレてみんなに泣いて謝るはまじを「泣いて反省すべき」と一蹴し、
『夏休みの登校日の巻』では、夏休みの計画表の「家庭からのひと言」欄全てに、親から「ちゃんと生活できてる」と嘘を書いてもらったまる子と山田を咎めている。
『女の子・男の子の巻』では、半年前に貸したシャーペンの芯1本の返済をまる子に要求するという、異常なまでのケチさを見せていたが。

20年後の同窓会でも登場し、『タマネギおじさんの店』という喫茶店のマスターをやっているが*5、売上は芳しく無く、またお見合いの話を断られたりとスランプ気味な毎日を過ごしているらしい。作者曰く「このお店も親戚の裕福なおじさんの援助で建てた」らしい。


【永沢家の火事】

『永沢君の家 火事になるの巻』では、永沢家を襲った火事の詳細が明かされる。
ある日、消防車の音を聞きつけたまる子と友蔵は七夕水害の時のように野次馬として見学に行くが、現場がクラスメイトの永沢の家である事に気付き、言葉を失う。

あっという間にが家中に燃え広がる中、「僕の家がっ 僕の部屋がっ」*6と泣き叫ぶ永沢は変なロボットのおもちゃを持って命からがら救出され、一家全員無事だったものの、永沢家は全焼。
そんな永沢の絶望を間近で見たまる子も、思わずもらい泣きしてしまったほどで、この時に発した

「全部燃えちゃうんだもん、悲しいよ……柱の傷も、大好きな本も、せっかく描いた絵も、大事な手紙も……」

という言葉は、火事(を含む自然災害全般)の恐ろしさと悲劇性を端的に表現した名言である。

さて翌日、3年4組では学級委員の丸尾君により「ます」が開かれる事になった。
まる子を含む大半のクラスメイトは「そっとしてあげるべき」と考え、家を失った永沢にかける言葉が思いつかないでいたが、丸尾君は空気を読まずに会を強行
ずっと黙って皆の白々しい励まし*7を聞き続けていた永沢が、最後にようやく発した言葉が項目冒頭の「みんなはいいよな、火事にならなかったんだから」だった……。*8

ちなみに家を失った永沢家は、新築が完成するまでの間、3丁目にいる親戚の裕福なおじいさんの家でお世話になった。
この火事が永沢家に及ぼしたダメージは尋常ではなく、母親は心労で入院し、父親は生活資金を工面すべく親族への借金に奔走しなければならなくなった。
なおこの時の話はテレビアニメ117話『永沢君ちの火事見舞いの巻』で描かれ、作者も「なかなかの感動モノ」と評している。
そして永沢も夜回りに参加したり、お手製の紙芝居を作って子供たちへ披露するほど、火事への警鐘活動に熱心に取り組むようになった。


【関係人物】

  • 永沢秀夫
永沢のお父さん。
特徴的なタマネギ頭はお父さんの遺伝。
頭の形状以外は一見まともそうだが、「男だから『永沢君』。それに『男』をつけて『君男』」などというあんまりな理由で命名した張本人。

  • 永沢ヨシ子
永沢のお母さん。こちらは息子二人や夫と違いタマネギ頭ではなく普通のおばちゃん。
『永沢君』では上の息子が本を隠すような思春期に入った事を涙を流しながら喜ぶ一方、思春期特有の奇行に悩む姿も見せる。

  • 永沢太郎
永沢の弟。タマネギ頭はやはり遺伝したが、兄に比べると純真な性格。
普段は皮肉屋な永沢だが、太郎に関しては一生懸命面倒を見て、いいお兄ちゃんであろうとする。
ちなみに弟なのに「太郎」と名付けられたのは、幼少期の永沢があまりにも可愛くなかったため*9

  • 藤木しげる(茂)
永沢の一応親友。
連載初期は真正面から友達と言われており、地味ながら仲の良いコンビだったが、肝試しをした時にまる子を見捨てて逃げ出したことを暴露された結果「卑怯」扱いが定着。
以降、藤木が何かしらトラブルを起こしたり調子に乗るたびに「キミは卑怯だから」云々と皮肉を言って牽制する。
当初は唇も肌色だったが、卑怯と言われ続け心労が祟ったのか目に見えて青くなってしまった。
しかし永沢にどれだけ罵られようと良い部分を知っているため、他人に悪く言われると庇ってしまう友達思い(永沢もそんな藤木のことを見捨てられない節があり、共依存とも言える)。
『永沢君ちの火事見舞いの巻』や『ふたりの友情の巻』では二人の友情も描かれたが、中学時代になると永沢の良いところを見出すことが出来ず、さらに卒業時は「藤木と違って自分は志望校に落ちた」というコンプレックスから悪口を言われてしまい、とうとう互いに愛想が尽き疎遠になってしまった様子*10
因みに、藤木としても永沢と付き合う内にかなりニヒルで嫌味な性格になっていた時期もある位なので、藤木の本来の性格(確かに気弱で意思が弱く短慮な所もあるが根は善良)を考えると離れられて良かったと言える位。(藤木の“卑怯”以上に永沢の性格の悪さのが性質の悪さをまる子達に指摘されたこともあった。)
……現在のアニメ版では当時とは性格や関係性も違ってきているので、もしかするとこっちの世界では友人関係を続けていける……かもしれない。

  • 小杉太
『永沢君』から『ちびまる子ちゃん』に逆輸入されたクラスメイト。永沢とは藤木に次いで仲が良く、『ちびまる子ちゃん』では山根を加えた4人でつるむことが多い。
当初は単に食いしん坊なだけで根は大らかで善良なキャラだったが、アニオリ回で食に対する尋常でない執着を誇張されるようになり、時に食べ物を独り占めし、時に両親に罵声を浴びせたり、しまいには鰻のために学校をも抜け出すようなグラトニーとしてキャラ立ちした。
初出の『永沢君』ではアニメに比べれば良識的ではあるものの、永沢は作戦も考えられず殴り合いもできないくせに正義感だけで不良に向かっていく(そして当然返り討ちに遭う)ようなところを「愚鈍」と評し、藤木と同様もしくはそれ以下に軽蔑している。
藤木同様、永沢の性悪さを内心では苦々しく思っており、一度面と向かって注意した事も。藤木と同様に、中学卒業後永沢とは疎遠になってしまったらしい。

  • 山根強
名前と体の貧弱さが反比例する永沢の友達。
卑屈で嫌味な永沢や気弱で短慮な藤木、食べ物が絡むと人が変わる小杉のような悪い面も特に無見受けられず、基本的には親切で気配りもでき善良なのだが、彼に対してはその胃腸の弱さをネタに皮肉を言うが、更にキレ味の鋭い返しをされたこともある。

『永沢君』から『ちびまる子ちゃん』に逆輸入されたクラスメイト。
初出の『永沢君』では「表向きは才色兼備で通っているものの、妄想癖が強く、永沢に対して大変よろしくない願望を抱えている」というキャラクターで、モノローグでは毎度のごとくハジケたセリフを連発して読者の腹筋を破壊してくる。
当然こんな有様では少女漫画誌&日曜夕方にはとてもお出しできないため、『まる子』では「永沢の余計な一言が引き金で突っかかるため仲は悪いが、その実二人とも素直になれない似た者同士」に変化した。
泣いている永沢にハンカチを貸して慰めたり、偶然撮られた遠足のツーショット写真を紆余曲折の末二人とも買う、笑顔で喜びあったり微笑ましいエピソードも複数描かれ、喧嘩は絶えないものの中学時代と比べればツンデレ同士の健全な関係に収まっている。きっとこっちでは上手くいくはず……

  • 山田笑太
あまり賢くはないが、明るく純朴なクラスのムードメーカー。
……なのだが、永沢は山田を一方的に嫌っている。
『まる子、肝試しをするの巻』ではトラブルで永沢の提灯が炎上した際「火事の事思いだした?アハハハ」と地雷を踏んでしまい、 「バカなくせして嫌な奴」 と爆弾発言をかました。
また『永沢君ち 新築パーティーの巻』でも永沢の私物を壊した上、料理の食べ過ぎで体調を崩して自分を差し置いて注目され、永沢を落ち込ませる。
私物を壊した以外彼本人に落ち度はないが、永沢は山田を苦々しく思うようになった。
そして『理科の実験は大さわぎの巻』では、理科の実験中にアルコールランプをひっくり返してボヤを起こしてしまい、暴走した永沢が非常ベルを押す騒ぎとなった上に、その後、いつものように笑顔で永沢と藤木を遊びに誘うという暴挙に出た*11
読者の間では「永沢の性格が歪んだのは山田が大きな原因」とよく言われる。
……それなのに、『永沢君』最終回で同じ高校に受かったクラスメイトが4人(倉田・川口・ゲヘ・カツヤン)とも山田と同レベルのKY&クラスの底辺*12、しかもそのうち2人は性悪で(倉田・川口)、1人は大スケベ(ゲヘ)というのは皮肉としか言いようがない。
『ヒロシ、禁煙をするの巻』では藤木に山田の面倒を擦り付けるという自分の過去を考えたら結構な嫌がらせ行為を行なった。

  • 野口笑子
『永沢君』から『ちびまる子ちゃん』に逆輸入されたクラスメイト。
修学旅行の班決めであぶれてしまった者同士*13、永沢としては嫌々組んだ相手ではあるが、お笑い好きという共通点を知ったことで密かに意識するようになる。
しかし彼女自身はそれに全く気づいておらず、むしろ同じ班にいた不良の平井に惹かれていた
ちびまる子ちゃん』ではより食えないキャラクターになったことから、永沢の嫌味に対して更なる嫌味でカウンターを決めるなど、交流は少ないがこちらでもある意味彼を翻弄し続ける存在。

まる子がくだらないドジや軽犯罪を犯すたびに辛辣なツッコミを入れるのも永沢の役目。
『わたしの好きな歌』『まる子のクラスの同窓会』など、話のオチを持っていく形で絡む場合も多い。
まる子は永沢の嫌味を咎める時もあるが、「藤木は卑怯者」という見解については完全に一致している。
そもそも藤木=卑怯呼ばわりされた件の被害者だから無理からぬ話だが

雲上人のようなクラスメイト。
本人が鷹揚な性格のため、永沢に対して怒ったり憎んだりすることはない……ものの、一度手書きの英会話テキストをあげた時に「キミ、案外字が下手なんだなあ。英会話よりお習字習った方がいいんじゃないかい?」と最大の弱みを突かれ、激しいショックを受けたことがあった。
この時の永沢はまだ嫌味キャラが定着する前であり、一切の悪気なしで発した言葉ではあったのだが……。
永沢は花輪クンに対して悪感情は持っておらず、むしろ仲良くしたいと思っているが、家の新築記念に西洋甲冑を差し出された時は母親共々閉口してしまった。

  • ヒデじい
花輪クンのじいや。声は同じ茶風林
誠実な性格から永沢にも心から尊敬されており、ヒデじいが夏バテで寝込んだ時はまる子たちと一緒にお見舞いに行った。
『永沢君』ではバレンタインチョコの贈り主、「H・J」だと照れてしまうもその正体は…


【余談】

  • 永沢家が火事になるアニメ第116話『永沢君の家、火事になるの巻』は、原作35周年記念を祝した「あなたの好きな神回ランキング」で5位にランクイン*14
    更に『ちびまる子ちゃんの火の用心』のタイトルで火の危険性を伝える学校の防災教材として活用されている。
    • 火事の警鐘活動に精を出す永沢にとって全国的に影響のある教材化は本望だろう。
  • 永沢家の火事の出火原因は、何と隣家からの貰い火*15。しかも永沢家を含む3軒が全焼する延焼被害を招いている。これには流石に「失火の責任に関する法律」が適用されて損害賠償が請求できるだろう。……が、「母親が心労で入院」や「父親が借金に奔走」から察するに、恐らく永沢家は賠償金を得られなかった可能性が高い
    • というのも、実は原因が「隣家からの貰い火」の場合、火元に故意または重大な過失*16が立証されない限り、損害賠償を請求できないのである。これだけの被害を受けながら何の補償もされないのは、永沢君でなくとも納得できまい。



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  • 卑怯の藤木、嫌味の永沢
  • ちびまる子ちゃんキャラクター項目
  • 親友との不和
  • 火恐怖症
  • 永沢くん
  • 本名だと誰かわからない人
最終更新:2025年04月06日 18:40

*1 正確には城ヶ崎さんは初期の連載にて顔と名前だけは登場していたのだが、正式にキャラクターとして登場したのが『永沢君』だった。そこから、小学生らしい見た目と性格に再アレンジされたのが現在の城ヶ崎さんである。

*2 恐らくはというか間違いなく小学校時代のまる子の発言。前述のように同時進行的に『ちびまる子ちゃん』に野口さんが登場し、まる子が地味ながら新たな方向性の友情を築き始めていた。

*3 80年代初頭に日本でも人気のあった清楚さと大胆さを共存させた米国の人気アイドル女優。東洋系の血も入っていたので馴染み深かったのか日本のCMにも多数起用されており、それで永沢も虜になっていたのだろう。アニヲタwikiだと映画『グレムリン』のヒロインと言えば解るだろうか。

*4 あまりにも酷い言い方だが、この発言の前に永沢は藤木をバカにするなどの散々な物言いをしていたので、どっちかと言えば永沢の方に非がある。

*5 元々小学生時代に将来の夢として構想していた

*6 アニメでは「僕の大切な本がっ おばあちゃんからの手紙がっ みんななくなっちゃうよ」という台詞が追加され、より悲痛さが増している。

*7 はまじに至っては「新聞に出られて、少しは良かったな」という励ましになっていない発言で、ますます永沢を落ち込ませてしまった。またアニメ版では丸尾の指示で「手のひらを太陽に」を合唱したが、この行動にまる子とたまえは「(丸尾は)普段は人前で歌うの苦手なのに…」とドン引きした。

*8 これには丸尾でさえ何も言えなかった。

*9 初めて喋った言葉が「嫌だ」だった。

*10 20年後の同窓会でも永沢とは仲直りできていない様子

*11 ちなみにこの時、永沢は藤木に「遊んでやれよ」と振るも、藤木は「自分は卑怯者だからさっさと逃げる」と言って逃げてしまった。

*12 山田は馬鹿ではあるものの根は良い奴なので、決して嫌われてはいない。

*13 当初はいつもの永沢・藤木・小杉の3人にあと一人誰を加えるかという話だったが、紆余曲折あって藤木は花輪クンと堀こずえのいる一軍グループに加わった

*14 2025年にYouTubeで公式配信された際には1週間もたたずに100万再生された。

*15 原作では「女性のガスコンロ」、アニメでは「男性の煙草」となっている。しかも後者は「居眠りによる不始末」である。

*16 それぞれの場合で判断するため一概には言えないが、例えば「台所のガスコンロに天ぷら油の入った鍋をかけて加熱しているのに、長時間その場を離れた」など、人が一般にするであろう注意を著しく欠いた場合が該当するとされる。