登録日:2025/08/26 Thu 23:03:00
更新日:2025/08/29 Fri 06:59:27
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フランキー・"バット"・ナイアガラは、レメディー社とロックスター・ゲームス社のメディアミックス作品『MAX PAYNE』シリーズのキャラクター。
演者/外見モデル:ヨンネ・サヴォライネン
声:ブルース・クローネンバーグ
🔫概要🔫
ニューヨーク州ニューヨークシティ最大規模の犯罪組織「パンチネロ・ファミリー」のヒットマン。
野球バットで裏切り者や敵対者を殴打して拷問・処刑することから「バット」の異名を持つ。
🔫人物像🔫
焦げ茶色の薄毛の髪で小太りの白人男性。
カートゥーン『キャプテン・ベースボール・バットボーイの冒険』のファンであり、主人公のキャプテン・ベースボール・バットボーイに因んでバットで人を残酷に殺すことに喜びを覚えるサディストにして殺人鬼。
わざわざマックスへの刺客として送り込まれたことから、ドン・パンチネロからは信頼されていたことがわかる。
実際に戦闘能力は高く、優れた射撃の腕前を持つ。
作中ではニューヨーク市警察のSWAT隊をも返り討ちにしていた。
🔫ナイアガラの武器🔫
血塗れな木製野球バット。
捕らえた裏切り者や敵対者を拷問・処刑するのに用いる。
片手で扱える小型マシンガン。
一般には流通していない貴重なフルオート武器を与えられていることからも、ナイアガラの能力の高さやアンジェロからの信頼をうかがえる。
ナイアガラは2丁持ちを好む。
🔫ナイアガラの手下🔫
パンチネロ・ファミリーのモブスター(ギャング)。
ナイアガラが率いるモブスターは経験豊富な者が多く、黒いトレンチコートを身に着けた者は射撃の腕前が優れている。
武器は一般に流通しているベレッタやポンプアクション・ショットガン、ソードオフ・ショットガンがメインだが、一部の者はフルオート武器であるイングラムを与えられている。
🔫作中の活躍🔫
『MAX PAYNE』
アンジェロから手紙でマックスの抹殺を命じられたナイアガラは、手下と共にマックスが向かったナイトクラブ「ラグナロック」へ訪れた。
ナイアガラは「ラグナロック」にて、マックスに殺害されたパンチネロ・ファミリーのアンダーボス・
ジャック・ルピーノの遺体と、暗殺者の
モナ・サックス、モナに薬で眠らされたマックスを発見し、マックスとモナを捕らえた。
モナはパンチネロの屋敷に送られ、ナイアガラはマックスの拷問と処刑を任された。
ロシアン・マフィアのボス・
ウラジミール・レムによって爆破され廃墟と化していたルピーノのホテルへマックスを送り、ホテル内を捜査していた警官たちを
SWAT隊ごと皆殺しにして奪還した。
その後、マックスを地下のボイラー室へ運び、パイプ椅子に拘束し、悪夢を見ていたマックスをバットでの殴打で叩き起こして何度か痛めつけたあと、拘束したマックスをその場に残して一時休憩のためにバーに向かったが、
これが運命の分かれ道となった。
ナイアガラが不在の隙に拘束を脱したマックスは、放置されていたナイアガラのバットを持ち去り見張りのモブスターを撲殺して武器を奪い、ナイアガラに仕返しするためにバーに向かった。
そんなことを知る由もなかったナイアガラは、自分のバットを手にバーにやってきたマックスに動揺するも、すぐに武器を手にして手下と共にマックスと対峙した。
🔫ボス戦と最期🔫
ボス戦でのナイアガラは、イングラムを2丁持ちしてバーの奥を行ったり来たりしながらマックスを待ち構え、マックスがバーに足を踏み入れた瞬間に集中砲火を浴びせてくる。
射撃の精度の高さが合わさることによるその瞬間火力は凄まじく、難易度次第では
攻撃開始から1秒未満で体力全快状態のマックスを殺すことができる。
また、
人間離れしたタフさを持ち、高難易度ではなんとベレッタの弾約60発分もの耐久力を誇る。
更に、Part1の大ボスであるルピーノや実質的ラスボスである
B.B.のように頻繁にローリング回避したり手榴弾や火炎瓶を投げたりはしないが、近距離からベレッタ2丁持ちやバットでの連続攻撃でハメようとするとローリングで離脱してしまう。
ナイアガラは3人の手下に護衛されており、内訳は以下の通り。
- イングラム2丁持ちの一般モブスター
武器は強いが狙いは下手。バーの入口付近を動き回る。
- ソードオフ・ショットガンを持った一般モブスター
火力は高いが2発撃つ度にリロードする。バーの入口付近で待ち構える。
- ベレッタ2丁持ちのコートを着たモブスター
バーカウンターの奥から動かずに正確な射撃をしてくる。
ボス戦が開始するとマックスが銃撃を躱してバーから一旦退避するムービーが挿入され、バーの入口の陰からスタートとなる。
前述の強力な布陣のため、無策でバーに突っ込むと1秒未満で死ぬことになる。
このボス戦は直前に入手できる鎮痛剤(回復アイテム)が少ない・武器の種類や弾薬に乏しい状態で臨むことになり、場合によってはバレットタイムゲージも直前の雑魚敵との戦闘で消費してしまっている可能性もあり、作中屈指の難所となっている。
ナイアガラはバー入口付近で待ち構えている二人の手下が殺されるまでは近づいて来ず、バー入口からマックスが離れるとバーの中に引っ込んでいくため、入口付近のモブスター二人を一人ずつ入口の外におびき寄せて倒し、入口から離れた位置からバーカウンターの向こう側から撃ってくるモブスターを倒せばナイアガラとタイマンで戦えるようになる。
レメディー社作品のボス戦はなんといってもボスの取り巻きが非常に厄介なことが殆どであり、この戦いはそれが特に強く表れている。
最期は断末魔の叫びと共にマックスに殺された。
🔫余談🔫
- グラフィックノベルパートでは、ヨンネ・サヴォライネンが実写でナイアガラを演じている。
- ナイアガラは、シリーズ中でも初めてマックス個人への刺客として送り込まれたヒットマンである。
- ナイアガラはヴァルキア中毒である描写は特に無いため、異常なタフさの理由が完全に不明である。
- ナイアガラはデザートイーグルの銃撃にも25発以上耐える。
本作のデザートイーグルはマークⅠ仕様であり、.357マグナム弾用に調整されている。
ちなみに.357マグナム弾はリメイク版『バイオハザード』に登場する強力な銃「マグナムリボルバー」の弾と同じものであり、タイラントをたったの6発で倒す威力がある。
つまりナイアガラはタイラント約4体分のしぶとさを持っていると言える。
なお後の『Alan Wake』シリーズでは更にパワーインフレしており、.357マグナム弾を使用するコルトパイソン(リボルバー)が最も弱い武器として扱われ、少し強い雑魚敵が難易度ノーマルでマグナム弾6発分の体力となっている。
つまり『Alan Wake』シリーズではその辺の雑魚敵ですらタイラント並の存在という魔境なのである。
- ナイアガラはリコ・ムエルテとキャラが被っている。どちらも太っていて、白いワイシャツを着ていて、得物がイングラムで、ルピーノのホテルのバーでボス戦となる。
- ナイアガラ戦の舞台となるバーに、ムエルテとキャンディー・ドーンの遺体は無い。警察かナイアガラによって片付けられたと思われる。
最終更新:2025年08月29日 06:59