モナ・サックス(レメディー社作品)

登録日:2025/03/23 (日曜日) 10:44:00
更新日:2025/07/11 Fri 23:35:59
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モナ・サックスは、ロックスターゲームス発売、レメディー・エンターテインメント開発のゲーム『MAX PAYNE』シリーズのキャラクター。

  • 演者
    • キャロル・キリアコス(MAX PAYNE)
    • キャシー・トン(MAX PAYNE 2)
    • ジュリア・K・マーニー(MAX PAYNE)
    • ウェンディ・フーブス(MAX PAYNE 2)

概要

ダークブラウンの髪と茶色の瞳の白人女性。1970年4月4日生まれ。享年33

ニューヨーク州ニューヨークシティで活動する殺し屋で、コニーアイランドにある『Address Unknown』のファンハウスを隠れ家にしていた。

マックス・ペインと恋に落ちた運命の女
マックス曰く「怪しい魅力に満ちた女」。

愛銃はデザートイーグルで、「いい男は殺さない」という殺し屋としては問題のある主義を持つ。
また義理人情にも篤く、借りがある場合は命がけでも必ず返す。  

双子の妹のリサ・パンチネロと姿はうり二つだが性格は真逆とのことで、クライムものではお馴染みの「安全装置が外れてないぞ」にも引っかからない。
なおマックスは「安全装置が外れてるぞ」と言ってしまっている。

マックスと同様にバレットタイム(スローモーション)の使い手であり、設定としては集中力が物凄いということになっている。

生命力も超人的で、ペインキラー(痛み止め)で大抵の負傷は乗り越えることができ、『Max Payne』では脳天を撃たれるも脳に銃弾がめり込んだまま敵地から離脱した。

『Max Payne 2』では超自然的な力にも目覚めており、なんと脳に銃弾がめり込んだ者同士でテレパシーで通じ合う場面があり、マックスの精神世界(悪夢)にまで干渉していた。
後のレメディー・コネクテッド・ユニバース関連の設定を踏まえるとガチ超常現象だった可能性が高い。


来歴

MAX PAYNE(2001年2月)

双子の妹リサからの依頼で、彼女の夫にしてイタリアン・マフィア「パンチネロ・ファミリー」のドンであるアンジェロ・パンチネロの命を狙う。
リサはアンジェロから虐待を受けていたのである。

同時に製薬会社エイシア・コーポレーションの社長ニコール・ホーンにも雇われ、「パンチネロ・ファミリー」とリサの繋がりを全て消すように指示される。
パンチネロ・ファミリーの抹殺を狙う中、アンダーボス(ヤクザでいう若頭ポジ)のジャック・ルピーノの居城であるナイトクラブ「ラグナロック」でマックスと遭遇し、彼に惹かれながらもその場は仕事の邪魔になるマックスに薬を盛ってパンチネロ・ファミリーの拠点のど真ん中に放置して眠らせる非情さを見せた。

その後、アンジェロ抹殺のためパンチネロの屋敷に乗り込むが捕まり、拷問を受け、リサを殺害されてしまうも逃げ出すことに成功した。

数日後、マックスを殺すようホーンに命令され、ホーンの居城であるエイシア・コーポレーション本社に乗り込んできたマックスと対峙するが、「いい男は殺さない」として殺害を拒否。
直後に報復としてホーンの兵隊によりヘッドショットされるが、脳に銃弾をめり込ませたまま逃走に成功した。

MAX PAYNE 2:THE FALL OF MAX PAYNE(2003年)

本作では操作キャラの一人で副主人公。

ニューヨーク裏社会を牛耳る秘密結社「インナーサークル」のリーダー、アルフレッド・ウォーデンに雇われている。
殺害対象は彼と敵対するウラジミール・レム側についたインナーサークルのメンバー。
メンバー殺害の中で、ウラジミール側のメンバーであるセバスチャン・ゲート上院議員を殺し、ウラジミールにも負傷させている。

この過程でウラジミールが率いる特殊部隊、クリーナーについて知ったらしく、「クリーナー」による政府高官の殺害事件を調査していたマックスに、クリーナーについて警告した。

マックスと再開した後は隠れ家のファンハウスに招待し、インナーサークルがクリーナーと関わりのある人間を暗殺していることを教え、確証を得るために、インナーサークルの拠点であるマンション「アッパーイーストサイドアパート」へ二人で向かう。

しかし「アッパーイーストサイドアパート」は既にクリーナーの襲撃を受けており、インナーサークルのメンバーの一人コーコランが殺害されていた。
その後、モナはゲート上院議員殺害の容疑でNYPDに逮捕される。

ニューヨーク市警で取り調べを受けたあと留置所に入れられるが、そこへモナを殺すためにクリーナーが襲撃し、そのどさくさに紛れて脱獄、逃亡し隠れ家に戻った。
その後、自分を追ってきたマックスと(ここまでの共闘ややり取りもあって)いい感じになりおっぱじめようとする状況考えろが、そこでまたしてもクリーナーの襲撃を受ける。
クリーナーの隠れ家に潜入したマックスをスナイパーライフルで援護し、クリーナーを撃退するが、そこへやってきたウラジミールの愛人にしてマックスの同僚であるヴァレリー・ウィンターソンが現れ逮捕されそうになる。
マックスはモナへの愛というエゴからヴァレリーを射殺し、ヴァレリーが死ぬ間際に放った銃弾によりマックスは負傷し、病院へ運ばれた。

その後モナは自分の隠れ家にウラジミールを誘い込み殺そうとするが、ウラジミールが起こした爆発が起こり、中に頭を撃たれて瀕死のマックスがいると知り助けに向かう。

ウラジミールとの攻防を乗り越え、互いの頭蓋骨にめり込んだ銃弾同士が通じ合い、精神世界を介して瀕死のマックスを見つけ出し、彼を救出する。
モナはマックスにこの事件から手を引くように告げるが、マックスは自分の手で決着をつけることに拘りこれを拒否した。

モナはマックスと共に、インナーサークル最後のメンバーであるアルフレッド・ウォーデンの屋敷へ向かう。
屋敷には既にウォーデンを始末しにやってきたクリーナーと、クリーナー側に寝返ったウォーデンのボディガード達が待ち受けていた。
モナとマックスはボディガードとクリーナーを倒しながら進むが、突然マックスを武装解除して銃を向ける。

実はモナはウォーデンからマックスの暗殺を命じられていたのであった。
しかし、マックスへの愛からモナにはそれが出来なかった。
次の瞬間、モナはウラジミールに撃たれ、倒れた。

その後、ウォーデンはウラジミールに殺され、ウラジミールはマックスにより殺され、インナーサークルの内ゲバは終息した。

全てが終わったあと、モナはマックスに最後のキスだけを残して逝ってしまった(※最高難易度でのみ生存するが正史ではない)。

Alan Wake(2010年)

アラン・ウェイクの著作『サドンストップ』にてモナと思わしき女性についてマックス・ペインと同じ声のナレーション(CV:ジェームズ・マカフリー)により言及された。

話に聞いていた通りだ。延々と落下し、最後は急停止する。今、雪の上に横たわる俺の脳内では、生々しいフラッシュバックが次々と去来していた。まるで、俺自身の最期を撮影したホームビデオのように。自分ひとりの通夜のように。 運命の女 は行ってしまった。俺を殺したあの最後のキスの苦味だけを残して。

もし「運命の女」がモナだとするならば、彼女の人生はアラン・ウェイクにより操られていたことに…。

MAX PAYNE 3(2012年)

ミシェール・ペインとローズ・ペインの墓を調べると、マックスがモナに対する愛と亡き妻への罪悪感を語る。

また、「ホテル・モナ」のコマーシャルのナレーションがモナの声そっくり(声優が同じ)であり、それを見たマックスは自分の正気を疑う描写がある。

追記、修正は妹を虐待するDV夫を成敗してからお願いします。

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最終更新:2025年07月11日 23:35